『Bootleg Alone』発売!日本のファンタジー映画

Bootlegの新刊『Bootleg Alone』が明日11月18日に文学フリマで発売されます!今回俺が書いたのはファンタジー映画についてです。例えば、今度公開される山田孝之の最新作『ミロクローゼ』の予告編はこんな感じのファンタジー邦画です。

もう、こういう映画は滅んだと思っていたのに…

俺はこういうファンタジー邦画が大嫌いで、今までの映画人生で映画館から途中退出した唯一の映画は、やっぱりファンタジー邦画『茶の味』でした。あと180秒間の白い画面で笑いを取ろうとする『ナイスの森』は人生最悪級の映画だったし、今年のファンタジー妄想暴走邦画『この空の花 長岡花火物語』は上映終了後に凄まじい怒りを覚えました。

ファンタジー邦画は作り手側が好きなジャンルですが、観る側の俺としてはちょっと勘弁してもらいたいジャンルです。でも日本映画史上に残る大傑作でキネマ旬報が「1980年代最高の映画」として選んだこともある『ツィゴイネルワイゼン』みたいな作品もあります。

『この空の花 長岡花火物語』の予告編 。ロンゲの髙嶋政宏が女にフラれて「この雨痛いな!」とがなるシーンがキツそうだけど、あんなのはほんの小手調べ。あと日本映画は「伝説の花火師」を登場させるのを禁止にしてくれ。

こういったファンタジーというジャンルに限らず、普通の日本映画でもファンタジー的な描写がやたら多い、最近大ヒットした映画『ツナグ』みたいな映画ね。あとは映画のクライマックスで突然非現実なことが起きたりするパターンとか。『Bootleg Alone』ではそんな日本映画たちをまとめてみました!

というわけで、みなさん興味があればぜひお買い求めください!

対談:ファイブス、殿井君人、ナマニク
「いじめ/拷問ホラーを見る理由」
ビデオバブル期の鬼っ子作品『ミミズバーガー』を自費でDVDリリースした伝説のホラーマニア、ファイブスさん。中古ビデオコレクターでホラー作品に造形が深い映画ライターの殿井君人さん。ブートレグのホラー・マエストロのナマニクさんによるいじめ拷問ホラー考雑談です。何故、つらくて不快な描写のある映画を好んで見ているのだろうか?という話です。
ナマニク
「The Bullies In The Bloodbath」
ホラー映画におけるいじめ問題について。80年代から現在までのいじめホラーを振り返りながらいじめの本質をえぐり出します。
深町秋生
ミニコラム「腹切りとかわいがりのユートピア」
蛆虫プロダクションさん代表もオススメしている、日本の誇る不条理いじめ大河ロマン『武士道残酷物語』について。深町先生が楽しく書いています。
速水健朗
「アメグラとは、『STAR WARS Episode:00 アメリカ帝国の青春!?』である。」
ジョージ・ルーカス『アメリカン・グラフィティ』と『スター・ウォーズ』に通低する思想について。フォースと共にあらんことを。
とみさわ昭仁
「こちとらヒヨコじゃ! ~不良になれなかった映画少年の、井筒映画不良芸人グラフィティ~」
こちトラ自腹じゃ!で有名な井筒和幸監督の芸人起用の不良映画について。不良になれなかった男たちによる不良映画をとみさわさんがまとめています。古書好きこうじて古書店「マニタ書房」をオープンさせ、文フリ当日は隣りでブースを出しています。『蒐集原人』バックナンバーが出るはずです。買い逃した人は要チェック!
真魚八重子
「ニッポンのスラム映画」
被差別民、部落をテーマに持った日本映画について。商業誌では好まれない切り口からの日本映画史になってます。「実はあの映画のあのキャラクターは部落出身だった!」という暗喩も読み解いています。
古澤健
「SとかMとか気軽に言うな!」
サディスト、マゾヒストの真の姿をあぶりだしファッションSMに苦言を呈します。『今日、恋をはじめます』公開も迫った「ふるにゃん」こと古澤健監督による渾身の一筆。
破壊屋
「ファンタジーな日本映画」
『桐島、部活やめるってよ』などでも顕著だった、唐突に現れるファンタジー表現についてのまとめです。思えば、ちょいちょい変な事になる邦画。
侍功夫
「復讐の手引き ~いじめられっ子の逆襲! 報復は映画に学べ!~」
『アニマルハウス』から、『ゴッド・ブレス・アメリカ』、『スタンド・バイ・ミー』の豚ケツホーガンくんまで。映画の中で描かれたいじめ逆襲方法から、世知辛い現代をサバイブするヒントを学べ!死んだ気になってがんばるくらいならブっ殺してやれ!という話です。
永岡ひとみ 「いろいろなでぶ」
いじめられっ子、いじめっ子、いろいろなデブを丸く描いています。ショッキングなのもあります。おおむねかわいいです。
マトモ亭スロウストン
「唯物史観で読み解け!(ワスは読み解かないケドも!)『怒りの鉄拳』進化論」&オマケ
ブルース・リーの大傑作『ドラゴン 怒りの鉄拳』(『精武門』)の「抗日」描写がリメイクのたび、時代によって変化していく様子と、中国テレビ事情です。軍服美女とお手伝い薄幸美女と峰なゆかさん(……)についてです。
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