Archive for the ‘ネタ文章’ Category

COUNTDOWN JAPAN 1011

金曜日, 12月 31st, 2010

カウントダウンジャパン

カウントダウンジャパン28、30に行ってきた。今までのスパイダーマンスーツがだいぶボロボロになってきたので、新しいスパイダーマンスーツをアメリカから輸入したんだけど、ひどい粗悪品!あっという間にボロボロになった。しかしさすがアメリカンサイズ。太った人でも着られるように腰の部分がガバガバ。

PUFFY
Perfume、K-POPなどダンス系の影響を受けているのか、ダンサーたちと一緒にアミとユミが踊ってた。
筋肉少女帯
一発目から名曲『イワンのばか』で感動。オーケンの病気の告白「ペインウインド(痛風)」で大笑い。
FACT
このバンドは2010年にかなり聞き込んだので、サマソニの時のイマイチっぷりがショックだったが、今回は大分良かった。デス声担当のヒゲ面がかっこいい。
奥田民生
う、彼の曲が全然わからない自分に気がついた。
Perfume
ライブ会場の平均身長が一気に高くなる。80年代アイドルみたいなヒラヒラドレスがかわいい。
Superfly
好き嫌い以前に全く興味がなかったんだけど、予想外に良かった。
avengers in sci-fi
けっこうベテランらしいけど、今までこのバンド知らなかった。
10-FEET
この時にスパイダーマンになった。連れて行った友人がパンクのライブ初めてなので、モッシュピットにかなり驚いていた。

このまま30日の感想も書こうとしたけど、年越しソバを食べに行くのであとは写真でお楽しみください。
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン

カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパンカウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン
カウントダウンジャパン

5×3≠3×5でいいの?

月曜日, 11月 22nd, 2010
5×3=15は間違い?

ネット上で激論があったので、俺なりの考えを書く。激論の元は「そういえば掛け算にはそんなルールがあったな」に掲載された算数の問題だ。

さらが5まいあります。
1さらにりんごが3こずつのっています。
りんごはぜんぶで何こあるでしょう。

この問題に対して子どもが「5×3=15」と書いて「間違い」とされた。正解は「3×5=15」だというのだ。なぜなら「かけられる数を先に書く」という指導法が昔からあるからだ。「教育指導要領に書いてあるんだよ」と言われていたが、実際は順番まで言及していなかったことが後で判明した。

そして激論というか「5×3=15も正解だろ」派の猛攻撃となった。次にその反撃として「5×3=15は間違い」「5×3≠3×5」と主張する人たちが出てきた。まあそれでも「5×3=15も正解だろ」派が優勢なので一安心した。ちなみにこの議論は昔から(60年代!)存在していたらしい。

議論の的は?

「かけられる数を先に書く」という指導方法については、手段の一つだとは思う。算数にそんな決まりは無いんだけど、子どもたちはこのあと割り算を勉強することになる。割り算はとても重要だけど、とてもつまづきやすい。少なくとも「割られる数が先」だけでも覚えておかないと、算数についていけなくなる子どもが出てきてしまう。

この議論は本来なら「算数としては正しい式だけど、先生の教え方に従ってないから不正解」という判断が良いのか悪いのかという点で語られるべきだった。

俺の考え

難しい判断かもれしれないけど、俺は「悪い」と判断する。「5×3=15」は正解だ。まず計算で一番大切なのは算数のルールを守ることだ。正しい計算をするためには算数のルールを1つでも破ってはいけない。そして算数には「等号が成り立っている」「掛け算は順番を入れ替えても答えが同じ」というルールがある。でも5×3=15を不正解にするということは算数のルールを2つも破ることになる。これでは算数とはいえない。

根拠はもう一つある。5×3≠3×5派はあの問題文の日本語からは「3×5=15」しか読みとれないと主張しているけど、俺があの問題文の日本語から読みとることができる計算式は以下の4つだ。

  • 3×5=15
  • 5×3=15
  • 3+3+3+3+3=15
  • 5+5+5=15

下二つが不正解とされても納得する。理由は「掛け算を使えばもっと効率が良い式になるから」だ。30÷2=15が不正解だとしても当然。「問題文から読みとれない情報を使っているから」だ。でも「3×5=15以外は認めない」という意見は納得できない。5×3≠3×5派の意見で「答えだけが合っていて、途中が違っていても良いという考えはおかしい」というのがいくつかあったけれど、その意見もおかしい。算数というのは、答えを導くために色々な発想をすることが大切な学問だ。「3×5=15以外は認めない」というのは、教師の都合で子どもの発想を奪っている一面もある。それに3×5も5×3も同じ答えになるというのは算数にとって重要なことだ。

5×3≠3×5派の根拠

「かけられる数」を認識させようとする指導方法は重要だ。教育熱心な先生が5×3≠3×5派になるのは、その重要さを認識しているからだろう。

それでもなぜ俺が5×3=3×5派になるかというと、5×3≠3×5派の反撃があまりにも酷過ぎるからだ。5×3≠3×5派として有名になった先生の文章を引用する。

「一回の作業で5こ扱える。それを3回行っているのだ。」
なるほど。それは一理あります。しかしながら、これを○としてしまうと、3×5も疑ってかからないといけない。

3×5も疑うことになるから5×3を○にできないって?両方とも○だよ。

そして議論の発端となった5×3≠3×5派の先生は、こんな反論を言っている。

3kgの赤ちゃん5人と5kgの赤ちゃん3人が同じ状態ですか?

この例に感化されたのか5×3≠3×5派は「状態が違う」「事象が違う」「言葉が違う」と、とにかく「違う」と否定してくる。しかし日本語の表現がいくら違っても5×3=15や5×3=3×5という式は成立するのだ。赤ちゃんの質問に対しては「確かに赤ちゃんの人数も、赤ちゃん一人あたりの体重も違いますね、でも合計体重が同じです。」としか答えようがない。順番による違いを表現したければ単位を用いるべきだ。掛け算は順番を変えることができるという性質(これを可換とか交換法則という)を持っているのに、式だけで順番の違いを表現するから無理が出てくる。

交換法則

上記は先生たちの意見なんだけど、5×3≠3×5をなんとなく信じている大人たちが多いのも驚いた。以下のような意見だ。

九九はたまたま可換

積は非可換

たまたま可換じゃなくて、実数の加と積は可換だ。これを交換法則と言って小学校4年で学ぶ。もう一つ↓のような主張も多かった。

「5×3≠3×5」は「3÷5≠5÷3」で説明する。

これは酷過ぎる!「掛け算は交換法則が成立するけど、割り算は交換法則が成立しないので、掛け算は交換法則が成立しない」という説明の仕方で、論理がムチャクチャだ。

小学校で学んだことを忘れているのはよくあることだけど、感覚的に交換法則が身についていない大人が多いのは驚いた。

5×3≠3×5でいいの?

指導方法に関するいろんな意見を読ませてもらって、その中には「5×3=15は間違い」の説得力のある意見もたくさんあった。ただそのために算数のルールに背いてしまうのが良くない。「5×3=15は間違い」の言いたいことは本当によくわかるけど、どれも納得はできなかったし俺と同じように考える人がとても多い。これだけ納得できない人が現実に多いのに、子どもに「5×3=15は間違い」と説得させるのもどうかと思う。

それにたいていは説得力が無い意見ばかりで、それを読んでいると「5×3≠3×5」と学んだ子どもがどういう大人になるのかよくわかった。

男と女と日本と中国

日曜日, 11月 7th, 2010

今勤めている職場には中国の人たちがいるんだけど、外見だけで見分けをつけようとすると正答率は8割くらいだ。雰囲気でなんとなくわかる一方「こいつ絶対日本人」「こいつ絶対中国人」と思っていた相手が違う場合もある。

でもほぼ確実に「こいつ中国人!」と見分けられる方法がある。それはトイレだ。多くの中国人たちがチャックを使わない。スーツを着た男たちがズボンを下ろして用を足す姿はなかなかシュールだ。でも日本人と一緒に仕事していると感化されるのだろう、チャックを使わない中国人はどんどん減っていくのであった……


という話を友人女性にしたところ「私は来日して日が浅い中国人女性なら化粧と髪型で分かる」と言われた。髪型は確かになんとなくわかる。日本人女性は「美容院でやってもらいました」感じがとても強く出ている。しかし化粧についてはあまりわからない。中国人女性のほうが化粧が薄く、色も地味な気はするが。

職場の女性陣に聞いてみると化粧や髪型以外でも「ファッションでもわかる」とのこと。これこそ男の俺には全くわからないので詳しく聞いてみると「(中国人女性は)服の上下やソックスの組み合わせ方が、日本人から見るとズレている」らしい。

社会人男性は化粧しないし、髪型の個性も少ないし、服はスーツだ。だから女性のほうが民族的特長がより外見に出ているのだろう。

ガタカ [Blu-ray]
オシッコで正体がわかるといえばこの映画。

映画とTシャツと私(映画Tシャツの通販サイト)

月曜日, 10月 25th, 2010

ライブに行く楽しみの一つに、他の人たちが着ているTシャツを見るというのがある。普通のライブでも十分楽しいんだけど、メタルのライブだと同じTシャツを着ている人が少ないくらいバラエティに富んでいて面白い。

映画Tシャツを着て映画館に行く文化があってもいいよな。ランボーTシャツを着て『エクスペンダブルズ』を観に行くとか。映画Tシャツの通販サイトをちょっと調べてみた。

BON-KURA 黒いのばっかでゴメンナサイね!:世界中の冴えないボンクラどもをお洒落に変えちゃう、地獄からの贈りもの

Tシャツ
高橋ヨシキさんデザインの服があることで知られている。このゾンビアロハのインパクトが一番凄かった。俺はこのアロハ着ていたら生まれて初めて職務質問を受けたよ。

Tシャツ界の悪童『ハードコアチョコレート』

Tシャツ
映画以外のTシャツも充実している。ホットファズTシャツはここで買った。

MONDO GROTTESCO

Tシャツ
ホラー映画が充実している。画像のシャイニングTシャツが怖すぎる。元ネタ知らない人の前では着れないよ。

オールポスターズの映画Tシャツポスター

Tシャツ
Tシャツ
海外のオフィシャルを輸入しているのかな?『ハングオーバー』Tシャツのアイデアが上手い。女性向けデザインはジョニデが多い!

映画オリジナルTシャツをオンライン通販JETLINK

キューブリック関連のデザインに強い。珍しく黒Tシャツが少ない。画像のゼイリブリングが笑える。

映画や音楽モチーフTシャツのオンラインショップ【kippo】

Tシャツ
こちらも明るい色のデザインが多い。女性も着れますね。

TEE PARTY / Bootleg Wear

映画評論同人誌BootlegのTシャツ。これを着ている人がいたら是非声をかけたいんだけど、何て声かければいいんだろう。このロゴ以外にも他のデザインあります。

うーん、欲しいTシャツだらけだ。しかし最大の問題は俺のタンスにはプリントTシャツが既にたくさんあるということだ!しかも男性のNGファッションとして悪名高い黒のプリントTシャツがタップリと!

深町秋生『ダブル』人物相関図

月曜日, 10月 11th, 2010

深町秋生の新作小説『ダブル』を読み終わった。素晴らしい作品だった。例によってネタバレ無しの『ダブル』人物相関図を作成したので、参考にしてください。

ダブル

『ダブル』人物相関図

濃厚な香港ノワールのような物語が、日本を舞台に展開する!という点が読みどころで、ネット上でもその辺りが絶賛されているけど、俺はそれよりも「情報流出と戦う巨大組織」という点が抜群に面白いと思った。「誰が裏切っているのか?なぜ裏切っているのか?」というトリックがきちんと伏線を提示しながらも、つねに読者を引っ掛ける形で真実が暴露される。ミステリー小説としても最高だ。そしてもう一つ、教祖のようなカリスマを持つ神宮が、主人公の刈田に惹かれているような描写もいい。神宮への忠誠心が強く情報流出元をしつこく探す阪本を含めると、三角関係を築いているように思える。


人物相関図にも出てくるけれど、暴力団系の企業って怖いよね…。知らない間に入社しちゃったりして。「ブラック企業=労働条件がヤバい企業or自己啓発で社員を奴隷化する企業」って意味だけど、数年前までは「ブラック企業=暴力団系or新興宗教系」って意味が強かった。

人物相関図に誤りが。「誤:重火器に詳しい」⇒「正:銃火器に詳しい」です。