Archive for the ‘映画ネタ’ Category

清純派歌手のお泊り愛発覚!ファン発狂!1949年のスキャンダル

水曜日, 2月 27th, 2013

恋愛禁止のアイドルのお泊り愛(セックスの回りくどい表現)が発覚するとアイドルのイメージが崩れてファンが発狂する。というのはよくある話。でもそれはアイドルブームに限った話ではなくて1950年の黒澤明監督作品『醜聞(スキャンダル)』でも同じ展開があったりするのだ。その展開を紹介します。

ところで、hakaiya.comではPCから画像をクリックすると画像が拡大されます。

醜聞1
映画の舞台は敗戦から4年後の1949年。三船敏郎演じる新進気鋭の画家は、バイクを飛ばして山の絵を描きに行く。田舎の百姓たちも集まってきたが、そこへバスを逃して困っていた美女もやってくる。ちなみにこの山はPC遠隔操作事件の舞台にもなった雲取山。
醜聞2

美女の正体は人気歌手の西條だった(演じるのは国際派スター:山口淑子)。画家も西条も一人旅でたまたま同じ旅館に泊まる予定だった。旅館では西条を追っかけてきたマスコミ(正確にはカストリ雑誌と呼ばれるスキャンダル雑誌の記者)がいた。マスコミは西条の写真を撮ろうとするが、西条は女中を通じて写真を断る。
醜聞3

西条は画家に旅館まで送ってもらった。そのお礼も兼ねて同じ部屋で少しだけ話をする二人。
醜聞4
画家は西条に観光案内をしようとベランダから指を差す。だがちょうどこの瞬間を旅館の外に張っていたマスコミに撮られてしまう。これは気の毒な事故、信じてあげようよ!あ、でも俺は「朝までプレステしてました(安倍なつみ)」「玄関で水を貰っただけです(高岡蒼佑)」とかまったく信じてないな。
醜聞5

醜聞6

スキャンダル雑誌の社長は部下に命令して写真を元にした恋愛記事をでっち上げる。この恋愛記事は社会騒動となる。記事を書いた部下本人はでっちあげの件を心配しているが、社長は「抗議が来たら謝罪広告を出せばいい」と言う。黒澤明がこの映画で描こうとしたテーマの一つはマスコミの横暴だ。
醜聞7

画家はスキャンダル雑誌の編集部を訪れ社長を思わず殴ってしまう。社会騒動はますます大きくなる。画家は暴力の悪さは認める一方で、マスコミの写真撮影を「辻斬り」とも表現する。
醜聞8

醜聞9

醜聞10

で、歌手がどうなったかと言うと………スキャンダル騒動のおかげでリサイタルのチケットがめっちゃ売れていた。その一方でファンから「淫奔、不道徳、下劣」と叩かれる。さすがに「中古女!」「握手会の金返せ!」ってのは無い。
醜聞11
画家もスキャンダル騒動のおかげで売れっ子になっていた。周囲は誰も怒っていないが、画家は激怒している。

ここまでの展開で最初の30分くらい。怒った画家は出版社を訴えようとして、志村喬演じる悪徳弁護士を雇う。この映画の実質的な主人公は途中から出てくるこの悪徳弁護士で、彼が取る行動が映画のテーマになってくる。アメリカの裁判映画みたいな展開になります。まあそれは観てのお楽しみにしてください。

現代だったらマスコミと芸能事務所は持ちつ持たれつの関係になっているので、こうはならないだろう。でもスキャンダルが宣伝になったりファンが発狂する状況は敗戦直後だろうが大震災直後だろうが同じ。1949年でも2013年でも変わっていない。たぶんこれからも変わらないのだろう。
スキャンダル雑誌の社長の持論「現代は活字が偶像だ。活字になったら真実なんだ」はネット上の情報をすぐ真実だと信じる風潮にも繋がると思う。

黒澤明の映画にしては脚本が弱く、傑作だらけの黒澤明の他の作品よりはやや見劣りする『醜聞』。でも今になって観直すと現代にも通じていて面白い。

醜聞(スキャンダル) [DVD]

この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞の結果発表

金曜日, 2月 8th, 2013

新しい靴を買わなくちゃ2

2012年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞の結果発表です!

順位 投票項目名 得票数 興行収入
第1位 新しい靴を買わなくちゃ 157 3億8千万円
第2位 LOVE まさお君が行く! 148 2億6千万円
第3位 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 85 59億7千万円
第4位 映画 ひみつのアッコちゃん 70 6億円
第5位 綱引いちゃった! 60 3億1千万円
第5位 劇場版 私立バカレア高校 60 不明だが最低でも2億円は超えた
第7位 劇場版テンペスト3D 57 不明だが相当低いはず
第8位 今日、恋をはじめます 52 不明だが最低でも15億円は超えた
第9位 愛と誠 51 不明だが1億円未満のはず
第10位 北のカナリアたち 48 14億円
第10位 神秘の法 48 7億円

興行収入の情報のほとんどはキネマ旬報を参考にしています。

解説はこちら完全ランキングはこちら。投票者のコメントが楽しいので是非、そちらも参考にしてください。投票者のコメントは完全ランキングのリンク先にあります。

2012年の映画ワーストテン

日曜日, 1月 20th, 2013

映画秘宝

2012年のベスト映画とトホホ映画が決まる!

2012年の俺の映画ベストテンだけど、1月21日発売の映画秘宝に書いたのでそちらを参照してください。2012年は日本映画が面白くてベストテンでは1位も2位も日本映画にした。その一方でアメリカ映画に期待外れの作品が多かったかな。ワーストテンは今から書くけど、一本のぞいて全部日本映画だった。面白い日本映画を観るために死屍累々を踏んできたことを再認識した。

ワースト1位:踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

この映画に何か希望を見出すなら、もう続編が作られないことだ。全編ギャグだらけなのに誰も笑わない劇場内の空気は実にキツかった。

(仮) 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望 FINAL SET [Blu-ray]
ワースト2位:この空の花 長岡花火物語

最初の30分間は「これはとんでもない事故物件だ!途中退出しないと大変なことになる!」と思っていたけど、諦めて最後まで観た。老人の妄想とメッセージがギッシリ詰まったゴミのような映像を150分間見せられた。鑑賞後の数日は怒りが収まらなかった。あまりにもつまらない映画は途中でも映画館から出てDVDまで待つという苦渋の決断も必要なんだな。

思想が映像となって暴走する様は幸福の科学の映画を観ているような気分だった。俺は幸福の科学の映画をその政治思想と一緒にネタにするけど、俺と正反対の思想の持ち主は『この空の花 長岡花火物語』に対してソレが出来ると思うよ。

ワースト3位:新しい靴を買わなくちゃ

パリ=ステキ、向井理=ステキ、岩井俊二の映像=ステキという過剰なイメージの押し付けにうんざり。脚本で勝負していない恋愛映画は全部苦手なんだよ。

『新しい靴を買わなくちゃ』Blu-ray豪華版(2枚組) ※初回限定生産
ワースト4位:キリング・ショット

唯一のアメリカ映画。オープニングでカフェテリアで若い人々が喋っていると彼らは突然強盗を始める。そして物語の時間軸が入り混じるようになり………つまり『パルプ・フィクション』だ。『キリング・ショット』は熱烈なタランティーノ・マニアである監督が、タランティーノと同じ会話劇をやろうとして失敗した映画。まあタランティーノの会話劇だってつまらないしな。

キリング・ショット Blu-ray & DVDセット(初回限定生産)
ワースト5位:LOVE!まさお君が行く

コメディ映画に効果音をつけるのはどの国の映画でもやっているとはいえ、これはやりすぎ。バラエティ番組よりも酷かった。でも香取慎吾は売れない芸人を好演していた。企画に恵まれない人だよ。

LOVE まさお君が行く! DVD【通常版】
ワースト6位:DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
この映画を観ないでAKB48の悪口を書いていたらツイッター上で怒られた………のでこの映画を観て悪口書いたらまたツイッター上で怒られた。触らぬAKB48に祟りナシ、キリストを超えたのである。なーむ。

DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る”コンプリートBOX4枚組

どうでもいいが、このDVD1万5千円もする。もちろんランダム特典付きで。

ワースト7位:愛と誠

「純愛はギャグ」という点に注目したのはどう考えても正しい!でもなぜここまでつまらない…。それはマジメさが足りないからだと思う。何もかもがふざけているので、「純愛はギャグ」という一番大事な部分が成立していない。

愛と誠 コレクターズ・エディション 期間限定生産(2枚組) [Blu-ray]
ワースト8位:はやぶさ、遥かなる帰還

『おかえり、はやぶさ』も酷かったが、二時間を越えた『はやぶさ、遥かなる帰還』をワーストに入れたい。はやぶさ映画三連作は、はやぶさブームを盛り上げるつもりが盛り下げたよな。あれだけ「希望」を連呼していたけど、希望が墜落する様を見てしまった気分。

はやぶさ 遥かなる帰還【Blu-ray】
ワースト9位:ホタルノヒカリ

『ひみつのアッコちゃん』もそうだったけど、「綾瀬はるかはバカ女」という映画が量産される理由がわからない。

映画 ホタルノヒカリ DVD通常盤
ワースト10位:グラッフリーター刀牙

なぜこの内容で二時間を超える…。文字合成ギャグもやめて欲しい。バキファンでバキネタなら何でも笑ってしまう俺でもキツかった。こういう映画作ってくれるのは嬉しいんだけどね。

グラッフリーター刀牙 [DVD]

あ、幸福の科学の『神秘の法』が入らなかった。それくらい酷い日本映画が多かった。今回のワーストテンには全体的にコメディ映画が多い。2012年のベスト級映画『苦役列車』『夢売るふたり』もコメディ要素の強い映画だったけど、ワーストに挙げた日本映画たちはそういうコメディ映画じゃない。脚本で笑わせるんじゃなくてCGを使いまくってネタに走りすぎているコメディ映画だ。

ワーストテンに入れるほどじゃないけど、『逆転裁判』と『貞子3D』もネタに走りすぎていた。監督の想いが凶暴に炸裂している『ヒミズ』『KOTOKO』は観ていて不愉快だった。


ベストテンのほうは映画秘宝をよろしくお願いします。ちょっと補足するけど低予算アイドルホラー『POV ~呪われたフィルム~』とさらなる低予算映画『へんげ』という二本の邦画は、アイデアを駆使すればここまで面白い映画になれるという正しい意味での「新たなる希望」だった。

2012年公開映画の星取表

土曜日, 1月 19th, 2013
  • ★★★★★ 桐島、部活やめるってよ
  • ★★★★★ 青いソラ白い雲
  • ★★★★ 別離
  • ★★★★ 任侠ヘルパー
  • ★★★★ スーパー・チューズデー ~正義を売った日~
  • ★★★★ ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬
  • ★★★★ ホビット 思いがけない冒険
  • ★★★★ 私が、生きる肌
  • ★★★★ 小悪魔はなぜモテる?!
  • ★★★★ ロボジー
  • ★★★★ 黄金を抱いて翔べ
  • ★★★★ 終の信託
  • ★★★★ ザ・レイド
  • ★★★★ 鍵泥棒のメソッド
  • ★★★★ 夢売るふたり
  • ★★★★ アイアン・スカイ
  • ★★★★ アベンジャーズ
  • ★★★★ マダガスカル3
  • ★★★★ トガニ 幼き瞳の告発
  • ★★★★ 崖っぷちの男
  • ★★★★ 苦役列車
  • ★★★★ 幸せへのキセキ
  • ★★★★ サニー 永遠の仲間たち
  • ★★★★ ファミリー・ツリー
  • ★★★★ アイアン・スカイ
  • ★★★★ アーティスト
  • ★★★★ へんげ
  • ★★★★ ヒューゴの不思議な発明
  • ★★★★ ドライブ
  • ★★★★ 戦火の馬
  • ★★★★ 麒麟の翼
  • ★★★★ ドラゴンタトゥーの女
  • ★★★★ J・エドガー
  • ★★★★ 哀しき獣
  • ★★★ わが母の記
  • ★★★ TIME
  • ★★★ ジョーカーゲーム
  • ★★★ 少年は残酷な弓を射る
  • ★★★ マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙
  • ★★★ フライトナイト/恐怖の夜
  • ★★★ 北のカナリアたち
  • ★★★ フランケンウィニー
  • ★★★ BLACK&WHITE
  • ★★★ 捜査官X
  • ★★★ シェイム
  • ★★★ 綱引いちゃった!
  • ★★★ CUT
  • ★★★ バーク・アンド・ヘア
  • ★★★ POV ~呪われたフィルム~
  • ★★★ 裏切りのサーカス
  • ★★★ スカイフォール
  • ★★★ 人生の特等席
  • ★★★ はさみ
  • ★★★ ヤングアダルト
  • ★★★ HOME 愛しの座敷わらし
  • ★★★ アルゴ
  • ★★★ ボディ・ハント
  • ★★★ デビルズダブル
  • ★★★ のぼうの城
  • ★★★ 希望の国
  • ★★★ アウトレイジ ビヨンド
  • ★★★ エクスペンダブルズ2
  • ★★★ ものすごくうるさくて、ありえないほど近い
  • ★★★ ディクテーター 身元不明でニューヨーク
  • ★★★ 白雪姫と鏡の女王
  • ★★★ I’M FLASH!
  • ★★★ 最強のふたり
  • ★★★ プロメテウス
  • ★★★ かぞくのくに
  • ★★★ メリダとおそろしの森
  • ★★★ おおかみこどもの雨と雪
  • ★★★ ピラニア リターンズ
  • ★★★ アタック・ザ・ブロック
  • ★★★ 先生を流産させる会
  • ★★★ ザ・マペッツ
  • ★★★ アメイジング・スパイダーマン
  • ★★★ ディヴァイド
  • ★★★ ダーク・シャドウ
  • ★★★ ロボット
  • ★★★ バトルシップ
  • ★★★ ジョン・カーター
  • ★★★ ヘルプ ~心がつなぐストーリー~
  • ★★★ 大拳銃
  • ★★★ シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム
  • ★★★ おとなのけんか
  • ★★★ タッカーとデール 史上最悪にツイてないヤツら
  • ★★ ニーチェの馬
  • ★★ エイトレンジャー
  • ★★ ONE PIECE FILM Z
  • ★★ ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン
  • ★★ サルベージ・マイス
  • ★★ メランコリア
  • ★★ 今日、恋をはじめます
  • ★★ GIRL
  • ★★ タイタンの逆襲
  • ★★ カルテット!
  • ★★ トロールハンター
  • ★★ マイウェイ 12000キロの真実
  • ★★ DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る
  • ★★ 篤姫ナンバー1
  • ★★ リンカーン/秘密の書
  • ★★ ツナグ
  • ★★ 僕達急行 A列車で行こう
  • ★★ ひみつのアッコちゃん
  • ★★ るろうに剣心
  • ★★ トータル・リコール
  • ★★ アナザー
  • ★★ ベルフラワー
  • ★★ ファイナル・ジャッジメント
  • ★★ MIB3
  • ★★ テルマエ・ロマエ
  • ★★ ムカデ人間
  • ★★ BUNRAKU
  • ★★ モテキ
  • ★★ ヒミズ
  • ★ 逆転裁判
  • ★ ホタルノヒカリ
  • ★ グラッフリーター刀牙
  • ★ KOTOKO
  • ★ 劇場版 私立バカレア高校
  • ★ LOVE!まさお君が行く
  • ★ 愛と誠
  • ★ はやぶさ、遥かなる帰還
  • ★ 貞子3D
  • ★ 新しい靴を買わなくちゃ
  • ★ 神秘の法
  • ★ この空の花 長岡花火物語
  • ★ 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望
  • ★ ヘルタースケルター
  • ★ キリング・ショット

コンビニとタイアップする映画

月曜日, 1月 14th, 2013

エイトレンジャー

コンビニはタイアップの現場だ。日本最大のコンビニチェーンであるセブンイレブンはジャニーズ事務所とタイアップを組んでいて、セブンイレブンに行くと常にジャニーズ関係のキャンペーンをやっている。二番手であるファミリーマートは吉本と韓流と組んでいるし、ローソンは『エヴァ』や『けいおん』といったアニメに強い。

etr003

ファミリーマートとタイアップする初音ミク。

コンビニ各社はコンビニチェーンに加入した店長たちが売り上げを伸ばしやすいように強力なタイアップキャンペーンを用意する一方で、店長たちから売上を容赦なく奪うのだ。

映画とのタイアップだと『キューティーハニー』がファミリーマートとタイアップしたことがある。佐藤江梨子演じるハニーはファミリーマートのおにぎりで強くなるという設定だ。この設定はあまりにも酷くて、佐藤江梨子がファミリーマートでおにぎりを食べてパワーアップするオープニングを観たとき、俺は「これ映画本編なの?CMじゃないの?」と疑ったほどだ。

ついさっき『キューティーハニー』並みに強烈なコンビニタイアップの映画を観た。関ジャニの『エイトレンジャー』だ。『エイトレンジャー』は絶望に覆われた未来の日本が舞台になっている。日本の経済は破綻し円は終了、経済は混乱し治安が極度に悪化、格差社会は極端に広がり、子供たちは人身売買されて臓器を抜かれる。国内は硫酸の運河で分断されたため運河に落ちると死ぬ。警察は役目を果たしていないため警察の代わりにヒーローが活躍する………という設定なのにセブンイレブンのタイアップ映画なので「あなたの暮らしに近くて便利!」という文字をはためかせながらセブンイレブンが登場する。この瞬間、絶望の日本という設定は無かったことになった。

関ジャニ演じるヒーローたちは、一人一人顔がアップになるとセブンイレブンで買った食べ物を口に入れながらセリフを言っていた。劇中の日本の絶望の姿よりも、コンビニタイアップで無残になった映画の姿のほうがずっと絶望できたよ。

エイトレンジャー

[amazonjs asin=”B001I4E4XG” locale=”JP” title=”阿波DANCE DVD”]

ファミリーマートのスパイシーチキンとタイアップした映画『阿波DANCE』。青春映画なのに、スパイシーチキンを褒めながら食べるシーンがあってこれも台無しに。