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2007年11月の更新全て

全米No87!   

『ミッドナイト・イーグル』は「邦画初の日米同日公開」と宣伝をした。そこで『ミッドナイト・イーグル』のアメリカでの成績を調べてみると………初登場87位で全米興行収入27万円(2543ドル)だった。これは他の外国映画(イスラエル映画とか)よりもずっと悪い成績だ。興行収入で2543ドルということは先週一週間で300人も観ていない。「全米で100万人に1人が観た!」というキャッチコピーが打てるな。

2007-11-30

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HOT FUZZ頑張れ   

『HOT FUZZ』の署名運動、主催者によると順調に署名が集まっているらしいです。破壊屋経由で署名してくれた方々、ありがとうございます。でもまだまだ署名を増やしたいのでちょっと補足させてもらいます。
『HOT FUZZ』は傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』よりも評判が良い映画だ。IMDBでは『HOT FUZZ』の得点が8点を超えており、「史上最高の映画」ベスト200に入っている。こんな映画が公開されないなんてあり得ない!勿体ない!
なお日米同時公開の『ミッドナイト・イーグル』の得点は2.4点。2.4点がどれほど低いかはこの記事を参照にして欲しい。
しかし日本中で公開されているのは『HOT FUZZ』ではなくて『ミッドナイト・イーグル』のほうだ。映画評論家の町山智浩さんも言っているけど、この現状をどこかで打破すべき。『悪貨は良貨を駆逐する』が映画で起きている。優れた映画が輸入されず、僕らは駄作ばっかり観ている。

ガキどもは『恋空』!オッさんどもが『象の背中』!そういう僕は『エクスクロス』!もうダメだ、ギャー!

2007-11-30

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HOT FUZZが観たい   

『ミッドナイト・イーグル』『恋空』といった駄作が日本中のシネコンで上映されている。
この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞」をやったら全国公開の邦画ばっかりで、それでもノミネートから漏れた作品が多数あった。
2008年公開の映画をざっと見ると、銀色のシーズン、リアル鬼ごっこ、SMAPで私は貝になりたい、Mr.ビーンの最新作などいらない映画が多過ぎる。

そして本当に面白い映画が公開されない。2007年の傑作と呼ばれている『HOT FUZZ』という作品がある。『HOT FUZZ』は日本公開の予定が無いけど、『HOT FUZZ』の上映署名運動が始まっている。これはハンドルネームでの参加も可能なので、興味ある人はこのサイトを訪れて欲しい。

『HOT FUZZ』がどういう作品かはリンク先でもわかるし、同じキャスト・スタッフが作った『ショーン・オブ・ザ・デッド』という作品を観てもらえれば彼らの優れたセンスがよくわかる。『ショーン・オブ・ザ・デッド』も日本未公開の傑作で、僕は5つ星をつけた。興味がある人は是非レンタルすることをオススメする。


『Deep Love アユの物語』の公開当時、既にケータイ小説は話題となっていたが、『Deep Love アユの物語』の映画自体はそれほど話題になっていなかった。だからYoshiは配給を配給会社に頼らず『Deep Love』ファンたちの応援メッセージをWeb上でかき集め、映画館に持っていって「こんだけファンがいる作品です!映画館で流してください!」と直接交渉することで公開した。結局上映したのはわずかな映画館だったが、それでもケータイ小説のファンたちは押しかけた。これはとってもいい話だが、『Deep Love アユの物語』はクソ映画だ。同じ話を『HOT FUZZ』でやりたい。

2007-11-28

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ゲーム脳よりオヤジ脳   

『ミッドナイト・イーグル』を観に行ったら上映中「もしもし!もしもし!何!?何!?」とケータイに怒鳴っているオッさんがいた。オッさんは相手との会話が成立せずにケータイを切っていた。劇中ではちょうどその時登場人物がケータイを使っていた。何が起こったのかすぐにわかった。このオッさんは劇中でケータイが鳴ったのを、自分に着信があったと勘違いしたのだ!また劇中ケータイが鳴るとオッさんは自分のケータイを取り出して怒鳴り始めた。しかも今度は劇中の呼びかけとオッさんの声が一瞬シンクロした。面白いなぁハタ迷惑なオッさんって。

2007-11-24

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こんな手使えないかな   

スポニチの記事より

ニューヨーク版「電車男」の恋が実り、全米で温かく見守られている
ウェブデザイナーの米国人男性パトリック・モバーグさん(21)が、地下鉄で見かけた女性に一目ぼれ。ネットに似顔絵を掲載したところ、女性が見つかり、デートまでこぎつけた。

今世界的に話題になっているこのニュースだが、僕にも似たエピソードがある。
最近JRで見かけた女性に惚れた。その女性はケータイでメールを真剣な眼差しで打っていた。外見の特徴はというと、目が二つあって、その下に鼻があって、その下の口にはかわいい唇があった。見かけた時間は朝だったか昼だったか夜だったかな。年はわからないけど、女子高生くらいの気もしたがOLかもしれないし熟女でもOK。心当たりがある女性は僕が惚れた女性なので連絡ください。デートしよう。

2007-11-23

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超大作映画   

ビデオ屋に寄ったらあの超大作映画『人間革命』のビデオ(レアもの)が売られていた。「これは買おう!」と思ってよく見たらアニメのほうだった。何だよチェッ。原作が池田大作先生な事は置いといて、日本映画の総力が結集している作品なので見たかったんだけどな。
池田大作といえば、ここ数年電車の中吊り広告で「池田大作とハンス・ヘニングセンが対談!」と何度も何度も書かれている。僕はそれを見かけるたんびに「え?池田大作とランス・ヘンリクセンが対談してるの?」と何度も何度も心の中でボケてしまう(ランス・ヘンリクセン:エイリアン2のビショップの人)。ハンス・ヘニングセンとランス・ヘンリクセンって音がほとんど同じだよなぁ。


蛇足ですが本文における”超大作映画『人間革命』”の読み方は”チョウタイサクエイガ『人間革命』”ではありません。正しい読み方は”チョウ・ダイサク・ムービー『人間革命』”です。

2007-11-20

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4分間のピアニスト   ★★★★

刑務所の天才女性ピアニストを描いたドイツ映画。登場人物に共感できない映画なのでオススメは出来ないけど、僕はすっかりハマってしまい、Youtubeでこの映画の動画を何度も繰り返し見ている。

「女子刑務所でピアノを教える老婆。ある日老婆は受刑者の中から女性ピアニストのジェニーを見つける。幼い頃のジェニーは天才ピアニストだったのだが、殺人犯となってしまった。そして今や誰の手にも負えない凶暴な存在。老婆はジェニーに何とかピアノを弾かせようとするのだが………」

というストーリーで、サブプロットとしてナチス時代の老婆の物語が展開する。
”老人と若者”と”戦争の思い出”という点で『ゴッド・アンド・モンスター』に似ている映画でもある。『ゴッド・アンド・モンスター』は人間の内面に怪物を見出す映画だけど、『4分間のピアニスト』は内面どころかジェニーが既に怪物と化してしまっている。しかしジェニーにピアノを弾かせればあまりにも美しい。老婆はジェニーに「美を生み出す」力を見出し、ジェニーに「美を生み出すのが使命」であると命令する。しかしジェニーは………

映画本編では老婆とピアニストの心のぶつかり合いを描かれている。ピアニストは悲惨な人生を歩んできて、その結果凶暴な存在となってしまった。老婆は美しい芸術にしか興味がなく、自分の意にそぐわない者には冷たい態度を取る。そんな二人のぶつかり合いが緊張感を生み出す。この映画が素晴らしいのは全編に緊張感が張り詰めていることだ。特にクライマックスの4分間に至る緊張感が素晴らしい。いたずらに観客を煽るわけではなく、ピアノ演奏という「美」に向き合う緊張感を観客にも体験させる。そして4分間で何かが起こる。何が起きるかは書けないが極端に驚くことが起きるわけではない。ただ老婆が強く想った「美」への思いに、怪物ジェニーが生み出すピアノ演奏が真っ向からぶつかるのだ。この映画は結論が出る類の作品ではなく、ぶつかり合いの緊張感そのものが目的の映画だ。


2007-11-19

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ジョージが選ばれた理由   




↑のタイトル画像を作ってて思ったんだが、『恋空』のヒロインの名前は「ミカ」で16歳で妊娠する。そして高橋ジョージの奥さんのミカも16歳で結婚している。この映画のキャスティングって最高のギャグじゃん!


レビューサイトで『恋空』を「中身が無い」と批判している人がいて、『恋空』ファンが「中身はある!」と反論していた。これは批判するほうが悪い。「初恋・初体験・レイプ・妊娠・流産・介護・死・自殺」がフルスロットルで展開するのに、「中身が無い」と言われてもファンは何のことだか気がつかないだろう。

かくいう僕だって「『DOA/デッド・オア・アライブ』って中身が無い映画だよね」なんて言われたら「カンフー!オッパイ!オシリ!カンフー!これほど中身がギッシリ詰まった映画はねえよ!」と反論するだろう。
まあ価値が見出せない者と見出せる者がその価値について直接論争しても決着はつかないもんだ。

2007-11-17

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からあげ   

『恋空』と『象の背中』の公開を待ってからこの映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞の投票を実施するべきだったな。特に『恋空』は3位も狙えただろうに。


掲示板の『恋空』カキコにこんなのがあった。


(続きを読む)

2007-11-16

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緊急作戦中止命令   

『ボーン・アルティメイタム』の戸田奈津子の字幕が意外と読みやすかったんだけど、やっぱり変な表現があった。

2007-11-13

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恋空   ★

ケータイは僕たちの生活を便利にしただけではない。悪しき文化も色々生み出した。ケータイマナーの問題、ケータイを使ったイジメと犯罪、そしてケータイ小説。映画館で映画を観ると必ず「ケータイの使用は禁止です!」ってCMが流れるけど、そんなCM流すより「ケータイ小説の映画化は禁止です!」というCMを流したほうがよっぽど映画界のためだろう。

しかし僕は『恋空』に『未来予想図』みたいな破壊力を期待したので観に行った。確かに破壊力はあったが爆笑するほどでもないのでイマイチ。掲示板で常連さんが「薄っぺらな作品だ(ケータイだけに)。」と上手いこと書いているが、この映画の薄っぺらさに比べたら薄型ケータイもまだまだ厚いだろう。


例によって内容を解説する。全部バラしているんで『恋空』に泣こうとしない1200万人以外のマトモな人が読んでください。というわけで以下ネタバレ。

「てめえ!何で『三丁目の夕日』行かないで、『恋空』観に行ってるんだよ!」と怒られそうだが、いや僕は『三丁目の夕日』は面白い映画だと思うけど、あの世界観が苦手なんだよ…。



(続きを読む)

2007-11-11

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両極端の音楽   

このあいだパフュームのCDを買った。生まれて初めて邦楽アイドルのCDを買ってしまった(中古なら何度もある)。ついにこういうのに手を出すようになってしまったか。 今まで新品で買ったアイドルCDはスパイス・ガールズとタトゥーのみだったので、パフュームは僕の中でこいつらに並ぶ存在というわけだ。


パフュームとは対極にある音楽の話。
よく「激しい音楽って何?」ってよく聞かれるので、そういう時はグラインド・コアというジャンルを説明していた。
グラインド・コアがどういう音楽なのか一発でわかる動画見つけたので、興味ある人は見てみて。以下はナパーム・デスの『スカム』。

0:00~1:08
ずろろろろろ………(ここは観なくていい)
1:09~1:12
ずだだだだだだ!
1:12~1:24
「うぉ!うぉ!うぉ!」(←いちおー歌詞がある)
1:24
「ずがぁむ!」

信じられないだろうけど、この『スカム』はグラインド・コア史上最高の名曲。

2007-11-08

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邦画バブルへGO!   

『HERO』と『西遊記』の目標興行収入200億円には驚いたが(実績は120億円)、もっと凄いのが出現した。『続・三丁目の夕日』の目標130億円!絶対無理、その半分も行かない。同じ公開日の『バイオハザード3』にも負けているじゃん。ちなみに『蒼き狼 地果て海尽きるまで』は目標50億円で実績が14億円。
こうやって企業側がドーンと金回りの良さを強調する現象も、邦画バブルのひとつかも。

2007-11-07

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映画の存在自体がネタバレ   

スピンオフ『L change the WorLd』の宣伝のせいで、ものすごい勢いで映画版『デスノート』のオチがネタバレされているな。

2007-11-01

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川崎ハロウィン行ってきた   

当日は、いろんな人に会えて楽しかった。来年も是非行こう!

写真は後日掲載するとして、こんな画像作った。元ネタはコチラ

川崎ハロウィン

2007-11-01

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