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僕と妻の1778の物語の真のオチ

ツヨポンと竹内結子の『僕と妻の1778の物語』をDVDで観た。小説家の眉村卓(ツヨポン)が難病の妻(竹内結子)のために小説を書き続けた実話の映画化だ。日本のメジャー映画にありがちな難病ラブストーリーと日本のマイナー映画にありがちなファンタジー系ラブストーリーを融合させたような作風だけど、あんまり面白くない。2時間20分という長尺のせいで演出が間延びしきっているのが原因。ただ小説の話数が1778話になると竹内結子が死ぬのがわかっているので、小説の話数が増えていくのが落ちていく砂時計みたいな妙な緊張感があった。


今回取り上げたいのは劇中の良いシーン。ツヨポン演じる主人公のSF小説家は谷原章介演じる恋愛小説家と友人だ。といっても谷原章介は売れっ子なのでツヨポンに対して見下した態度を取るイヤな奴だ。恋愛映画でこういうイヤな奴は途中から良い奴になるので安心だが。

僕と妻の1778の物語

谷原章介演じる売れっ子恋愛小説家

で、谷原章介は『噛みつきたいほど愛している』という大ヒット恋愛作を書いているという設定だ。この『噛みつきたいほど愛している』は劇中でシリーズ化されている。谷原章介の作品が並んでいる本棚が写るシーンはツヨポンと谷原章介の小説家の生き方が対比になっていて上手いシーンだ。

僕と妻の1778の物語

ブックオフの辻人成コーナーではない。

僕と妻の1778の物語

シリーズ第三弾まで出ている。

ツヨポンは編集者や谷原章介に恋愛小説を書くように言われても、それを拒否してSF小説を書き続ける。ツヨポンと竹内結子にとってはシリーズ連発する売れっ子恋愛小説家になるよりもSF小説家であり続けることのほうが重要なのだ。だが闘病生活を続ける妻の治療費はかさんでいき………以下ネタバレ

妻のために恋愛モノに手を出すツヨポン、しかし妻は自分のためにSFをやめるツヨポンに対して怒りだす!

本棚で人生の違いを表現するのが上手くて、俺のお気に入りのシーンだ。その後にツヨポンが恋愛モノに手を出す伏線にもなっているし。でも映画のエンドクレジットを見て苦笑してしまった。

僕と妻の1778の物語

眉村卓による『ボクツマ』シリーズ全4作。亀山千広の名前もある。

売れっ子恋愛小説家と同じじゃん!死後出版が妻の願いであることは劇中で描かれるので変というわけじゃないんだけど、ツヨポンが対比相手だった側になったという解釈もできる。ちなみに『僕と妻の1778の物語』はツヨポンの「僕シリーズ」の最新作でもあります。

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天空のエロ・ラピュタ『バルテュス ティアの輝き』

バルテュス ティアの輝き

名作『天空の城 ラピュタ』のパクリエロアニメで『バルテュス ティアの輝き(1988)』という作品がある。単なるパクリにとどまらずスタジオジブリのスタッフが関わっていたために、宮崎駿の怒りのバルスがさく裂したとも言われる作品だ。Wikipedia バルテュス ティアの輝きから引用する。

本作は、『天空の城ラピュタ』に似通った設定が見られるが、ラピュタのスタッフが参加している。なお、これに関わったことがバレたスタッフは、スタジオジブリから追放された

パクリ元になっているのは『天空の城 ラピュタ』だけじゃなくて『ルパン三世 カリオストロの城』もネタ元になっていて、特に敵役はムスカよりもカリオストロ伯爵に近いだろう。設定やストーリーやデザインといった要素をラピュタからパクっているんだけど、いや、奴はもっととんでもないものを盗んでいきました。それはシータやクラリスみたいなヒロインの純潔です!

バルテュス

「シータのレイプビデオは本当にあったんだ!」

そう『バルテュス ティナの輝き』にあるのは………『天空の城 ラピュタ』でパズーが死んじゃってラピュタにとり残されたシータがロリコンの本性を表したムスカに凌辱されるとか、『ルパン三世 カリオストロの城』でルパンが助けに来ないのでクラリスが侯爵に犯されまくってまんざらでもなくなってるとか、そんなのダメだけどあんなこといいなできたらいいなという80年代アニメオタクたちの歪んだ夢をかなえるようなシーンである。夢だけど夢じゃなかった。

バルテュス

アニメが始まるとこんな設定が出てくるが本編には関係ない。それよりもここで注目したいのは宮崎駿が『風の谷のナウシカ』と『天空の城 ラピュタ』で言いたかったことを一つにまとめた上に余計な形容詞を追加したこの文章そのものだ。

バルテュス

ヒロインは清純な少女という設定だが、本当に清純だったらこんな恰好はしないだろう。でもまあ女子中学生アイドルグループが露出の高い恰好するのと同じか。ヒロインは飛行石とかブルーウォーターに似たようなもんを持っています。当然ながらその石の秘密とは何らかの動力源です。

バルテュス

悪役に捕まったパズーっぽい人とシータっぽい人。後ろの悪役はムスカのコスプレだと思う。『バルテュス』のストーリーはラピュタで言うところのティディス要塞でのシータ救出戦までをコピっている。だからクライマックスはロボット兵の大暴れ。

バルテュス

まちがいなくムスカのコスプレコンテスト優勝者。言わなくてもわかると思うがこのシーンはシータっぽい人が捕えられて、パズーっぽい人が牢屋に入れられるところだ。このあとパズーっぽい人はレジスタンスたちに助けられるのだが、そのレジスタンスの一人に…

バルテュス

宮崎駿っぽい人が!30分未満の内容にも関わらずレジスタンス一人一人に設定があるのが虚しい。

バルテュス

敵の城は空中城になっている。ハウルの天空の動く城って感じ。

バルテュス

『バルテュス ティアの輝き』というタイトルの意味がわからんが、悪役の汗とかヒロインの愛液とかがイチイチキラキラしているので、きっとそれのことを意味しているんじゃないかな。普通だったらヒロインを捕まえた悪役は主人公が助けにくるまでヒロインに手を出さないのがマナーなんだけど、こいつはさっさと手ごめにする。コイツは真の悪だぜ!

そしてヒロインが強姦で処女喪失した悲鳴と共に飛行石が輝きだしロボット兵が動き出す。リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール!

この悪役(声優は玄田哲章!)の仮面が取れるとパズーっぽい人とシータっぽい人が悲鳴あげるんだけど、恐ろしい顔じゃなくてキャプテン・ハーロックみたいなイケメンなんだよなー。なんで仮面で顔隠しているんだろ?

あ、ちなみにラストはすっごく爽やかなハッピーエンドです。

スタジオジブリのスタッフが関わっているだけあって、アニメとしては結構シッカリしている。『天空の城 ラピュタ』のアニメ描写といえばディズニーのアニメーターたちの研修素材になっているほど素晴らしい。それがこんなエロアニメにも活用されているのに苦笑してしまう。ちなみにディズニー社のアニメ『アトランティス 失われた帝国』も『天空の城 ラピュタ』のコピー映画だ。日本では『ふしぎの海のナディア』のパクリとされているけど、『アトランティス 失われた帝国』の監督はナディアの存在はパクリ騒動が起きるまで知らずにいる一方で、『アトランティス 失われた帝国』でラピュタをやろうとしたことはインタビューで自ら語っている。まあとにかく『天空の城 ラピュタ』は偉大な作品だということだ!

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存在そのものがネタバレの映画

メガ盛り

シリーズものだと、設定やキャスティングだけで前作がどうなるのかネタバレすることってよくあるよね。

え?猿の惑星って地球のことだったの?

猿の惑星 創世記

ザル

映画史上に残る衝撃のオチも、いまや一般常識。

え?仙崎って死ぬんじゃなかったの?

BRAVE HEARTS 海猿

ウミザル

猿つながり?。完結編と銘打った『THE LAST MESSAGE 海猿』だったけど、最近の映画によくある「死ぬ死ぬ詐欺」であった。

え?Lって夜神月に勝つためにデスノートにアレしたの?

L change the worLd

これは本当に知らない人が多そうだからぼかした表現にしておく。映画『DEATH NOTE』に使われた最後のトリックは結構衝撃的だ。そして『L change the worLd』の基本設定は映画『DEATH NOTE』のトリックから生まれているので、衝撃的なトリックが自動的にバレてしまう。

ちなみにこのトリックは原作漫画『DEATH NOTE』の没トリックだった。原作漫画『DEATH NOTE』の最後のトリックは別の意味で衝撃的でネット上の一般的なネタとなった。「ジェバンニ」でググるとわかります。

あと『ワイルド・スピード6』の製作が決まっているんだけど、これもキャスティングが発表されると同時に、『ワイルド・スピード MEGA MAX』の衝撃のラストシーンがバレることになる。リンク先ネタバレ注意!ファンが勝手に作った『ワイルド・スピード6』のポスターだけど、『ワイルド・スピード MEGA MAX』のネタバレです。

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恋ナポに出てくる結婚式の料理がおかしい

この前アジョる会(『アジョシ』を観る会)で『恋するナポリタン』略して恋ナポの話になった。そこで@tada_woさんが

「恋ナポに出てくる結婚式の料理っておかしくね?」

と指摘していたので恋ナポを観直してみると…確かにおかしい。

以下は恋ナポの完全ネタバレです!


恋ナポ

恋ナポのクライマックスは相武紗季と市川亀治郎の結婚式だ。結婚式にはシェフのDJマキダイ(EXILE)が作った料理が次々に出てくる。この料理は相武紗季とマキダイの想い出を再現した料理で……って新郎に対してメッチャ失礼な結婚式だけど、そこらへんの複雑な恋愛関係は是非映画本編を見てもらいたい。

このクライマックスは料理映画として真っ当に思えるけど、肝心の料理そのものがおかしいことになっている。というわけで恋ナポ式ウェディングのフルコースをご紹介します。

オードブル

恋ナポ

オードブルがオムライス?どういうことだよ。っつーか小食の人だったらコレでお腹いっぱいになるよね。

スープ

恋ナポ

伊勢エビを使ったスープだけど、これが最初で最後のマトモな料理。

お菓子

恋ナポ

えーと、いきなりチョコ菓子が出てきたんだけど。ここでチョコなんて食べたら舌も胃も調子狂うんじゃないの?

リゾット・ア・ラ・ジャポネーゼ

恋ナポ

そして「リゾット・ア・ラ・ジャポネーゼ」っつーのが出てくるんだけど…おかゆやんけ。野菜料理の手抜きっぷりもステキ。この記事を思い出した⇒王様のブランチで紹介された『まるごと野菜サラダ』がひどすぎると話題に【画像あり】

シェフの長年の研究の集大成

恋ナポ

「シェフの長年の研究の集大成」と前置きがあって、ナポリタン登場!「ナポリの料理ではなくて、日本の家庭料理」という説明はつくけど、ナポリタンがここに出てくることに違和感ありあり。

というわけで炭水化物で始まって炭水化物がメインディッシュで炭水化物で締めるという、チェーン店系の居酒屋で盛り上がっている体育会系みたいなフルコースでした。よく見ると伊勢エビにもパンが添えられているね。

ちなみに映画を作ったのは「恋も仕事も腹八分目パートナーズ」で、結婚式の最中で相武紗季が「腹八分目はダイエットにいい」ってセリフあるけど、このコースは腹十八分目くらいだろうよ。

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今年の映画はまぎらわしいタイトルが多い

今年の映画ってまぎらわしいタイトルが多いよね…。チケット買うときに別のタイトルを口走ってしまいそう。

『SUPER8』と『SUPER!』

SUPER8とSUPER!は両方とも映画オタク心をくすぐられる作品なんだけど、ここ数年は映画オタク心をくすぐられる傑作が連発されたので、それらと比べると見劣りする。

super

super

『ゴーストライター』と『ゴーストライダー(2007)』

2011年の洋画の中でもトップクラスの『ゴーストライター』だけど、どうしても2007年のニコケイの駄作『ゴーストライダー』を連想してしまう。

似てる

『スリーデイズ』と『4デイズ』と『5デイズ』

スリーデイズと4デイズは公開日まで一緒だ。

super

↑こんな宣伝ページが作られているので、確信犯的な部分もあるのだろう。

『エイリアンVSニンジャ』と『カウボーイ&エイリアン』

いっそのことAKB48が旧アイドルのゆうこりんと戦う『エイリアンVSAKB48』ってのはどうだろう?もしくは伊藤英明と市川海老蔵がタッグでエイリアンと戦う『エイリアンVS関東連合』とか。

似てる

super

『フェア・ゲーム』と『フェア・ゲーム(1995)』

「スーパーモデル」という言葉がはやった90年代に、スーパーモデルのシンディ・クロフォードの珍作アクション映画『フェア・ゲーム』が作られた。相手役のウィリアム・ボールドウィンもまぎらわしい俳優の代表格だ(兄弟4人が俳優)。

調べてみると『Fair Game』って映画はたくさんあるのね。ボジョレー・ヌーボーみたいに「今年のFair Gameは味わいが深い、2005年を越える出来の良さ」みたいな評論できるんじゃない?

似てる

『はやぶさ/HAYABUSA』と『はやぶさ 遥かなる帰還』と『おかえり、はやぶさ』

タイトルが似ているとはちょっと違うけど、この競合はウザいなぁ。1994年に「忠臣蔵対決!」と騒がれた『忠臣蔵外伝 四谷怪談』と『忠臣蔵・四十七人の刺客』があったけど、それ以上の状況になっているぞ。これが成功したら今度はテレビドラマ『はやぶさ』やるんだろうな。映画を観れば感動できるかもしれないけれど、映画を観る前から映画のせいではやぶさの感動が薄れている。

似てる

似てる

似てる

ちなみに以前も破壊屋で似たような記事書いてます。

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