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やり直しになる映画シリーズ

映画にはリブート(再起動)っていう言葉がある。今度公開される新スパイダーマンみたいにシリーズを無かったことにしてやり直すことだ。今回はそんなリブート作品を集めてみたよ。

アメイジング・スパイダーマン

スパイダーマン

サム・ライミ版(3本作られた)

スパイダーマン?3 [Blu-ray]

ボンクラテイストを強めにしたこのシリーズ超好きだったんだけどなー。『スパイダーマン4』がキャンセルとなったためにスッキリした完結は迎えなかった。

アメイジング・スパイダーマン(2まで決定)

アメイジング・スパイダーマン

『スパイダーマン4』がキャンセルとなったためにリブートされることになった。監督は『(500)日のサマー』で長編デビューしたばっかりの人。

バットマン

バットマン オリジナル・ムービー(1本作られた)

バットマン オリジナル・ムービー (劇場公開版) [DVD]

1966年版、オープニングで「荒唐無稽の楽しさ、バカバカしさを愛する人にこの映画を捧げる」とメッセージが出てくるほどのバカ映画。

ティム・バートン&ジョエル・シュマッカー版(4本作られた)

バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲! [DVD]

監督が代わるのはまだしも、バットマンを演じた俳優もコロコロ変わるんだが……でも一応同じシリーズ。『Mr.フリーズの逆襲』が失敗したためにシリーズ終了。

クリストファー・ノーラン版(3部作で完結予定)

リブート

『ダークナイト(2008)』はアメリカで興行的に大成功を収め、映画史に残る名作として扱われている。リブート作品の成功例だろう。

ハルク

アン・リー版(1本で終了)

ハルク 【ユニバーサル・Blu-ray disc 第1弾】

この作品の大失敗によって台湾出身アン・リーはハリウッドでの仕事が不可能になると思われたが、『ブロークバック・マウンテン』で見事に復活。

インクレディブル・ハルク(アベンジャーズに転職)

インクレディブル・ハルク [Blu-ray]

今度はアベンジャーズの一員として復活した。監督はフランス出身のルイ・レテリエ。

スーパーマン

カーク・アレン版(映画は2本作られた)

1940年代のスーパーマン。映画以外にもアニメやラジオとかいっぱいある。

ジョージ・リーヴズ版(映画は1本作られた)

1951年のスーパーマン。ジョージ・リーヴズは「スーパーマンの呪い」でも有名。

クリストファー・リーヴ版(4本作られた)

スーパーマンIII 電子の要塞 [DVD]

一番有名なのはこのシリーズ。1978年~1988年の映画。だが著しく出来の悪いスーパーマン3とスーパーマン4を無かったことにされて21世紀にリブートされる。

スーパーマン リターンズ(1本で終了)

スーパーマン リターンズ [Blu-ray]

リブートというよりもスーパーマン2の直接の続編だけど、イマイチな結果なので終了。

Man of Steel)

リブートして2013年から始まる予定の新シリーズ。監督は『300』のザック・スナイダー。

パニッシャー

ドルフ・ラングラン版(1本で終了)

パニッシャーがヤクザと戦う映画。

トーマス・ジェーン版(1本で終了)

パニッシャー [Blu-ray]

パニッシャーが駐車禁止する映画。

レイ・スティーヴンソン版(1本で終了)

パニッシャー:ウォー・ゾーン [Blu-ray]

どれも1本でシリーズ化に失敗しているので、逆にシリーズに思えてくる。頑張れぱにっしゃー!。

ゴジラ

昭和ゴジラシリーズ(15本作られた)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ(昭和29年度作品)

ゴジラシリーズは何度リブートしても第1作の設定が不変で、無かったことになるのは第2作目以降なのが特徴的だ。つまり「1954年に放射能で巨大怪獣になったゴジラが日本を襲った」という事実だけは絶対に変わらない。

平成ゴジラシリーズ(7本作られた)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】ゴジラ<昭和59年度作品>

昭和ゴジラシリーズを無かったことにして、1954年のゴジラ第一作の直接の続編として製作。1984年のゴジラはビルのほうが背が高い。そして1995年にゴジラはメルトダウンする。でも世紀末にリブート!

ミレニアムシリーズ(5本作られた)

ゴジラ2000     -ミレニアム― [DVD]

昭和ゴジラシリーズも平成ゴジラシリーズも無かったことにした。ミレニアムシリーズは毎回リブートがかかっているので、それぞれ独立した作品だ。

ゴジラ×メカゴジラ [DVD]

ただし『ゴジラ×メカゴジラ』と『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』だけは繋がっている。

ゴジラ FINAL WARS)

【東宝特撮Blu-rayセレクション】 ゴジラ ファイナル ウォーズ

最終作でも再びリブート。というわけでゴジラのリブート回数はなんと6回!

ゴジラ 3D

GODZILLA [DVD]

残念な結果となったエメリッヒ版ゴジラだけど、ハリウッドゴジラもリブートの計画が進んでいる。『ゴジラ 3D』が2014年公開予定。

デアデビル

ベン・アフレック版(1本で終了)

デアデビル/ディレクターズ・カット [Blu-ray]

駄作だったけどスピンオフの『エレクトラ』はもっと酷い。 2014年にリブート予定。

ファンタスティック・フォー

ティム・ストーリー版(2本で終了)

ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (特別編/初回生産分限定特典ディスク付・2枚組) [DVD]

この画像の一番左のおっさんが主人公のゴムゴム人間なんだけど、ジェシカ・アルバの陰に隠れている。リブート予定あり。

ハムナプトラ

ブレンダン・フレイザー版(3本で終了)

ハムナプトラ2/黄金のピラミッド   (ユニバーサル・ザ・ベスト第8弾) [DVD]

こんなのリブートしなくてもいいのに…。リブート予定あり

ピンクパンサー

ピーター・セラーズ版(8本作られた)

ピンクパンサー2 [DVD]

主演のピーター・セラーズが途中で亡くなったので、別の人を主演にしてシリーズを続けた。

スティーブ・マーティン版(2本で終了?)

ピンクパンサー コレクターズ・エディション [DVD]

新ピンクパンサー2には日本人も出ているんだけど話題にならなかったね。

ジャック・ライアン・シリーズ

ハリソン・フォード版(2本作られた)

パトリオット・ゲーム スペシャル・エディション [Blu-ray]

この作品の前にアレックス・ボールドウィンがジャック・ライアンを演じた『レッドオクトーバーを追え!』があったんだけどね。

ベン・アフレック版(1本で終了)

トータル・フィアーズ ― スペシャル・コレクターズ・エディション (初回生産限定版) [DVD]

ずっとプリクェルだと思っていたけど、これもリブートらしい。

ガメラ

昭和ガメラシリーズ(8本作られた)

昭和ガメラ Blu-ray BOX I

子ども向け怪獣映画だから仕方ないとはいえ、幼稚すぎて俺は嫌いなシリーズだ。

平成ガメラシリーズ(3本作られた)

【BD-BOX】ガメラ トリロジー 平成版ガメラ3部作収録(2枚組) 北米版(ブルーレイ)(PS3再生、日本語音声OK)

うって変わってこちらは傑作シリーズ!90年代を代表する日本映画シリーズと言ってもいい。

平成ガメラ新生版(1本作られた)

小さき勇者たち~ガメラ~ スペシャル・エディション [DVD]

平成ガメラ3部作が大人向け過ぎたので、こちらは子供向けであることを強調した。でもヒットせずに終了。

仁義なき戦い

深作オリジナル五部作(5本作られた)

仁義なき戦い [DVD]

1973~1974年にリブートかけつつ6本も作られたシリーズ。当時の日本映画のパワフル過ぎ。

深作新シリーズ(3本作られた)

新 仁義なき戦い [DVD]

このシリーズは直接的にはストーリーが繋がっていない。深作以外が監督した別作品も3本ある。

エヴァンゲリオン

劇場版シリーズ)

新世紀エヴァンゲリオン 劇場版 [DVD]

テレビシリーズのラストを無かったことにして映画で完結させようとした。

新劇場版シリーズ

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 通常版 [DVD]

エヴァンゲリオンのリビルドらしいが、まあリブートってことにしても良いだろう。2013年に完結する予定だが…。

虹をつかむ男

山田洋次監督・西田敏行版(1本で終了)

虹をつかむ男 [DVD]

プログラム・ピクチャーとして作ったのに第一作でいきなり失敗したためシリーズ終了。

山田洋次監督・西田敏行版(1本で終了)

虹をつかむ男 南国奮斗篇 [DVD]

スタッフも主役も変えずにリブートするという珍しいことやって、また失敗。これでシリーズ終了。そういえば大沢たかおの築地魚河岸三代目シリーズも一作で終わったね。

あと『宇宙戦艦ヤマト』もリブートっていうか設定のちゃぶ台返しが酷いことになっている。『プレデターズ』はリブートのつもりだったらしいけど新シリーズの続編が作られる予定はない。『トランスフォーマー』も2014年に公開される第四作がリブートという噂もあるけど、ある程度は繋がっているらしい。


リブートじゃない作品も載せたりしたけど、リブートやらリメイクやらリビルドやら言葉の定義付けもめんどくさいのでそこらへんは適当。これからも延々とリブートは続くんだろうな、遠い未来には『アバター』もリブートされるかも?


さて、今回のエントリは『Bootleg Vol.0』で俺が書いたコラム『リブート!~繰り返される映画たち~』から解説を全部削除して、最近のリブートを足したものです。『Bootleg Vol.0』が欲しい人は……残念ながらもう入手方法は無いと思うけれど、Bootlegの最新号は2012年5月6日に文学フリマ会場で発売されます!

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売れないグループを描いた映画『バックダンサーズ!』

アイドル全盛の時代なのでアイドルを主役にした映画も多いんだけど、どれも超マイナーな作品ばっかり。だれ映集計作業中に聞いたこともない映画のタイトルがたくさんあったんだけど、ググるとたいていはアイドル映画だった。でもアイドルを主役にした映画は多いのに、アイドルそのものを描いた映画はほとんどない。ロックバンドの苦悩を描いた映画だとすごく一杯あるのに。

アイドルの苦悩を描いた映画だとAKB48のドキュメンタリーと、元アイドルのその後を描いた『パーフェクト・ブルー』くらいしか思いつかない。でも2006年の映画『バックダンサーズ!』はアイドルじゃないけど解散の危機にあるグループの舞台裏の描き方がけっこう面白くて好きな映画だ。『バックダンサーズ!』のモデルとなっているのは間違いなくMAX。

バックダンサーズ!

高校時代からの親友同士だった(左から)hiroと平山あやはクラブでダンスを踊って補導されて退学となってしまう。2人は美人な女子高生ジュリ(右端)を加えて3人でダンスをする。ジュリを演じるのは長谷部優、調べてみたらエイベックスのdreamというグループのセンターだった。

バックダンサーズ!

2年後にジュリはスカウトされてアイドルとしてデビューするがまったく売れなかった。しかしジュリは浜崎あゆみみたいなアーティスト路線にイメチェンしてブレイクする。

これは2006年の映画だけど今だったら逆だよな、「浜崎あゆみや宇多田ヒカルみたいな歌手路線でデビューしたけど、失敗したので握手会アイドルでブレイクする」とか。

バックダンサーズ!

そしてレコード会社の意向でジュリにダンサーをつけることになった。hiroと、平山あやと、 元キャバ嬢のソニンと、オーディションに補欠合格したソロアイドルデビュー志望のサエコの4人だ。そしてジュリ with バックダンサーズというグループを結成する。 モデルは明らかに安室奈美恵 with SUPER MONKEY’S。

バックダンサーズ!

だけどジュリはIT社長と熱愛して引退騒ぎを起こす。ジュリに振り回されるレコード会社とバックダンサーズ。現実のhiroも恋愛騒動のあげくSPEEDを解散させているので、ちょっときわどい展開。どうでもいいがこのシーンのジュリはガンズのTシャツを着ている。

バックダンサーズ!

ジュリはライブの最中に勝手に引退宣言する。現実ではこの2年後に リア・ディゾンがライブの最中に妊娠4か月を宣言する。

この後のレコード会社幹部が言うセリフ「引退しても必ず戻ってくる!男に入れあげて引退して本当に戻って来なかったのは山口百恵だけなんだよ!」が面白い。

またレコード会社幹部のやりとりで「ジュリのベストアルバムを出しましょう!」「2枚しかアルバムないのにベスト出せるか!」ってのがあるんだけど、現実でのhiroはこの映画が公開された年にアルバム2枚の状態でベストを出している。

バックダンサーズ!

ジュリが引退して宙に浮いたバックダンサーズ。彼女たちはサマンサ・タバサのパーティに客として呼ばれたと思ってベロンベロンに酔っぱらう。だけど実はダンスの仕事で呼ばれたのであった。酔っぱらった彼女たちは「UFO」や「変なおじさん」を踊ってスキャンダルになる。

バックダンサーズ!

同じレコード会社に70年代ロックバンドのスティール・クレイジー( スティル・クレイジーのモジリになっている )がいて、バックダンサーズは彼らのドサ周りツアーの前座までに落ちぶれる。写真からはわからないだろうけど、スティール・クレイジーのメンバーは陣内孝則(ボーカル)につのだ☆ひろ(ドラマー)。

バックダンサーズ!

楽屋でのスティール・クレイジー。彼らのおっさん臭さを演出するために陣内が頭を叩いているが、「頭を叩く=おっさん」という演出を思いつくこと自体がすでにおっさんだ。若い人にはわからないんじゃない?(頭を叩いて血行を良くしてハゲを治すという民間療法)

バックダンサーズ!

ドサ周りの奮闘虚しくバックダンサーズは解散させられる。原因はスーパータイガース(スーパーモンキーズのもじり)というダンスユニットが売れっ子になったからだ。

バックダンサーズの経歴がソロデビューに傷つくと考えているサエコは、一人だけ25歳と年上のソニンに対して「一人でメンバーの平均年齢上げてんじゃねぇババア!」と罵ってしまう。

バックダンサーズ!

バックダンサーズ解散後、ソニンはキャバ嬢に戻る。実は子持ちのソニンは実家に預けている子どもに仕送りする必要があるのだ。どうでもいいが左の男は酔っ払いの目の演技が良い。またhiroは解散の原因となったスーパータイガースに引き抜かれる。

バックダンサーズ!

ソロデビューに憧れるサエコは田中要次からグラビアの仕事を引き受けるが、ヌードグラビアだと知って逃げ出してしまう。しかしこのエマニエル夫人風の椅子も古い演出だなー。エイベックスの最先端映画なのに、やたら70年代をリスペクトしているのがこの映画の特徴。この映画に出てくる若者たちは70年代マニアという設定になっている。

現実のサエコはダルビッシュ有とダルビッシュ翔とダルビッシュ紗栄子というダルビッシュグループからのソロデビューに成功している。

バックダンサーズ!

まあ色々あってバックダンサーズは復活、サマンサ・タバサをスポンサーにして、大型ステージを設営して、チケットを売り切れさせる。が、実はゲリラライブだった!というすごいクライマックスが待っている。どういうゲリラライブだよ。ちなみにG-SHOCKはこの映画のスポンサー。

売れないグループの奮闘記という点ではすごく面白いんだけど、肝心の「ダンスに賭ける想い」「父と娘の物語」「恋愛モノ」がイマイチ。エイベックスらしさ全開のダンスシーンが延々と続く中盤のダンスバトルとクライマックスはかなり興味が削がれる。キスをすると雪が降りだす恋愛シーンは出来の悪い韓流ドラマを見ているみたい。でもバックダンサーズに音楽的影響を与えるスティール・クレイジーという存在の使い方がうまい。

過去のロックバンド:スティール・クレイジーがツアーに回るという展開はクドカンの『少年メリケンサック(2009)』に似ている。『バックダンサーズ!』の脚本家の衛藤凛は女クドカンとも呼ばれている理由にちょっと納得。

クライマックスはみんなで力を合わせてイベントを成功させる!っていう展開なんだけど、スポンサーが全面に出ている若者向けの日本映画はこんな感じの展開が多いような気がする。俺はこういう展開を「文化祭オチ」って呼んでいる。

パーフェクトブルー【初回限定版】 [Blu-ray]『ブラックスワン』の元ネタ。

AUDIO GALAXY-RAM RIDER vs STARS!!!-『バックダンサーズ!』のサントラはRAM RIDERが関わっている。

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大人たばこ養成講座の元ネタ映画

大人たばこ養成講座

109シネマズ&東急系の映画館で流れる大人たばこ養成講座のCM。CMが流れ始めた当時は観客もウケていたけど、もう何年も続いているので笑う人もいなくなりました。でも子ども向け映画を観に行くと笑う子がいたりして新鮮な気分になる。109シネマズ&東急系で映画を観る俺にとっては何百回も見せられてうんざりだけど。

このCMは映画のパロディになっているので元ネタ解説………って解説する必要がないくらいわかりやすいものばっかりだけど。

スターウォーズ

大人たばこ養成講座

これが一番わからない。なぜダースベーダー?君臨しているからか?

レゴ スターウォーズ/LEGO STAR WARS ダースベイダー 目覚まし時計

男はつらいよ

大人たばこ養成講座

「トラ」ってことで寅さんが登場。

「男はつらいよ HDリマスター版」プレミアム全巻ボックス コンパクト仕様<全53枚組> [DVD]

ジュラシック・パーク

大人たばこ養成講座

踏みにじるということでT-REXが登場。

ジュラシック・パーク アルティメット・トリロジー [Blu-ray]

エクソシスト

大人たばこ養成講座

アクマってことで首が180度回る人が登場。『エクソシスト』のおかげで「首が180度回る=悪魔」ってことになった。漫画『アイシールド21』でも悪魔に例えられるヒル魔の首が回るし。

エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]

カンフー映画

大人たばこ養成講座

ケータイや雑音で他の客とトラブルになるのならわかるけど、ヒジでトラブルになるの自分の映画人生で一度もないなー。

美女と野獣

大人たばこ養成講座

映画館で手をつなぐなんて最初にやるときが最後だと思う。めんどい。

美女と野獣 ダイヤモンド・コレクション (期間限定) [Blu-ray]

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僕と妻の1778の物語の真のオチ

ツヨポンと竹内結子の『僕と妻の1778の物語』をDVDで観た。小説家の眉村卓(ツヨポン)が難病の妻(竹内結子)のために小説を書き続けた実話の映画化だ。日本のメジャー映画にありがちな難病ラブストーリーと日本のマイナー映画にありがちなファンタジー系ラブストーリーを融合させたような作風だけど、あんまり面白くない。2時間20分という長尺のせいで演出が間延びしきっているのが原因。ただ小説の話数が1778話になると竹内結子が死ぬのがわかっているので、小説の話数が増えていくのが落ちていく砂時計みたいな妙な緊張感があった。


今回取り上げたいのは劇中の良いシーン。ツヨポン演じる主人公のSF小説家は谷原章介演じる恋愛小説家と友人だ。といっても谷原章介は売れっ子なのでツヨポンに対して見下した態度を取るイヤな奴だ。恋愛映画でこういうイヤな奴は途中から良い奴になるので安心だが。

僕と妻の1778の物語

谷原章介演じる売れっ子恋愛小説家

で、谷原章介は『噛みつきたいほど愛している』という大ヒット恋愛作を書いているという設定だ。この『噛みつきたいほど愛している』は劇中でシリーズ化されている。谷原章介の作品が並んでいる本棚が写るシーンはツヨポンと谷原章介の小説家の生き方が対比になっていて上手いシーンだ。

僕と妻の1778の物語

ブックオフの辻人成コーナーではない。

僕と妻の1778の物語

シリーズ第三弾まで出ている。

ツヨポンは編集者や谷原章介に恋愛小説を書くように言われても、それを拒否してSF小説を書き続ける。ツヨポンと竹内結子にとってはシリーズ連発する売れっ子恋愛小説家になるよりもSF小説家であり続けることのほうが重要なのだ。だが闘病生活を続ける妻の治療費はかさんでいき………以下ネタバレ

妻のために恋愛モノに手を出すツヨポン、しかし妻は自分のためにSFをやめるツヨポンに対して怒りだす!

本棚で人生の違いを表現するのが上手くて、俺のお気に入りのシーンだ。その後にツヨポンが恋愛モノに手を出す伏線にもなっているし。でも映画のエンドクレジットを見て苦笑してしまった。

僕と妻の1778の物語

眉村卓による『ボクツマ』シリーズ全4作。亀山千広の名前もある。

売れっ子恋愛小説家と同じじゃん!死後出版が妻の願いであることは劇中で描かれるので変というわけじゃないんだけど、ツヨポンが対比相手だった側になったという解釈もできる。ちなみに『僕と妻の1778の物語』はツヨポンの「僕シリーズ」の最新作でもあります。

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天空のエロ・ラピュタ『バルテュス ティアの輝き』

バルテュス ティアの輝き

名作『天空の城 ラピュタ』のパクリエロアニメで『バルテュス ティアの輝き(1988)』という作品がある。単なるパクリにとどまらずスタジオジブリのスタッフが関わっていたために、宮崎駿の怒りのバルスがさく裂したとも言われる作品だ。Wikipedia バルテュス ティアの輝きから引用する。

本作は、『天空の城ラピュタ』に似通った設定が見られるが、ラピュタのスタッフが参加している。なお、これに関わったことがバレたスタッフは、スタジオジブリから追放された

パクリ元になっているのは『天空の城 ラピュタ』だけじゃなくて『ルパン三世 カリオストロの城』もネタ元になっていて、特に敵役はムスカよりもカリオストロ伯爵に近いだろう。設定やストーリーやデザインといった要素をラピュタからパクっているんだけど、いや、奴はもっととんでもないものを盗んでいきました。それはシータやクラリスみたいなヒロインの純潔です!

バルテュス

「シータのレイプビデオは本当にあったんだ!」

そう『バルテュス ティナの輝き』にあるのは………『天空の城 ラピュタ』でパズーが死んじゃってラピュタにとり残されたシータがロリコンの本性を表したムスカに凌辱されるとか、『ルパン三世 カリオストロの城』でルパンが助けに来ないのでクラリスが侯爵に犯されまくってまんざらでもなくなってるとか、そんなのダメだけどあんなこといいなできたらいいなという80年代アニメオタクたちの歪んだ夢をかなえるようなシーンである。夢だけど夢じゃなかった。

バルテュス

アニメが始まるとこんな設定が出てくるが本編には関係ない。それよりもここで注目したいのは宮崎駿が『風の谷のナウシカ』と『天空の城 ラピュタ』で言いたかったことを一つにまとめた上に余計な形容詞を追加したこの文章そのものだ。

バルテュス

ヒロインは清純な少女という設定だが、本当に清純だったらこんな恰好はしないだろう。でもまあ女子中学生アイドルグループが露出の高い恰好するのと同じか。ヒロインは飛行石とかブルーウォーターに似たようなもんを持っています。当然ながらその石の秘密とは何らかの動力源です。

バルテュス

悪役に捕まったパズーっぽい人とシータっぽい人。後ろの悪役はムスカのコスプレだと思う。『バルテュス』のストーリーはラピュタで言うところのティディス要塞でのシータ救出戦までをコピっている。だからクライマックスはロボット兵の大暴れ。

バルテュス

まちがいなくムスカのコスプレコンテスト優勝者。言わなくてもわかると思うがこのシーンはシータっぽい人が捕えられて、パズーっぽい人が牢屋に入れられるところだ。このあとパズーっぽい人はレジスタンスたちに助けられるのだが、そのレジスタンスの一人に…

バルテュス

宮崎駿っぽい人が!30分未満の内容にも関わらずレジスタンス一人一人に設定があるのが虚しい。

バルテュス

敵の城は空中城になっている。ハウルの天空の動く城って感じ。

バルテュス

『バルテュス ティアの輝き』というタイトルの意味がわからんが、悪役の汗とかヒロインの愛液とかがイチイチキラキラしているので、きっとそれのことを意味しているんじゃないかな。普通だったらヒロインを捕まえた悪役は主人公が助けにくるまでヒロインに手を出さないのがマナーなんだけど、こいつはさっさと手ごめにする。コイツは真の悪だぜ!

そしてヒロインが強姦で処女喪失した悲鳴と共に飛行石が輝きだしロボット兵が動き出す。リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール!

この悪役(声優は玄田哲章!)の仮面が取れるとパズーっぽい人とシータっぽい人が悲鳴あげるんだけど、恐ろしい顔じゃなくてキャプテン・ハーロックみたいなイケメンなんだよなー。なんで仮面で顔隠しているんだろ?

あ、ちなみにラストはすっごく爽やかなハッピーエンドです。

スタジオジブリのスタッフが関わっているだけあって、アニメとしては結構シッカリしている。『天空の城 ラピュタ』のアニメ描写といえばディズニーのアニメーターたちの研修素材になっているほど素晴らしい。それがこんなエロアニメにも活用されているのに苦笑してしまう。ちなみにディズニー社のアニメ『アトランティス 失われた帝国』も『天空の城 ラピュタ』のコピー映画だ。日本では『ふしぎの海のナディア』のパクリとされているけど、『アトランティス 失われた帝国』の監督はナディアの存在はパクリ騒動が起きるまで知らずにいる一方で、『アトランティス 失われた帝国』でラピュタをやろうとしたことはインタビューで自ら語っている。まあとにかく『天空の城 ラピュタ』は偉大な作品だということだ!

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