破壊屋で散々ディスってきたダメ邦画の要素を全部やっているのに、何故か傑作になりえている「プライド」。それに「愛のむきだし」「剣岳」と良い意味で暴走した邦画が多いのが嬉しい。
宮崎駿リスペクトの「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」を日本人はもっと評価すべき。
いまだ少しも感性の錆び付いていないアレックス・コックスに驚愕しました。
レスラーにやられた上半期でした。
5月~6月にかけて、ベスト級な作品が集中して、
それ以前の公開作が霞んだ感じが。
ヤッターマンは、愛のむき出しとどっちにしようか迷いましたが、
ニヤニヤさせられた自分の気持ちに正直に。
不幸なことに、今年も室内電灯のカバーにたまった虫の死骸みたいなクズ映画が、無計画な大家族みたいにポンポン生まれてイヤンなりますが、それでも上の5つみたいにステキなのもあるんで、まだまだ世の中すてたもんじゃねーナ!と無責任に言っておきますです。夢にときめけ!明日にきらめけ!
「グラン・トリノ」は不動だろうなぁ。
圏外上位に「サーチャーズ2.0」「戦場のレクイエム」「レボリューショナリーロード」「天使の眼、野獣の街」「デメキング」「オカルト」「ウォッチメン」「チャンドニーチョーク」
といった感じか。
あと、実は「ロックンローラ」はかなり好きで、出来が良いとは思わないんだけどガイ・リッチーが面白がっている感じがすごく好感が持てた。
レイチェルの結婚はものすごく好きな映画なのですが、どこが素晴らしかったかをうまく言い表せずにいます。チェイサーはパイプ椅子フルスイングに感動。スター・トレックはトレッキーじゃなくても楽しかったです。
人生下り坂に入った野郎どもが、怒鳴り、殴り、泣き、怒る。暴力のなんたるかをわかった名作ぞろいで、不景気だけれど映画的には豊作な上半期だったと思う。
上半期のうちにイーストウッド映画を2本も観られるなんて!「グラン・トリノ」は不動の1位。後はその時の気分で変動しそうです。「トランスフォーマー」や「ヱヴァ」も良かった。まだ観れてない「レスラー」が楽しみです。
あえて順位はつけません。
今年は「プライド」と「むきだし」で満島ひかり大躍進でした。
「グラン・トリノ」「レスラー」はもはや説明不要の感があります。
「オーム・シャンティ・オーム」(2008年福岡で映画祭上映済み、2009年1月に大阪・3月に東京で映画祭上映されたインド映画)は、日本未公開というのが信じられないくらいの特大傑作でした。(インドでは年間興収ベストだったのに・・・。)
「映画を映画館で見る醍醐味って何だろう」という問いを、作り手が全力で答えてくれた気がしました。
今自分が外国映画の日本劇場公開を望むとすれば、「コラライン」「レット・ザ・ライト・ワン・イン」とこの「オーム・シャンティ・オーム」です。まかり間違っても、DVDであの熱気は味わえないと思います。
豊作がために欄外もかなり多いですが、書きすぎると趣旨にそれてしまうので我慢させていただきます。
管理人コメント
え!『コラライン』って日本公開のメドがまだ立っていないのか……
上位5作品は年間ベストでもいいぐらい上半期は充実してた。
次点としてウォッチメン、イエスマン、ディア・ドクター、チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室。
「チャーリー~」のエンディングでヒロインが唄うのが、 「If you want to sing out,sing out」(歌いたかったら、歌いなさい)という歌で、「思ったことをすればいい。なんでもありなんだよ」というメッセージが、閉塞感漂う高校生活を描く映画のテーマとして泣けた。
『グラン・トリノ』が観れなかったのが残念でした。
岡山では7月下旬公開予定の『レスラー』。
非常に待ち遠しいです!
あまり劇場で鑑賞出来ないのですが、下半期はもう少し沢山行けるといいな・・と思いました。
アルジェントの新作は、海外での酷評を乗り越えて無事劇場公開された事に感謝しつつ投票。
基本的にグラン・トリノが最高すぎ。
他2つは無理やりいれた感じだったり……。
メジャーなのこれからみるので。
今年封切り分こんだけしか見てなーい!あとウォーリー見たけど去年公開だし。
今日見てきたからテンションあがってるだけじゃねえか!と思わんこともないけどエヴァ最高でした。
あとウォッチメンもよかったです。
グラントリノも素晴らしかった。
今年はアタリ映画しか見てないので気分いいです。
地方ではグラン・トリノもレスラーもやってないのが無念です。
先日DVDで観たヘルボーイに痺れました。完全に日本では黙殺されていたような気がしますが(現に僕が住んでいるところでは劇場公開がなかった)、これ凄い傑作!笑えるし("Gas hole!")!
ザ・バンクは、地味な上に突っ込みどころも多い作品ですが、美術館での銃撃戦シーンが素晴らしかったので、もう少しヒットして欲しかったなと思います。
全然関係無いケド、『ペンギンが空を飛ぶ』とかって、あれ完成試写会どころか、一応全国公開したわけで、津川雅彦それだけでも良い度胸してるよなぁ・・・お腹痛くなったりしないのかなぁ・・・(ワスはブログやっているケド、もちろん一度としてお腹が痛くなったコトなどないね!)
管理人コメント
津川雅彦はここ数年で悪い意味で進化したような気がします。決して「退化」というわけじゃない。
『愛のむきだし』は満島ひかりの演技に奮えました。4回観て4回とも家着いた途端に大号泣してしまいました。
『SRサイタマノラッパー』『今、僕は』『精神』の自主制作精神に感動し、勇気づけられました。
管理人コメント
ってことは16時間も観たんですね。
3位はあの原作をよくあれだけの時間内に収めて、尚且つ本質も失っていないという脚色に脱帽。あの朝食シーンの怖さは、そこらへんのホラー映画が束になってかかっても絶対勝てません。5位はサイモン・ヤムのメタボ腹がもうちょっとほんとっぽかったら良かったのに(笑)。
管理人コメント
映画ブロガーたちとの会話でも、あの朝食シーンはの語り草になりますよね。
「ウルミラ」はここの管理人に「あんなの映画じゃない」と言わしめた[脳味噌を破壊されてもなお破壊されない永遠の愛を描いた大傑作]。「永遠」は「クローン」によく似ていて、「クローン」は「インスタント」によく似ている。「失われた」は原初的な愛を描き「ウルミラ」と通底するものがある。
以下、「愛のむきだし」「チョコレートファイター」「オカルト」「レイチェルの結婚」「チェイサー」。
今年前半の最期待作「剣岳・点の記」はモロ師岡と蛍雪二朗と仁科貴と演技レス演技の浅野君は良かったです。
グラン・トリノは犬のように唸るイーストウッドがかわいかったです。将来はあんなおじいちゃんになりたいです。
スタートレックはスポックの下睫毛に魅せられました。
「スラムドッグ~」「ウォッチメン」「ミルク」等未見作品多いです。今年観た映画で本当の1番と2番は「永遠のこどもたち」と「ファニー・ゲームUSA」なんですが、昨年末に公開始まったので投票対象から漏れてしまいました。
タニプロ賞をあげたい人達。【監督賞】木村大作 クリント・イーストウッド【主演男優賞】松山ケンイチ ベニチオ・デル・トロ【主演女優賞】満島ひかり ジージャー【助演男優賞】渡部篤郎 ジェームス・フランコ【助演女優賞】八千草薫 エイミー・アダムス・・・というわけで(どういうわけで?)、特に上位の3作は、たかが半年間でこんな凄いのが観れてしまったことが凄いとしか言いようがないです。今後も見たいの見て、言いたいこと言うために、生きて生きて生きまくれ(パクリ)!
ちょっと場違いなセレクトになってしまいましたが,自分がもう一度見直したい映画を中心に選んでいます.個人的には6位に外れた「レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで」が捨てがたくて悩みました.
管理人コメント
いやいやいや、場違いではありませんよ。ただ今年は『ハルフウェイ』『ウルミラ』で編集子さんと僕で意見が大きく分かれてしまってますね。(あ、次回からは連作については分けて集計しよう)
『チャーリー・バートレットの男子トイレ相談室』は、学園ものの大傑作だと思います。日本では絶対うけないと思いますが。
『マンマ・ミーア!』と『リリィ、はちみつ色の秘密』はガールズムービーということで、『ミルク』はショーン・ペンの芝居に敬意を表して、『花の生涯』は芸道ものとして本当によくできていたと思うので。
なお、ワーストは非難囂々を覚悟で『スラムドッグ・ミリオネア』です。
まだ,地方在住でもることもあり,まだこちらで上映していない映画が結構あります。とりあえず,今年観た34本の映画から,ご覧のとおりの5本をチョイスいたしました。
一位のグラン・トリノは今更言うまでも無いでしょう。すばらしい映画でした。二位は際物好きな私が思わず惹かれました。汚ね~描写がなかなか真に迫っています。三位のチェンジリングは外せませんね。淡々とした描き方でも観る人に訴えるものがあります。四位以下は迷いました。四位は昔の女性乗組員を意識したユニフォームデザインに粋な計らいを感じたスタートレックに。迫力満点のシーンの連続に大満足です。五位はCGを使えばなんでも表現できると言った割りにゲーム並みのしょぼい背景の作品しか作れなかった勘違い監督へのアンチテーゼ(いやがらせ)として劔岳を挙げました。話はともかく画面といい役者の演技で見せてもらいました。
地雷も踏みましたが,上半期はなかなか見ごたえのある映画が満載でした。2009年後半も楽しみです。
管理人コメント
GOEMONのことかー!
「グラン・トリノ」はイーストウッドから僕への遺言だと勝手に思っている(まだ死んでないけど)。
「ミーアキャット」はみんなが思っているような、ほのぼの珍獣映画じゃない。むしろ怪獣映画に近い迫力だ。
15点持ち点がある、と考えるなら、
エヴァ破が7点であと2点ずつ、って配分したいンですけどダメですか。
他についてはいろいろ語る人も多そうなので、
自分の選択でいちばんマイナーそうな「ホルテンさんのはじめての冒険」について少し。
終盤に現れるたった一往復半のセリフのやりとりで、物語をガツンと収束させるスゴい作品です。
団塊向けの作品ですが、年取ったなぁ、と物事を加齢のせいにしたいすべての人にオススメ。
あと、鉄道マニアは無条件で見に行け。
全天周映像「HAYABUSA」はプラネタリウムなどで上映された作品ですが、対象作品になりますでしょうか?
流した涙の量で1位にしました。
次点は
「グラン・トリノ」「ウォッチメン」
「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」
「鴨川ホルモー」「ザ・ムーン 」
あたりですね。
順位なしで暫定。
「レスラー」はまだちょっと見れてません。(精神的に)
映画の良し悪しというより、出てくる男性の良し悪しで決めた感がありますが・・・。
草食男子全盛の昨今、映画の中ではホンモノの男たちがてんこ盛りで、女心は大満足です。
『チェンジリング』のみ女性の映画ですが、アンジーの強さは男顔負けということで。
この上半期、映画好きの間でもっとも激しく賛否が分かれた作品は『ハルフウェイ』じゃないでしょうか。けなす方々の気持ちも分かるのですが、最初の30分ぐらい(恋が成就するまで)で終わっていれば大傑作になっていたと思います。
あと5本選んでいいなら、『レスラー』『ウォッチメン』『新宿インシデント』『非女子図鑑』『セブンティーン・アゲイン』を。
管理人コメント
そういえば序盤の瑞々しい展開は良かった。酷いことになるのはその後。
はじめまして。いつも楽しくサイトの方を閲覧させて頂いている者です。折角なので参加させて頂きました^^
私は西川美和の「ディア・ドクター」をベスト1に推しました。人間の本質たるものを繊細に、丁寧に炙り出すと同時に、一種の医療問題を追求する手腕はお見事です。以下、ラストカットで一気に涙が溢れた「レスラー」、人生の道程そのものは実は常人と変わらない「ベンジャミン・バトン」、肉迫する自然に呆気に取られるしかなかった「劔岳 」、4時間タップリ暴走してくれた「愛のむきだし」を我がベスト5に。中々の豊潤ぶりに例年なら軽々、ランクインする筈の「グラン・トリノ」が漏れてしまいました。しかし、究極の良心をまざまざと見せつけた恐るべき秀作でありますし、今年のキネ旬ベスト10では間違いなくベスト1を獲るに違いありません。