ぶっつぶせ!やっつけろ!ということでラスベガス。
ラスベガスから連想する映画はすごく沢山ある。『花より男子ファイナル』を連想する人は破壊屋にアクセスしないよね?一般的な人が連想するのはオーシャンズシリーズだろうが、僕はニコラス・ケイジを連想した。『リーヴィング・ラスベガス』『コン・エアー』『NEXT』とラスベガスにはアイツ(ニコラス・ケイジ)が一杯いるような気がする。特に『NEXT』はアメリカ出発前に観たばかりなので印象が強い。ヨレヨレのタキシードを着たニコラス・ケイジがタバコと大関ワンカップ(マティーニ)を両手に持ったままラスベガスをうろつくシーンはかなり笑えた。
ラスベガスはネバダ砂漠の中にある巨大な歓楽街だ。日本だと田舎の国道沿いに派手なパチンコ屋が並ぶ光景に面白さを感じるが、その面白さを1万倍にしたような衝撃だった。街の機能自体に狂気を感じる。でもどんな町にでもパチンコ屋が存在している日本のギャンブルシステムも凄い狂気だよな。
ラスベガスは超大型ホテルたちが狂ったようにその豪華さを競いあっている。アンディ・ガルシアとアル・パチーノの見得張り合戦もこんな背景があるからだ。
MGMグランドホテル。これでも地味なデザインのほうだ。
一番狂っているのはニューヨーク・ニューヨークだ。ニューヨークを再現している!写真右下はブルックリン橋。
ニューヨーク・ニューヨークに自由の女神があるのは当然だとして、ジェットコースターがホテルに張り巡らされているのはどういうわけだ?子供が考えた未来都市みたいだ。
このホテルはヴェニスを再現している。
海賊船を持っているトレジャー・アイランド・ホテル。直訳すると「ホテル宝島」になって熱海っぽさが出てくる。夜には『デンジャラス・ビューティー2』のような豪華な海賊ショーが行われる。ここに宿泊した。
これが女海賊たちのショーだ。襲撃されたい!
男海賊たちが襲撃してくる。船と宝と美女を奪おうとしてるこの男海賊たちは人生で一番頑張っている瞬間だと思う。しかし野望空しく男海賊たちは倒される。
僕も彼らの仲間になって、一人だけ生き残って女海賊たちに捕まり、性欲処理用の奴隷とかになりたいですね。
海賊ショーは無料なので写真撮影可能だが、ラスベガスの有料ショーは撮影禁止なのでラスベガスへ行く人は注意。僕が観た有料ショーはロシア人たちのアイスショーで、英語がわからなくても大丈夫なようになっていた。さすが世界中から人が集まる場所だ。
深夜になるとアダルトショーもやっている。観ることは出来なかったがそこにはきっと傑作映画『ショーガール』の世界があったに違いない。
ラスベガスはショービジネスの世界だ。僕がギャンブル嫌いということもあるだろうが、はっきり言ってギャンブルは面白くなかった。『ラスベガスをぶっつぶせ!』『レインマン』に憧れてブラックジャックにチャレンジしたが、ちょっとやって数十ドルをスってオシマイ。ラウンダーズにはなれません。
ストラトスフィアタワーからの夜景。写真じゃあうまく伝えられないが、今まで観てきた中で一番の夜景だった。このタワーの絶叫マシンはかなり凄い。タワーから斜め下に鉄骨が10メートルくらい伸びる。その鉄骨の上をマシンが滑り落ちるのだ!まるで夜景に飛び出すような錯覚が味わえるらしい。時間が無くて出来なかった。
ラスベガスでもスパイダーマン。ここはフリーモント・ストリート・エクスペリエンス。完成当時はかなり話題になったので、知っている人は多いだろう。
1時間に一回、6種類の映像が流れる。圧巻の一言だった。映像の内容は不思議の国のアリス系だが………
上の少女が蛸に追われるという展開。日本のエロゲーみたいな展開で白人もビックリ。
ギャンブルに興じる僕。これは空港で撮影した。空港のロビーでギャンブルできるというのが凄い。ちなみにホテルのカジノは撮影厳禁なので注意。どうでもいいが『ラスベガスをぶっつぶせ!』でローレンス・フィッシュバーン が客をボコっていたカジノが、僕が遊んできたカジノ(リヴィエラ)だったので驚いた。
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