自動車販売で大金持ちになったジェフ・ブリッジス、自動車産業の発展で生きがいを無くしたカウボーイのクリス・クーパー、中流階級の家で幸せに育つトビー・マクガイワ。三人の男はそれぞれの人生を歩んでいた。
だが1930年代に大恐慌が起きて全てが変わってしまった。絶望の時代の中、三人の男は名馬シービスケットと出会いアメリカン・ドリームへの道を・・・
って
古臭い映画だなぁと思っていたら大間違い。
「シービスケット」は最新型のアメリカンドリームの映画だった。大金持ちになることも名声を手に入れることも今のアメリカにとってはアメリカンドリームじゃない。9.11が起きてしまったアメリカにとっては傷ついた状態から再生すること、
野望じゃなくて希望を持つことがアメリカンドリームだった。
現実が辛い時代だからこそ映画の中の希望は栄えるんだ。やっぱりアメリカ映画は凄いよ、タイムライン観てツッコミながら喜んでいる場合じゃない。