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TAXi NY   ★★

    「TAXi」の敵がドイツ車、「TAXi2」の敵が日本車、だから僕は「今度の敵はアメ車だ!」って予想したんだけど、「TAXi3」はわけわかんない事になっていた。しかしまさか主人公のタクシーがアメ車になるとは思わなかった。 ハリウッド映画をパクったフランス映画を、わざわざハリウッドがリメイクした映画。上映終了後「ベッソンのパクリだよな!」とか言ってた客がいたけど、リメイクということを知らなかったのか。本家よりこっちのほうが面白いけど、それはあくまでも「主人公をマルセイユのバカ男じゃなくて、NYの逞しい黒人女にした。強盗をドイツ野郎じゃなくてモデル美女軍団にした」という、破壊屋管理人を狙い打ちにした変更点だけの違いです。
    改めてリメイク版を観るとTAXiシリーズって本当に脚本がズタズタだな。「NY」のほうは本家にあったストーリーのメチャクチャさを解消しようとしているけど、焼け石に水状態。ただTAXiシリーズの特徴でもあり欠点でもある”スピード感がスゲエ!って映画の中でも、観た観客達も騒いでるけど、僕にはどう見ても時速40キロで走ってるようにしか見えない”は大分解消されていました。それなりのカースタントは見れます。

    本家では料理が上手かったママがハリウッド版だと、デリバリーばっかり頼んで自分はミキサーで作るカクテル飲んでいるのは、米仏の違いを表した設定なのでしょうか。
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