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キューティー・ブロンド   ★★★★

    「ダイヤモンドガール」っていうドラマがあるらしいのですが、プロットを調べてみてビックリ。これ「キューティー・ブロンド」のまんまパクリじゃん。
   「キューティー・ブロンド」はアメリカで大ヒットして続編も待機中なのに、日本ではそれ程話題になりませんでしたね。僕もちょっと前に「キューティー・ブロンド」を観ましたが最高に面白かったです。20歳以上(ガキのような小娘以外)の全女性にオススメできます。
   「女っていうのは中身だけじゃなくて外見も磨かなきゃいけないのよ、美容も勉強もオシャレも仕事も全部女を成長させるの!でも周りの男は気持ち悪いのや、セクハラなオヤジだらけ、でも男を惹き付けるんだから、そういうハズレも仕方ないわね。そういえばあのダサ男は絶対付き合いたくないけど、いい人だからちょっとくらい手伝ってあげるわ。この前私を振った男は絶対に寄りを戻してみせるけど、[戻ってきたら私から振っとこう]。」という21世紀にふさわしい価値観の映画です。
   でもこの映画、本当に良いのは「カワイイ」って事を追求しているヒロインが、決して自分の「カワイイ」というスタイルを変えずに突き抜けていく姿だと思う。それと美容院でお姉さんもおばさんも誰もが、男を惹きつけるための動作を練習するシーンはみんな「カワイイ」くて良かった。
   「キューティー・ブロンド」は完全に女性向けに作られているので、男性が観る必要無しに思われていますがそうでもないですよ。僕が尊敬してやまない映画評論家、秋本鉄次氏も2003年の最高映画に推しています(この人は本当に素晴らしいセンスだと思う)。それに世界中の男性が疑問に思っている「なんで女をいちいち車で送り迎えしなきゃいけないんだよ!」という命題に、極めて納得のいく明解な答えが提示されます。頑張ろうぜボンクラ達!(まあ日本は鉄道網が整備されているので・・・スイマセン言い訳です)。

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