ボーン・アイデンティティー
荒唐無稽じゃないスパイアクションだ!
● 主人公とヒロインが出会うシーン。車には雪が綺麗に積もっているが、その後ヒロインを映すときは雪が一部払われている。
ヒロインが鼻息で吹き飛ばしたとか。
● ヒロインはアメリカ人でも無いしアメリカに行く予定も無い。しかし何故かアメリカ大使館でビザとパスポートを求めている。
そりゃ門前払いをくらうよな。
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重要な小道具となる主人公の赤いバッグ。この赤いバッグは駅のロッカーに置き去りにする。しかしその後何故かまた主人公の手元に戻っている(お金を渡すシーン)。
これはかなりの大ミスだけど、それはまあ置いといて赤いバッグの使い方は見事でした。ちゃんとラストシーンにも出てくるし。
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大使館の壁に張り付いてバッグを落とすシーン。落ちる途中にバッグがぶつかって動き出す金具は、その後止まったり動いたりする。
繋がりはおかしいけど緊張感を煽ってくれる名編集。このシーンの演出は非常に上手い。
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後半の舞台は真冬午後5時のポンヌフの橋。その時間帯は日が落ちている時間のはずなのに、まだ落ちていない。
この橋を舞台にコジキ達が恋に落ちるジュリエット・ビノシュの映画がありましたな。
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ヒロインは敵の目から逃れるために髪を染めるが、一緒に逃げている主人公は何も変装しない。
というかこのシーンはヒロインのセクシーな部分を強調するのが目的なので、マッド・デイモンが変装しようがしまいがどーでもいい。