破壊屋200720062005

ルワンダとエルサルバドル   

まだ本格更新は再開できません。スイマセン。

この2本の内戦映画は同じ日に観に行きました。『ホテル・ルワンダ』は残虐な内容が目につきますが、凄まじい緊迫感で絶望的な状況を描きつつそこから感動を生まれさせるので、大満足できる1級の映画になっています。対して『イノセント・ボイス ~12歳の戦場~』は感動を拝してでも「少年の視点で内戦を見る」という点にのみ力を注いでいて、悲惨な内容にも関わらず意外と親しみやすい映画になっています。
どちらの作品も手法が全く違いますが、映画の特性を最大限に活用して内戦を描いている点で同じです。

それと『ホテル・ルワンダ』を観ると「西側諸国が介入して問題解決できるはずなのでわ?」と思ってくるのに対して、『イノセント・ボイス ~12歳の戦場~』が介入の逆効果を描いているのも興味深いです。

ちなみに『ホテル・ルワンダ』で一番強烈だったのは、主人公を一生懸命助けようとしている国連軍(ニック・ノルティ)の台詞です。「君が出世してもオーナーにはなれない。何故なら君はニガーですらない。アフリカ人だ」

2006/01/24|▼この記事の直リンク先

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