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ロスト・メモリーズ   ★★

    韓国版「マトリックス」安重根による伊藤博文暗殺が失敗していたら・・・という仮想世界を舞台にした映画。その世界では日本は韓国(っていうか朝鮮)の植民地政策に成功していて、朝鮮と満州を支配して完全な日本社会にしてしまった。もちろん朝鮮人達はみんなハングル語を捨てられ日本語を喋る日本人になっていた。だがそんな強大な日本社会に立ち向かう不令鮮人と呼ばれるテロリスト達がいた。彼らは一体何が目的なのか?不令鮮人と一部の日本人だけが知っている真実とは?
    主人公の刑事は朝鮮人だが、もちろん日本人として生きているのでその不令鮮人達を容赦なく殺していく。だが真実の片鱗に触れていくうちに・・・


    つまり朝鮮人の主人公=ネオ、不令鮮人=レジスタンス、日本社会=マトリックス、純粋な日本人=エージェント・スミス、真実=[朝鮮は日本の支配下に置かれない]なのです。このアイデアは面白い!クライマックスの不令鮮人達の「非道なる日本(マトリックス)には死んでも立ち向かう!」という熱い想いには日本人である僕も感動してしまった。また日本人の行動原理にも上手い説明をつけている。その説明とはエージェント・スミスに当たるキャラには奥さんがいて、その奥さんが[広島]出身なので・・・これ以上は書けませんが、まあとにかくちゃんと説明をつけている。
    韓国には恨(ハン)という観念があるけど、その観念を正しく使った作品。でも映画としては全然ダメ。惜しい。
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