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香港国際警察   ★★★★

    ハリウッドから香港に戻ってきたジャッキー・チェンの新作は快作だった!観ていて何かもう嬉しかった。映画の内容は今までのポリス・ストーリーよりも踊る大捜査線の劇場版を連想させる。コートの使い方が似ているというだけじゃなくて、説得力よりもその場面のテンションを徹底して優先させるところが似ている。これを観て「踊る大捜査線 劇場版」は演出や脚本が悪かったわけではなくて、映画としての根性に欠けていたことがよくわかった。
    今回のポリス・ストーリーは若い刑事(ニコラス・ツェー)とのバディ・ムービーになっているので、ジャッキーのアクション弱めかなと思ったけど大丈夫だった。実際ニコラス・ツェーは派手に動いてばっかりで、殴られたり蹴られたりするシーンが少ない。それに対してジャッキーはバンバン敵の攻撃を受ける(攻撃するよりも、受けるほうが高度なスタント)。
    そしてジャッキー・アクションは相変わらず面白くてしょうがない!この相変わらずってのが凄い。演技が昔と相変わらずの役者は大勢いるけど、デス・ウィッシュ・スタントが相変わらずなのはジャッキーくらいでしょう。僕がランドセルを背負っていた時に「香港国際警察」でビルから落ちていた男が、僕が運動不足に悩む社会人になっても「香港国際警察」でビルから落ちている。もう敬服するしかない。
    エンド・クレジットはもちろんNG集。よくエンド・クレジットにも衝撃が!とか宣伝している映画があるけど、ジャッキー映画のエンド・クレジットには敵わないよ。だって「ジャッキーのいるセットが大爆破」とか「ニコラス・ツェー、ビルの屋上で逆さ吊り」とかを本当に撮影していたことが判明するんだから。そっちのほうが遥かに衝撃的。
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