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花より男子よりホットファズ   

トークショーをやって来ました。ひゃー緊張した。

わたなべりんたろうさんと添野知生さんがレベルの高い音楽トークをする中、僕は

「↑は大阪あいりん地区の暴動でも似たシーンがありましたね」
「ショーン・オブ・ザ・デッドのレコードを投げるシーンは、何のレコードを投げているのかわからなくても面白いから、ショーン・オブ・ザ・デッドは面白いんですよ!」
「(このギャグなら)爆笑レッドカーペットに出れますねー」
とレベルの低い発言で、ウケを狙っていました。

トークショーでは、『ショーン・オブ・ザ・デッド』のレコードを投げるシーンの編集について言及できたのはラッキーだった。以前からずっと褒めたかった要素だ。僕の隣に座っていた白石晃士監督も賛同してくれた。
『ショーン・オブ・ザ・デッド』のレコードを投げるシーンは最高の名シーンだ。そして世間では「二人はどんなレコードを投げているのか?」というネタが凄く話題になった。でも僕は二人のレコードトークの内容よりも、レコードを選んでいる行為自体が面白くてしょうがない。というかレコードトークの内容はあまり気にしなかった。
ところであのシーンには欠点があって、主人公二人とゾンビの距離とゾンビが近づく速度がおかしいということだ。でも編集のテンポが完璧なので欠点が気にならない。この編集があったからこそ名シーンになったんだと思う。「編集を頭の中で計算しながら撮影していたら凄い」と白石晃士監督が言っていたが、その通りだ。撮影時に計算しながら撮っていたのかどうかはわからないけど、エドガー・ライト監督は編集でシーンを組み立てる力が抜群に優れている。そういえば水野晴郎も『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』の編集を褒めてから亡くなった。


『ホット・ファズの日記』にも書いてあるんだけど、映画の興行は公開第一週の土日でほとんど決まる。だから出来れば今度の土日に『ホット・ファズ』を観賞してもらえると、興行側としてはありがたいそうだ。(『ホテル・ルワンダ』の時も町山さんが「映画界にいい流れを作りたいから」ということで土日の鑑賞を煽っていた。)
というわけで興味がある人は是非『ホット・ファズ』を土日に観に行って欲しい。もしあなたが川崎チネチッタへ行って、『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』のチケットが売り切れていたら、そこは絶対に『ホット・ファズ』にしてほしい。

それと川崎チネチッタのスタッフは「『花より男子ファイナル』のチケットをください!」と客に言われたら必ず『ホット・ファズ』のチケットとすり替えること!
チッタ前のアフリカンも、弱そうな男を見つけたら『ホット・ファズ』まで拉致ること!
『ホット・ファズ』に興味のない人は、とりあえず『ホット・ファズ』のチケットを買って、映画館へ入ったら『ダイブ!!』でも観てろってんだ!(←映画館に多大な迷惑かかる上に、破壊屋が炎上しかねないので絶対に本気にしないように!)

2008-07-02

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