2008年ベスト
七月公開作品は抜いたので『ホット・ファズ』は入っていない。今年はかなりの豊作だ。『ミスト』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド 』『シークレット・サンシャイン』はいずれも宗教をネガティブに捉えている映画だ。宗教の力が強い国で、このような映画が作られているというのは凄いことだ。映画の持つ底力を感じさせる。いつもだったら「それに比べて日本映画は…」って言いたくなるが、今年は日本映画も凄い。
2008年ワースト
『リボルバー』は酷過ぎる。あまりにもキチガイ的な映像を延々と見せられるので「観客を発狂に追い込むのが目的なのか?」と思ったら、[「キチガイな話だったので発狂する」]が映画のオチだったので驚いた。別の意味で斬新なトリック。
『神様のパズル』は『シューテム・アップ』よりも上映時間が45分も長いよ。主人公が[作文を読む]ラストは呆れた。ここ数年「書いてあるものを読むのが見せ場」的な日本映画が多いけど、演出で感動させる力がないのか?
2008-07-18