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フライング☆ラビッツ   ★★

三連休の中日の新宿の映画館。『フライング☆ラビッツ』は公開二日目なのにありえないほどガラガラだった。

隣でやっている『SEX AND THE CITY』には行列が出来ていたけど。


映画『フライング☆ラビッツ』は今年もっとも企画そのものを疑ってしまう映画である。とにかく企画にツッコミどころが多い。


うんでこの映画は電通フルスロットルのCM映画なのだ!スポンサー企業のCMみたいなシーンがてんこもり。この映画ってスポンサー企業の税金対策で作られたんじゃないの?と勘ぐってしまうほどだ。福本次郎さんもタイアップを非難したいのなら電通に噛み付きなよ。ちゃんと商品が劇中に出てくる映画を指摘しなよ。

映画自体がJALの宣伝になっているのは、JALが全面協力だから当然だ。問題なのは他の企業だ。スポンサー企業の一つとしてTOKYO TOWERがあるんだけど、劇中合コンをする場所が東京タワーだったりする。男のグループと女のグループが普通に東京タワーの中でつっ立ったまんま自己紹介しているのだ。ありえねー。

またアミノバリューがスポンサーなので、登場人物たちがアミノバリューを飲んでいる。これは別に構わない。しかしエンドクレジットではアミノバリューの効果の説明まで出てくるのだ。またDoCoMoもスポンサーなので、DoCoMoのケータイが不自然にアップになるシーンがあって笑ってしまう。


観ていてダメージが大きい要素として音が酷い。聞き取れない台詞が一杯あって字幕が欲しいくらい。演出はまあまあで、きちんと画面が作られている。演技も大丈夫だった。監督や俳優が頑張っても企画そのものがダメで脚本が最悪という典型的なダメ邦画だ。

うんでまあ映画の内容だが前半が壊滅的。後半は持ち直してくるので意外と面白いが、前半の酷さは『少林少女』に匹敵する。以下ストーリー解説。


以下ネタバレ


ストーリーを解説するのも疲れたのでツッコミどころをいくつか。


うんで、まあ映画のクライマックスである。映画のクライマックスはこんな感じ。


一緒に映画を鑑賞していたacidtankさんが上映終了後に一言。

「あのダンクシュートをやらなければ
フライング☆ラビッツは負けなかったんじゃないの?」

と後半の展開全てを否定するツッコミを入れたのでみんなで大爆笑

2008-09-15

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