映画の同人誌に参加しました!僕に画力があれば同人誌のカップリングには、草なぎ剛×TKO(BALLAD)、江口洋介×TKO(GOEMON)、TKO×林遣都(LOVE FIGHT)をチョイスして大沢たかおの受け攻め両方を描きたいところだけど、残念ながらそんな画力はないので文章ネタです。いや、カップリングのやおい文章を書いたわけではなくて、いつも通りの映画ネタについて書きました。
この同人誌「Bootleg」の企画はゾンビ、カンフー、ロックンロールの侍功夫さんが立てたもので、何から何まで侍功夫さんがやってくれました。まだ僕も自分の書いた部分しか見られてないんですが、侍功夫さんのおかげで僕の文章はともかくとして、大変素晴らしいデザインになっています。
他の執筆陣もすごくて
といった超豪華メンバーが揃っています。そこに加えて映画レビューなんて書かないでバカネタばっかりやっている破壊屋のギッチョと、映画よりも鈴木早智子を愛しているマトモ亭主宰のスロウストンさんという場違い映画ブロガー2名が参加させてもらっています。でも噂によるとマトモ亭のスロウストンさん書かれた「男はつらいよ全48作論」が一番凄そうなネタらしいです。僕もまだみなさんの執筆作を読んでいないので、この文学フリマが凄く楽しみです。
僕が書いたネタは「リブート!~繰り返される映画たち~」と「エンドクレジットの世界」です。この二つのネタは前から破壊屋に載せたかったけれど、文字数が多すぎて収拾つかなくなってしまうために、書き上げることが出来なかった。
リブート映画というのは「バットマン」「ハルク」「仁義なき戦い」みたいにリセットボタンを押して前のシリーズを無かったことにした映画のこと。今回はリブートの定義を拡大解釈して、死んでも死なないで続編を作る「宇宙戦艦ヤマト」や、リセットボタンを押す回数がやたら多い「ゴジラ」といった作品を始めとして、色んな映画のリブートについて書きました。
もう一つは、どんなに面白い映画だろうがどんなにつまらない映画だろうが、映画の最後に必ず流れてくるエンドクレジットについてです。10年近くも続けてきた個人映画サイトの管理人としては
「なんでエンドクレジットをわざわざ最後まで見なきゃいけないの?単なる文字列じゃん。面白くも何ともないから、さっさとトイレ行きたい!」
とはクチが裂けても絶対に言えないことなんだけど、たった今そのクチが裂けた。でもまあ実際のところはちゃんと最後まで見ているので、色んな映画の面白いエンドクレジットのことを書いています。
せっかくなので、僕が書いた「エンドクレジットの世界」でも取り挙げたトンデモないエンドクレジットを一本だけここでも紹介します。むかし、町山さんと柳下さんがテレビで取り上げたこともあるので知っている人もいるでしょう、香港映画『群狼大戦』のエンドクレジットです。以下は『群狼大戦』のネタバレになっています。
これが『群狼大戦』のラストカット、火だるまになった人が建物から落ちている
これが『群狼大戦』のエンドクレジット、新聞記事が載っていてそこには「傷重焼人火」って書いてある
えーつまりですね。『群狼大戦』のクライマックスは女優2人が爆発する建物から飛び降りるシーンなんですが、香港映画なのでスタントマンは使わずに女優本人が飛び降りた結果………撮影事故が発生して女優2人が爆炎に巻き込まれて大ヤケド。この瞬間に映画はいきなり終わってしまい、代わりにサイレンの音が聞こえてきます。エンドクレジットではこの撮影事故を報道する新聞記事で構成されています。
このエンドクレジットはYOUTUBEでも見れます。また『群狼大戦』についてはKASAHARA MOVIE GUIDEが詳しいです。
同人誌「Bootleg」の「エンドクレジットの世界」では、50本以上にも及ぶ色んな映画の面白いエンドクレジットを文章で紹介しています。文学フリマは12月6日に蒲田で開催されますので興味のある方は是非来てみてください。
なお、「Bootleg」の通販希望者が多いらしいんですが、「Bootleg」は残念ながら通販できません。ただ僕のリアル友人・知人や破壊屋オフ会に参加したことのある人で「12月6日は無理だけどBootlegが欲しい!」という方は連絡ください。何とかできるかも。
映画評同人誌「Bootleg」
2009-11-15