破壊屋2007200620052004旧映画の感想

愛についてのキンゼイ・レポート   ★★★

酷いタイトルだ…。愛についてのレポートではなくてセックスに関するレポート。
アメリカはキリスト教の国なので性行為は生殖のためだけに行う。そしてオナニーすら悪とされる。だからセックスにはお互いの快感を求めるなんていう感覚はタブー。そんな保守的なアメリカの状況をキンゼイがセックス・レポートを作成して揺るがす。
映画はキンゼイ・レポートに関する様々な出来事を描く。セックスを追求するあまり同性愛やスワッピングまで追求するキンゼイの姿、キンゼイと保守派の父親との葛藤、キンゼイと妻の物語、出版されたレポートがアメリカ社会を揺るがす様子、キンゼイの調査チーム達の行動など多岐に渡る。
これら全てのドラマを受け止めきれるクライマックスが用意できていなかったのが残念。実話の映画化で一番難しい部分ですね。

しかしオナニーさせないために拘束衣を着させるなんて酷い時代だな。僕がその時代に生きていたらきっとハンニバル・レクター並みに拘束されていたぞ。

2005/10/13|▼この記事の直リンク先

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