友人からテレビ東京が闘魂祭を開催するという情報をもらった。何のこっちゃと思ったが沼津ではテレビ東京が見られない。しかし木曜洋画劇場のCMを保存している素晴らしいサイト(2ちゃんねる絡みなのが、2ちゃん嫌いとしてはちょっと…)があるためにすぐに何のことかわかりました。単に7月の木曜洋画劇場のラインナップが『フレディVSジェイソン』『レプリカント』『追撃者』『ビロウ』というだけ。しかしだ!闘魂祭のCMがあまりにも素晴らしい!こんなにテンションの高い映画のCMは観た事が無い!ダウンロードしてもう20回位見たが、それでも全然飽きない!仕事から帰ってPCを立ち上げて闘魂祭のCMを見ると元気が出てくる。(このCMで使われているBGMの詳細がわかる人、教えてください。)
以下は、一番上:テレビ東京のキャッチコピー、真ん中:テレビ東京が組んだ勝負の内容、下:映画のタイトル、となっております。
ホラー映画界のババ対イノキ!
フレディ対ジェイソン
『フレディVSジェイソン』
お互いが同じジャンルに身を置き、そしてお互いが頂点を極めながらも、決して本当の頂点を決めようとしなかった二人…。まさにババとイノキだ。
『フレディVSジェイソン』は本当に面白い映画です。出てくる女優がみんな巨乳だという点が素晴らしい。巨乳がフレディに襲う一方で、ジェイソンが巨乳を襲う。設定上は一応女子高生なんだけど、みんなとてもじゃないが女子高生には見えないお姉さま方というのが益々良い。
また『フレディVSジェイソン』はホラー映画のルールを遵守している点が面白い。例えばホラー映画には「童貞は死なない」というルールがあります。『フレディVSジェイソン』にも勿論童貞野郎が出てきて、[こいつは危険な目に遭っても死なないんだけど、後半実は童貞じゃなかったことが観客にバレると死ぬ。]
既存のパターンを守ることによりさらに新しいパターンを生み出した珍しい映画です。
これが究極!ダブル・ゼータ・ヴァンダム!
ヴァンダムVSヴァンダム
『レプリカント』
それを言うなら「ダブル・ヴァンダム」が正しいでしょうが!「ゼータ」はいらないだろ!「ゼータ」は!ヴァンダムが合体するわけじゃなんだから。 とツッコミつつも、わざわざ「ゼータ」を入れてくれた事が嬉しい。(解説:昔「ZZガンダム」というテレビアニメがあって、読み方は「ダブル・ゼータ・ガンダム」だった。)
えーと『レプリカント』ですが、凄いクソ映画です。設定が物凄いんですよ。シングルマザーばかりが惨殺されるという残酷な連続殺人事件が発生する。だが警察は犯人のDNAを手に入れた。そこでそのDNAから連続殺人犯のクローン人間を作って現場で事件を再現させて、どんな感じで殺人が行われたのか調べるというストーリーです。何を考えてんだか。
猫パンチの痛みに耐えろスタローン!
スタローンVSミッキー・ローク
『追撃者』
これ公開当時はレイチェル・リー・クック(直球勝負の美少女女優)がエッチな役で出ていることで話題になったんだよなー。そういやここ数年映画館でレイチェル・リー・クックを観てないのですが、今何やってるのでしょう?IMDB見ればすぐわかるけど、それすら面倒くさい。これも非常につまらない映画だった。 (解説:ミッキー・ロークは俳優だったが、一時ボクサーになった。その時のパンチの打ち方が猫みたいな感じだったので、猫パンチ=ミッキー・ロークというのは映画ファンの常識だったりする。本当に常識とは思わんが)
暗い冥府の深海で、聴こえる叫びはロォレラァイ!
米国海軍VSドイツ海軍
『ビロウ』
『ローレライ』って…それは他局が作った映画だろう。これだけ未見なので内容知らず。観たいな。
闘魂祭と銘打っているけど『レプリカント』と『追撃者』は本当に酷い映画だ。あまり他人にはオススメできない。だがつまらないことがわかっていても、こんな素敵なCMを見せられると何か観たくなってきてしまう。僕は今までずっと「ダメな映画の行き着く場所はテレビ東京」と思っていましたが、この認識はもう改めます。「ダメな映画がもっとも輝くことができる場所はテレビ東京」だと。
2005/07/06|▼この記事の直リンク先