『LIMIT OF LOVE 海猿』がニューヨークで上映され、感動的なシーンでなぜか、ニューヨーカーの爆笑をかった。
***中略***
鑑賞中、あきらかに日本人と反応が違っていたのは、主役の伊藤が携帯電話を使って○○○○○する感傷的なシーンでは日本中が大号泣だったが、ニューヨーカーの目には「こんな状況下で携帯を4、5分も使い○○○○○までする」彼を見て、爆笑していたことだ
「アローン・イン・ザ・シアター」の時に書いたけど、僕もこのシーンは大爆笑した。腹抱えて笑った。仕事しながら○○○○○を聞いている人たちの表情が絶妙すぎて………。今年1番の爆笑ギャグだよ。ラピュタでも似たようなシーンあったじゃん。
でも映画館で爆笑しているのは僕一人で、あとはほとんどすすり泣きだった。みんながこのシーンですすり泣きするのが逆に面白くて僕はさらに笑っていた。周囲の観客からは相当の顰蹙を買ったと思う。
フジテレビの映画って観客を泣かせようとするのがあざとすぎて、逆にギャグになっている。今の日本映画って観客に映画を読み取る力を必要としていないし、実際今の観客達もそれで満足しているんだよな。今後益々テレビドラマみたいな映画が増えてしまうのだろうか。
「反町にチンギスハンが乗り移り、監督の私にもチンギスハンが乗り移ったかのようだった。満足なカットが撮れて感謝しています」
さすが天皇春樹。『男たちの大和』のときのインタビューも際どい味のある発言を連発していましたが、今回も凄そうですね。しかし春樹さんこれ↓はちょっと
勘弁してくれよー、僕は『椿三十郎』が一番好きなクロサワ映画なんだけど。何であの男が椿三十郎なんだよ!
日本映画界を支える実力を持ち、多大な業績を残しながらも全く信用できない人物たちが主演、監督、製作しているのが非常に不安です。
2006/07/20|▼この記事の直リンク先