破壊屋200720062005

エンゼルX-1   

更新がおざなりで申し訳ございませんでした。横浜に戻って生活も仕事もガラッと代わった上に、色々なことがあったのでパソコンの前にいる時間が一気に減ったのが原因でした。夏休みもまだ全部取れていません。


今週末は大量の注目作が公開されます。

これらはゆっくり消化していくとして、注目作はやはり幸福の科学presents『永遠の法』でしょう。[公開第一週だけ信者の力で]大ヒットしますよ!

実は破壊屋の歴史の中で唯一「映画館で観たのに、破壊屋にそのことを書かなかった映画」があります。それは『黄金の法』です。書こうと思ったのですが、別の掲示板に観に行ったことを書いたところ、幸福の科学の信者と間違えられてしまい、無用なトラブルを避けるために破壊屋では何も書かないことにしました。

その幸福の科学が作った新作『永遠の法』。僕は観に行きますよ!ちなみに僕は「映画はチケットショップで安く見る派」なんですが、こういう「最初っから批判するつもりで観に行く映画」は必ず劇場一般で観るようにしています。幸福の科学の映画は前売りがめっちゃ安いんですが、ちゃんと1800円払います。


幸福の科学が作る映画は、信者の子供たちが見て楽しめるように作ってあり、別に酷い作品になっているわけじゃないです。批判するつもりで観に行った宗教嫌いの僕にも意外と楽しめる作品になってました。『ブレイブ・ストーリー』よりは遥かにマシだと思います。

ただ鑑賞時は信者たちに殺されないよう笑いをこらえるのが大変ですが。


『永遠の法』ですが、観る前から一つ大きなツッコミどころがあります。今回は霊界を舞台にした映画なのですが、何故か巨大ロボット:エンゼルX-1で戦うのです。うんでもって幸福の科学の雑誌に「『鉄人28号』『ガンダム』『エヴァンゲリオン』全てのアニメロボットはエンゼルX-1を原型に造られた!?」というコラムが載っているのです。そのコラムには以下のように根拠が示されています。

1:鉄人28号はリモコンで動くが、エンゼルX-1はテレパシーで動く。

それって全然違うじゃねーか!(正確に言うと、コラムニストは”意思の伝達”という点で似ていると指摘しているんだが)

2:最近のガンダムは羽を持っている。エンゼルX-1も羽を持っている。

パトレイバーのグリフォンも、ラピュタのロボット兵も、ナウシカの巨神兵も(原作のみ)みんな羽持っているよ!

3:天使型ロボットのエヴァンゲリオンもエンゼルX-1も細身で有機的。
操縦者の意思とロボットがシンクロしている。

エヴァンゲリオンってロボットでしたっけ?っていうかそれ以前に

順序が逆なんだからエンゼルX-1が原型なわけないだろ!「ファーストガンダムはガンダムSEEDのパクリ」と言ってるのと同じだぞ!

と思ったがそのコラムの最後には、以下のような事が書いてあったのだ!

エンゼルX-1は霊界に実在しており
それがガンダムや鉄人28号の原型になっている

ま、参りました!

2006/09/24|▼この記事の直リンク先

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