『アイアンマン』の便乗映画。友人から映画の設定を聞いて大爆笑したので、実際に観てみた。映画の製作レベルは自主映画並み。町の雑音(車の音とか鳥の鳴き声)がうるさくてしょうがない。脚本も酷い。
映画のストーリーは「天才教授が開発した特殊なスーツを着た主人公が悪の組織と戦う」というもの。だがその特殊なスーツにはおそるべき特徴があった!それが大爆笑できる映画の設定というわけ。
詳しくは以下の画像を見て欲しい。主人公は教授に騙されてメタルマンのスーツを着てしまうのだが………
スーツを一度着ると一生脱げないのだ!教授に騙されてスーツを着た主人公は、一生この姿のまま過ごすことになった。一番最後の写真はメタルマンの食事風景で、手に持っている大関ワンカップみたいのを首の隙間に当てると、ナノマシンが体内に入って栄養を補給するというのだ。汗、排泄物、髭、髪の毛、今着ている服がどうなるかは一切説明なし。まあナノマシンが何とかするのだろう。
ちなみにスーツはステルスモードというのがあって、ステルスモードになるとスーツが透明になる。つまり普通の人間に見えるわけだが、ステルスモードになるとエネルギーの消費が激しくなるらしい。
こうしてメタルマンは悪党と戦うことになる。庭先でケンカしているだけだが。
メタルマンの移動手段は車!時速100キロも余裕で出せるぜ。
超低予算映画なのでスーツの塗装の剥げ具合がどんどん酷くなってくる。
メタルマンがフル・ステルスモードになると透明になれる。しかし目をこらせば見つけられるレベルだ。他にも銃弾を跳ね返すシールドモードというのがある………っていうかこのスーツ自体は防弾じゃねーのかよ!
悪役はメタルマンレディー(名前がついてないので勝手に命名)を生み出す。メタルマンレディーは首から下が私服。首から下が全部弱点じゃん。
「メタルマンレディー」じゃなくて「メタルレディー」じゃないの?というツッコミはなし。
クライマックスでメタルマンは最強の敵と戦う。場所はどっかの牧場。
最強の敵の背中には、筒とケーブルがついていて………。
ダメージを受けると筒の中の花火が点火する。こういう自主映画魂は大好き。
これがラストシーン。牧場で撮影しているので背景に牛さんがいる。丑年にふさわしい映画だ。
エンドクレジットでメタルマンとメタルマンレディーが付き合うことにしたのが判明する。もちろん一生脱げない。
とりあえずお約束な主題歌を作ってしまった。
あれは誰だ 誰だ 誰だ
あれはメタル メタルマン メタルマン
そこつ者の名を受けて、全てを捨てて戦う男
メタルシールドは弾はじき
メタルマスクは石頭
メタルヒールで傷癒し
メタルステルスで女とデート
メタルの力 身に付けた 正義のヒーロー メタルマン メタルマン
2009-01-18