どーでもいい話(いつもそうだが)。
「『おくりびと』ハリウッドリメイクか?」「アメリカ人は『おくりびと』をどう受け取ったのか?」といった話題が登場してきて、『おくりびと』が社会現象になっている。その一方で『おくりびと』みたいな設定のアメリカ映画が公開されていたのに、何故か全く話題にならなかった。その映画は『ザ・クリーナー 消された殺人』で、監督は僕が敬愛するレニー・ハーリン。主人公は殺人や事故の現場を掃除する人という設定だ。『おくりびと』と全然違うか。
主人公は豪邸内の殺人現場の清掃を依頼された。いつもどおり完璧な仕事を終えて、ニュースを見てると………その豪邸の失踪事件が報道されていた。未発覚の殺人事件の現場を掃除しちゃったのだ!
出演者はサミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリス、エヴァ・メンデス。なのに全米未公開。確かに出来は悪かった。観客を驚かせるためにありえないオチを模索した挙句に大失敗している。どうせ誰も観てない映画なので、いつかオチを書こう。
『ザ・クリーナー 消された殺人』がシネパトスで上映していたので、ついでに駄作との名高い『ヘルライド』を観た。凄まじく酷い出来だった。編集が下手すぎてストーリーが繋がらなくなるアメリカ映画を久しぶりに観たよ。ここ最近アメリカ映画の素晴らしさを訴えてきたが、そんな自分の主張が少しだけ揺らいだ。
2009-03-05