破壊屋に戻る07月の更新内容全てを表示2009年の日記を一覧表示

ミスター・トーマス・アンダーソン   

今からオフ会だ。前回、前々回のオフ会では新規参加者が0だった(僕が連れてきた友人は除く)。今回は新規参加者からのメールがたくさんあった。

前回はキャンセルが2名出たために、ネット上で急募をかけたのに全然メールが来なかった。そこで破壊屋のことを何も知らない親戚を連れていくという荒技を使った。さらに僕が勤めている会社の親会社の人間を連れて行くという超荒技も使った。親会社の人とオフ会!って、もちろんその人は僕の友人だ。 その友人から
「○×▲(僕の本名)とギッチョってキャラが同じなんだ。」
ってメールが来た。僕はずっと人格を変えずにやっているが、そういえば昔はネット上で別人格を作っているサイト管理人が多かったような気がする。SNSが流行りだした頃から、ネット上は別人格を出すというよりも素の自分を出す場所になった。ネット上よりも現実社会のほうで別人格を作って生活している人も多いかもしれない。


『マトリックス』の話。僕が『マトリックス』で凄く好きなシーンがある。それはクライマックスでエージェント・スミスがネオに話しかける時に、ネオの本名を使うシーンだ。なぜこのシーンが凄く好きなのか解説しよう。

『マトリックス』の主人公の本名はトーマス・アンダーソンという平凡な名前で、ネオはハンドルネームだ。しかしマトリックスという仮想世界で大活躍することで、みんなから「アイツはすげえ!」「救世主ネオだ!」とチヤホヤされている。そんな時に敵であるエージェント・スミスがネオに向かって
「トーマス・アンダーソン君!」
と本名で話かけるのだ!まるで会社の上司みたいに。これはゾクゾクきた。

僕の本名は○×▲で子会社勤めのサラリーマンだが、ネット上では破壊屋ギッチョとして微妙に有名な存在になっている。オフ会をやれば「ギッチョさん!」と声をかけられ、誕生日祝いをしてもらえる。『マトリックス』のあのシーンは、オフ会の最中に会社の上司に見つかって
「○×▲!オマエ何やってんの?」
と話かけられて、破壊屋読者たちの目の前で破壊屋ギッチョのアイデンティティが崩壊するようなものなのだ!

というかこれは既に現実に起きていて、以前サマーソニックでスパイダーマンの格好をしていたら、会社の先輩から「○×▲君!」と声をかけられたことがある。だから僕は会社内で誰がサマソニに行くのかというのはちょっと気にするようになった。
そういえば「コミケで会社の上司に遭遇してしまった」という人はいないのだろうか?これは上司のほうにダメージが大きそうだが。
まあとにかく世の中はエージェント・スミスだらけ(勤め先の人間、顧客)なので気をつけて生きていかなくてはいけない。そういえば何故新規参加者が突然増えたのだろう。もしかして幸福………

というのは冗談だけど、しかし今回のオフ会では小さいお店を予約してしまったのでこれ以上増やすわけにはいかず、お断りのメールを何通か送る羽目になってしまった。断ってしまった人はごめんなさい。

2009-07-12

はてブ▼この記事の直リンク先

破壊屋に戻る07月の更新内容全てを表示2009年の日記を一覧表示