今回の破壊屋の文章は虫食い文字があります。それは破壊屋は僕の知り合いの女性たちもチェックしており、彼女達からの評価を下げたくないから………いやもう評価は下がっていると思いますが「変態だと思われてもいいけど危ない人だとは思われたくない。」という僕の必死な思いを理解してください。
虫食い文字の部分は「何かヤバいことが書いてある」程度の認識でいてください。はいそこのお前!検索しない!
チャイルド・ポルノ『エコール』。あのヤバすぎる公式サイトを破壊屋で紹介して以来、友人達に
「あの映画は一体何なんだ?」
と言われました。説明した後に
「で、お前は何であの映画を観に行ったんだ?」
と誰も言ってこなかったのは幸いでした。
みなさんはあの公式サイトのギャラリー程度の写真で騒いでいるようですが………あのギャラリーは映画本編に比べればまだおとなしいほうの写真ばっかりですよ。
この僕が『エコール』を観て怒り出すとは自分でも意外でした。『エコール』で延々と映し出される女子小学生たちの肢体と裸の映像は、実に興味無い&不愉快&退屈で眠いに尽き、目がハッと覚めるのは教師役の女性のレオタード姿だけ。自分が真のロリコンでない事を確信できたという点では観に行った価値があります。ちなみに真のロリコンがこの映画を観に行くとどうなるかは、ここに大変わかりやすいがわかりたくない感じで記されているのでご参考までに。
僕が『エコール』を観て何で怒ったかというと、ああいう作品は映画として認めたくないからです。少女の無垢なる魂を表現するために少女の肢体や裸を撮影するというのは、チャイルド・ポルノとコンセプトが同じでしょう。それじゃあ映画じゃないじゃん。
例えば『千と千尋の神隠し』で千尋が初潮を迎えていることを気が付いた人は少ない。それは宮崎駿が直接的な表現を避けて、暗喩的に初潮を表現しているからであり、そういった表現から意味を読み取る事のが映画を鑑賞する醍醐味のはず。『エコール』はそれが無い。初潮を迎えたら生理ナプキンが出てくる。性に目覚めたら自分の体をまさぐる。死をイメージする時は本当に死んだふりをする。などといったあまりにも直球すぎる表現が延々と続きます。
一応比喩表現も色々あって「少女=蝶々」「性の目覚め=噴水」という表現をしているんだけど、どれも演出がしつこくて「観りゃわかるよ!」といった感じでした。映画の話はこれで終わり。
『エコール』を撮ったのは女性監督のルシール・アザリロヴィック。彼女はやっぱりロリコン映画の『ミミ』を監督した人です。『ミミ』の内容も、少女がロリコンのおじさんに[イタズラされてショックと薬で意識不明になった上に、その少女暴行犯のおじさんがしゃあしゃあと知らん顔している所で映画が終わる]という、マトモな人間なら鑑賞後に怒り出す最悪映画です。もちろん良識ある僕も怒りました。何でこんな映画が一部のお洒落さんたちにウケていたのか疑問ですが、今評価するとしたら町○ひ○くの世界観を先取りしていた作品とも言えます。良識ある人間は町○ひ○くなんか読まないか。
というわけでルシール・アザリロヴィックはフランスの力○靖だとたった今僕が命名しました。彼女の作品からは女性ならではの感性を感じることはできませんが、性犯罪者の感性を感じることはできます。実際彼女は素顔も性犯罪者っぽいんですよね。僕も負けてないですけど。
オマケ:
『エコール』に似たような映画では、今となってはチャイルド・ポルノの『思春の森』がありましたね。「森」「少女」という点で『思春の森』と『エコール』は大きな共通点があります。違う個所は『思春の森』が女子小学生高学年なのに対して、『エコール』は女子小学生オールラウンド。『思春の森』が性に目覚めた後なのに対して、『エコール』は性に目覚めるまでという点で違います。違うのか。
えー次回は、公式サイトのギャラリーを元に『エコール』の内容を解説するんで、これでも僕もあなたも危ない人に(ロリコンネタで顔出しちゃって大丈夫かなぁ)。
2006/11/30|▼この記事の直リンク先
以下はネタバレを隠していません
なんか反響が大きくて逆にやる気がなくなったんだけど、色々な所で約束してしまったので頑張って作りました。『エコール』の公式サイトのギャラリーに合わせて、映画のストーリーを全部解説していきます。
『エコール』は最低の映画だと思うが、女子高校生を題材にした『エコール3』があったらベタ褒めしたかも(『エコール2』でもまだキツイ。)
2006/12/10|▼この記事の直リンク先