今度のBootlegは悪だ!

さて問題です。この二つの戒名は誰と誰の戒名でしょう?

あぶデカあぶデカ

正解は『あぶない刑事』シリーズのタカとユージです。ユージの戒名が特に酷いな。


おかげさまで映画評論同人誌Bootlegの最新号「Bootleg Vol.3 Noir」が発売されます。Noir(ノワール)とはフランス語で「黒」を意味する言葉で、映画関係では「フィルム・ノワール」「香港ノワール」といった犯罪映画のジャンルを意味する言葉としても使われますね。

今までのBootlegのテーマは「黒人」「愛」でしたが、今回侍功夫編集長が選んだテーマは「悪」!映画界における悪といえば、ジェイソンやフレディのように豪快に人を殺しまくる悪から、映画が始まる前にオレンジ色の服着たおねーちゃんがちょっとダウンロードしている程度の悪まで色々とあるわけですが、俺が選んだのは殺人や事故による死です。具体的には日本映画のボディカウント(死体の数)です。妻夫木くんの『悪人』みたいに一人殺してウジウジ悩んでいるような映画ではなくても、もっと大勢が死んでいる映画が対象です。

アメリカ映画ってのは主人公が何十人も殺して、親友が途中で殺されて、最後は悪党を裁判にかけず逮捕もせずにぶっ殺して、ヒロインとキスしてハッピーエンドになるわけですが、いやそれハッピーエンドじゃねーだろ。そんな事件起きたら一生トラウマになるだろ!と思いますが、そんなことは全然気にせずに続編が作られたりします。

日本ではそこまでおおざっぱな映画は時代劇くらいですが、現実では一人殺したら死刑になりつつある日本でも、映画の中で何人も殺す人はいるわけですね。冒頭のタカとユージも映画シリーズ6作の中で殺しまくるので、死体を数えるのが大変でした。

また殺人者だけではなくて事故・災害映画の中の死体の数も数えています。大震災直後の記事としては、ものすごく不適切で不謹慎ですが「悪」がテーマなのでご容赦願います。

「Bootleg Vol.3 Noir」は6月12日 日曜日に発売です!お近くの書店には絶対にないので、遠くの蒲田にある文学フリマ会場までご足労願うことになります。しかし侍功夫編集長が素敵なオマケを用意しています。後で告知しますが、破壊屋昼食会、破壊屋オヤツ会も一緒にやります。

他の豪華執筆陣の内容はBootlegブログで読めます。うーん、みんなすごいの書いてきているな。

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