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タイムマシン   ★

修正して再掲です。


H.G.ウェルズの小説『タイムマシン』をドリーム・ワークスが映画化。監督はH.G.ウェルズの曾孫だったが、途中で病気降板して別の人が仕上げた。
80万年を旅する主人公を演じるのは10分前の出来事も忘れるガイ・ピアース。

演出、脚本共に酷い出来。監督降板の他にも、公開前に同時多発テロが起きて、NY関連のシーンをカットせざるをえないゴタゴタがあった。
タイムマシンの映画ではあるが、タイムパラドックス系のネタとかはほとんど無い。上映時間の3分の2は80万年後の原始世界で戦うという出来損ないのファンタジー映画。


ちなみに原作の『タイムマシン』ではモーロックとエロイ族の関係は、資本家と労働者という関係になっていて、イギリスの階級社会を風刺している。でも映画版は単なるファンタジー世界の悪役と村人の関係。


マッドシネマ

2008-03-24

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