破壊屋に戻る07月の更新内容全てを表示2008年の日記を一覧表示

恋空再び   

破壊屋オフ会ではノートパソコンを持ち込んで、『恋空』のDVDをBGM代わりに流した。集団で爆笑しながら『恋空』を鑑賞すると新しいツッコミどころが色々見つかった。別の日にはてなブロガーたちに会った時も新しいツッコミどころを教えてもらった。今回はそんなネタ。以下は激しくネタバレ。


『恋空』って7年前を回想する映画だったのか。それにしちゃあケータイが高性能すぎる。


重要なアイテムであるからあげ。からあげとそうめんという組み合わせが素敵だ。女3人の4人家族でこの量は多いが、残ったら明日のお弁当のおかずになるのだろう。残念ながらからあげが画面に出てくるのはこれが最初で最後である。


女優が「脱がない」ことを批判したが、入浴シーンではちゃんと肩まで見せてた。泡付きだけど。
それよりも7年前に防水ケータイなんてあったか?


オフ会では「根が無いのに植えてどうするんだよ!」というツッコミがあった。抜いた野菜を土に突っ込んでいるようなもんだ。


「セックスしても腕時計を外していない!」というツッコミがあった。
これも含めてだが、とてもじゃないけどセックス後の情景に見えない。「本当はヤッてないんじゃないの?」という意見もあったが、ナレーションでは美嘉が「優しい痛み」と表現しているのでヤッたはずである。
しかし原作だと金髪はDV男だ。ということは「優しい痛み」というのは単に美嘉が金髪にDVで殴られたことを表現しているのではないのか?だったら服を脱がない説明もつく。


ミュージカルのワンシーンではなくて、お花畑の集団婦女暴行シーンである。僕は以前からこのシーンを「『サウンド・オブ・ミュージック』に似たようなシーンがある!これはサウンド・オブ・ミュージック・レイプだ!」と主張していた。歌う音楽は「マイ・フェイバリット・シングス」がピッタリだな。(注:『サウンド・オブ・ミュージック』にこんなシーンはありませんでした)。

このあと金髪が現場に駆け付ける上に、金髪が犯人たちの居場所まで知っているので、僕はてっきり金髪と犯人たちはダチで過去にも似たような事件を起こしているもんだと思っていた。しかし単に犯人たちは元カノの友人だったらしい。


金髪の家はヤンキーの家として描かれる。オフ会で一番爆笑したのが、そのヤンキーの家の記号的小道具である。テレビが異様に古い!三丁目の夕日か?


もちろんチャンネルは回すぜ!(ケータイ小説世代の方に説明しますと、昔のテレビのチャンネルはダイヤル式だったので、チャンネルを変えることを「回す」と表現していました。)


妊娠した美嘉へのお祝いが………ビスコ!!これも大爆笑だった。劇場で気が付かなくて良かったなー。気が付いていたら笑いをこらえるのが大変だった。
以前このシーンのBGMを「もろびとこぞりて」と書きましたが、「きよしこの夜」の間違いでした。


大学生たちとのパーティーシーン。パーティーを楽しんでいないことを表現するために、美嘉だけが三角帽子を被っていない。


ジェンガよりもツイスターのほうが強烈だった。
パーティーではアルコールは無くてジュースとシャンメリーだけである。別のシーンで不良たちのパーティが描かれるのだが、そこにもアルコールは無い。だがタバコは出てくる。ここらへんの配慮の基準がよくわからん。


家族の断絶を表現するために写真がバラバラに………。怖いよ!


オフ会では「さっきから何で観覧車ばっかり写っているの?」というツッコミがあった。これには理由がある。観覧車は「流産した赤ちゃんのお墓」を意味する記号になっているために、毎年毎年観覧車が登場するのだ。

撮影が異様に上手いことも話題になった。室内撮影のカメラワークも上手いし、ロケでは背景と人物の対比も実に鮮やかだ。エンドクレジットで判明したが、撮影は超ベテランの山本英夫だった。


恋空のツッコミ

2008-07-24

はてブ▼この記事の直リンク先

破壊屋に戻る07月の更新内容全てを表示2008年の日記を一覧表示