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2009年は仏陀再誕の年   

以前『ボディジャック』で「映画の上映終了後にライブが始まった」と書いたら、結構な反響があった。しかし『ボディ・ジャック』の上映終了後ネタに関しては、もっとすごいのがあった。
去年の年末の話だが『ボディ・ジャック』はそれなりのヒット映画となり、銀座でも公開されることになった。そして銀座では上映終了後に、原作者と雑誌『ザ・リバティ』の編集者が登場したというのだ。

これって上映終了後のライブよりもずっと衝撃的でしょ。男闘呼組のファンだった普通の観客が『ボディ・ジャック』を観に行って、上映終了後に
「あー、面白い映画だった。」
と思っていると、突然幸福の科学の信者たちが登場して、
「この映画に描かれているのは真実です」
と説明していたのかもしれないのだ。信者以外の観客はドン引きだろう。


幸福の科学の雑誌『ザ・リバティ』はだいぶヤバいことになっている。大川隆法がさらに右翼思想に傾いていた。昔の大川隆法は「平和を愛する釈迦の教えを広める」はずだった気がしたが、今では憲法9条改正と日本の軍備の増強を訴えている。さらに大川隆法は田母神論文を擁護し、日本の新たな軍事同盟を提案し、マスコミが政治家を非難することを「民主主義の弱点」とまで言っている。そして「日本人は再び勝利する」と言い放ち、「日本人は経済面においても、精神世界においても、リーダーとなることを決意しなければいけません」と言っている。あんた宇宙で一番エラい存在だと自称しているくせに、何でそこまで日本にこだわるの?
最後には「日本に新たな救世主が出ていることを、全世界に伝えてなければいかない。」と結んでいる。救世主とは大川隆法のことだ。
大川隆法と幸福の科学はもちろん麻生政権を支持しているんだけど、世界を救う前に麻生政権の支持率と派遣村を救ってやったら?


現在の幸福の科学の政治思想でもっとも特徴的なのは、アメリカ次期大統領のオバマを非難していることだ。

探してみたらYouTubeにあったので、貼っておく。

いずれも「オバマの日本批判」のように思えるが、実際は「オバマの守護霊」が言っていることであり、すべて幸福の科学が勝手に書いていることだ。こんな奴らが別のページでマスコミ批判をしているのはシュールだ。

今月号では「オバマは白人に報復する。アメリカによる平和が終わるという悲劇がくる。」と警告している。また先月号の抜粋があったので、写真に撮ってアップしておく。


今年の秋には幸福の科学の最新作『仏陀再誕』が公開される。再誕した仏陀とは大川隆法のことだ。こう書くと「じゃあ秋のオフ会は『仏陀再誕』でやりましょう!」という人がいるかもしれないけど、そんな信者に狙われるような危険なことはやりません。どっかのシネコンでこっそりと観ます。

2009-01-17

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