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04/01/30   TOP文のみ更新

久し振りの連続更新

    去年の12月は忙しかったので紹介できませんでしたが、ちょろちょろと雑誌やラジオで破壊屋が取り上げられていたようです。雑誌ではPDAマガジンのVOL5に掲載されました。また今回Yahoo! Internet Guide 04/03月号(スパイダーマン2の予告編付き)のおもしろホームページ特集でも掲載されました。超有名な傑作サイト達も掲載されているので思わずビビってしまいます。もっとビックリしたのは掲載されている破壊屋のカウント数が59万だって事。破壊屋の現在のカウント数は70万越え・・・あれ、計算が合わない?シマッタ、移転する時にアクセス数の初期設定を間違えて申請していた!
   よく「カウンターの数+100000(移転前の数字)」という記載をしたサイトがあるけど、破壊屋の場合は「カウンターの数-100000」位だと思ってください。っていうか今度直します。
    1月16日更新「傑作陣」のスティーブン・スピルバーグの部分が掲載されているのですが、マトモな事を書いた部分が掲載されて良かった。ウケ狙いで「スティーブン・スピルバーグのベスト3は1位:1941 2位:A.I. 3位:AUSTINPUS・・」と書かなくて良かった。

04/01/29   TOP文のみ更新

リクルート   ★★

    映画のオープニングで「他の端末を絶対に制御することが出来るハッキングソフト」が出てきてビックリしたが、映画の途中もっとすげえのが出てきた。それはメディアでもネットでもLANでもない部分から感染するPCウィルスだ!どこからウィルスに感染するのかというと[コンセント]からです。わーすげえ。
    映画の内容はこのウィルスをCIAからどうやって持ち出すか?というものなんだけど「CIAのPC の情報は盗めないぞ。何故ならフロッピー・ディスク・ドライブが無いからだ。」と伏線を貼っておいて[USBメモリ]を使う。本当にこれはサスペンス映画なのか?(ただしどうやって[USBメモリ]を持ち運ぶかはちゃんと工夫してある)
    「スパイの基本はウソをつく事だ」という点に絞った映画でそれなりに楽しめますが、俳優達のスケジュールが全く合わなかったのが良くわかるクライマックスに愕然としました。
オマケ:「CASSHERN」の予告編を観ました。あんだけシリアス路線を売りにしておいて「キャシャーンがやらねば誰がやる」ってコピーはどうかと・・・。

04/01/28   TOP文のみ更新

ソニックマニアまでもう少し(雑談)

    フィンチ、キャンセル!、彼らも楽しみにしていたのに!僕はもうソニックマンザイでいいや!キャンセル無いし
   というのは冗談ですが、主催者側も大変でしょう。本当にご苦労様です。100時間足らずで代役呼べるのかな?ビザとかどうするんだろ。バックヤード・ベイビーズを視聴してみたら結構良かったのが唯一の救いです。



    通勤電車でロッテのチョコレートの広告を見かけたのですが、チョコレートを持ったモデルが酔八仙(酔拳)の構えを取っていました。ロッテの広告で何故こんな構えを取っているのかサッパリわからなかったのですが、ひとしきり考えてようやく気がつきました。確かこの構えは拳をお猪口を持つ形にして、相手の喉等を狙うというもの。つまりチョコとお猪口を引っ掛けたダジャレなのでは?って誰がわかるんだよそんなマニアックなダジャレ!



    大分前から「週刊少年チャンピオン」の映画記事が異様にレベル高いので不思議に思っていましたが、ライターの方が映画ガチンコ兄弟のドリー氏だとようやく気がつきました。そりゃレベル高いのも当然だ。自画像が大分違うから気がつかなかった・・・自画像のデティールは同じなのに。



    この間のTV放映の「オール・アバウト・マイ・マザー」を観ていたら、女たちがフェラチオについて語り合うシーンの字幕を差し替えている事に気が付き、すぐに観るのをやめました。このシーンがあるからこそ後半で男が男にフェラチオを頼むシーンで、逆説的に女性の存在が明確になってくるのに。
    弟から聞いた話によると、TV放映の「パラサイト」でもみんなでドラッグを吸引して異星人を探すシーンをカットしたらしい。あれはオリジナルの「遊星からの物体X」の名恐怖シーンである血液検査をティーンエイジャー向けにリメイクした素晴らしいシーンなのに。「誰が味方で、誰が敵か」というのはサスペンスの基本で、それがもっとも強烈に出るシーンをカットしたら映画を流す意味が無いと思う。(「バトル・ロワイヤル」の原作者もあの血液検査にインスパイアされて、灯台のシーンを書いたそうです。)
    でも確かに子供達がドラッグを吸う場面をTVで流したりするのは、映画の意図を無視することよりも問題だ。TVはCMが入って、画面が潰れて、音が全体から聞こえないんだから、やはり映画鑑賞には向かない。

マッド・カプセル・マーケッツ

    マッド・カプセル・マーケッツも僕のフェイバリット・アーティストの一つです。破壊屋のマッドシネマは当初マッド・カプセル・マーケッツをもじって「マッド・シネマ・マーケッツ」というタイトルでした。
    日本人の作るアニメや漫画は派手に世界進出を決めているし、映画も国際的な賞をもらうのが当たり前のようになってきている。でも音楽はまだまだ世界進出しているとは言い難い状況だったりします。海外でCDを出している日本人アーティストはほとんどがマイナー扱い。そんな中海外でメジャーのアルバムやシングルがリリースされたり、ワールドツアーを行ったり、大規模フェスのメインステージに立ったり、CNNで取り上げられたりするレベルの日本人アーティストがマッド・カプセル・マーケッツです。マッドが海外でここまでウケたのはデジタルの爆音というその音楽性もありますが、もう一つの理由としてマッドはアートワークでロボットをメインに出しているというもあると思う。海外の人たちは「日本人=ロボット」というイメージがあるし、世界的にロボットアニメブームも起きているので、そこらへんの影響も強いはず。
    今回も知らない人向けの解説をします。
    マッドは活動暦が長く、またその音楽性も変遷してきたバンドです。初期のマッドと現在のマッドでは大きく変っており、初期ファンはよく現在のマッドを嘆く事があります。その初期でも、さらに初期と後期で分かれているので非常にややこしい。ですから解説は現在のマッドのみに限定します。
    僕は最初はアタリ・ティーンエイジ・ライオット(デジタル・ハードコアの頂点に立つアーティスト、現在活動停止)が大好きだったのですが、友人から「アタリが好きならマッドも気に入るよ」と薦められてマッドを聞いてみたところ「すげえ!アタリよりマッドの方がずっといい!っていうかこいつら日本人かよ!」と衝撃を受けてのめり込みました。そういう人間なんでやはり現在のデジタル・ハードコアのマッドが好きです。ちなみに初期の頃はスターリンの影響を受けたパンクバンドでしたが、この頃のアルバムもお勧めですよ。


● 4PLUGS   ★★★★★
    これはまだマッドがデジタル・ハードコアになる前のアルバムですが、傑作アルバムなので紹介。初期マッドの進化はアルバムに行き着いた。またこの頃から海外での活動が目立ってきた。「WALK」「POSSESS IN LOOP !!!!!!!! 」「消毒」などが代表曲です。シングルはマッド最高の名曲「神歌」
    僕が一番好きなのは「DESTRUCTION AT THE DOOR」。

● マッド・カプセル・マーケッツ   ★★★★
    マッドのベストアルバム。だけど普通のベストアルバムとは違い、全ての収録曲をデジタル風に再録してある。一部の曲は元曲を遥かに凌ぐ出来になっています。僕は「G.M.J.P」「マスメディア」が好き。特に「マスメディア」は歌詞も良い。人間って言葉は届かなくても敵意は届くんだなぁと思った。

● デジドッグヘッドロック   ★★★★
    アタリ・ティーンエイジ・ライオットの影響を強く受けたマッドがさらなる進化を始めた時のアルバム。捨て曲無しのヘヴィなデジタル・ハードコアが展開する。アタリ好きの僕がアタリ以上に聞き込んでいるアルバムだけど、妙に評判が悪い。「SYSTEMATIC.」「CRASH POW」「CREATURE」がシングルになった。他にシングルにならないのが不思議な程の名曲「ASPHALT BEACH」もある。
    僕が一番好きなのは「SYSTEMTIC.」。

● OSC-DIS   ★★★★★
    デジタル、パンク、ヘヴィネス、ハードコア、そしてポップ全ての要素が詰まった大傑作アルバム。アジア圏のアーティストでここまでやってのけた奴らは他にいない。「TRIBE」「PULSE」「MIDI SURF」という3つの名曲を擁し、海外でも大変話題になった。このアルバムはかなり衝撃的だったらしく、「東洋人は西洋人の音楽を聞くがその逆は滅多に無い。しかしマッドは例外だ。」「第二の真珠湾攻撃だ!」などベタ誉め状態だった。
    日本では「PULSE」「MIDI SURF」「GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years after」、海外では「PULSE」、イギリスでは「PULSE」「TRIBE」「GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years after」「ALL TIME IN SUNNY BEACH」がシングルになった。
   「MIDI SURF」は日本のパンクの中でも最高峰、「PULSE」はPVも傑作、「TRIBE」はマッドらしいザックザクに硬派なデジタル・ハードコア、「GOOD GIRL~Dedicated to bride 20 years after」はかなり有名な曲なので聞いた事がある人も多いはず。
    僕が一番好きなのは「MIDI SURF」。ヘヴィなシングル版もいいが、クライマックスが感動的なアルバム版のほうがやはり良い。

● 010   ★★★★
    今のところマッドの最新アルバム。これも世界中で発売された。全ての楽曲が相変わらずのレベルの高さだけど、OSC-DISに比べると「何でもかんでもデジタルに」的な風味がちょっと鼻につく。PVの出来はどれもヒドイ。特に「FLY HIGH」は最悪。
    日本では「CH@OS STEP」「GAGA LIFE」「FLY HIGH」、イギリスで「GAGA LIFE」「FLY HIGH」がシングルになった。「CH@OS STEP」「GAGA LIFE」はオリコンでも3位、2位になった。
    僕が一番好きなのは「CH@OS STEP」。通勤途中にこの曲を聞けば会社が辛くても元気になれる。

● 020120   ★★★★
    マッドのライブアルバム。マッドはアルバムよりもライブのほうがヘヴィなので結構違う。名曲「神歌」はライブだとさらにとんでもない事になっている。

● SCARY -Delete streamin' freq.from fear side-   
    2月4日に発売されるマッドのニューシングル、底抜けに明るい曲です。おそらく発売後24時間以内に全て売り切れる

● クラッシュ・ピープル   
    このタイトルは正しいかどうか不明。フジロックで披露したバリバリのデジタル・ハードコア。

04/01/26   TOP文のみ更新

シービスケット   ★★★★

    自動車販売で大金持ちになったジェフ・ブリッジス、自動車産業の発展で生きがいを無くしたカウボーイのクリス・クーパー、中流階級の家で幸せに育つトビー・マクガイワ。三人の男はそれぞれの人生を歩んでいた。
   だが1930年代に大恐慌が起きて全てが変わってしまった。絶望の時代の中、三人の男は名馬シービスケットと出会いアメリカン・ドリームへの道を・・・
    って古臭い映画だなぁと思っていたら大間違い。「シービスケット」は最新型のアメリカンドリームの映画だった。大金持ちになることも名声を手に入れることも今のアメリカにとってはアメリカンドリームじゃない。9.11が起きてしまったアメリカにとっては傷ついた状態から再生すること、野望じゃなくて希望を持つことがアメリカンドリームだった。
    現実が辛い時代だからこそ映画の中の希望は栄えるんだ。やっぱりアメリカ映画は凄いよ、タイムライン観てツッコミながら喜んでいる場合じゃない。

EXTREME THE DOJO Vol.7

    EXTREME THE DOJO Vol.7に行ってきました。各地で暴れる新成人に負けない位大暴れするつもりでしたが、会場中央に行けなかったので最後方から細々と観ていました。
A.C.
散々馬鹿にしたけれど驚く程素晴らしかった。あのわめき散しているだけの曲をそのまんまやってるんだけなんだが。観客も「あーなーる!あーなーる!」と微笑ましいコールで迎えました。

ナザム
全く知らない人達ですが、結構良かったです。

ナパームデス
今回のトリ。やはりカッコ良かった。ギタリストが欠席したので代役ギタリストが登場、何とA.Cのセスだった。

04/01/25   TOP文のみ更新

タイムライン   ★★

    これぞ中世ファンタジー!大迫力!余りにも素晴らしすぎる映像の数々は、現代社会に生きる者達を中世社会へとタイムスリップさせる!絶対に映画館で観るべきですよ、「王の帰還」の予告編は。(アレはネタバレしているんだが)
    物語に出てくるタイムマシンはよく乗り物の形をしています。それは僕達に勘違いをさせるためです。乗り物に乗れば長い距離を移動できるわけですが、タイムマシンも乗り物の形をしていれば何となく時間も移動できるような気がするのです。この勘違いによってタイムマシンという空想の産物に説得力が感じられるようになる。例えば「ドラえもん」のタイムマシンも、当初のコンセプトは「勉強机から未来がやってくる」でしたがその後ちゃんと乗り物として描かれました。もしのび太が机に入っただけで、いきなり未来や過去があっても説得力は弱い。乗り物に乗るからこそのび太達が時間移動するという説得力が生まれるのです。
    しかし映画「タイムライン」はもっと現実的で、タイムマシンの装置をFAXとして捉えます。つまり量子力学を応用した物質転送です。超高性能マシンを使い人間を量子レベルに変換、その量子を送信装置を使い転送しワームホールに入ることで1357年のフランスにタイムスリップ・・・って受信装置はどうするの?FAXも電話もメールも送信したら受信しなきゃダメじゃん。量子を送っても到着するのは量子だよ。これじゃあ電子メール送ったら1357年の家に手紙が到着するようなもんだよ。案の定本編では送信シーン(タイムスリップする瞬間)は大袈裟に描いていたのに、受信シーン(1357年に到着)は存在しませんでした。
    もちろん物語に出てくるタイムマシンというものは現実には不可能なので、細かい所はどうでもいいはず。映画として重要なのはタイムマシンやタイムスリップ描写の正しさじゃなくて、タイムスリップすることの面白さです。ここら辺は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」がいい例ですね。あの映画もタイムマシン描写が滅茶苦茶なのですが、最初のデロリアンの実験シーンが最高に面白いので全く気にならない。ところが「タイムライン」はそれもダメだった。
    「タイムライン」のストーリーは100年戦争真っ最中のフランスに行って考古学の教授を助けに行くというものです。助けるべき人が自分の愛した人とか、国にとっての超重要人物とか、「教授が戻らないとタイムマシンの研究が進まない」ならまだわかりますが、過去を観に行った教授が戻らないだけなんですよ。それなのに大挙して助けに行って、合戦に巻き込まれて次々に[死んでいく]。もしいきなりどっかの大企業の人間がやって来て「あなたの大学の教授がタイムマシンで過去へ行って戻って来ない。行き先は三国時代の赤壁の戦いだけど、教授を探して来てくれないか?それと何も持たないで行ってくれ、警察にも内緒だ。現在への戻り方も教えない。中国語がわからないだろうけど頑張れ」て言われて誰が行くんだよ!過去に行く方法に矛盾があったってそれはしょうがない、でも過去に行く意義が無いのは映画として問題でしょう。
    タイムスリップした後は「タイムマシン」より10倍位は面白い中世ファンタジー映画になって、「二つの塔」の100分の1位は面白い攻城戦が展開します。戦闘シーンは純粋に楽しめるので良かった。だから星は二つにしておきました。
    登場人物の内、教授、助教授、女学者はもちろん歴史に対して深い見識がある人物なんですが、この3人がタイムスリップして[人を殺す殺す]。特にひどいのは教授で、[中世のイギリス人達に殺されそうになったので「特殊な火薬作るから助けて」と言って窮地を逃れるのです。しかも本当に作ってあげるし]。
    クライマックスの教授と助教授の会話なんかすごいですよ。
教授「これでは歴史が変わってしまう」
助教授「私も変えてしまいました。[フランス軍が勝つきっかけを奪ってしまった]のです」
教授「それではもうどうにもならない
    ということで[二人で火薬を作って、当然その火薬がクライマックスで大爆発して何もかも吹っ飛びます。]
    「タイムライン」では二つのラブストーリーが描かれるのですが、こんだけの内容タップリの映画で二つのラブストーリーが展開するのは当然不可能でした。
    一つは助教授とフランス女とのラブストーリーです。これは男が命を賭けて女を助けるという類のロマンスなのですが、その起点である、男が女に惚れるというシーンが無いし、男が女を想うシーンも無いし、その逆も無い。少なくともお互い惹かれ始めた助教授とフランス女が「あなたと一緒に暮らしたいわ」「それは駄目なんだ。僕は君とは違う世界の人間なんだ」「違う世界ってどこ?」「それは言えない・・・」というように二人が恋をしているシーンを入れるべきでしょう。ラブストーリーなのに恋しているシーンが無いってどういう事?キスをしてお互い照れるというシーンが10秒位あって、それだけで[「歴史を変えてでも彼女を助ける!」]というクライマックスになだれ込むのです。だから全然盛り上がらない。
    もっと酷いのは主人公と女学者のラブストーリーで、特に書くことが無いほど何も描けてません。
    最後にもう一つ、序盤で助教授が[「石棺の男女は誰?」]っていう伏線を貼ります。そしてクライマックスで助教授は[「あれは自分(と姫)だった!」]という事を知る。でも[元の歴史だと姫は城壁に吊るされて死んだんですよね?だとしたら石棺の女は誰なんでしょうか?]

04/01/23   TOP文のみ更新

レモ 第一の挑戦   ★★

    「マトリックス」公開当時に一部の映画ファン達が「マトリックスの元ネタはレモだ!」と言ってたので、「何のこっちゃ」と思いながら昔のTV放映を観たのですが・・・あの動きにはたまげました。「マトリックス」の屋上戦とはまた別の衝撃があります。でも弾丸を高速アクションで避けるってのはネオでもレモじゃなくてチャップリンがとっくの昔にやってるんだけどね。

04/01/21   TOP文のみ更新

移転一発目

    いきなりですが、すいません!年始に登録情報を変更させたために、映画掲示板に投稿が出来なくなっていたようです。僕も全く気がつかず、移転情報載せようとしてようやく気がつきました。投稿しようとしていた人は申し訳ございませんでした。本当に申し訳ないので侍に土下座します。掲示板は直したのでこれからは普通に投稿できます。
   こんなに長く投稿が無かったのは、一日5アクセスだった頃にも無かったので不思議に思っていたのですが・・・。しかし移転が無かったらいつまでも気づかなかったのか?>俺。
● 着信アリ   ★★
ケータイのメモリ調べて脅迫電話をかけるというタチの悪い男がやるような作業を幽霊がやる映画。

04/01/18   TOP文のみ更新

女はみんな生きている   ★

    映画の感想を書く以前の話!ここ数年映画界でデジタルカメラが流行っています。僕も新しい技術が生まれるのは大歓迎ですが、新しい技術ってのは既存の技術よりも上を行くのが当たり前のはずです。それなのに「女はみんな生きている」のデジタルカメラの映像は酷すぎます!
    これは「女はみんな生きている」だけじゃなくて、他のデジタルカメラの映画にも言えます。画質が非常に悪い、まるでJPG画像です。製作者達は「デジタルカメラの映像は日常的でリアルだ」と言ってますが、映画の撮影ってのは演技や風景をカメラで切り取ることじゃないのか?現実をそのまま伝えたり、記録として残したりするニュース映像とは違うよ。そんなに日常的なデジタル映像が撮りたいのなら動画も撮れるケータイカメラでも使えよ(あ、これ誰かイイ意味でやってくれないかな?ケータイカメラ視点の短編映画とか)。
    デジタルカメラは光量が少なくても鮮明に取れるって事はよくわかります。でも商業映画なんだから照明くらいは使ってよ。鮮明に取れてなかったら意味が無いよ。しかもコリーヌ・セロー監督は「(デジタルカメラは)呼吸と一緒にフレームが動く」ってそれは手ブレって言うんだよ。映画を観ていて役者の動きじゃなくてカメラマンの動きが伝わって来たぞ!

    「女はみんな生きている」はとにかく映像が赤いんです。「千と千尋の神隠し」のDVD状態、いや「千と千尋の神隠し」はアニメだからまだ耐えられた。それに劇場での映像は美しかったので「映画は映画館で」派の僕には問題無かった。だけど「女はみんな生きている」は実写なのに赤みがかっていたので観ていて気持ち悪くなってきました。
    どうして映像が赤いのかというと、照明を使わずに室内灯だけで撮影しているからです。特に白い被写体にはまんべんなく赤色が覆いかぶさっており、真っ白なヒロインの部屋、白い服、人間の肌は全て赤色になってます。しかも屋外撮影や、室内でも自然光が入ってくる映像だと、今度は光が強すぎて真っ白になります。まともな映像なのは自然光が入ってこない蛍光灯がふんだんにある場所での撮影、つまり地下鉄のシーンだけでした。あと曇りの日のシーンとかもマトモだったな。

    映画のストーリーは中東系の若い娼婦が実は[500億円]持っていて、それを狙うギャング達に追われる・・・って「WASABI」と同じじゃん。内容もかなりヒドかった。

弾丸坊主   ★★★

    公開初日だというのに劇場はガラガラ、しかも観客はその系統の男性単独客ばっか。
    本当は「バレット・モンク」ってタイトルなんですが、配給側が「弾丸坊主」というタイトルで公開したかった気持ちが見え隠れするので「弾丸坊主」にしました。
    チベットの山奥にある寺院に世界を征服できる力を持った巻物があった。その巻物を狙ってナチ達がやってきて・・・って「インディ・ジョーンズ」と同じじゃん。ただ「インディ・ジョーンズ」は聖櫃や聖杯の出典や効果をキッチリ説明しますが、「弾丸坊主」は巻物について「世界を征服できる」としか説明しないので、一体巻物は何なのか?というストーリーの基本が抜け落ちています。
    その巻物を守っているチベットの僧侶:弾丸坊主(チョウ・ユンファ)は銃弾を交わす程すばやい動きをする格闘家でもあった。彼は何故かアメリカにやってきて後継者探しをする。そしてある日映画館でバイトしているダメ人間(ショーン・ウィリアム・スコット)と出会う。だがこのダメ人間はメチャクチャ強かった!
   何故そんなに強いのかという理由には驚きました。ダメ人間である主人公はある道場で格闘技を学んでいるのですのが、そこは僕が昔格闘技を学んでいたのと同じ系列の道場だったんです!映画の主人公が僕と同じ事をやっているのは感動しますね。主人公はゴールデン・パレスで[カンフー映画を観て]強くなりましたが、僕は横浜のゴールデン・タウンで[セガール映画を観てセガール拳]を学びました。ああいう映画を観た後に街を歩いていると「チンピラ5人位なら勝てる」とか妄想しちゃいますよね。横浜黄金町は本物のおヤクザさんが多いので、すぐにその妄想は打ち砕かれますが。
    とアホな事書いてしまいました。しかし「マトリックス」のヴァーチャル・ゲームやって強くなれるのにもビックリしましたが、「弾丸坊主」は[カンフー映画を観れば強くなれる]って身も蓋もないな。
    「HERO/英雄」や「グリーン・デスティニー」では人が飛ぶのは当たり前の事として捉えていましたが、「弾丸坊主」は一応「空気」を使って人が飛ぶ説明をつけようとします。ただ主人公が坊主に「つーか重力は?」と聞くと、坊主は「無いと思えば無い」と答えるのでやっぱり説明はつきません。「無いと思えば無い」のは気分や意識的なものに通じることであって、重力はいくら無いと思ってもちゃんと存在するんだけどね。
    また「弾丸坊主」は「マトリックス」のコピー映画なので、ビルでヘリがガトリングガンを連射して、制御不能になって、主人公がロープに引きずられて、ビルの屋上でズザザッーっとなる完コピシーンもあります。
    こういうインチキ格闘映画が大好きなので、適当に楽しめました。


オマケ:チベットの僧侶が見栄を切りながら銃を撃つシーンに疑問を抱く人がいるかもしれません。でももうちょっと映画に詳しくなればあのシーンが何もおかしくない事に気がつくでしょう。僧侶が銃を撃たないというのは常識ですが、チョウ・ユンファが2丁拳銃を撃つのはそれ以上の常識なのです。

04/01/16   TOP文のみ更新

傑作陣

    今週の金曜日はスティーブン・スピルバーグの最高傑作「激突!」、宮崎駿の最高傑作「風の谷のナウシカ」、ペドロ・アルモドバルの「オール・アバウト・マイ・マザー」とかなり充実していますね。テレビ嫌いの僕でもブラウン管に張り付いてしまいそうです。その時間には帰れないけどね。
● 激突!   ★★★★★
    アメリカではテレビムービー扱いでしたが、日本では劇場公開された天才スティーブン・スピルバーグのデビュー作にして最高傑作(僕個人の意見では1位:ジョーズ、2位:インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説、3位:激突!)。「どうしてスピルバーグは映画の天才なのか?」という事がもっとも読み取りやすい作品です。ストーリーはトラックに命を狙われる!ただそれだけ。
   最近の映画ってどんなジャンルでもストーリーの展開が派手だけど、「激突!」みたいに一つの優れたアイデアをとことん煮詰めまくった映画が少なくて寂しいです。「フォーン・ブース」とか嬉しかったな。


● 風の谷のナウシカ   ★★★★★
    天皇宮崎駿の最高傑作にして美少女アニメの元祖。SFファンタジーの極致とも言える世界観、博愛かつ凶暴なお姫様、グロテスクな蟲達と戯れる少女、クライマックスで触手まみれになる少女。「どうして宮崎駿はアニオタ達の天皇なのか?」という事がもっとも読み取りやすい映画です。
    ストーリーは・・・(以下ネタバレ!しかも別の映画も!しかも隠していない!
   人間達は自らの愚かさによって文明を滅ぼし、世界は腐海に覆われた・・・。
    腐海のほとりには風の谷という小国があった。族長の娘ナウシカは蟲とも交流し、腐海によく赴むく姫だった。ある日大国トルメキアの輸送船が風の谷の近くに墜落する。輸送船には恐るべき兵器が載っていたのだ。トルメキアの皇女クシャナはナウシカを人質にとして連れ去る。だがその航路をペジテの王子アスベルが襲撃、ナウシカはアスベルと共に腐海に落ちてしまう。
    腐海の奥底でナウシカとアスベルは腐海の秘密を理解する、腐海は文明が吐いた毒を浄化するためにアーキテクトによって作られたシステムだったのだ。
    ペジテの市民達は風の谷に駐留するトルメキア軍を倒すために王蟲の幼虫を虐待して、怒り狂った王蟲の大群を風の谷にぶつける計画を立てていた。オシリスの知らせを受けたナウシカは「私はみんなの言うような姫じゃないの!ただの少女よ!」と自分の使命に気がつき、幼虫を救助しようとする。止めようとするアスベルに対しては「私は風の谷の族長の娘よ、逆らえば地獄行きだわ」と諭す。そして途中エージェント・ペジテの銃撃を受けるが、自分を信じ始めたナウシカには通用しなかった。弾丸は足をかすめただけだった。
    ナウシカは王蟲の幼虫を救助し約束する。「ごめんね、酷い事をして。私がスミスを止める、だからあなたは風の谷に平和を・・・」
    風の谷のザイオンではクシャナが火の7日間でも使われた兵器:EMPを使い王蟲を一掃、それでも王蟲はまだ止まらずに猛突撃してくる。そこへナウシカが来て手をかざした。「無駄よ」
   その瞬間奇跡が起きた、センティネルズが止まったのだ。救世主となったナウシカの前に広がるのはまゆばいばかりに輝く・・・
   預言者たるオババ様が伝説を語り始める。「その者青き衣をまといて金色のソースコードに降りたつべし、始まりがあるものにはすべて終わりがある。」



● オール・アバウト・マイ・マザー   ★★★★★
    破壊屋のお客様の大半が「トーク・トゥ・ハーって何じゃい」と思った事でしょうが、「トーク・トゥ・ハー」に興味がある人はまず「オール・アバウト・マイ・マザー」を観て見ましょう。監督が同じペドロ・アルモドバルですし、「トーク・トゥ・ハー」よりは感情移入しやすいです。ただしオススメできるのは大人の女性に限ります。特に子供のいる女性、もしくは将来子供を産む予定のある女性には強くオススメします。男にはオススメできませんのでウチらは元祖美少女アニメでクラリスじゃない方でも観てましょう。
    スートリー自体はそれほど目新しいものでは無いので特に紹介はしませんが、非常に深く考えさせら内容の映画です。子供を亡くした母、妊娠、エイズ、臓器移植、シーメール。生命をイメージさせる要素を用いて徹底的に女性の素晴らしさを描きます。女性が観れば色々学べる部分もあるのでしょうが、男である僕らが見ても学ぶことができるのは「男は最初から子供を産む機能がない」ぐらいなもんです。もう一つ学ぶことが出来るとすれば「フェラチオは女の優しさである」という事でしょう(僕の勝手な解釈だから真に受けるなよ)。「オール・アバウト・マイ・マザー」ではフェラチオネタが何度か意味深く描かれています。ちなみにこれに対して男がしなきゃいけない事は「クリスティーナの好きなこと」で、キャメロン・ディアズの夢で描かれていますのでそっち参照

破壊屋移転のお知らせ

    この度破壊屋がお世話になっているプロパイダが無くなります。そのために今月中に破壊屋を移転させます。新アドレスはまだ未定ですが、リンクを貼っている方などは気をつけてください。移転先が決まり次第、新アドレスを映画掲示板と雑談掲示板にてお知らせします。
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