ことしも夜露死苦おねがいします

マンガ『とめはね!』7巻を読んでいたらこんなシーンがあった。登場人物たちが漢字を当てる「万葉がな」を勉強していると、ヤンキー書道少女の加茂ちゃんが「夜露死苦と書いてある旗を持っている両親の写真」について語る。この会話で加茂ちゃんの両親が暴走族だったことがわかる。両親が暴走族だと気がつくのは学校の先生なので、世代ごとの感覚が上手く表現できている。

最恐ダーリン

『最恐ダーリン』 不良の彼氏から届くメール

最恐ダーリン

『ケータイ小説家の愛』 ガラスに夜露死苦って書いてある

「夜露死苦」は暴走族を表現するときに非常に便利だ。でも今の10代にこの感覚は伝わるのだろうか?ケータイ小説映画『最恐ダーリン』では主人公のヤンキーがヒロインにメールを送るときに「夜露死苦」を使う。これはまあギャグとしての使い方だから良い。でも『ケータイ小説家の愛』では、不良たちの根城を表現するのに「夜露死苦」を使っていた。これは現代的じゃあない。ケータイ小説映画の感覚は意外と古臭いのである。


しかし横浜の我が家の近所でも、不良中学生たちが改造チャリンコに乗っている。俺と同じ中学に通っているんだけど、俺が中学生の時はこういう『特攻の拓』のような不良はいなかった。勝手な推測だけど、親が『特攻の拓』世代で子どもがその影響を受けているのかな?

ヒーローショー [DVD]ヤンキーの生態がやたらリアルで面白い。殺人の最中にカラオケに誘われるシーンが最高。

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