破壊屋200720062005

シックス・パック   

本日深夜、『ザ・マシーン』に匹敵する最低のフランス産サスペンス映画の『シックス・パック』がテレビ放映されます。詳細は『ザ・マシーン』と同じくマッドシネマにありますが、心の底からサイテーの映画です。

パリで女性を殺して死体にイタズラする連続殺人事件が発生。そこで主人公の刑事は
「犯人は高いところから犯行現場を探している」
と推理した。そんな適当な推理じゃ犯人なんて一生捕まらないぞ。こうして主人公は高い所ばっかり捜査します。こんなバカみたいな推理はまだマシなほうで
「連続殺人事件といったらやっぱアメリカだから犯人はアメリカ人だ。」
というトンでもない推理まであります。そんな適当な推理じゃ冤罪が多発するぞ。これでも推理しているからまだマシなほうで、犯人の顔を知らない主人公が犯人の顔写真を探し当てるシーンもあります。この映画の脚本家は君塚良一か?まるで超能力だぞ。

しかし!この映画が真にすごいのは後半!捜査を無理矢理打ち切られた主人公はとんでもない計画を立てるのだ!その作戦とは…
連続婦女暴行殺人犯に狙われそうな婦警をわざと作り出して、その婦警を監視しよう!
アホか。この映画は性犯罪を扱った映画なのに、女性に対する配慮が全く見られないのも最低。

ところでここで疑問があります。殺人犯に狙われそうな女とはどういう女性でしょうか?ズバリ殺人犯に狙われそうな女とは…………[ボーリング]が上手い女です。
「はあ?何だそりゃ?」と思うでしょうが、この映画だとマジでそうなんです。というわけで『シックス・パック』の後半は殺人犯をおびき寄せるために女性がひすたら[ボーリング]します。ちなみに囮役に選ばれた婦警は[ボーリング]できないので、一生懸命練習します。それも相当練習しなきゃダメ。何故なら[ボーリングでパーフェクト]を出すくらいじゃないと殺人犯は出てこないのだ!ってこれのどこがサイコ・サスペンスなんだよ。ほとんどスポ根じゃん。

2007/01/22|▼この記事の直リンク先

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