今更って感じだけど、知らない人が多そうな小ネタ。
- 織田裕二の最新作『椿三十朗』の「三十朗」の意味は、主人公の年齢が三十代だから。
- 「グラインド・ハウス」は2本立てや3本立てを上映する場末の映画館という意味。だから映画『グラインド・ハウス』は『プラネット・テラー』と『デス・プルーフ』を2本を続けて上映するのが製作者たちの意図であり、アメリカでは実際にそのように公開された。また場末の映画館という設定なので、上映中にフィルムが飛んだり、熱で溶けだすなどの上映事故がフィルムに細工されている。しかし映画『グラインド・ハウス』を海外に輸出する際に、映画会社側が2本の映画に分割してしまった(そりゃまあ収入が2倍になるからねぇ)。日本では『プラネット・テラー in グラインドハウス』『デス・プルーフ in グラインドハウス』を別々に公開して、これをキラーチェーン・ロードショーと銘打っているが、結局普通の単独上映になってしまった。ただし六本木ヒルズのみ3000円の入場料でアメリカと同じ公開形態で鑑賞できる。場末の映画館を体験するために六本木ヒルズに行って3000円も出すとは因果な話である。
- 現在公開中の日本の西部劇映画に「スキヤキ・ウェスタン」という言葉が使われているが、イタリア製の西部劇の場合「マカロニ・ウェスタン」になる。「マカロニ・ウェスタン」は淀川長冶が付けた言葉で、海外では「スパゲッティ・ウェスタン」と呼ぶ。
現在韓国でもイ・ビョンホンとソン・ガンホ主演で『続・夕陽のガンマン』のリメイクが作られているので、個人的にはキムチ・ウェスタンと名付けて歓迎したい。ビビンバ・ウェスタンのほうがカッコいいかな?ロシアが西部劇作ったらピロシキ・ウェスタンとか、ドイツが西部劇作ったらフランクフルト・ウェスタンとか、アメリカが西部劇作ったらハンバーガー・ウェスタンとか色々造語が出来るね。あ、最後のは本末転倒。
2007-09-19
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