本日はテレビで『トランスポーター2』を放映する。『トランスポーター2』のバカっぷりはこちらをどうぞ。
僕が一番バカだと思ったのは、車が駐車場から隣のビルに飛ぶシーン。「どうやってビルから出るんだよ!」と予告編の段階で笑っていた。しかも驚くことに映画本編では一応説明がつく。
海外ではクライマックスの[飛行機墜落シーン]の頭の悪さが話題になっていた。慣性の法則を知らんのか?
かくいう僕もかなりバカで、木村祐一とケンドーコバヤシが同一人物ではないことに最近気がつきました。
2007-09-30
僕が勝手に選ぶ「2007年度 一体誰が観に行くんだよ!?映画」に、『ストリングス 〜愛と絆の旅路〜』というものがある。エヴァンゲリオンの庵野秀明が総監督で、キャストに草g剛・香取慎吾・中谷美紀を迎えて、エイベックスも関わっている今年公開の映画なんだけど、きっとみんな観に行っていない。『ストリングス』は単に海外のあやつり人形モノを輸入しただけの映画だ。
ちょっと前に「(『ストリングス』は)誰も映画館に観に行ってない」って書いた時は
「ふざけんな!観に行ったよ!」
という抗議が来るもんだと思ったけど、一件も来なかった。その代わり「(『スターダスト』は)原作を誰も読んでいない」と書いたら、原作読んでいる掲示板の常連さんから速攻のカキコがあった。流石だ。僕も『スターダスト』は前売り買って公開初日を楽しみにしている。
『スターダスト』の話はどうでもいいので本題。「2007年度 一体誰が観に行くんだよ!?映画」に新たなノミネート作品が現れた!
その名は『未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』。見れば本編の展開が全てわかってしまう『未来予想図』の予告編は公式サイトからどうぞ。表情が作れていない主人公の表情が絶妙なので面白い。
タイトルの底抜けっぷりなら既に『ストリングス 〜愛と絆の旅路〜』を上回っている。キツいサブタイトルの「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」だけど、ドリカムを知らない僕が頑張って調べてみると、「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」とはドリカムの歌詞に出てくる言葉で、点滅5回で「ア・イ・シ・テ・ル」の意味になるということ。『未知との遭遇』で宇宙人と交流する時にやってたアレみたいなもんか(注:リンク先の動画は『未知との遭遇』のネタバレ)
映画『未来予想図』はドリカムの同名曲をモチーフにしているんだけど、ヒット曲をモチーフにして映画を作るという我が国独特の奇妙な風習は何なのだろうか?他の作品をざっと思い出すと「涙そうそうプロジェクト」まで作った『涙そうそう』、秋元康監督の『川の流れのように』、テレビドラマ・CM・映画まで展開した『明日があるさ』がある。※1
いずれの作品も全身全霊で商業主義に走っており、そしてどれもアーティスト本人の手を離れて企画が暴走している。アーティスト本人が企画を暴走させた映画『ロード』というのもあったが(映画が終わると虎舞竜のコンサートが始まる)、あれは高橋ジョージだから許されるのだろう。
『未来予想図 〜ア・イ・シ・テ・ルのサイン〜』の話に戻す。『未来予想図』には映画としての狙いが全く見えない。もしかして企業が節税目的で作っているんじゃないの?とまで勘繰りたくなる。
この映画はドリカムファンにとっては待望の映画なのかもしれないけど、ドリカムの曲を1つも知らない僕から見ると、何故今ドリカムの曲だけで映画を作るのかサッパリわからない。3年前のクリスマスの時だって誰が『アマレット』を観に行ったというのだ?(観に行った人がいたらごめんなさい)。※2
っていうか『アマレット』なんて誰も知らないんじゃないのか?試しに「アマレット ドリカム」でググったら検索結果がたったの2000件だったぞ。「未来予想図 ドリカム」だと89万件を超えているのに。
映画『フランケンシュタイン』のキャッチコピーは「何故、造った」だけど、『未来予想図』にはフランケンシュタインの存在以上に「何故、造った」という疑問が生まれてくる。僕がドリカムのCDを聞きこんだ上で『未来予想図』を劇場まで観に行けば、疑問は解消されるかもしれないけど、それは出来ない相談だ。
ところでドリカムの映画化なら、シャブ打ちの元メンバーの転落人生を映画にすれば、ドラマティックな作品になると思うんだけどなぁ。ミュージシャンの映画化にドラッグは必須アイテムでしょ。
オマケ:僕が勝手に選んだ「2007年度 一体誰が観に行くんだよ!?映画」賞のノミネート作品一覧
なお『life 天国で君に逢えたら』はヒットしたため、『童貞ペンギン』はマイナーすぎるため、『ストーン・カウンシル』は僕が観に行ったんで、いずれもノミネート落ちしました。
2007-09-28
これから公開される『スターダスト』というファンタジー映画があるが………。
何故今こんな映画が…。
僕なんて、映画館でレンタルビデオ向けみたいな『スターダスト』の予告編を観るだけで毎回苦笑している。ところが調べてみると『スターダスト』は公開してしばらく経ったのに、未だにIMDBの評価が8.0を超えているんだけど何で?(8.0を越えれば年間ベストに入る傑作クラス、またIMDBの評価は公開してから落ち続ける)。IMDBの掲示板でも評判が良い。もしかして今年最大の伏兵映画か?
2007-09-20
今更って感じだけど、知らない人が多そうな小ネタ。
現在韓国でもイ・ビョンホンとソン・ガンホ主演で『続・夕陽のガンマン』のリメイクが作られているので、個人的にはキムチ・ウェスタンと名付けて歓迎したい。ビビンバ・ウェスタンのほうがカッコいいかな?ロシアが西部劇作ったらピロシキ・ウェスタンとか、ドイツが西部劇作ったらフランクフルト・ウェスタンとか、アメリカが西部劇作ったらハンバーガー・ウェスタンとか色々造語が出来るね。あ、最後のは本末転倒。
2007-09-19
ピーターラビットの作者を描いた映画『ミス・ポター』の字幕がナッチだったんだけど、
「(ピーターラビットを)グリーティングカードに売っている」
という変な字幕があった。この文章は「グリーティングカードにして売っている」「グリーティングカードになっている」のほうが正しいだろう。他にも馬車から降りて
「(ピーターラビットと)ドライブしてきた」
としているのも気になった。たいていの日本人はカタカナで「ドライブ」と読むと、車の運転のほうを連想する。ここは例えば「(ピーターラビットと)馬車を楽しんだわ」にしたほうが、当時の雰囲気が出ると思う。『ダイハード4.0』でも「盗まれてく」という微妙な日本語の字幕があった。
これってナッチが字幕を仕上げた時に、映画会社の人がちゃんと字幕をチェックして、一言「ここはちょっと変なので、直してください」とお願いすれば済む話。それをやっていない気がする。
2007-09-16
今月の映画秘宝は表紙に「テレビ屋から映画を取り戻せ!」(その通り!)とデカデカと書いてるが、その一方で洋画専門誌ロードショーの表紙がキムタクになっていて、ジャニーズとフジテレビの権力の恐ろしさを痛感する。ローリング・ストーンの表紙が綾波レイ(どこがロックなの?)、スクリーンの表紙がハーマイオニー(何故今の時期に?)なのは笑った。
2007-09-14
電車に乗っていたら、靴づれで足を痛めたらしい女性がいた。その女性に対して、内気系変質者な男がやたら親切にしようとした。自分を電車男だと思っているのだろうか?その「親切」とは、女性の足に保湿クリームを塗ろうとしたり、女性のカカトをさすりだすなど、痴漢…とまでは言わんが、とにかくキモイ親切だった。女性は確実に迷惑がっており、態度にもそれを示していた。一旦電車男はその場を離れたが、女性に興味を持っているそぶりを示していたため、僕は電車男を監視していた。
横浜駅に電車が到着し、僕も電車男も女性も降りた。電車男は一旦女性と別れる振りをして女性の尾行を開始した。僕は電車男の前に立ちふさがり胸ぐら掴んで
「お前さっきから何やってんの?」
と問いただすほどの武闘派じゃないんで、そんなカッコいい真似はせずに、ダッシュで女性のところに行って
「さっきの男がつけてきてますよ」
と教えてあげた。
そこで女性は迎えに来てもらう友人をケータイで呼び出し、その間僕と女性は駅構内で電車男の通過を待っていた。その時ふと思った。このまま電車男が登場しなかったら、僕が変質者だと思われないか?良くても新手のナンパと思われないか?っていうか電車男が尾けてこなかったら、僕はどうやってこの女性と別れればいいんだ?
しかし電車男は後方から登場してきてくれた。女性はギョッとしていたが、僕は内心ホッとしていた。ココバットのライブの帰りだったためにオジー・オズボーンのTシャツを着ている僕が電車男をにらみつけると、電車男はあさっての方向へ消えていった。そりゃまあ別の意味で僕が怖いだろうな。顔ツキが悪いと有利だね。
その後女性を改札まで送る最中、女性から
「あのーメアド教えてください」
と言われるほどの男じゃないんで、こちらから
「いやー、俺破壊屋ってサイトとかやってるんだよ!」
と積極的にアピール。もちろん破壊屋のメールには今現在何も届いていない。顔が悪いと不利だね(まー友人呼ぶ時点で信頼できる男がいるってことだよな。うん、きっとそうだ。)
で、この日何が一番怖かったかというと
僕「まあそのサイトでは、スパイダーマンの格好してブートキャンプとかバカなことやってるんだね。」
女性「あ、それ知ってるよ。」
恐怖で頭が真っ白になった。知られてないほうが良かった。
2007-09-07
[マイコミジャーナル] より『ドラゴンボールZ』が予算1億ドル超で映画化決定か - 米20世紀FOX
カナダ・Gazette紙の報道によると、The 20th Century Foxは来年のモントリオール世界映画祭に向けて製作予定の3作品を発表した。いずれも1億ドル以上という巨額の予算を充てるというその作品群とは、『Night at the Museum(ナイトミュージアム)』の続編、ローランド・エメリッヒ監督のSF映画『Independence Day(インディペンデンス・デイ)』のリメイク、そしてなんと『ドラゴンボールZ』の名が。
具体的なクランク・イン時期やキャスト、ストーリー等は未定だが、来年7月までには3作品とも撮影を完了させる予定だという。
これは誤報。『インディペンデンス・デイ』じゃなくて『ミクロの決死圏』のリメイク。Gazette読んだけど、『インディペンデンス・デイ』なんて一言も書いてないぞ。どう間違えたんだ?
『マトリックス・レボリューションズ』が公開された時、友人の渡さんがクライマックスのアクションを示して「これならドラゴンボールZの実写化も可能だ!」と言っており、僕も同意した。それから数年後『スパイダーマン3』が公開された時も、渡さんとドラゴンボールZの実写化に近付いたことを確認した。そしてようやく来年………と思ったら、この間の『西遊記』がそのまんまドラゴンボールZの実写化だった。
2007-09-05
高級車や自宅の改築費や小遣いをバンバン貰っておいて「便宜を図ったことはない」と言い切る、厚生労働省九州厚生局の松嶋賢前局長。そんだけ貰っておいて何も便宜図らないなんて、めっちゃ嫌な奴だな。
そんな話はどうでもいい。
『ラッシュ・アワー3』の脇役に名監督のロマン・ポランスキーが出ていたのがウケた。ロマン・ポランスキーといえばやっぱりあの犯罪なわけだが、媒体によって取り上げ方が全く違うのが面白い。数年前に『戦場のピアニスト』が世界中で大絶賛されている時、日本のメディアは「強制わいせつ」で統一していたが、今調べてみると…。
以下はウィキペディアからロマン・ポランスキーについて引用
当時13歳の子役モデルに性的行為をした事により逮捕、裁判で有罪の判決(実刑 懲役50年以上という換算)を受ける。逮捕・収監を避けるため、映画撮影と偽ってアメリカを出国し、ヨーロッパへ逃亡した。
まあこれが事実。で、今度はロマン・ポランスキーが監督した文芸大作『オリバー・ツイスト』の公式サイトからの引用
69年、伴侶だった女優シャロン・テイトが惨殺されるという悲劇に見舞われ、精神的打撃から『イルカの日』『パピヨン』といった作品を断念して、欧州へ戻る。
ってオーイ!嘘つくな!だいたいシャロン・テイト惨殺事件から欧州逃亡まで8年も間が空いてるじゃないか!それで次は『ラッシュ・アワー3』の公式サイトからの引用
77年、児童レイプで逮捕。保釈中に映画撮影と偽ってアメリカへ映画撮影と偽ってアメリカを出国し、ヨーロッパへ逃亡した。
だからといってこれは直球すぎないか?
ちなみに日本にも今関あきよしというアイドル専門の映画監督がいて、ロマン・ポランスキーと同じく映画監督の立場を悪用して13歳の少女にわいせつ行為、逮捕実刑判決となっています。
2007-09-03