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日本の国際映画祭の現状   

猪木、老人役で映画初主演…邦画唯一の東京国際映画祭出品ダァー!

最高賞「東京サクラグランプリ」を競うコンペ部門は映画祭の“顔”。今年は国内外の約750の候補作品があり、近日中に正式発表されるが、15作品が内定。猪木の初主演作は邦画では唯一、コンペ入りを果たした。
コンペの選考理由は明らかにしない方針だが、猪木の好演が出品の決め手になったようだ。

こんな提灯記事が出てくるなんて、さすがスポーツ報知だ。「猪木の好演が出品の決め手」というのはもちろんウソ。猪木の初主演作である映画『ACACIA』はトヨタのタイアップ映画で、東京国際映画祭のスポンサーもトヨタだ。

今年3月に行われた沖縄国際映画祭のグランプリ作品は『鴨川ホルモー』だが、『鴨川ホルモー』は木下工務店が製作した映画で、沖縄国際映画祭のスポンサーも木下工務店である。

映画ファンのためのお祭りではなくて企業のお祭り。自社が製作した映画にハクをつけるための映画賞。これが日本の国際映画祭の現状である。

「レッドカーペットがグリーンカーペットになる」が東京国際映画祭のキャッチコピーだけど、グリーンカーペットにガソリンをまいて火をつけてレッドカーペットに戻そうとするアンチ環境保護テロリストとかが出たら面白いな。

2009-09-08

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