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2009年09月の更新全て

言いたくても言えないことを読み取って欲しいオフ告知   

破壊屋オフ会の告知のみです。募集は10月10日以降に行います。


【日時】:10月24日土曜日

【場所】:品川―横浜間のどこか

【参加条件】:僕のリアル友人知人、または破壊屋オフ会に一度でも参加したことがある方

【鑑賞作品】:『余命がファイナル・デッド1ヵ月の花嫁 3D』


たいへん不本意ですが『余命がファイナル・デッド1ヵ月の花嫁 3D』がどこの映画館でも上映していなかった場合、当日の鑑賞作品を予告なくアニメ映画に変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

また今回のオフ会の参加費用の一部がネパールの子供たちの教育支援に役立てられるとのことです。↓証拠画像。

同時に次の参院選の支援にも役立つことでしょう。

2009-09-29

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スーパーエージェントVS艶々カフェ   両方とも★

『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』以外にもアルバトロス社の映画を観させてもらったので、そちらの感想も。


『スーパーエージェント 美女奪還大作戦!!』

リュック・ベッソンが好きそうな、ゆるいスパイコメディ。
スパイの仕事をしているが全く実績を残せないダメ中年が、そこらへんを歩いていたバカ二人をスパイとして仲間に入れるという物語。とうぜん事態はさらにバカな方向に向かう。
脚本に意外なトリックがあって僕はひっかかってしまった。こういうくだらない映画のトリックにひっかかると凄く悔しい。


『艶々カフェ』

カフェを舞台にしたエロい物語。とにかくエロい!ストーリーは無いに等しいじゃなくて、本当に無い。どんなに激しいセックスでも女優のおっぱいがちっとも動かないので、よく見たらおっぱいの下にうっすらと傷痕が。シリコンを入れたのだろう。ネタとしては有名な話だが、自分で見破ったのは初めてだ。勉強になりました。


エロい画像ばっかりで申し訳ない。

2009-09-27

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メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス   ★

『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』の予告編


アラスカの氷壁の中から現われた2大生物、メガ・シャークとジャイアント・オクトパス。メガ・シャークは旅客飛行機を襲い、ジャイアント・オクトパスは海上プラットフォームを襲った。そしてアメリカがメガ・シャークと戦い、我らが日本がジャイアント・オクトパスと戦う!しかし倒せない!こうなったらメガ・シャークとジャイアント・オクトパスを戦わせるかしれない!というバカだ。いやバカ映画だ。製作会社はTSUTAYAの幹部の弱みを握っているとしか思えないほど、TSUTAYAの棚に作品が並び続けるアサイラム社だ。


ネットで話題になったので観た人も多いでしょう、飛行機を襲うメガ・シャーク!「Holy Shit!」のフツーな発音っぷりがたまらない。
「俺たち二日後に結婚式だ」と死亡フラグを立てるカップルが出てくるが、結婚式の二日前に飛行機の中というのも珍しいな。駆け落ち中なのか。


映画は全編にわたってツッコミどころだらけで、IMDBにあった「この映画のツッコミどころ100個」というスレッドにはすでに120を超えるツッコミどころが集まっている。僕が特に感じたツッコミどころは

といったところだ。まあ低予算の怪獣映画なのでツッコミ入れながら観るのが正しい鑑賞方法だ。ツッコミ入れながら映画を観たことが無い!という人には何か他のことをやりながら(ケータイメールとか)観賞するのをおススメします。


『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』にはなぜか日本ネタが多く、ヒロインと恋に落ちる男はなんと日本人だ。演じている役者さんは中国系だけど、アジア人に演じさせているだけまだマシであって、アジア人にすら見えないキャラが日本人としても出てくる。
残念なことに海外の掲示板をチェックすると人種差別的な意味で「白人の女の相手がアジア人だなんて!」といったカキコがいくつかあった。世界中どこの掲示板にもいるんだな、こういうバカは。


『メガ・シャークvsジャイアント・オクトパス』のDVDは11月11日に発売!

2009-09-27

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秘宝ナイトに行って来た   

破壊屋オフ会の常連メンバーで映画秘宝ナイト行ってきました。

まず観たのはアメリカで興行収入2億ドルという超大ヒットして続編が決定したにも関わらず、日本では公開が見送られた『ザ・ハングオーバー』。

ラスベガスでどんちゃん騒ぎをした男たち。朝起きるとホテルの部屋に虎と赤ちゃんが!腕には病院のタグが(いつの間にか手術を受けた)!友達が消えた!歯が無い!昨日は俺たち何やったっけ?でも二日酔い(ハングオーバー)で何も覚えていない!というコメディ。
これがもう場内爆笑の連続。序盤は爆笑している観客がいたのにギャグが連続で空振りして誰も笑わなくなった『しんぼる』を観た後だけに新鮮だった。

以下は『ザ・ハングオーバー』と『ベガスの恋に勝つルール』の両方のネタバレ。

[『ザ・ハングオーバー』と『ベガスの恋に勝つルール』は両方ともラストシーンでラスベガスの夜が明らかになるという構造だった。写真だけでトリックを明らかにする『ザ・ハングオーバー』のラストも好きだけど、『ベガスの恋に勝つルール』はもっと好き。普通の恋愛映画だったら「半年後…」って字幕が出てきて結婚式になるところを、「半年前…」って字幕が出てきて過去の結婚式になるというアイデアが面白い。]
ラスベガスって簡単に結婚できるんだなぁ(世界一簡単らしい)。僕も去年ラスベガスに行ったときにギャンブルじゃなくて婚活すれば良かった。


何度か通販しているBON-KURAでロボゲイシャTシャツも購入。破壊屋管理人だってことを伝えたら、ブースの内側に入れてもらってこんな写真を撮ってくれました(店長さんが写真を撮っている)。ラッキー!もっと嬉しそうな顔しろよ、俺!

BON-KURAのロボゲイシャTシャツはこっちのデザインもかっこいい。また通販するか。


山田辰夫追悼ということで『すかんぴんウォーク(1984)』も上映。吉川晃司のアイドル映画なんだが、演出がアメリカン・ニューシネマの『卒業』風味。水中メガネ映像まで再現していたのがウケた。後半にはロッキー風のシーンもあった。検索してみたら速水さんが『すかんぴんウォーク』と『真夜中のカーボーイ』の関連性も指摘していた。大森一樹がアイドル映画に深みを持たせるためにアメリカン・ニューシネマから引用しまくったのだろう。意外と面白い映画だった。


来年も秘宝ナイトをやってほしい。

2009-09-26

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韓国の伝説のアニメ『テコンV』を観た!   

秘宝ナイトで韓国の伝説のアニメ映画『テコンV』を観たぞ!

『テコンV』は1976年に韓国で製作されたロボットアニメで、韓国人の誇りであると同時に反省すべき過去でもある。韓国での『テコンV』の扱いはWikipediaが(珍しく)上手くまとめているのでそちらを参照してください


映画が始まると『テコンV』復活の経緯が語られる。30年前のフィルムを2年かけて修復したのだ。このページに載せている画像は色の状態が悪いが、2年かけて修復したバージョンはかなり綺麗になっている。

フィルムを修復した人たちへの感謝が述べられると、次に子供の頃に『テコンV』を観た韓国人たちに向けて
「私たちが子供の頃にはテコンVがいた。私たちが使う文房具にもテコンVがいた。」
といったナレーションと映像が流れる。そして当時の子供がお父さんになって、自分の子供と一緒に『テコンV』を楽しんでいる写真が出てくる。思わずしんみりとくる。そして『テコンV』本編が始まる。

『テコンV』本編の導入部分は、クラシカル・ディズニー(白雪姫やシンデレラ)の導入部分と同じである。登場人物が森の中を歩いていると、どうぶつさんたちがやってくるパターンである。ただ『テコンV』がクラシカル・ディズニーと決定的に違うのは…

どうぶつさんと戯れるのがお姫さまじゃなくてハゲの中年男性!この時点で場内爆笑だった。しんみりした気分も吹き飛んだ。っていうかこれはディズニーキャラのチップとディールだよね?ディズニーmeetsマジンガーin韓国!アニメ界の石景山遊楽園!まあ森の中で動物キャラを出したらディズニーテイストになるのはしょうがないような気もするが………。


『テコンV』は1970年代の韓国で作られたので儒教的思想が強い。儒教で一番大事な要素いえば「お父さんは立派な人です」という考え方だ。あのハゲの中年男性が主人公のお父さんなのだが、超絶的に立派な人として描かれる。テコンVよりもお父さんのほうがインパクトのあるキャラなので、もっと画像を載せる。

真にカッコイいい男とはハゲが似合う男だということがよくわかるキャラだけど、男前すぎてキモい。

お父さんが北朝鮮的な悪役と言い合いになるシーンでは、お父さんの周りをハトが飛び交うという凄くわかりやすい演出がある。鳩山首相にも是非身に着けてもらいたいワザだ。


主人公やお父さんが精悍な男前として描かれる一方、日本人の顔はカッコ悪く描かれる。『テコンV』でも主人公が日本人とテコンドーで勝負して勝つシーンがあるうえに、その後のストーリーに絡まない。単に日本人が負けるだけのシーンなのだ

他にも韓国独特の要素として、テコンVはテコンドーで悪のロボットと戦い、脚本には韓国独特の思想「恨(ハン)」を組みこんでいる。

とうぜんながらテコンVはマジンガーZのパクリなので、コクピットのシステムはマジンガーZにおけるホバーパイルダーと同じである。ホバーパイルダーが出てきたときはマジンガーZ世代の人たちが笑っていた。


『テコンV』はかなり面白い。当時の韓国の価値観が子供向けアニメに思いっきり反映されていて、ネタとしてはもちろん勉強になる意味でも楽しめる。今の時代から見たら『あしたのジョー』や『巨人の星』だってネタであるが、そこに70年代韓国テイストやパクリネタが加わって、さらに楽しめるのだ。

今回は秘宝ナイトのみの特別上映だったが、日本での一般公開に向けての動きもありそちらに期待したい。永井豪さんならきっと頭の柔らかい反応を見せてくれるはずだ!(というか実際にそういう反応を見せているらしい)


韓国で111メートルのテコンVを作るというニュースが流れたときに、テコンVの存在を知った韓国嫌いの人たちが思いっきりテコンVをバカにしていた。しかし日本が誇るゴジラだってアメリカ映画の『原子怪獣現る』のパクリだ。50歩100歩だがそんなものどこだってやっているのだ。でも111メートルのテコンVってのはホントにバカだなぁ。

そして現在のテコンVは竹島の守護神として日本をやっつけている。この動画は韓国のCMである。流れている音楽はテコンVの主題歌で、映画本編を観たあとにこの曲を聴くとなぜか好きになってしまう珍曲。僕の「カタカナで歌ってみたい曲ベスト3」に入った。

永井豪のダイナミックプロダクションはこのCMに対抗して、マジンガーZがテコンVをやっつけて「著作権を守ろう!」と主張するCMを作ったらどうでしょうか?


オマケ: カタカナで歌ってみたい曲ベスト3
3位:テコンVのテーマ
2位:ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナのテーマ(男兒當自強)
1位:ポリス・ストーリーのテーマ(英雄故事)

2009-09-23

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知っていますか?東京国際映画祭のサクラグランプリ   

北海道みやげの木彫り熊じゃなくて、ベルリン国際映画祭グランプリのトロフィー。


日本の国際映画祭の現状に対してはてブコメントに書かれていた素敵なコメント

「サクラグランプリ」だけにサクラの模様。(id:tsumiyamaさん)
"最高賞「東京サクラグランプリ」を競う" サクラを競うってカミングアウトしてるじゃん!(id:bow-endさん)

わはは!サクラたちが選ぶサクラグランプリ!でも、まあ東京国際映画祭のグランプリ作品に対してはスポンサーの意向が反映されないと思う。サクラグランプリの決め方はカンヌ国際映画祭と同じで、有名映画人を審査委員長として招待し、その人と審査委員会が中心になってグランプリ作品を決める。今年の東京国際映画祭の審査委員長はアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥだ(『バベル』の監督)。だから『ACASIA』がサクラグランプリに選ばれるようなことはありえないだろう。『ACASIA』が実は傑作だったという逆転劇はあるかもしれないけど。

それよりもこれからの日本映画は是枝裕和と根岸吉太郎の新作が待機中なのに、そこであえて辻仁成の演出とアントニオ猪木の演技を見せられる審査委員会の人たちがかわいそうだ。


サクラグランプリの問題点は知名度の低さだ。サクラグランプリに選ばれるには、映画会社がコンペ部門に作品を出品する必要がある。以下は2008年東京国際映画祭の出品リストなんだけど…

僕ですら知っている映画が無い。上記の作品もほとんどが日本で劇場公開されなかった。この中で唯一有名なのは日本映画の『ブタがいた教室』か。いや、もちろんサクラグランプリのおかげで無名映画の良作が観られるようになるなら大歓迎だ。ところがサクラグランプリを受賞した『トルパン』は、日本では公開されていない!去年の『迷子の音楽警察隊』は公開されたが、おととしのサクラグランプリである『OSS 117 カイロ、スパイの巣窟』も劇場公開されず、『OSS 117 私を愛したカフェオーレ』というタイトルでDVDが発売されただけだ。サクラグランプリにはサクラ的な効果も無いのだ。


そしてスポンサーの映画をグランプリに選んだ沖縄国際映画祭は問題外。逆に言うと沖縄国際映画祭は完全にスポンサーの言いなりにならないと運営できないイベントだという見方もできる。沖縄国際映画祭の他のスポンサーは吉本なので、来年の沖縄国際映画祭グランプリは『しんぼる』だろうな(その頃に『しんぼる』のDVDも発売?)。追記:『しんぼる』は公開済みだから無理!id:HALTANさんありがとうございます。


オマケ:国際映画祭の最高栄誉賞の名前

どっちの映画祭が金獅子賞で、どっちが金熊賞なのかは、覚えてもすぐに忘れてしまう。

2009-09-16

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例えばこんなタイムパラドックス   

ふとこんなタイムパラドックスを思いついた。

  1. タイムマシンで過去へ戻る。女の場合は妊娠している状態で。
  2. 男だったら過去でセックスする。女だったら過去で出産する。
  3. タイムマシンで現代へ戻る。
  4. 実は過去で作った子供は自分だった!俺のとーちゃん俺だよ、私のママは私。永遠に自分自身を生み出すタイムパラドックス!

既存のSFでこんなのあります?(ネタバレになる場合は作品名書かなくてもいいです)

いや、『BALLAD 名もなき恋のうた』を観ながら思いついたんだけどね。『BALLAD 名もなき恋のうた』の場合は人間じゃなくて[植物の種]なんだけど。


追記:@掲示板 ええー!40年前の日本の小説にあるのか!恐れ入りました。

2009-09-13

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破壊屋ツイスター   

ケータイで破壊屋ツイスターが読めなかった人たち、お待たせしました。ケータイでも読めるようにしたので、こちらをご利用ください

これを作っている時にtwilogが過去ログ対応になってショックだった。twilogにしておけば良かった………でも破壊屋サーバ内にtwitterのログを保存したかったので、しょうがない。

2009-09-11

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ヒラリー・スワンクの力こぶ   

僕は映画にツッコミ入れるのが好きだが、もちろん他人のツッコミも大好きだ。映画秘宝の「日本映画縛り首」や、宇多丸師匠のシネマハスラー、そしてもう一つ、♪akiraさんの愛と哀しみのスットコ映画も愛読している。♪akiraさんとは何度か飲み会でお会いしていて、そのたびに色んな情報を貰っている。破壊屋のアマルフィに対するツッコミネタにも、♪akiraさんから貰ったネタが含まれている。

そんな♪akiraさんがヒラリー・スワンクとスパルタ王の純愛ラブストーリーという無茶すぎる企画映画:『P.S.アイラヴユー』をネタにしていたので、是非観たいと思っていた。そして実際に観たのだが………いやー驚いた。詳しくはリンク先読んでください。

で、♪akiraさんが『P.S.アイラヴユー』の最大のツッコミどころとしている以下のシーン。

華奢で繊細で乙女チックなパフスリーブのフレアワンピースを着たホリーの上腕にはぶっとい力こぶが!!!

せっかくなのでこのシーンの画像を載せます。これがヒラリー・スワンクのパフスリーブから出た力こぶだ!これは情熱的なキスというよりも、男を喰らおうとしているんじゃないの?

2009-09-11

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日本の国際映画祭の現状   

猪木、老人役で映画初主演…邦画唯一の東京国際映画祭出品ダァー!

最高賞「東京サクラグランプリ」を競うコンペ部門は映画祭の“顔”。今年は国内外の約750の候補作品があり、近日中に正式発表されるが、15作品が内定。猪木の初主演作は邦画では唯一、コンペ入りを果たした。
コンペの選考理由は明らかにしない方針だが、猪木の好演が出品の決め手になったようだ。

こんな提灯記事が出てくるなんて、さすがスポーツ報知だ。「猪木の好演が出品の決め手」というのはもちろんウソ。猪木の初主演作である映画『ACACIA』はトヨタのタイアップ映画で、東京国際映画祭のスポンサーもトヨタだ。

今年3月に行われた沖縄国際映画祭のグランプリ作品は『鴨川ホルモー』だが、『鴨川ホルモー』は木下工務店が製作した映画で、沖縄国際映画祭のスポンサーも木下工務店である。

映画ファンのためのお祭りではなくて企業のお祭り。自社が製作した映画にハクをつけるための映画賞。これが日本の国際映画祭の現状である。

「レッドカーペットがグリーンカーペットになる」が東京国際映画祭のキャッチコピーだけど、グリーンカーペットにガソリンをまいて火をつけてレッドカーペットに戻そうとするアンチ環境保護テロリストとかが出たら面白いな。

2009-09-08

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サマーウォーズの格闘描写   

『サマーウォーズ』は色々と言いたいことある作品だが、ネット上の描写を無視して大家族の物語だけに注目すれば良い映画だと思う。それほどネット上の描写がキツかった。

僕が一番疑問に思ったのは、ネット上の戦いを格闘で表現していたことだ。ネット上の戦いを格闘で表現する演出は10年前に『マトリックス』が同じことやっていて、その時点で十分にカッコ悪い演出だった。当時『マトリックス』を観た人たちが「何じゃありゃ?」「何で仮想世界でカンフーしてんだよ!」とバカにしていたのをよく覚えている。僕は「仮想世界でカンフーしてる!なんてカッコいいんだ!」と心の奥底で思いながらも、結局はあのバカバカしさを笑いながら観ていた。

『サマーウォーズ』はネット上の戦いをアバターとアバターがボコスカ殴りあっている姿で表現していたが、それが幼稚なアニメ番組の1シーンに思えてしまった。さらに残念なのは絶叫しながらキーボードを叩く姿を真面目に描いていたことだ。それってギャグの演出なのに。


これは批判するつもりではないが、ネットの広大さを表現するときに水平線を使っているのも気になった。仮想世界の広大さを表現するのに水平線や地平線を使うのは80年代からあったような気がする(『マトリックス』も水平線を使っていた)。そういえば『攻殻機動隊』だとネットの広大さを表現するときに「海」を使っていたな。

2009-09-01

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