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映画館で笑いをこらえる方法   

みんなで一緒に泣いたり笑ったりできるのが映画館で映画を観ることの素晴らしさ

と言いたいところだが、ここ数年はレベルの低いお涙頂戴映画が連発されたこともあって

みんなが一緒に泣いているところを必死で笑いこらえなきゃいけないから映画館で映画を観るのが大変だなぁ

という状況もよくある。普通に面白いコメディ映画でも

笑うべきシーンなんだけど、自分だけゲラゲラ大声で笑うわけにはいかない

という状況もある。笑いたければ笑えばいいのでムリヤリ笑いをガマンするというのも変な話だ。しかしどんなに泣ける映画でも、高橋ジョージの顔が画面に出てくるだけで爆笑してしまう人もいるだろう。『仏陀再誕』のように映画館で爆笑することが、身の危険に繋がるときもある。そんなときに映画館で笑いをこらえるテクニックは必須だ。

というわけで、今回は僕が映画館で笑いをこらえるときに使っているテクニックを書きます(みんな意識しないで自然に使ってるよ!)。

顔に力を入れる
「頬に力を入れる」「歯をかみしめる」そうやって自分で自分の表情を固めてしまえば、それだけでちょっとした笑いをこらえることができる。
このテクニックを使えば、『GOEMON』で江口洋介が叫びながら空を飛んでETのように月と重なるオープニングでも笑わずに済む。
呼吸をコントロールする
息を止める方法もあるが、吹き出してしまうと余計に目立つので良くない。それよりも意識的に口で呼吸するのがおススメだ。
映画ブロガーたちと一緒に観に行った大沢たかお初プロデュース映画『LOVE FIGHT』では、プロデューサーである大沢たかおが撮影当時16~17歳だったはずの北乃きいとキスするシーンで、映画ブロガーたちは一斉に「ヒーヒーヒー」と音を立てながら笑いを必死にこらえていた。大沢TKO、オマエはこのシーンのためにプロデューサーになったのか?
お腹に力を入れる
お腹に力を入れて、お腹の中に笑いを封じ込めるイメージだ。このテクニックを使って映画『恋空』でガッキーがお花畑でレイプされるシーンを観れば、腹筋がかなり鍛えられる。
強烈な笑気を抑えることができるが、体の揺れや肩のゆさぶりまでは抑えることはできない。映画ブロガーたちと一緒に観に行った『フライング・ラビッツ』で、落ち込んでいる石原さとみが宗教的行為で元気を取り戻すシーンでは、笑いを必死にこらえようとして体が一斉にゆれ出したことがある。

これらはあくまでも「笑いそうになったらこらえる」方法であり、観客の予想外となる突発的爆笑シーンでは対応できない。たとえば映画『赤い糸』で彼氏がヒロインにメッセージを伝え終えると[車が突っ込んできて彼氏が吹っ飛んで死ぬような]シーンには対応できないのだ。しかし突発的爆笑シーンにも対応しなければ、信者に囲まれる『仏陀再誕』のような映画は鑑賞できない。だから僕はこういう映画を観るときは常に自分の顔を握って観ています。

2009-10-17

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