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04/07/23   TOP文のみ更新

シュレック   ★★★★

    山火事に巻き込まれたバンビを見て「バンビ、どうなっちゃうの?」とハラハラドキドキする純真な心も大切だけどそれは子供の事。大人になったら山火事に巻き込まれたバンビを見て「まあそれはそれとして小鹿の丸焼きっておいしそうだよな」と思える位の汚れた心は持って欲しいものです。


    爆笑ファンタジーアニメ「シュレック」の見所といったらもちろんアンチディズニー精神。ディズニーをクビになった人達が作った映画なのでディズニーへの皮肉はタップリ。

● ピーターパンはティンカーベルを、ゼペットおじさんはピノキオを売り飛ばす

● 劇中出てくる悪の国がディズニー・ランドにソックリ

● 主人公はネズミを焼いて食べる

● 白雪姫の紹介の仕方:「彼女は7人の男と同棲しています。クールな女(死体)ですがキスすればホット(生き返る)になりますよ。」
    「シュレック」の製作総指揮ジェフリー・カッツェンバーグがディズニー版「美女と野獣」でディズニーアニメを大成功させた本人なので、基本プロットは「美女と野獣」への強烈なアンチになっています。「美女と野獣」のラストシーンで人間に戻った野獣を見て誰もが「野獣の時の方がカワイイ」と思ったはずですが、シュレックにはそのカワイイ感すら無い、っていうかキタナイ。美女が戦闘キャラなのも現代的で良いです(噂によると「シュレック2」はディズニー系キャラが活躍するらしいが)。


    映画「シュレック」で標的にされるのはピーター・パン、ピノキオ、リトル・マーメイド、シンデレラ、白雪姫、3匹の子豚等、どれもディズニーが著作権を持っているわけじゃないのでいくらでもネタにできるものばかり。逆に言うとディズニーのオリジナル作品じゃないのに、これらの作品はディズニー印が標準だと錯覚してしまいそうなのが恐ろしいですね。過去の童話やファンタジーのディズニー版をグローバルスタンダードとして売り出す、これもディズニーの戦略なのでしょうか。
    そしてディズニーのおかげで僕達はファンタジーアニメとは”お姫様が森で歌いはじめるとかわいい小鳥がさえずり、動物たちと仲良くミュージカルする”と刷り込まれてしまっている。映画「シュレック」はそんな状況をバカにしてくれます。だから”お姫様が森で歌いはじめるとかわいい小鳥は[爆死]する”。だからオープニングに出てくる昔ながらの絵本はケツの穴を拭く紙になる。だからシュレックと姫は動物を虐待しながら仲良くなる。

    でもだからといって「シュレック」は悪意に満ちた映画じゃない。そもそも動物虐待ネタとかウンチネタとかで喜ぶのは大抵子供。ディズニーアニメの傑作「蒸気船ウィリー」だって想像を絶する動物虐待映画です。子供は純真な心を持っているけど、だからといって子供は良識なんて好きじゃない。「シュレック」はそこらへんのバランス感覚が非情に優れている。汚い怪物やうるさいロバを活躍させて子供の純真な心を掴もうとする。そして「シュレック」は良識からは外れるかもしれないけど、優しさや勇気の正しい姿はキッチリ伝えるんだから立派なファンタジーアニメです。


オマケ:ディズニープリンセスアカデミー」っていうのがあります。女の子は誰だってお姫様なのでこういうお勉強も素敵ですが、僕個人としては「シュレック」のラストシーンの[シンデレラと白雪姫がブーケを巡ってキャットファイト]にも学びとって欲しいものがあります。

04/07/18   TOP文のみ更新

花咲ける騎士道   ★

ネタバレを隠していません。楽しみにしている方は読み飛ばしてください。

    ※A っていうかリュック・ベッソンのセンスって本当に最低だな。


    リュック・ベッソン製作脚本、ジェラール・クラヴジック監督という黄金の「WASABI」コンビが送る新作なんだけど…みんなこの作品知ってるの?僕も公開直前にようやくその存在を知ったぞ。5月、6月と映画館に通いつめたのに予告編も一度も観なかった。ヒロインはスペイン人のペネロペ・クルス。もちろんフランス語は喋れないけど、とりあえずフランス語の発音で台詞をこなすというヒロスエ方式で演技している。作ったのは毎度おなじみ最悪映画会社ヨーロッパ・コープ。この映画会社が製作した映画は必ず★一つだなぁ。
    公式サイトは「けっこんぴあ」で、ロレアル・パリのサラサラお肌で映画に行こう!とかキラキラくちびるで映画に行こう!キャンペーンをやっているので、「きっと映画館の中は女性客だらけだろう」と思っていたら結構男性客が多かった。この人達はペネロペファンなのだろうか?
● オープニング
    18世紀のヨーロッパで戦争が起こっている様子が描かれる。以前「トロイ」の戦争シーンを「コピペ感が強い」と批判したけれど「花咲ける騎士道」の戦争シーンを観るとコピペしてくれただけマシだったことがよくわかる。高校生の騎馬戦とかのほうが迫力あるし人数も多い。


● 1
    戦地で国王ルイ15世は部下に質問する「どうして戦争が起きているのだ?」。って何でお前が原因知らないんだよ!さらに愚かなルイ15世はフランス軍の戦力が46962人だったので、キリが良い47000人にしようとして38人の兵士を徴収するように命令する。ルイ15世が愚かなのかそれともリュック・ベッソンが愚かなのかイマイチよくわからんプロットです。困った部下達は「戦争して敵の酒や敵の女を楽しめ!」と老人や小人やベルギー人を集める。※A繰り返し


    とある村ではモテモテの美男子のファンファン(演じるのはモテモテの美男子に見えないヴァンサン・ペレーズ)が村の若い娘に手をつけていた。ファンファンは娘の母親にも手をつけていた。っていうか村の女ほぼ全員に手をつけていた。ファンファンは怒った村人達に襲われたがメチャクチャ強いので捕まらない。どうしてそんなに強いのかというと「僕はパリでフェッシングのコーチしていたのさ~」と戦いながら説明してくれる。ちなみにアクションシーンの演出は「WASABI」と違って高瀬道場が関わっていないのでとっても下手糞。カメラが切り替わる度に戦っている人数が増減する
    ぬるーいアクションの末にファンファンは村人達に捕まる。

    そしてファンファンは村の娘をキズモノにしたということで責任とって結婚することになる。娘はその気になっているがファンファンは逃げようとする。でもファンファンは村人達に脅されて仕方なく結婚の準備。ファンファンが結婚するとあってファンファンが手をつけた村の娘達はみんな泣いている。そのうち一人の女性が怒ってファンファンにナイフを振りかざすと、服をビリビリに破かれ無理矢理全裸にされて泣きながら外に出されるという、映画の展開と全く関係ない上に思いっきり異質な状況になる。でもリュック・ベッソンって大好きだなこーいうシーン。※A繰り返し


    だがファンファンは結婚式の最中に逃亡して懺悔室に逃げ込む。懺悔室には女占い師(ペネロペ・クルス)がいた。占い師は予言する。「あなたは軍隊に入って出世して姫と結ばれて城を手に入れるでしょう」。それを聞いたファンファンは38人の徴収に来ていた軍隊に逃げ込む。当然ショックを受ける花嫁にファンファンはこう言う。「君を欲しがる男は他にもいるさ」。そして娘からもらった持参金を大勢の男たちに向かって投げて「その金を手に入れたやつにこの娘をやるぞ!」と娘を売り飛ばす。「君を欲しがる男は他にもいるさ」意味が違う!そして我先にとむらがる男達、女性客が観に来ていない理由がよくわかりました。このシーンはどうもギャグらしいのですが全く笑えません。※A繰り返し


    ファンファンが軍隊に入ると先ほどの占い師もいた。実は占い師は男たちに「軍隊に入れば姫と結ばれるでしょう」と嘘の予言をしては軍隊に入れてしまいその礼金で生活していたのだ。他にも騙された男がいたのでファンファンはこの詐欺トリックを解説してもらうが、それでも騙された事に気がつかない。ファンファンは本気で姫と結婚できると信じているのだ。


    山中を行進する軍隊。そこではたまたま山賊達がフランスの王女と姫を誘拐しようとしていた。王女は何故か護衛をほとんどつけずに旅に出ていたのだ。山賊は王女を拘束して一緒にいたポーランド人の乳母を強姦する。その悲鳴を聞いたファンファンは「女性に暴力を振るうとは何事だ!俺の生き様を学べ!そして死に様も学べ!」カッコ悪い台詞を叫びながら山賊達と戦う。ちなみにファンファン以外にもフランス軍が大勢来てるんですが誰も女性を助けようとせずに見ているだけ。※A繰り返し
    ファンファンはたった一人で山賊を全滅させる。山賊のボスが言う「貴様のせいで3人が死んだ!」っておーい!余裕で3人以上死んでいるよ!転がっている死体だけでも一杯あるよ!ちなみにこの映画のスタッフは数を数えられないらしく、他にもルイ国王が卵を何個も注文したけど2個しか用意されていないといったシーンがある。
    山賊のボスも倒したファンファン。そこへ謎の怪人ブラック・マスクが登場してファンファンを撃ち殺そうとする。だが占い師が間一髪のところでファンファンを助ける。降伏したブラック・マスクが「すいません山賊と間違えました。」と絶対無理のある嘘をつくと、ファンファンは見事に騙されてブラック・マスクを解放する。そして強姦されていたポーランド人の女は実は楽しんでいた。※A
    王女と姫を救出したファンファンは王女から「チューリップのファンファン」というイマイチな名前をもらう。ファンファンは予言通り姫と結ばれる確信する。


    ファンファンは軍隊の駐屯地に到着して正式に入隊する。ファンファンは副隊長の激しい罵詈雑言の元、厳しい行軍や有刺鉄線の下の匍匐前進などといった厳しい訓練を晴の日も雨の日も続ける。ってこれはハリウッド軍隊映画のまんまパクリじゃん!監督は「この映画の歴史描写は18世紀に存在しうる一線は守られている」と言ってるがバッチシ一線は越えているよ。 それと「渡河訓練だ!」と言ってみんなでに入っていくシーンは本気で呆れた。

    厳しい訓練に耐え切れなくなったファンファンは逃げ出そうとしたために牢屋に入れられる。牢屋に入れられる時にファンファンは「WASABI」のモモと出会う。
● 2
    副隊長は占い師の婚約者だったが、ファンファンは副隊長の下手な求愛をからかって怒りを買う。そして牢屋を逃げ出した(天井から普通に出れました)ファンファンは軍隊の駐屯地の屋根に登って「ハッハッハ僕は逃げるぜ」と大声で笑う。大声で笑ったので当然軍隊に見つかるファンファン。ファンファンと副隊長が屋根の上で決闘する。その決闘はファンファンが副隊長を屋根から落とすことで決着がつく。副隊長は少し気が触れたがなんとか無事だった。
    何だかんだでファンファンは脱獄と反逆と上官殺人未遂の罪を許してもらう。占い師も副隊長と結婚することを決意する。またファンファンとモモは親友になる。以上この3つは超重要な展開のはずですが、劇中全く説明がついていません


    ルイ15世の護衛のために軍隊は城へ行軍する。ルイ15世の周囲ではスパイ疑惑があった。ブラック・マスクと呼ばれるスパイが暗躍して情報が漏れているらしいのだ。ルイ15世は「ブラック・マスクだと?黒人を見張れ!」と命令する。※A繰り返し

    ブラック・マスクとは黒い帽子と黒い服と黒いマントと黒い仮面を被った敵国のスパイで…ってそんな怪しい格好したスパイは一瞬で捕まるよ!何でそんなに目立つやつがスパイやってるの?っていうかブラック・マスクの正体は国王の側近なんでしょ?それだったら顔を隠す必要ないじゃん!素顔のまま情報盗めるじゃん!だけどブラック・マスクが城内をその格好でうろついていても誰も騒がない。


    ファンファン達の軍隊が城に到着した。ファンファンとモモは夜になるのを待って姫の部屋へ忍び込む。自室でくつろぐ姫は突然ファンファンが入ってきてビックリして悲鳴をあげる。そうするとファンファンは「なんだこのアホウドリか九官鳥みたいな女は!こんな女は嫌だ!」逆ギレする。※A繰り返し
    ファンファンとモモは捕まって牢屋に入れられる。

    占い師が牢屋にやってきた。占い師はファンファンに愛を告白して、ファンファンもそれを受け入れる。え!何で?



ファンファンは姫を狙っていたんだよね?


占い師は副隊長との結婚を決意したんだよね?



それなのに何でこの二人が結ばれているの?



    占い師はファンファンの無実を訴えようとして城に忍び込む(この城は出入り自由なのか?)。占い師は国王の側近(実はブラック・マスク)の部屋に入る。占い師は側近がブラック・マスクだという事に気がつき、そこへルイ15世もやってきた。占い師はルイ15世に側近こそがブラック・マスクだと訴える。
ルイ15世「本当にお前がスパイなのか?」
ブラック・マスク「私を疑うのですか?王よ、あなたは私と同じ王族ではないですか!」
ルイ15世「お前が王族なのか?」
ブラック・マスク「そうです、敵国からスパイの礼として小国の王にしてもらう約束をしました。だから同じ王族です。」
こうしてブラック・マスクの陰謀はバレた
    ブラック・マスクは占い師を無理矢理引っ張って部屋から走って逃げる。誰も追いつけなかったためにブラック・マスクは城からの逃亡に成功する。っていうか人間一人無理矢理引っ張っているヤツをどうして誰も追えないの?それにここは城の中でしょ?何で逃げ出せるの?
● 3
    逃亡したブラック・マスクは占い師を連れて馬車に乗りイングランドの城に逃げ込む。
「この戦争でイングランドが勝てば私は王だ!お前は妃だ!」
    って何でブラック・マスクが占い師を妃にするのよ?動機が全く無いじゃん! (ただし僕が人生最高の映画だと思っている「天空の城 ラピュタ」にも同じ脚本のミスがある。映画の前半で飛行石を狙ってシータを追い回していたムスカが、後半では何故かシータを妃にしようとして連れ回すのだ!!まあ宮崎駿もリュック・ベッソンもミスだとは思っていないでしょうが。)


    ブラック・マスクを追いかけたファンファンも城に忍び込んでくる。ファンファンはイングランドの王達をホールドアップさせる。ちなみにイングランドの王は白痴として描かれている。※A繰り返し
    そのころイングランドの大群(ただし人形)がフランスに攻め込もうとしていた。逆転をするためにはイングランドの塔に白い旗を掲げなくてはいけない。ファンファンは城の塔に向かうがブラック・マスクがジャマをする。激しく剣で殺しあうファンファンとブラック・マスク!そのとき占い師が閃いた!



「白い旗が無いわ!でもファンファン、あなたのシャツは白よ!」



そうかその手があったか!とおもむろにシャツを脱ぎ始めるファンファン


もちろん脱いでる最中にブラック・マスクは切りかかってくる!


占い師は何とかブラック・マスクを止めようとする!

    シャツが上手く脱げないファンファンと、そんなファンファンを狙うブラック・マスクと、必死に止める占い師最高に間抜けなクライマックスだが、結局シャツを脱いだファンファンはブラック・マスクの首をロープで締めて塔から突き落として殺す。
    城の塔に白いシャツがあがった。イングランドは負けたのだ。こうしてフランスは勝利した。


● エンディング
ファンファンは占い師と結婚して子だくさんになった。

    さて「花咲ける騎士道」には衝撃の設定があります。この映画は戦争が起きて、軍隊に入隊して、厳しい訓練を受けて、王の元へ行き、女性と恋をして、再び戦争が起きるというどー考えても数ヶ月の物語なのですが実は3日間の物語なのです。※1が一日目、※2が二日目、※3が三日目のお話だったわけ。特に一日目と二日目はあからさまに長い時間が流れていますが、マジで3日間の物語なのです(劇中ハッキリわかるシーンがある)。リュック・ベッソンの脚本は天才的ですね!タイムマシンとか使っていないのにここまで時の流れが狂っている映画も珍しいです。
    ちなみにパンフレットには「リュック・ベッソンの脚本は文体が素晴らしい」という賞賛の言葉が載っています。文体は脚本とは関係ないけどね。それしか誉める場所が無かったのね。
    あ、「花咲ける騎士道」は一応ラブコメディなんですが、ファンファンは「女なんて花をあげて誉めればいいのさ」という主張を持っており実際それしかやっていない。映画としての恋のマジックは一切ありません。もちろん観客は誰も笑っていませんでした。

04/07/15   TOP文のみ更新 アクセス100万突破

雑談

    朝日新聞の記事より:「氷河期は来るは、人は空を飛ぶはと、刺激的な映像はテクニックを増すばかり。「いやもう疲れた」とハリウッド大作に食傷気味の方。日本映画はいかがですか。」     って今年の「CASSHERN」や「キューティー・ハニー」やセカチュー大ブームの方がよっぽど疲れたよ
    しかもこの特集で紹介している日本映画は「スチームボーイ」それ人飛んでるよ!テクニックを駆使して刺激的な映像作っているよ!


   オフスプリングのライブ行ってきました。セットリストは「アメリカーナ」からの曲が多かったので「アメリカーナ」を何度も聞いていた僕は感激、シングルじゃないけど名曲だと思っていた「ステアリング・アット・ザ・サン」をやってくれたのが特に嬉しかった。
   それとサマソニは両日ともチケット買いました。今は今週末WIRE04へ行って踊りまくるか、来週末オデッセイに行ってレッチリ観るか悩んでいます。

破壊屋の歴史

● 1:シネマサークルのホームページ (1997~)
    大学入学直後、学部のサーバに個人のサイトを作って置けるという事を知ったのでチャレンジしてみた。Windows95を触っている程度の人間だったが学部の端末はUNIX、しかもエディタは未だに使いこなせないmule(UNIXにはそーいうエディタがある)。もちろんHTMLなんて全く知らん。そこらへんの院生に「HTMLって何ですか?」と聞いたら親切に教えてくれた、優しい人だったな。
   そんな状況で作ったのが当時在籍していたシネマサークルのサイト。掲示板も置いてなかったし更新なんて全然しなかった。一年で300アクセスくらいあった。大学の提出課題で「WEBページを作れ」というのがあったので、シネマサークルのサイトを提出したらAもらったのでラッキー。


● 2:破壊屋準備期間 (2000~)
    自宅のプロパイダでサイトが作れるというので再チャレンジ。当時は英語でメニューを作って「~’s HOMEPAGE」というタイトルをつけて「SORRY JAPANESE ONLY!」と書くサイトが流行ってた気がする。それが嫌だったので日本語だけでメニューを作って日本語タイトルをつけようとした。
    サイト名は最初「ダイハード」からとって「ナカトミビル」にしようとしたがやっぱりやめて、中学生の頃傑作映画だと信じていた「デモリションマン」からとって「破壊屋」にした。物騒なタイトルだと思ったけど当時はシネマサークルの人間しか見ないと思っていたので、みんなすぐに元ネタがわかるはずだった。今では女性に「破壊屋ってサイトやってます」と伝えると、必ずちょっと怖がられるので少し後悔している。
    その頃の破壊屋は背景が青のテキストだけのページで、コンテンツは自己紹介とレニー・ハーリンだけだった。今は両方とも無い。しばらく誰にもアドレスを知らせずにHTMLをいじっている。


● 3:破壊屋開始 (2000/06/07~)
    何となくサイト運営のコツがつかめたのでカウンターをつけて他大学のシネマサークルの人達にアドレスを教えて破壊屋が始まった。ミーシャ・バートン、無血攻略(ポピュラス)、掲示板、555などコンテンツを増やしていった。無血攻略はかなり気合入れて作ったけど4年間やっててお客様のカキコ&メールはわずか2件
    この頃の破壊屋は背景が黒のページでメニューは炎アイコンだった。一日のアクセスは5件くらい


● 4:初期破壊屋その一 (2000/06/07~)
   とにかく面白みのあるサイト構成にしようとしたら背景が水色で画像がGIFアニメでテーブルタグを使いまくりという悪いサイトの見本みたいな所になった。
    中学の頃からテレビは見ない性格だったが、何故かこの頃海外ドラマの「アリーMYラブ」にハマってしまいアリー関係の掲示板に出没するようになる。当然破壊屋のお客様に女性が増える。そのため「アリーMYラブ」のページや女性にも見れるポルノページとか作ってた。今考えると信じられん。 また当時は秘宝掲示板にも出没していたのでアリーファンと秘宝読者が共存していた形になっていたはず。何故荒れなかったのか不思議だ。
   一日のアクセスは10件チョイ。画像は当時の破壊屋。



● 5:初期破壊屋その二
    世間ではimodeが流行っていたので待受画像の作成とかやっていた。映画と洋楽の待受だけどマニアックなアーティストが多かったので極一部には人気があった。 映画の感想もやり始めたけど映画の感想は1行のみという意味不明の自分ルールを作っていたので文章は全部短い。今考えるともったいない。
    ゲームのメタルギア・ソリッドをやっていたのでネタのつもりで雷電ジャマ!という企画をやったら別途掲示板やバナーを作るほど人気で、多分破壊屋よりずっとアクセスが多かった。破壊屋自体のアクセスは一日30件チョイ。こんな待受作っていたな。



● 6:初期破壊屋その三
    「WASABI」を観た。もの凄い最悪映画だと思ったけど、直後に美容院へ行ってこの映画に対する文句をぶちまけていたらスタッフの方達がウケていた。それじゃあこのネタをテキスト化してみようと思って作ったのが後のマッドシネマです。「WASABI」ネタで更新したらアクセス数が一日100件近くになって、掲示板のカキコも増えてものすごくビックリした覚えがある。周囲の友人知人の評判も非情に良かった。これで破壊屋の方向性が決まったような気もする。今では「WASABI」は思い出の映画だけど「WASABI」のおかげで破壊屋が変化したと思うとちょっと悔しい。
    この頃が一番アクセス数や掲示板を気にしていたけど、以降は逆にどんどん気にならなくなってくる。

    大学卒業して社会人になった。「忙しくなるので映画も破壊屋ももう無理だろう」と思っていたけど全然変わらなかった、むしろ増えていった。また音楽系のイベントに出没するようになったのでそっち系のお客も多かった。スパイダーマンのマスク被って参加したりしてたなぁ。


● 6:中期破壊屋 (2002/03~)
    いい加減破壊屋の構成が嫌いになってきたので思い切って大幅に変更。スタイルシートを試しに導入してみる。映画の壺を始めたのもこの頃で、映画の壺というタイトルはハンドボール部での仇名がツボだったのでそこからとった。かなりの人気コンテンツになって一日のアクセス数は300位になる。
   画像はその時の破壊屋。10月頃にも作り直したけど当時のバックアップが残ってない。



● 7:現在の破壊屋 (2003/4~)
    世間で「テキストサイト」が流行っていることを知る(かなり遅れていたが)。それに合わせてサイト構成を大幅に変更しスタイルシートを全体に導入。ほとんど今の形になる。

    ある日仕事を終えて帰宅するとアクセス解析が壊れていた。ブラウザで見てもカウンターの数字がどんどん増えていく「あ~何かプロパイダがトラブってるんだな」と思ってたら会社の友人から「連邦にリンクされている」と連絡が来た。アクセスが集中したのが原因だったのだ。アクセス数は1日15000を超えた。思わずビビってしまい夜中まで自分の写真や自己紹介ページやポルノ画像を削除していた。でもあの時の不思議な高揚感は滅多に味わえるものじゃない。連邦さんにはかなり感謝しています。

    最初は全ての更新ネタをトップに置くつもりだったけどメンドイので映画の感想だけをトップに置くようになった。これが今の形です。アクセス数は1日2000位かな。
    というわけで破壊屋の総アクセス数が100万を超えました。10万を超えたときに「流石に100万行く事はありえませんが」とコメントしましたが、まさかあれから一年チョイでこんな日が来るとわ…(いくらなんでも1000万アクセスだけは起こり得ません)。破壊屋に来てくださるお客様達には本当に感謝します!!形はどうであれ来てくださる方がいるからこそ今までやってきました。これからも破壊屋、私生活、仕事と頑張ります!特に破壊屋以外を頑張りたいんですが何で上手くいかないのでしょう。


追伸:10万を超えたときに「スタイルシート完全導入したのですが、本当に更新しやすくなって、現在仕事が忙しいのに更新速度変わらずです。」と追伸しましたが、ブログ全盛の現在では昔ながらの更新方法が非情に面倒です。でもブログ化の予定は無い(したいけど…)。

04/07/11   TOP文のみ更新

スパイダーマン2   ★★★★★

    「スパイダーマン2」、まさかこんなに面白いとは!わざわざ「CASSHERN」や「キューティー・ハニー」とかつまらない映画を観てテンションを溜め込んでいた甲斐がありました。
    公開前に設定を知った時は「1が精通がメタファーの映画だったのに対して、2はインポテンツがメタファーなのか。童貞喪失のプロセスが抜けている当たりが悲しいなぁ。」とか思っていましたが、そうじゃなくて(当たり前だ)「1がボンクラがスーパーヒーローになる映画だったのに対して、2はスーパーヒーローがボンクラに戻る映画」でした。
    とりあえずネタバレの感想書きました。まだ今後更新していきます。

    ちなみに1でピーター・パーカーが「僕と一緒にチーズバーガー食べない?」女の子をデートに誘うシーンが泣けましたが、2では「僕と一緒に[焼きそば]食べない?」でした。進歩していないぞ!

雑談

    500万アクセスを超えた朝目新聞の漫画パロディネタが面白くてしょうがない(ネタがわからないのもたくさんあるけど)。ここまで優れたパロディは批評の域にまで達していると思う。もちろん投稿している人達はそんなことまで考えていないだろうけど「特徴をとらえて突き詰めている」んだからそれは立派な批評だ。


● ブラザーフッド   ★★★★
    靴磨きの兄と学生の弟が朝鮮戦争に徴兵される。兄は戦地で必死に弟を守ろうとする。兄は強かったランボー並に強かった。そしてランボーより男前で、ランボーより頭が良い兄は軍隊の中でどんどん出世していくが、そのうち弟と心が離れ始め…。ってこんな状況が延々と続くのかと思ったら意外な展開が待っていた!クライマックスで兄は大事なのは家族の絆であって北も南も関係無い!という大切なことを悪い意味で実現します。


● 花咲ける騎士道   
    リュック・ベッソン製作脚本、ジェラール・クラヴジック監督という黄金の「WASABI」コンビが送る新作なんだけど…みんなこの作品知ってるの?僕も公開直前にようやくその存在を知ったぞ。5月、6月と映画館に通いつめたのに予告編も一度も観なかった。ヒロインはスペイン人のペネロペ・クルス。もちろんフランス語は喋れないけど、とりあえずフランス語の発音で台詞をこなすというヒロスエ方式で演技している。

04/07/06   TOP文のみ更新

ハリー・ポッター アズカバンの囚人   ★★★★

    ベットの中でハリーが自家発電にいそしんでいる。そこへ突然おじさんが入ってきたので寝たフリするハリー。でもおじさんが部屋から出て行くとまた自家発電を再開する…。

    ある日ハリーはおばさんに「あんたの親父は飲んだくれの失業者なのよ、このサノバビッチ!」と言われてマジギレ。現代の子供はキレると少年犯罪を犯すがハリーも例外ではない。ハリーはおばさんを虐待して森に置き去りにする。
    家から逃げ出したハリーは不良と出会いバスジャックして市内暴走、老婆を轢き殺しそうになる。さらに暴走バスは対向車の大型バスとあわや正面衝突!と思いきやリローデッド実行したので大事には至らなかった。
    ハリーが場末の居酒屋についた時、彼は当局に保護される。しかし数々の悪事も少年なので裁かれなかった。ハリーは学校に戻ることになる。ハリーは寮で悪友達とマリファナパーティーを開催、奇声をあげたり怪しい煙を吐く

    もはや学校の安全神話は崩壊していた、前科者が学校に侵入して子供を殺そうとしているのだ。学校側は校門を閉ざしたり、警らを導入する。だがそれは刑務所並みに厳しい行き過ぎた行為だった。また安全を守るはずの警らの者がハリーに無理矢理キスを求めてハリーはショックを受けて寝込んでしまう。
    優しい先生がハリーの相談に乗ってくれた。どうしてハリーは辛い思いをしているのか?それはPTSDだったのだ。

    回復したハリーだが保護観察のため友達と遊びに行けない。でも上級生の不良達と仲良くなって学校をバックれる。そしてハリーは破壊屋のオススメ通り「インビジブル」を見てくれていた。ハリーは透明人間になって他の生徒の服を無理矢理脱がしたり空き家に連れ込んだりする。その後また居酒屋に不法侵入した。

    ハリーの不良化はもう収まらない。ハリーは叫ぶ、「殺してやる!殺してやる!」と。 そして自分の事を助けてくれようとした教師に対して暴力を振るってしまい、遂にはおじさんの首に手をかけ…。

    ようやくこの映画を誉めてしまう時が来ましたか。「賢者の石」「秘密の部屋」とけなしてきましたが、「アズカバンの囚人」はかなり面白かった。「賢者の石」「秘密の部屋」も魔法を使うシーンが全然面白くなかったけど、「アズカバンの囚人」は魔法を面白可笑しうのでワクワクしながら映画を楽しめる。ストーリーがちょとダークなのでドキドキ感もある。でもダークだからといって暗く落ち込む話じゃない、基本はあくまでも不思議学園でのワクワク大冒険という藤子魂のある映画です。
    僕にとって「アズカバンの囚人」が面白いのは、僕が大嫌いなクリス・コロンバスが降板したのが大きい。クリス・コロンバスはファミリー映画ばっかり作っている人ですが、彼の場合はファミリー映画というよりもファミリーで楽しめる要素を詰め込んでいるだけ。だから出来上がる映画は非常にくだらない。ガキがギャーギャー騒いでる映画が得意なので「賢者の石」「秘密の部屋」には最適だったのかもしれないけど、ハリポの主役3人組は成長してガキではなくて少年少女になった。そこで少年少女の演出を得意とするアルフォンソ・キュアロンが登板。おかげでハリーとハーマイオニーがちゃんと演技をしています。外見がもっとも激しく変化したロンは内面に全然変化が無いですが。
    前2作では伏線を貼らずにダラダラとクライマックスが展開していくのが、伏線好きの僕にはガマンできなかったけど、今回のクライマックスは伏線を面白可笑しく回収していくので楽しかった。でも少年が父と自分をダブらせるというクライマックスのネタがイマイチ。今回の物語のキモってそれじゃないの?少年が父と自分をダブらせるっていうのは物語の普遍的すぎるタイプなんだからもっと変化をつけて欲しかった。
● ホグワーツ
「アズカバンの囚人」はホグワーツ学園内の描写が大きく変化。っつーか地形まで変わっているぞ(ハグリットの小屋とか)。そしてもう誰もマトモに制服を着ていない。暑いとすぐに脱ぐし、シャツも袖もだらしない、ネクタイも緩めまくりハーマイオニーに至ってはパーカーにジーパンだった。

● ロンとハーマイオニー
お互いに「ハリーがいないから仕方なくお前と」感覚でデートを重ねる。
予告編から察するに何となくイイ感じな関係なのかと期待していたけど、アレ以外にハーマイオニーがロンを意識するシーンが一切無い。かわいくて優秀で優しいハーマイオニーが、ダメ人間で頼りないロンに惹かれる理由を描いていない。これじゃあ原作読んでない人にはハーマイオニーの心理がわからないよ!(注:ここで言う原作とは「ドラえもん」のこと)

● シビル先生
占いとかを本気で信じている人は変な人に決まっている。「あんたのおばあちゃんもう危ないよ」等、生徒に暴言を吐きまくる問題教師。
ラブ・アクチュアリーのときに「ハリーとカレンはハリポの「アズカバンの囚人」コンビだったりする。 」と書きましたが…ごめんなさい!映画終わってパンフレット読んだときに、初めてシビル先生がエマ・トンプソンだと気がつきました!

● ルーピン先生
ハリーと親密な個人授業をする。演じるのはレオナルド・ディカプリオとアナル・セックスをしたデヴィッド・シューリスなので、ハリーのアナル童貞がピンチ!

● ボガード
ドラクエで言うところのマネマネ。

● 闇の魔術に対する防衛術の授業
若手芸人が一発ギャグで笑いを取れれば合格になるという日本のバラエティ番組のような授業。

● アルフォンソ・キュアロン
以前「秘密の部屋」を批判したとき「勉強不足も甚だしい」と怒られましたが、そんなこと言われても僕は原作を一行も読んだことがない。でもそんなのはまだマシな方で、原作読んでないばかりか映画版も観ていない上に「ハリポタブームをよく知らない」と言ってる人が「アズカバンの囚人」の監督に選ばれたんですから。
少年達がセックスのことばかり考えている「天国の口、終りの楽園」を製作して、その結果「アズカバンの囚人」の監督に選ばれた。でもハリポの監督は今回限り。来日したとき「セックスが描けない!」と愚痴をこぼしていたが、5作目以降も続けるなら年齢的にそういうシーンもあったかもしれないのに(ねえよ)。

● ダニエル・ラドクリフ
自分の演じるキャラについての一人称形式のレポートを提出するように求められたところ、概要だけのレポートを一枚出したらしい。本人は「一枚のレポートにギッシリ書いたさ!」とか言ってたが。だったら何枚も書け。
「ぎこちない」演技をする際、アルフォンソ・キュアロン監督に「紐パンティを穿いたキャメロン・ディアズを見ていると思って演技しろ!」と言われたところ効果てきめんだったらしい。

● エマ・ワトソン
自分の演じるキャラについての一人称形式のレポートを提出するように求められたところ、大量にレポートを書いたらしい。なおかつファッションについての言及をかなりしたとのこと。現実でも優等生だったんですね。

● ルパート・グラント
自分の演じるキャラについての一人称形式のレポートを提出するように求められたところ、何も書かなかったらしい。ダメなのは映画の中だけじゃなかったのか。でも、いやだからこそお前はロンなんだ!本人は「レポートをサボるのも役作りの一つさ」とカッコいい事言っている。


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04/07/03   映画の感想、タイトル絵一覧更新

スターシップ・トゥルーパーズ2   ★★

    超傑作「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編です。通常の続編モノとは違って作品の規模は大幅に低下、というか劇場作品ではありません。ただし日本ではマニアックな人気のためか劇場公開された上に、当初ネイティブ・アメリカンという設定だったキャラがスポンサー(ソニー)の要求で「神戸」という日本人に変更されたそうです。[速攻で死ぬけどね]。

    公開初日の銀座シネパトスに行くとズラーとボンクラ達が並んでいました。全員筋金入りの映画ファンであろうはずなのにセカチューとは無縁そうな人ばかり。とあるボンクラに至っては、知り合いらしき女性に向かって「(スターシップ・トゥルーパーズ2を観ないなら)世界の中心で、愛を叫ぶでも観に行けよ!」と言ってました。彼は結局一人で映画館に入って行って地球連邦軍の制服の写真とか撮ってましたよ、バカですね。[僕のことですが]。


    オープニングとエンディングはもちろん地球連邦軍の勇壮なCMで、ご丁寧に硫黄島のパロディまであります。オープニングが終ると舞台はクレンダス星に移ります。 主人公達の部隊がクレンダス星でウォリアーバグに襲われ激しい銃撃戦を展開。さらに電磁嵐までやってきたので近くにあった基地に逃げ込み電磁嵐とバグを迎え撃つ…。という結構グッとくる序盤ですが、バグとの銃撃戦は銃の先端がピコピコ光っているだけ。煙だけが凄い電磁嵐は地面のゴミすら動かしません。 そして部隊が逃げ込んだ基地は対バグ軍団の防御が完璧なのでもうバグはラストまで登場してこない。
    では「スターシップ・トゥルーパーズ2」がどーいうストーリーなのかというと、基地内の兵士誰かがバグに体を乗っ取られた敵かもしれない!という物体Xなストーリーなのです。人間の体を乗っ取るという低予算でも描ける新型バグは哀れな兵士を暗闇に誘い込んで…というのは最初の一人のみで、後はほとんどお色気大作戦で兵士を侵略。
    以下こんなシーンがあるぞ!

● 金髪美女[(でもバグ)]がエロエロな手段で男性兵士を狙う!性欲に負けると危ないぞ!性欲を打ち払うために運動するんだ!僕もそれ保険体育で習ったよ。

● さらに金髪美女がわざわざ裸になって女性兵士を狙うという意味のわからんシーンもある!意図はわかるけどね!

● 金髪美女に誘われたので、彼女持ちなのに「練習が必要だし」と言って浮気するバカ男はヒドイ!お前は風俗に行く童貞か!(でも練習なのはお前の彼女でその金髪美女が本番だろう!ともっとヒドイことを考えたり)

● 女性兵士が部屋に閉じ込められ男達(実はバグ)に無理矢理押さえつけられてバグを挿入されるというどー考えてもレイプにしか見えないシーンもある!

● 青年兵士の下半身からバグが挿入してきて青年兵士が「アアッアッアッ」と悲鳴を上げるというどー考えてもアナルレイプにしか見えないシーンもある!


    以上、「スターシップ・トゥルーパーズ」の続編というよりも、B級ホラー映画として観ればそれなりに面白い作品です。でもエンディングで戦争とはキチガイ沙汰です!とハッキリと表現しているのに、戦争自体は全く批判していない部分は、ポール・ヴァーホーベンの「スターシップ・トゥルーパーズ」の正統な続編ですね。

オマケ:

● エンディングが田舎の区役所みたいなところで、アルミ製のベンチに座った人がCMを見ているだけだったのがショボかった。

● この映画に出てくるお色気女性兵士の射撃の腕が信じられないほどヘタクソ。「パルプ・フィクション」のトイレに潜んでいたギャング並みです。どうやって外したのかもわからん。

● おばさん兵士が最高!ソーセージを咥え注射器打ちまくり、戦場でも台所でも大暴れした挙句、[自らの脳天を吹き飛ばす]。かっけえ。
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