こちらはネタバレなしです 僕は「WASABI」について致命的な勘違いしていました! 「バンド・デシネは言い訳にならない」 というのが某サイトに書いた僕の評だったんですが すいません、僕はバンド・デシネ舐めてました!バンド・デシネというのはフランスの漫画のことで、たまにフランス映画でその感覚を持ち込んだ作品があるんです。まあ絶対につまらないんですが しかしフランスの「WASABI」公式サイトを観てショックを受けました。 「WASABI」は究極のバンド・デシネだったのです! 残念ながら僕は「WASABI」に対する侮蔑の評価を変えなくてはいけません それでも2002年最低のカス映画というのは確定ですけどね。 コメディ映画なのに全く笑えないのは痛い。 それ以前に、二日前に最愛の女性と母親を殺された父娘のコメディ映画という設定は理解できない。 |
だいたい日本の公式サイトのリンクページにフランスの公式サイトが無いときから変に思っていました。宣伝方法が正逆のベクトル向いてます。
なんつったて映画のロゴがまったく違う! こっちが日本で こっちがフランス ポスターも違います 日本 フランス さらにフランスではサブタイトルがついているので原題を直訳すると 「ワサビ:ちょっとの量でも鼻にツンとくるカラシ」 という辞書の一文のようなタイトル。 日本のキャッチコピーは ”この刺激、世界最大級”とか ”24時間爆弾を抱えた男、24時間この少女が爆弾”とか ”あなたの背中に触れた時、全ての謎が解けた”とか 感動できるかつサスペンス風に宣伝していて予告編もそのように作ってある。 しかしフランスではコテコテのコメディ映画として公開されているのだ! さらにフランスの3種類の予告編の内2つは広末が一瞬も出てこない 日本版の予告編だと広末とジャン・レノの父娘としての複雑な関係と感情を匂わし、広末の涙や父親と知ってショック受けるシーンがクライマックス的に配置してある。またモモは映らないし広末はフランス語だけを喋り日本語は喋らない。 しかしフランス版の予告編では広末はトラブルメーカー的馬鹿娘として扱われ、わめいているか飛び跳ねているシーンのみを採用(合計3シーン) ジャン・レノとミシェル・ミュラー(モモ役の人)のニッポン珍道中として宣伝している この予告編の直リンを貼っておきます(10MB)傑作ですよ。 |
フランスの「WASABI」公式サイトに入ってみると(フラッシュサイトなのでフランス語フォントはいらないです)まずフランス語でワサビを歌った曲が流れる。その後ふすまが上下に開き(左右だよ!)回転寿司のアニメ。ここでENTERすると空港の”到着ロヒ”に着きます。 タクシーや自動販売機なんかがあって楽しいです。 さらに公式サイトの別ウィンドウの背景画像はなんと! これ東スポとかの写植だろ、日本じゃネガティヴに報道されていたのに。こんなもん使うなよ。 全部は調べていませんが日本のサイトとあまりにも違うのでおもしろいです。 それにしてもこの俳優の写真は何だよ!日本語じゃないぞソレ!! 続々WASABIへ WASABIに戻る |
「WASABI」のフランス公式サイトにあった日本語講座です、日本語で何て書いてあるのかわからないのがあるのでフランス語の辞書で調べて日本語の意味を知るという本末転倒の事態が起きた。”マに濁音”が何を意味するのかは僕には一切わからない。 ”いはようございます” それでも母音の国か? ”コヒをのみますか?” カフェぐらい無理しなくてもわかるよ ”ゴルフがパイ好きですだけどボルが風切る音” 何が言いたいんだよ ”俺の357マグナムはアマエのことが好みらしい” いつ使うんだよ! ”ライタのってますか導火線に火をつけたいんだけど” 物騒だなオイ ”ロケットご存知ですか” フランス語のほうを調べたところ”ロケット・ランチャー”だった 日本人はそんなこと聞かない お前はタリバンか? ”タスカッテ!” いいかフランス人!”助けて”と”助かって”は意味が違う! 緊急の言葉を間違えて教えるなよ! |