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今度のBootlegは悪だ!

日曜日, 6月 5th, 2011

さて問題です。この二つの戒名は誰と誰の戒名でしょう?

あぶデカあぶデカ

正解は『あぶない刑事』シリーズのタカとユージです。ユージの戒名が特に酷いな。


おかげさまで映画評論同人誌Bootlegの最新号「Bootleg Vol.3 Noir」が発売されます。Noir(ノワール)とはフランス語で「黒」を意味する言葉で、映画関係では「フィルム・ノワール」「香港ノワール」といった犯罪映画のジャンルを意味する言葉としても使われますね。

今までのBootlegのテーマは「黒人」「愛」でしたが、今回侍功夫編集長が選んだテーマは「悪」!映画界における悪といえば、ジェイソンやフレディのように豪快に人を殺しまくる悪から、映画が始まる前にオレンジ色の服着たおねーちゃんがちょっとダウンロードしている程度の悪まで色々とあるわけですが、俺が選んだのは殺人や事故による死です。具体的には日本映画のボディカウント(死体の数)です。妻夫木くんの『悪人』みたいに一人殺してウジウジ悩んでいるような映画ではなくても、もっと大勢が死んでいる映画が対象です。

アメリカ映画ってのは主人公が何十人も殺して、親友が途中で殺されて、最後は悪党を裁判にかけず逮捕もせずにぶっ殺して、ヒロインとキスしてハッピーエンドになるわけですが、いやそれハッピーエンドじゃねーだろ。そんな事件起きたら一生トラウマになるだろ!と思いますが、そんなことは全然気にせずに続編が作られたりします。

日本ではそこまでおおざっぱな映画は時代劇くらいですが、現実では一人殺したら死刑になりつつある日本でも、映画の中で何人も殺す人はいるわけですね。冒頭のタカとユージも映画シリーズ6作の中で殺しまくるので、死体を数えるのが大変でした。

また殺人者だけではなくて事故・災害映画の中の死体の数も数えています。大震災直後の記事としては、ものすごく不適切で不謹慎ですが「悪」がテーマなのでご容赦願います。

「Bootleg Vol.3 Noir」は6月12日 日曜日に発売です!お近くの書店には絶対にないので、遠くの蒲田にある文学フリマ会場までご足労願うことになります。しかし侍功夫編集長が素敵なオマケを用意しています。後で告知しますが、破壊屋昼食会、破壊屋オヤツ会も一緒にやります。

他の豪華執筆陣の内容はBootlegブログで読めます。うーん、みんなすごいの書いてきているな。

Bootleg Vol.2 Love Story完売しました

日曜日, 12月 12th, 2010

文学フリマでBootlegをご購入された皆さん、本当にありがとうございました!最初は売り切れないと思っていたんですが、結局前号よりもさらに多く売れて完売となりました。しかも俺の取り分が非常に少ないので、破壊屋オフ会で売るのもちょっと無理です。購入希望の方はお手数ですが通販で各自入手してください。その通販も未定ですが……。

文学フリマ当日はいろんな人たち(twitterの他人のID、意外と覚えている自分に驚いた)に会えて楽しかったです!

「BOOTLEG VOL.2 LOVE STORY」完売御礼!&TEE PARTY クリスマス企画参戦!。BootlegのクリスマスTシャツも登場です。

そして破壊屋はだれ映の準備に入ります…。

ケータイ小説映画全作品リスト

土曜日, 12月 4th, 2010

ケータイ小説映画全作品を鑑賞したので、その記念に作品リストを作りました。26本ありましたが、たぶんこれで全部だと思う。

リストの評価については破壊屋では星一つだった『恋空』が星三つになるなど激甘になっています。またリアル系ケータイ小説の10大エレメントである

  1. 自殺(未遂も含む)
  2. 交通事故
  3. 難病(ガンなど治療法が確立している病気も含む)
  4. いじめ
  5. 援交売春
  6. 妊娠
  7. 中絶・流産
  8. DV
  9. レイプ(未遂も含む)
  10. ドラッグ

の有無も載せます。しかしまあ『恋空』を観て「からあげー!」と言っていた俺がここまでケータイ小説にハマるとは思わなかったよ。


Deep Love アユの物語

Yoshi原作・監督・脚本。HIVに感染した少女が、中田し援交セックスで稼いだ金で心臓病の少年を救おうとする物語だが、それって少年一人を助けるために多くの悲劇を生みだしているぞ。全ケータイ小説映画の中でも最強の珍作。ケータイ小説の原点的作品だが、この作品があまりにもレベルが低かったことが、のちのケータイ小説バッシングにも繋がったのかもしれない。内容はコチラで⇒破壊屋_マッドシネマ_Deep Love アユの物語

作品データ

良作度 ヒロイン 重泉充香(ワンダフルガールズ)
珍作度 ★★★★★ お相手 古屋敬多(Leadというダンスユニットのメンバー)
監督 Yoshi 脚本 Yoshi
公開時期 2004年4月(劇場公開) 主題歌 川嶋あい「DeepLove」(既発表曲のタイトルを変えたもの)
原作者 Yoshi 関連企業 ザブン(Yoshiの会社)

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× ×

大切な約束

映画ではなくてWebドラマの総集編。ストーリーは上京した少女が路上ライブ1000回をするというもので、どう考えても川嶋あいの物語。『大切な約束』の原作が発表された後で川嶋あいが「原作者の正体は私です」と発表するという、川嶋あい伝説作り事業の一環だったのだ。川嶋あいの上京物語の映像作品には他にもアニメやドキュメンタリーがある。

作品データ

良作度 ヒロイン(大人) 華彩なな(グラドル)
珍作度 ★★★ ヒロイン(少女) 小野明日香(ファッションモデル)
監督 川嶋あいじゃない 企画 川嶋あい
公開時期 2005年7月(Web配信) 主題歌 川嶋あい 「大切な約束」
原作者 川嶋あい 関連企業 スターツ出版

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× × × ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× × × × ×

Dear Friends ディア フレンズ

Yoshi原作。ヒロインが乳ガンになり、白血病の少女や○○症候群の同窓生と友人になるという難病オンパレードで無理やり泣かそうとする。だが難病よりも友情の描き方がさらに安易だ。ただ体当たり演技は評価できる。原作はエロ描写が激しすぎて作品のテーマがブレている、どうしようもないクズ小説。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 北川景子(女優、ミスセブンティーン)
珍作度 ★★★ ヒロイン 本仮屋ユイカ(女優)
監督 両沢和幸 脚本 両沢和幸、三浦有為子
公開時期 2007年2月(劇場公開) 主題歌 SOULHEAD「Dear Friends」
原作者 Yoshi 関連企業 東映、スターダストプロモーション(出演女優たちの事務所)

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× × × ×

ラストラブ

Yoshi原作。余命僅かなジャズ奏者の物語。田村正和の14年振り主演作として宣伝されたが、興行は振るわなかった。悪名高い駄作で、珍演出・珍脚本・珍演技を楽しむしかない。主人公とヒロインが偶然再会するシーンが3回もあるのはやりすぎ。内容はこちらで⇒破壊屋|ラストラブ

作品データ

良作度 主人公 田村正和(発声が変な俳優)
珍作度 ★★★★★ ヒロイン 伊東美咲(大根女優)
監督 藤田明二 脚本 龍樹
公開時期 2007年6月(劇場公開) 主題歌 絢香「Jewelry day」
原作者 Yoshi 関連企業 テレビ朝日

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× × × ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× × × × ×

TOKYO REAL

ヤク中になってしまい人生を破滅させるヒロインの物語。「渋谷のクラブでドラッグやってレイプされる」というイメージをそのまま映像化。BGMがブルースになっていてケータイ小説の世界観とまるで合わない。ネットでも読める原作のこの文章がちょっと凄い↓。

アヤは殴られた事のドメスティックバイオレンスに異常な程に感じてしまい、すごく濡れていた。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 秦みずほ(イエローキャブのグラドル)
珍作度 ★★★★ お相手 米光雄作(ジュノン・スーパーボーイ)
監督 笠木望、湯本美谷子 脚本 笠木望、湯本美谷子
公開時期 2007年8月(劇場公開) 主題歌 ICHIDAI 「Tokyo Real ~祈り~」
原作者 RYU 関連企業 モブキャスト(ケータイコンテンツ会社)

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× × × × ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× ×

天使がくれたもの

岸和田の不良少年少女たちの恋愛模様。原作は「天くれシリーズ」といって、ケータイ小説の中では有名な部類に入る。映画化する際に飲酒描写が全てペプシに変更されているため、ペプシを飲むシーンが8回もある。「自分に素直になる」がテーマなのだが、自分に素直になって男性(彼女持ち)に告白した結果、単なる略奪愛になっている。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 清水由紀(美少女クラブ31)
珍作度 ★★ お相手 鍵本輝(Leadというダンスユニットのメンバー)
監督 中田信一郎 脚本 我妻正義
公開時期 2007年9月(劇場公開) 主題歌 YVE 「天使がくれたもの It’s only love」
原作者 Chaco 関連企業 スターツ出版、ポニーキャニオン(美少女クラブ31、Leadのスポンサー)

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× × ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× × × ×

恋空

ケータイ小説映画で最大のヒット作。原作も映画もケータイ小説の代名詞な存在。からあげで幸せを表現する演出や、お花畑のレイプシーンが話題になった「この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞」第一回の受賞作品でもある。内容はこちらで⇒破壊屋_2007年の映画の感想_恋空

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 新垣結衣(フレフレ少女)
珍作度 ★★ お相手 三浦春馬(14歳の父)
監督 今井夏木 脚本 渡邉睦月
公開時期 2007年11月(劇場公開) 主題歌 Mr.Children「旅立ちの唄」
原作者 美嘉 関連企業 スターツ出版、TBS、東宝

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
× ×

クリアネス

第1回日本ケータイ小説大賞作品。自宅で本番有りの個人ヘルスをしている女子大生のラブストーリーという設定が話題になった。畠山鈴香も同じことやっていたよね。監督の篠原哲雄はベテラン監督で、これはケータイ小説映画としては珍しい。出演陣もアイドルではなくて俳優を使っている。哀川翔も出ている。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 杉野希妃(日韓で活動する女優)
珍作度 ★★ お相手 細田よしひこ(俳優)
監督 篠原哲雄 脚本 山田あかね
公開時期 2008年2月(劇場公開) 主題歌 秦基博「僕らをつなぐもの (Contrast ver.)」
原作者 十和 関連企業 スターダストプロモーション、スターツ出版

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
× × × ×
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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愛流通センター

ケータイ小説を募集して映画化するという企画、「ユアシネマ」の選外作品だが実写化された。「愛流通センター」という出会い系サイトから派遣された営業マンが、不思議な力でヒロインの恋を叶えてくれる。アメリカ映画によくある「天使が現れて恋を応援してくれる」と同じ設定。ホリプロタレントを大量起用したホリプロ映画で、特別出演として和田アキコ(ホリプロ)が出てくる。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 足立梨花(ホリプロのスカウトキャラバングランプリ)
珍作度 お相手 前田公輝(ホリプロの俳優)
監督 土屋哲彦 脚本 なるせゆうせい
公開時期 2008年7月(劇場公開) 主題歌 森翼「オレンジの街」
原作者 唯沢みず 関連企業 ゴマブックス

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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ドロップ

ソフトバンク クリエイティブ刊 第一回ポケスペ小説大賞作品。彼氏にふられたヒロインが彼氏の新恋人をストーキングするという設定は珍作っぽいが、恋と友情に悩む女子高生の感受性を捉えようとしている作品である。原作は普通の小説のテクニックを活用していて、小説家志望の人が時流にのってケータイ小説を書いたのかもしれない。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 黒川芽以(女優)
珍作度 ヒロイン 桐谷美玲(ファッションモデル)
監督 横井健司 脚本 渡辺千穂
公開時期 2008年9月(DVD公開) 主題歌 ゆうり「銀色LOVERS」
原作者 夏澄 関連企業 ソフトバンク クリエイティブ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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天使のいた屋上

「ユアシネマ」の第一回大賞作品。第二回は行われていない。部活が休部になってしまい虚しい日々を過ごす少年が少女と出会う物語。珍しく男性が主人公のケータイ小説映画。小説も映画もケータイ小説として売り出しているが、ケータイ小説らしさが全くない普通の物語だ。

作品データ

良作度 ★★★ 主人公 小柳友(俳優、ブラザートムの息子)
珍作度 ヒロイン 波瑠(女優、セブンティーンモデル)
監督 高木聡 脚本 高木聡、千葉美鈴
公開時期 2008年11月(劇場公開) 主題歌 小松優一「風の始まり」
原作者 白鳥加寿彦 関連企業 ゴマブックス

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど 幼なじみ

ヒロインが幼なじみにずっと恋しているんだけど、幼なじみの男は自分を妹程度にしか想ってくれなくて、ある日彼女を連れてきてしまう……。CGを使った少林サッカー風のシーンもあるラブコメ作品で、『ラブコン』にちょっと似ている。幼なじみの男がそれほど身長が高くないが、ケータイ小説映画では男性が高身長というのは絶対条件なのでこれはかなり珍しい。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 田中あさみ(ミスセブンティーン)
珍作度 ★★ お相手 村井良大(テニプリミュージカル)
監督 脚本 檜木田正史
公開時期 2008年11月(劇場公開) 主題歌 Foxxi misQ「Say you luv me~魔法のコトバ~」
原作者 banbi 関連企業 テレビ朝日

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど teddy bear

記憶障害の不良に恋する少女の物語。映画版は二つの母子家庭の物語にもなっていて、それなりに工夫されている。難病の少年の交通事故というダブルパンチがクライマックス。原作は、速水健郎著の『ケータイ小説的。』で「実話のはずなのに、浜崎あゆみのteddy bareと同じ」と指摘されたことでも有名。当初は「実話」をアピールしていたが、現在は「ノンフィクションです」と断り書きがされている。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 桐谷美玲(ファッションモデル)
珍作度 お相手 賀来賢人(俳優)
監督 横山一洋 脚本 金杉弘子、横山一洋
公開時期 2008年11月(劇場公開) 主題歌 リサハリム「切ないくらい、愛してた。」
原作者 べあ姫 関連企業 ゴマブックス

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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赤い糸

映画の完結編をテレビで放映するという逆パテオ、または逆ディケイド商法の作品。そのためにとんでもなく中途半端な状態で映画が終わる。スポンサーがグリコなので、赤いチョコレートが二人を結びつけるアイテムになっている。
若いカップルのDV問題を正面から描いているのが好感持てる。原作は不良マンガよりも強烈なヤンキーテイストを持っていて、一読をオススメする。

作品データ

良作度 ★★★★ ヒロイン 南沢奈央(女優、ダンディ・ダディ?のヒロイン)
珍作度 ★★★ お相手 溝端淳平(ジュノン・スーパーボーイ)
監督 村上正典 脚本 渡辺千穂
公開時期 2008年12月(劇場公開) 主題歌 HY「366日」
原作者 メイ 関連企業 ゴマ文庫、グリコ、長崎県

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど SixDays [+アナザーストーリー]

女子高生のヒロインが6日間だけ、学校のイケメンの先生と二人暮しするというラブコメ。原作では続きの展開を読者から募集していた。「アナザーストーリー」とは後日談エピソードのことだが、魔法のiらんどの実写化作品の大半は「ケータイで配信」⇒「後日談エピソードを加えてDVD発売」となるので、他の作品でも後日談エピソードがついている。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 三浦萌(9 nine)
珍作度 お相手 崎本大海(ヘキサゴンファミリー)
監督 成田剛 脚本 成田剛
公開時期 2009年3月(DVD公開) 主題歌 Base Ball Bear 「SCHOOL GIRL FANTASY」
原作者 ナナセ 関連企業 特に無し

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど 恋愛約束

「恋愛約束」という言葉は素敵に思えるけど、片想いの相手にキープされているだけの関係だよな。登場人物がカメラに向かって話かけるなど、ポップな演出を多用している。クライマックスのレイプシーンでかなり変な展開になる。ネタバレになるので別の場所に書きました

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 広瀬晶(ミス・セブンティーン、現在は広瀬アリス)
珍作度 ★★★ お相手 福山一樹(俳優)
監督 坂上忍 脚本 里島美和
公開時期 2009年3月(DVD公開) 主題歌 及川亜美「ハッピーエンドに続く道」
原作者 結衣 関連企業 ゴマブックス

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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ケータイ小説家の愛

恋愛経験がまったく無い平凡な女子高生が、セックス・ドラッグ・レイプを経験することでケータイ小説家として成りあがっていく。ケータイ小説10大エレメントのうち8つまで持っており、Yoshi作品を除けば、本作がケータイ小説映画の中ではもっとも珍作である。またケータイ小説映画の中で唯一原作が出版されていない。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 田代さやか(ホリプロのグラドル)
珍作度 ★★★★★ お相手 三浦悠(ジュノン・スーパーボーイ)
監督 金子功 脚本 河田秀二
公開時期 2009年5月(劇場公開) 主題歌 Dot Rainbow「LINK」
原作者 シュウ 関連企業 エースデュース

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ

魔法のiらんど 呪われた学校 -完全版-

よくあるホラーオムニバス。それぞれのエピソードは独立しているんだけど、全て同じ学校で起きているという設定なので、「その学校死人が多すぎ!」とツッコミたくなる。確かに呪われている学校だ。一番面白いエピソードは、少年が女子高生に恋するんだけど、実はその女子高生が池の鯉の化身で、少年を溺れさせようとする!?というもの。キャッチコピーが「コイニオボレル」

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 小池唯(U-15タレント)
珍作度 お相手 前田希美(読者モデル)
監督 白石和彌、谷洋平 脚本 高橋泉
公開時期 2009年7月(DVD公開) 主題歌 なし
原作者 Saori、kagen 関連企業 双葉社、ディーライツ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど イケない課外授業

女子高生のヒロインが謎のイケメンにキスされる。謎のイケメンの正体は学校の先生だった!メガネをかけると先生に変身し、メガネを取るとイケメンになる。これも後日談エピソード付きだが、後日談エピソードがある作品は上映60分目くらいでハッピーエンドになり、その後に後日談エピソードが展開する。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 大川藍(アイドリング!!!20号)
珍作度 お相手 塩谷瞬(俳優、パッチギ!の主役)
監督 藤井清美 脚本 藤井清美
公開時期 2009年9月(DVD公開) 主題歌 なし
原作者 白川愛理 関連企業 ディーライツ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど Re:涙雨

不良系の女子高生が不良男や浮気男と付き合って散々酷い目に遭った挙句「やっぱりマジメな人がいい」ということで、マジメな少年と付き合うとその少年も酷い目に遭う。ケータイ小説や少女マンガによくあるヒロインの存在自体が周りの人を不幸にする王道パターンの物語。ヒロインの高校の野球部がかなり強かったが、ヒロインが遠因で野球部がバラバラになってしまい、学校生徒全員からヒロインがバッシングされるという展開が面白い。

作品データ

良作度 ★★★ ヒロイン 重廣礼香(女優)
珍作度 お相手 夕輝壽太(テニプリミュージカル出身)
監督 池田千尋 脚本 高橋泉
公開時期 2009年9月(DVD公開) 主題歌 奥村初音「ふたり」
原作者 飛鳥 関連企業 ぶんか社、ディーライツ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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天使の恋

援交しているヒロインが運命の男性と出会うが、その男性が難病で余命わずかというテンプレート映画。女子高生にウケる要素を上手く取り込んでいるが、知性がまるで無いヒロインが歴女として成長していく展開はまさに珍作。

作品データ

良作度 ★★ ヒロイン 佐々木希(人気モデル)
珍作度 ★★★★ お相手 谷原章介(よく変なイケメンを演じる人)
監督 寒竹ゆり(20代女性監督) 脚本 寒竹ゆり
公開時期 2009年11月(劇場公開) 主題歌 伊藤由奈「Let it Go」
原作者 sin 関連企業 ゴマブックス、各種ブランドショップ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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携帯彼氏

iらんど大賞2007ケータイ小説アワードジャンル賞と雑誌のHana*chu賞を受賞した。ケータイゲームで作った疑似彼氏に呪い殺されるという、都市伝説系のホラー映画。川島海荷のアイドル映画でもある。脚本にはスーフリ事件など社会的事件が反映されており意外と面白い。メジャーのケータイ小説映画は本作が最後である。

作品データ

良作度 ★★★★ ヒロイン 川島海荷(9 nine)
珍作度 ★★ お相手 石黒英雄(ジュノン・スーパーボーイ)
監督 船曳真珠 脚本 柴田一成
公開時期 2009年12月(劇場公開) 主題歌 弓木英梨乃 LOST[ロスト]<「携帯彼氏」movie version>
原作者 kagen 関連企業 魔法のiらんど

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど 最恐ダーリン

「見た目は怖いけど実は心優しい不良」という昔の少女マンガの定番設定だが、定番すぎて逆に楽しい。ただ普通のケータイ小説のヒロインは自分の恋人が不良であることに何の疑問を抱いてないので、不良の恋人に怯える本作のヒロインは逆に新鮮である。また本作は教会のシーンが多い。少女マンガやケータイ小説映画では教会がよく出てくるのだが、信仰心が描かれることはほとんど無く、神社の願掛けと同じ扱いだったりする。

作品データ

良作度 ★★★★ ヒロイン 東亜優(ホリプロタレント)
珍作度 お相手 中村龍介(「天に昇る龍が如く」というブログをやっている俳優)
監督 三島有紀子 脚本 木田紀生
公開時期 2010年2月(DVD公開) 主題歌 Foxxi misQ「Say you luv me~魔法のコトバ~」
原作者 藤子 関連企業 ソフトバンク クリエイティブ

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
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妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ
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魔法のiらんど MARIA age18 ~初恋~、age19 ~心涙~、age20 ~運命~

キャバ嬢の立身出世を描いたトリロジー。誕生日に誰もお祝いしてくれず、ショートケーキ一切れに18本のロウソクを刺そうとするヒロインが、キャバクラのイケメン店長にスカウトされることによりNo1キャバ嬢となる。2010年末の現時点で本作が最新のケータイ小説映画だ。ケータイ小説10大エレメント全てを持っている

作品データ

良作度 ★★★★ ヒロイン 西原亜希(ホリプロのグラドル)
珍作度 ★★ お相手 古川雄大(テニプリミュージカル)
監督 原正之、高橋泉 脚本 高橋泉
公開時期 2010年10月(DVD公開) 主題歌 宝美(bomi)「心の鍵」
原作者 ChieMi 関連企業 角川

ケータイ小説10大エレメント

自殺 交通事故 難病 いじめ 援交売春
妊娠 中絶・流産 DV レイプ ドラッグ

ふぅー、夏ころからコツコツ観ていたけど、全部観るのは大変だったよ!慣れてくると意外と面白いんだけど、ヒロインがウジウジと悩んでいる作品ばっかりなので、それを見続けるのがキツかった。

改めて調べてみると、出演者にアイドルや雑誌モデルやテニプリ俳優(テニスの王子様ミュージカルに出ていた俳優)が多いのに驚いた。主役二人以外も含めるとものすごく多い。一つの映画の出演者が全部同じ芸能事務所なのもあった。ケータイ小説映画は、プロモーション的な側面も強いのだろう。

これらの作品のうち、『赤い糸』『天使の恋』『ケータイ小説家の恋』『クリアネス』『携帯彼氏』の長文レビューを2010年12月5日発売の映画評論同人誌Bootleg Vol.2 Love Storyに掲載しています。興味ある方は是非購入してみてください。ちなみにリアル系ケータイ小説の10大エレメントのアイデアはBootleg編集長の侍功夫さんから頂きました。

破壊屋文学フリマオフ会

火曜日, 11月 30th, 2010

オフ会っつーか、単に俺が昼ごはんとオヤツを食べに行く時に一緒に行きませんか?程度の集まりです。

参加したい方は、DM、メール、ツイッターの返信でも何でもいいので教えてください。人数増えたら締め切ってしまいます(特に昼ごはんの部)。

食べるモノ 昼ごはん
移動開始時間 12:20(←30じゃないので注意)
集合場所 文学フリマ会場、Bootlegブース近くの壁際
食べるモノ ジュース
移動開始時間 14:30
集合場所 文学フリマ会場、Bootlegブース近くの壁際

集合場所はBootlegブース近くの壁際ですが、人数が増えてきて他の人のジャマになっていると判断したら集合場所を変えてしまいます。が、その告知はツイッター上でしかできません。当日見捨てる形になってしまったらごめんなさい。それとBootlegブースの人に「破壊屋オフ会ってどこでやってますか?」と聞いても「いや、そんなこと聞かれてもわかんない」なのでご注意!(蒲田のどこかに食べに行ってしまうので)

Bootleg Vol.2 Love Story 発売!

日曜日, 11月 28th, 2010

ブートレグ

テーマは愛

12月5日(日曜日)、蒲田で行われる文学フリマ会場にて、映画同人誌Bootlegの最新号「Bootleg Vol.2 Love Story」が発売されます。「Love Story」ということで今回のテーマは「愛」!Bootlegの執筆陣にはちょっと似合わないテーマのように思えますが、みなさんの原稿のタイトルを見る限りではやはりテーマから少し距離があって、その距離感が面白いですね。

天使の恋

ケータイ小説映画『天使の恋』より 直江兼続の愛の兜をかぶってデートをする佐々木希

俺が書いたのは「ケータイ小説の愛」で、いつか破壊屋の更新頻度が落ちた時に使う予定だった、とっておき企画「ケータイ小説映画レビュー」です。劇場公開されたケータイ小説映画をほぼ全て(たぶん全部?)に触れております。他の執筆陣はこちら!

恋愛映画狂想曲『(500)日のサマー』大解体!

雨宮まみさんと峰なゆかさんという二人のお色気系ライターの対談記事。今回の目玉企画でしょう!大熊さんも参加しているよ。

耐えしのべ。親と一緒に セックスシーン

新作『ダブル』の出来の良さとそのハードコアテイストな内容が話題になった深町秋生さん。でもBootlegのこの記事はナードコアテイストっぽい。

殺したいほどI ? YOU 妻殺し映画の系譜

今回の文学フリマでは3か所のブースに出品している人気者のとみさわ昭仁さん。

恋愛やめますか?それとも人間やめますか? トリュフォーと愛の狂人たち

異色恋愛映画『making of LOVE』が一部で話題沸騰!かと思いきや新聞にまで取り挙げられてしまった古澤健さん。『making of LOVE』は現在レンタルで観られるよ。/p>

「エマニエル夫人」は乗りもの映画である。 ~もちろん二重の意味において~

ケータイ小説研究といったらこの人!速水健朗さん。俺も速水さんの著書を再読しながら原稿書きました。著作は知らなくても週刊アスキーの連載で知っている人が多いと思う。

B級ホラーアクション界のクリスチャン・ラッセン野郎 レニー・ハーリンを再発見せよ!!

監督と俳優の美学 (日本映画は生きている)『TRASH-UP!!』でも原稿を書いている真魚八重子さんの記事は、レニー・ハーリンについて。俺はレニー・ハーリンの大ファンなので楽しみ。

Love of the DEAD ジョージ・A・ロメロとゾンビ、愛憎の世紀

Bootleg編集長であり、Bootlegの何もかもを手掛けている侍功夫さんは、さらにBootlegのTシャツまで手掛けています。

出張!とかくめも

イラスト担当で前回のBootlegでは妖艶なアバターのナヴィを描いて話題になった永岡ひとみさんは、今回何を書いたかはシークレットです。俺はちょっと教えてもらいましたがネタを聞いただけで爆笑しました。

欽ちゃんすら救えないようなワスらの愛で地球が救えるというのか?

毎度狂ったタイトルをつけるスロウストンさんは現在中国に留学しており、悪化する日中関係とは無関係の生活を伝えるエントリが話題になってます。が、そもそもスロウストンさんが中国に行ったのが日中関係悪化のきっかけでは…。

というわけで興味のある方は是非文学フリマの会場を訪れてみてください!


文学フリマ

会場の地図

文学フリマ

会場内の地図

Bootleg Tシャツを着ていくと先着でオマケが貰えます。