Archive for 2010年11月15日

トワイライト 初恋 初体験 初夜

トワイライト 初恋

知り合いのカナダ人に教わったんだけど、アメリカで大ブームとなったトワイライト・シリーズでセックスが無くてヒロインがいつまでも処女なのは、原作者のステファニー・メイヤーが厳格なキリスト教信者だからそうだ。ステファニー・メイヤーが属している末日聖徒イエス・キリスト教会について調べてみると、婚前交渉の禁止(結婚前のセックス)はもちろんのこと、オナニーも罪としていた。無理だ。原作者の宗教観が反映されているファンタジー小説といえば『ナルニア』と『ライラ』が両極端の存在だ……という話は以前破壊屋で書いたので省略する

ティーンエイジャーの非セックスを描いていて印象的なのは『17アゲイン』の性教育のシーンだ。劇中、性教育の一環として高校生たちにコンドームが配られるんだけど、主人公が「セックスとは結婚して子作りする時にするもの」と強く訴えると生徒たちがみんなコンドームを返す。

『17アゲイン』の性教育のシーン。ただしザック・エフロン演じる主人公はデキ婚している。だからこそ出産について熱く語る。

またアイドルグループのジョナス・ブラザーズの純潔の誓いも有名だ。ジョナス・ブラザーズのメンバーは熱心なキリスト教信者で、純潔の誓いを示すプロミスリングを身につけている。「結婚するまでは童貞のままでいる」ということを世間に誓ったのだ(一人結婚した)。日本のネット社会にも「処女厨」って言葉があることだし、プロミスリングは声優アイドルのみなさんにオススメしたい。恋愛が暴露されたら「リングの意味は知りませんでした」って言えばいい。

ジョナス・ブラザーズも『17アゲイン』のザック・エフロンもディズニー・チャンネルで活躍しているので、この二つが非セックスをアピールするのは、「親が子どもに見せたい番組」を狙うディズニーの方針だと思う。

何にしろ最近のアメリカ映画が非セックスを描いて、それを日本の子どもたちも観ているのは面白い現象だと思う。俺が子どもの頃はセックスシーンっつたらテレビでやっているアメリカ映画が全てだったのに。『ターミネーター1』でサラ・コナーがジョン・コナーを作っているシーンとか。

英語なのでわかりにくいけれど、ドキュメンタリー映画『ジーザス・キャンプ』で子ども達に「ハリー・ポッターは悪魔だ!」と教え込むキリスト教徒の女性。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - トワイライト 初恋 初体験 初夜
Share on Facebook
[`tweetmeme` not found]

関連するエントリ

県民の創生映画

ちょっと前から映画製作は地方活性の手段として注目されていた。フィルム・コミッション(撮影場所誘致や撮影支援をする公的機関)ってヤツね。映画のスポンサーとなった地方側はロケ地の提供、製作費の一部負担、そして大量の前売り券を購入する。

地方との結びつきが一番わかりやすいのは釣りバカシリーズで、映画のタイトルからどの地方が舞台になっているのかわかる作品もある。『浜崎は今日もダメだった♪♪』『ハマちゃんスーさん瀬戸の約束』『あとは能登なれハマとなれ!』とかね。

ケータイ小説『赤い糸』では、主人公たちが大阪に修学旅行するシーンがある。ただし大阪の描写はほとんど無くUSJがちょっと登場するくらいである。ところが『赤い糸』の映画化・ドラマ化の際には修学旅行先が長崎に変更された。そして本編では長崎の観光地各所が次々に出てくるのだ。みんなで平和公園や出島に行き、ヒロインはグラバー園ではじめてのキスをする。長崎のフィルム・コミッションが全力で頑張ったのだろう。

『赤い糸』はメイとアッくんの物語だ。メイは長崎でアッくんのために名物のビードロを作る。次に画面が切り替わるとメイを想って思い出のチョコレートを食べるアッくんが出てくる。この2シーンは実際に連続している。そしてこの映画のスポンサーは長崎県とグリコだ。メイとアッくんの愛のアイテムがスポンサー絡みの商品になっている。

単なる撮影協力だけではなくて、地方がメインで製作している映画も何本かあるけど、どれもマイナー作品だ。でもメジャー映画で地方主体の作品が出てきた。それが現在公開中の『桜田門外ノ変』だ。『桜田門外ノ変』は県民創生映画と銘打っていて、茨城県の市民団体が企画し、茨城県が全面的に撮影協力している。本当の桜田門は東京にあるけど、桜田門外ノ変を起こしたのは水戸藩の浪士たちだ。映画製作にあたっては茨城県内に2億5千万円をかけて桜田門のオープンセットを建築。撮影終了後の今は観光地として使っている。

残念ながら映画『桜田門外ノ変』はあまり面白く無いし、それほどヒットしておらず、茨城県民たちの熱い想いはちょっと無駄になってしまった。何が悪かったのかはわからない。破壊屋的には主演を務めた大沢たかおが悪い!ってネタにしたいけれど、こういう地方映画で主演してくれる大沢TKOはきっとイイ人だ。

ただ映画を観る前から「あ、茨城県映画はダメだな」ってハッキリわかっていた。だって映画が始まる前のCMが茨城空港なんだもん。


上映前に流れたのは「みんなで作る茨城県CM動画プロジェクト」という企画で、茨城空港のCMはその中の一部。300回失敗してもめげないのが茨城県民だけど、300回失敗するのが茨城空港だ。

こちらは茨城空港のCM。「ソウルへ!」「神戸へ!」「駐車場無料」で終わる。


まあ我が横浜も横浜港開港150周年祭が大失敗して、市長は逃げるわ、スポンサー企業から訴えられるわで酷いことになっているんだけどね。地方を牛耳っている支配階級の人たちをぶっ殺す地方活性化映画って無いのかな?

【21年会津米ミルキークィーン】と他の2kgとのミルキーセット(合わせて2kgx2袋)

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 県民の創生映画
Share on Facebook
[`tweetmeme` not found]

関連するエントリ

男と女と日本と中国

今勤めている職場には中国の人たちがいるんだけど、外見だけで見分けをつけようとすると正答率は8割くらいだ。雰囲気でなんとなくわかる一方「こいつ絶対日本人」「こいつ絶対中国人」と思っていた相手が違う場合もある。

でもほぼ確実に「こいつ中国人!」と見分けられる方法がある。それはトイレだ。多くの中国人たちがチャックを使わない。スーツを着た男たちがズボンを下ろして用を足す姿はなかなかシュールだ。でも日本人と一緒に仕事していると感化されるのだろう、チャックを使わない中国人はどんどん減っていくのであった……


という話を友人女性にしたところ「私は来日して日が浅い中国人女性なら化粧と髪型で分かる」と言われた。髪型は確かになんとなくわかる。日本人女性は「美容院でやってもらいました」感じがとても強く出ている。しかし化粧についてはあまりわからない。中国人女性のほうが化粧が薄く、色も地味な気はするが。

職場の女性陣に聞いてみると化粧や髪型以外でも「ファッションでもわかる」とのこと。これこそ男の俺には全くわからないので詳しく聞いてみると「(中国人女性は)服の上下やソックスの組み合わせ方が、日本人から見るとズレている」らしい。

社会人男性は化粧しないし、髪型の個性も少ないし、服はスーツだ。だから女性のほうが民族的特長がより外見に出ているのだろう。

ガタカ [Blu-ray]
オシッコで正体がわかるといえばこの映画。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 男と女と日本と中国
Share on Facebook
[`tweetmeme` not found]

関連するエントリ

破壊屋の続篇映画ベストテン

「男の魂に火をつけろ!」の続編映画ベストテン企画に参加します。以下が俺の続篇映画ベスト10です。

  1. エイリアン2
  2. ガメラ2 レギオン襲来
  3. ターミネーター3
  4. トイ・ストーリー2
  5. インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説
  6. チャーリーズ・エンジェル フルスロットル
  7. ランボー3 怒りのアフガン
  8. スパイダーマン2
  9. 酔拳2
  10. ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー

以下は解説。


一位:エイリアン2

リドリー・スコットの『エイリアン』はホラー映画・SF映画というジャンルを超越し、映画史に輝く大傑作である。間違いなくそう言い切れるが、『エイリアン2』はそんな第一作をさらに上回る。奇跡のような続篇映画なので、これを一位とします。

エイリアン2 完全版 アルティメット・エディション [DVD]

二位:ガメラ2 レギオン襲来

『エイリアン』よりはスケールが落ちるけど、これも高い評価を受けた『ガメラ 大怪獣空中決戦』をさらに超える面白さがあった。レギオンは平成日本が生み出した傑作オリジナル怪獣だ。

ガメラ2 レギオン襲来 [Blu-ray]

三位:ターミネーター3

無かったことにされるほど嫌われている3だけど、俺は2よりも3のほうが大好きである。その理由はニック・スタール演じるジョン・コナーのキャラクター設定にある。

ジョン・コナーが未来の人類の指導者となる。これはよく知られたハリウッド映画の設定の一つだ。そして『ターミネーター2』は死に物狂いで審判の日を回避しようとする物語であり、それは成功する。では『ターミネーター3』のオープニングはどうなっているかというと……↓


ターミネーター3

崩壊した未来で、アメリカ国旗の前で人類を導くジョン・コナー!これだ!これが未来だ!うん?「はずだった」って?


ターミネーター3

え?違うの?


ターミネーター3

平和っていいですねぇ


ターミネーター3

彼が人類の指導者になれず、解体現場で肉体労働しているジョン・コナーさん。このあとバドワイザーを飲み、バイクでこけてケガして、動物病院に押し込みやらかして、獣医のねーちゃんに捕まる。


というわけでまるでいいとこ無しのジョン・コナー。ハッキリとは描かないものの、「っつーかその獣医のねーちゃんのほうが未来の指導者っぽくないか?」と思わせるような演出や展開もあり、人類の指導者ジョン・コナーの面目がまる潰れ。でもこれはふざけてジョン・コナーをダメ人間として描いているわけではない。絶望の未来を前にしたときに、立ち上がらなくてはならないダメ人間の物語なのだ。『ターミネーター3』がどことなくドラえもんを思わせるのはこの辺りの要素が関係している。

俺は子どものころから何度もテレビの洋画劇場で『ターミネーター1&2』を観て、「ジョン・コナーは人類の指導者」という事実を刷りこまされていた。だからこそ『ターミネーター3』のダメなジョン・コナーには驚かされると同時に、熱い感動を覚えるのだ。

また『ターミネーター3』『ダイハード4.0』『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』といったゼロ年代で復活した続篇映画は、過去作の演出を徹底研究して模倣しているのも面白い。


ターミネーター 3 プレミアム・エディション [DVD]

四位:トイ・ストーリー2

1の「最新式のおもちゃのバズに嫉妬するウッディ」という設定が好きだったので、2の「実はウッディがプレミア人形だった」という設定は聞いただけで爆笑した。

女の子がマニキュアを覚えるシーンでは震えるほど感動した。言葉を使わなくても人形の悲しい心情が伝わってくる。

トイ・ストーリー2 ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]

五位:インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説

『レイダース』と『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』のどっちが上かは難しい判断だけど、あのトロッコシーンの楽しさは異常。

インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説 [DVD]

六位:チャーリーズ・エンジェル フルスロットル

エンジェルたちがフルスロットルというのはご開帳みたいなもんか。

チャーリーズ・エンジェル フルスロットル [DVD]

七位:ランボー3 怒りのアフガン

『ランボー3 怒りのアフガン』は駄作という評価が一般的。という事実を知ったのは社会人になってからだ。昔は『ランボー3 怒りのアフガン』が大好きだったけど、今となってはランボー3とロッキー4はアメリカのバカっぷりを象徴する作品にしか見えない………と思いつつ続篇映画ベスト10に入れてしまった。だって好きなんだもん。

ランボー 怒りのアフガン『ランボー最後の戦場』劇場公開記念スペシャル・プライス版(初回限定生産) [DVD]

八位:スパイダーマン2

列車のシーンで乗客たちがピーターの素顔を………という、あのシーンに感動した。でも今だったらニューヨーカーたちはiPhone使って実況するよなぁ。

スパイダーマンTM トリロジーBOX [Blu-ray]

九位:酔拳2

ほとんど独立している作品なので続篇映画から外そうとしたけど、アクションシーンのレベルが極めて高くアクション映画史上においても重要な一本だと思っているので、低順位でランクインさせました。

酔拳2 [DVD]

十位:男たちの挽歌2

定番すぎるので、順位をかなり下げました。

「男たちの挽歌」オリジナル・サウンド・トラック&スコア

『ブレイド2』『ヘルボーイ/ゴールデンアーミー』がランク外に落ちてしまった。『ダークナイト』は破壊屋&男の魂のゼロ年代ベストで圧勝したので除外。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 破壊屋の続篇映画ベストテン
Share on Facebook
[`tweetmeme` not found]

関連するエントリ

  • 破壊屋人気記事ランキング