深町秋生『ダブル』人物相関図

深町秋生の新作小説『ダブル』を読み終わった。素晴らしい作品だった。例によってネタバレ無しの『ダブル』人物相関図を作成したので、参考にしてください。

ダブル

『ダブル』人物相関図

濃厚な香港ノワールのような物語が、日本を舞台に展開する!という点が読みどころで、ネット上でもその辺りが絶賛されているけど、俺はそれよりも「情報流出と戦う巨大組織」という点が抜群に面白いと思った。「誰が裏切っているのか?なぜ裏切っているのか?」というトリックがきちんと伏線を提示しながらも、つねに読者を引っ掛ける形で真実が暴露される。ミステリー小説としても最高だ。そしてもう一つ、教祖のようなカリスマを持つ神宮が、主人公の刈田に惹かれているような描写もいい。神宮への忠誠心が強く情報流出元をしつこく探す阪本を含めると、三角関係を築いているように思える。


人物相関図にも出てくるけれど、暴力団系の企業って怖いよね…。知らない間に入社しちゃったりして。「ブラック企業=労働条件がヤバい企業or自己啓発で社員を奴隷化する企業」って意味だけど、数年前までは「ブラック企業=暴力団系or新興宗教系」って意味が強かった。

人物相関図に誤りが。「誤:重火器に詳しい」⇒「正:銃火器に詳しい」です。

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