日時 | 12月14日 土曜日 たぶん16時半過ぎ集合。 |
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場所 | 川崎駅周辺の映画館と居酒屋 |
参加条件 | 誰でもOK。 |
参加したい方はツイッターのDMやリプライ、メールフォーム、メール(movie@hakaiya.com)のいずれかで連絡をください。締切期限はまだ考えてませんが、金曜日にはチケット売り切れそうな勢いです。
日時 | 12月14日 土曜日 たぶん16時半過ぎ集合。 |
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場所 | 川崎駅周辺の映画館と居酒屋 |
参加条件 | 誰でもOK。 |
参加したい方はツイッターのDMやリプライ、メールフォーム、メール(movie@hakaiya.com)のいずれかで連絡をください。締切期限はまだ考えてませんが、金曜日にはチケット売り切れそうな勢いです。
週刊SPA!には「映画のタイトルに騙される」というテーマで書いたけど、その逆のお話。
俺は映画のラストシーンでタイトルの意味がわかるタイプの作品が大好きだ。今年の映画だと『そして父になる』がそうだった。そんな作品はたくさんあるけどお気に入りの作品と『死ぬまでにしたい10のこと』について書く。
『八日目の蝉』では中盤で「八日目の蝉」の意味とは「一週間を超えて一日だけ余分に景色を見ることができる幸運な蝉」と説明される。じゃあその「八日目の蝉」とは一体誰のことなのだろう?それはリンク先ネタバレ。劇中でその意味が解説されることはないけど、上映後に「そういえばタイトルの意味って何だっけ?」と考えると気が付くのが面白い。
『青いソラ白い雲』は東日本大震災の影響で貧乏になってしまい、人気モデルから落ちぶれるヒロインの物語だ。劇中に、どん底から立ち直ることができるという謎の歌が出てくる。その歌の正体はヒロインがラストシーンで歌い出すことで判明する。謎の歌とはリンク先ネタバレだ。
日本に帰国して金も仕事も無くしたヒロインの決意として実にピッタリだ。有名な歌なのに、あまりにも一般的な言葉なので知っている観客でもネタバレに気が付かないというのがポイント。
SPA!のタイトルに騙されるネタでは『あなたになら言える秘密のこと』を取り上げた。この映画の監督イザベル・コイシェとヒロインのサラ・ポーリーコンビが2003年に作った『死ぬまでにしたい10のこと』は日本で大ヒットしたので、観た人も多いだろう。この映画がヒットしたのは間違いなく邦題の力だ。映画をヒットさせる素晴らしい邦題のつけ方だと思う。当時の日本は難病映画ブームだった。
でも原題の『My Life Without Me(私のいない私の人生)』も映画の内容をよく表現しているタイトルなのだ。ここからは『死ぬまでにしたい10のこと』の解説になる。
サラ・ポーリー演じるアンは、23歳の2児の母親。ある日体調悪くなって病院に行き、自分が癌で余命2か月程度だということを知る。そこで、アンはノートに死ぬまでにしたい10のことを書き出す。
「死ぬまでにしたい10のこと」は最初こそは娘たちを想った内容だけど、だんだんと個人的な欲求になっていく。なぜなのか?
劇中判明するけど、『My Life Without Me』のタイトルのごとくアンは自分の人生を生きてなかった。17歳のときに初めて彼氏が出来て、17歳と19歳のときに子供を出産。夫となった彼氏は良い人で家事も育児もこなすが仕事に恵まれない。だからアンが働くことで家計を支えている。アンの母親は娘に毒を吐き続け、父親は刑務所にいる。アンは家事・育児・仕事・両親に追われたまま23歳になり、そこでガンが判明した。だからアンは自分の人生を生きようとする。その結果が「死ぬまでにしたい10のこと」なのだ。
映画のラストシーンを隠していないので注意!
映画のクライマックス、『死ぬまでにしたい10のこと』の一つである「夫と娘たちのために新しいママを見つける」が叶う。
ヒロインのアンは、出産恐怖症だけど子供好きのアン(たまたま同じ名前)という女性に自分の子供を預けていた。そして同じ名前のアンを自分の家に誘うが、具合が悪くなったヒロインのアンは倒れてしまう(医者以外は病気を知らない)。
ヒロインのアンは、自分の代わりに家族の世話をして夫や子供たちに好かれるもう一人のアンをカーテン越しに見る。夫や娘たちが「アン」と呼ぶのは別の女性。ベッドで寝込むアンは、カーテンの向こう側に自分が死んでも幸せに生きていける家族の人生を見て満足する。それが『My Life Without Me(私のいない私の人生)』の正体だったのだ。
というように一人の女性の究極の優しさが描かれた映画だ。ちなみに英語だとアンは自分のことを「You(あなた)」と呼ぶので、観客がさらに感情移入しやすくなっている………と思う(俺も最近知った)。
病気で倒れるシーンや死ぬシーンをアクション映画のようにド派手に描く日本の難病映画と違って、何もかもを淡々と描く良作だ。
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今回のエントリを書いたキッカケはSPA!で『あなたになら言える秘密のこと』をネタにして申し訳なく感じたから。
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タイトルの意味が一番すごい映画はこれ。ポーカーを知らないご婦人がテキサスの5人のギャンブラーに戦いを挑むんだけど…。
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大傑作小説。文中に「渇き」という言葉は一切出ない。本の最後だけを読んでも意味がわからない。『果てしなき渇き』の意味は最初から最後まで読まないとわからない。2014年に『渇き。』のタイトルで映画化。
12/3発売の週刊SPA!で「映画のタイトルに騙される」というミニコラムを書きました。是非読んでみてください。
取り上げたタイトルの一つに『U.M.A レイク・プラシッド』がある。コラムの中では詳細まで書けなかったけど、これは東宝東和の嘘宣伝が炸裂した作品。ちょうど今月の映画秘宝で東宝東和の嘘宣伝について特集があったり、ムック本の『映画宣伝ミラクルワールド』が発売されたりでタイミング良かった。
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今回のミニコラムを書くに当たってに『U.M.A レイク・プラシッド』が第4作まで作られたことを知って、「よし借りてみるか」と思って再生したら全く違う映画が。DVDのプリントを見ると『U.M.A 2002 レイクモンスター』って便乗映画のタイトルが書いてある。俺はちゃんとジャケットを確認してから借りたので、レンタル店員がケースに入れ間違えたのだろう。店員もタイトルに騙されるのだ。
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「2013年 この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞」を開始します!投票フォームはこちらです。投票締切日は12月31日です。
観なかった映画の理由を書くも良し、観てしまった映画に怒りをぶつけるもよし。2013年の芸能&ネットニュースを思い返しながら投票すると楽しいです。
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