『Bootleg Alone』のテーマは「いじめ」だった。俺はテーマとは違うことを書いたんだけど、自分のテーマを決める前の段階では「ハリウッド映画のいじめといったらユダヤ人だよなー」と思ってユダヤ人ネタの画像を少しだけ集めていた。せっかくなのでそんな画像を紹介します。
- スプラッシュ
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80年代ハリウッドだと、ユダヤ人は単純に嫌な奴として扱われている映画がある。トム・ハンクスが人魚と恋する『スプラッシュ』では、人魚を捕まえようとする科学者が典型的なユダヤ人だ。
- ビバリーヒルズ・コップ2
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『ビバリーヒルズ・コップ2』の1シーン。これは黒人のエディ・マーフィーがユダヤ人会計士をトークでやり込めるというギャグ。日本人から観れば面白くもなんともないシーン。黒人とユダヤ人というコンビは『インディペンデンス・デイ』では大活躍する。
- フリーダム・ライターズ
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『フリーダム・ライターズ』より。学校内いじめで黒人の唇の厚さをからかうネタに激怒したヒラリー・スワンク演じる教師が、ナチスのユダヤ人虐殺を引き合いに出すシーン。
- シンデレラマン
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『シンデレラマン』より。真ん中が主人公ボクサーを演じるラッセル・クロウ。右側の大男が対戦相手なんだけど彼がユダヤ人なので、ラッセル・クロウのセコンドが「(ボクシングのルールを)移民のユダ公に言え」とバカにする。これは実話の映画化で、ユダヤ人ボクサーのマックス・ベアも実在の人物。マックス・ベアが相当な悪役として描かれているので、描写がおかしいと指摘されている。ただしラッセル・クロウもアイルランド移民だとバカにされるシーンがある。
- ボラット 栄光ナル国家カザフスタン
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『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』より。現代のユダヤ人ネタと言ったら、この人しかいない!サシャ・バロン・コーエンのギャグは「ユダヤ人を死刑にしろ!」など超過激ギャグだらけ。でも実はサシャ・バロン・コーエンはユダヤ人で、過激なギャグでアメリカ人のユダヤ人差別の意識を晒しものにして、それをまた笑いの対象にしている。あ、『ハングオーバー』も出演者がユダヤ人っでギャグがユダヤ人差別ネタだ。
ちなみに『Bootleg Alone』では真魚八重子さんが日本映画のスラム描写について書いていて、当然ながらそこには日本の差別がぎっしりと詰まっている。商業誌では絶対にお目にかかることは無い文章だ。『Bootleg Alone』は現在新宿ビデオマーケットで発売中です。