『リボルバー』に比べたら『少林少女』ですら普通の良作に見える。2008年最悪の映画。
軽めのネタバレだが『リボルバー』の1シーン。13階で止まったエレベーターの中で延々と自分とケンカ。3分50秒の長さだが、映画館で観ると体感時間は10分くらいだ。こんな感じの描写がタップリの映画だった。
2008-06-26
「TKO」という言葉をネタとして使っていたが、公式サイトでは大沢たかおのことを「t」として表現していた。「TKO」よりもインパクトのある言葉があるとは………。
2008-06-24
ホット・ファズのトークショーが再び行われます。詳細はコチラで。「『ホット・ファズ』トークショーイベント~映画を観客に取り戻せ!~」。
リンク先のゲスト一覧に注目です。一番下に場違いな男が!別の意味でサプライズなゲスト。
2008-06-23
僕は美容院で髪を赤っぽく染めていたが、20代も後半なので職場で「もう髪染めるのはやめます!」と宣言。これで美容院ともお別れだ!一生床屋にしか世話にならないぜ。
でも染めるの止めたら自分が白髪体質だということが判明。僕は半年経たずに宣言を破って美容院行って髪を黒く染めた。そういえば父親はもう全部白髪で、20代前半の弟なんて一部メッシュ状態だ。
「白髪染めを使えばいいじゃん」とか言うヤツは、「そんなもの使いたくないの!」という僕の乙女心がわからないヤツだな。
2008-06-23
パンダ問題の良い解決方法を思いついた。『カンフーパンダ』を配給するアスミック・エースが補助金出せばいいんだよ。中国はお金が儲かるし、日本は中国に大金を支払わずに済むし、アスミック・エースは大きな宣伝効果を得られる。誰も傷つかない幸せな解決方法だ。問題は来年以降だけど、とりあえず『少林熊猫』でも作って凌ごう。
2008-06-22
ここ数年大沢たかお(以下:TKO)が映画に出演するたんびに「何でそこでTKOなんだよ!」とツッコミ入れていたが、『築地魚河岸三代目』を観たらTKOの笑顔にハマってしまった。
『築地魚河岸三代目』は意外と面白かった。変なキャラたちが変な騒動を巻き起こすという大船調のパターンを守っている。
だけど『男はつらいよ』や『釣りバカ』のような鉄板な世界観に守られていないうえに、主人公に観客を引き付けるインパクトが無い。そのために観客は『築地魚河岸三代目』の「変なキャラたちとその騒動」に対して、「何故こいつらはこうなの?」と常に疑問を持ち続けることになる。おかげで単純な大船調に留まらず、奇人ショーのような映画になっていて面白い。
でもこの映画のストーリーはおかしいと思った。TKOムービーの『ミッドナイト・イーグル』には、TKOよりも主人公に相応しい男がいたことは以前説明した。『築地魚河岸三代目』も同じで、TKOよりも主人公に相応しい人間がいるのだ。それが無骨な築地の男を演じる伊原剛志だ。
ラストシーンまでのネタバレになるが、『築地魚河岸三代目』の伊原剛志の物語はこんな感じだ。
伊原剛志は「魚辰」という魚の仲卸店のリーダーだ。無骨で不器用だが、皆から愛され信頼されている男だ。もちろん仕事もバリバリできる。魚辰の二代目は
「おめえは17歳の頃から20年も魚辰で働いている。魚辰三代目を継ぐのはおめえしかいねえ。」
と言ってくれる。だが伊原剛志は何故かそれを拒否する。
二代目には一人娘がいて、皆からお嬢さんと呼ばれていた。そして伊原剛志はお嬢さんに何か特別な想いを抱いていた。築地の人たちは伊原剛志がお嬢さんに恋をしているんだと考えた。お嬢さんが伊原剛志を婿にとれば、自動的に伊原剛志が魚辰三代目となる。そうすれば何の問題もないと築地の人たちは大喜びする。だがお嬢さんの恋人であるTKOはショックを受ける。
2008-06-19
監督:辻仁成、主演:アントニオ猪木で家族愛を描く『アカシアの花の咲き出すころ/ACACIA』の製作発表が行われた。これは危険な組み合わせだ。辻仁成とアントニオ猪木だなんて「混ぜるな危険」を地で行くタッグだ。アントニオVS食人大統領アミンより危険なKRな感じがする(KR=空気が硫化水素)。
以下はeiga.comの製作発表のニュースより
辻監督は製作の動機を「フランスから日本に帰ってくると、1週間前の秋葉原の事件をはじめ、オレオレ詐欺や年金未払いなど、異常なことが沢山起こっている。」
「年金未払い」を「日本の異常」としているのに違和感がある。年金未払いよりも社会保険庁や年金制度そのもののほうがよっぽど異常な気がするが。
そしてこの映画はトヨタの車:BLADEとのタイアップ企画だ。トヨタの工場で秋葉原の殺人鬼が生まれ、この映画も生まれる。秋葉原の事件に心を痛めた辻ちゃんが、トヨタのお金で家族愛の映画を作る。別にトヨタが悪いわけでもないが、皮肉を感じる。
2008-06-18
『男はつらいよ』『釣りバカ』が松竹のプログラムピクチャーだと書きました。その後掲示板で指摘を受けましたが『虹をつかむ男』の存在をド忘れしていました。10年後には『築地魚河岸三代目』も同じように忘れそうです。
『ハンコック』のCMにはオチがありました。以下掲示板で指摘してくれたAmericanさんの文章のコピペ。
実は、「何故日本人なのか?」というのも訳があって・・・
その日本人一家は、クルーザーをクジラに直撃されて沈没していた最中だった
ものの、パパがビデオカメラを持ち出して撮影していたではないか!
↓
息子「うわー、パパ。こういうシュチュエーションってめったにないよねー」
パパ「はっはー、そうだな。私の息子よ」
↓
電気製品は「RADIO SHACK」で買おう!
電気量販店とのタイアップVer.もあったのさ、ということでした。
これは確かに予告編用のシーンでしたが、映画本編のTKOのとんでもない行動を見ると、田中麗奈の納得いかない気持ちが死ぬほどよくわかる実に正しいセリフでした。
[「結婚よろしくね。あ、仕事嫌だから辞めて来た。今度から君んとこの職場で働かせてよ。」]
以上、全部事前の相談無し。恋人の気持ちを考えていないにも程がある。
2008-06-18
本宮ひろ志が描いた中田英寿の顔だが、似てないにも程がある。
『風の陣』は好きなマンガなんだけど、この表紙を見た時には「あれ?こんなキャラいたっけ?」と本気で思った。
右ページを読んだ時に初めて表紙の男が中田英寿だと気がついた。
本宮ひろ志の描く中田英寿は全く似てないのに、本宮ひろ志本人が柄本明に似ているのは面白い。
2008-06-16
ブログパーツっぽい画像を作りました。ニセモノなので注意。
7月は変なタイトルの映画が多いよな~。『ミック・ジャガーのナイチンゲール』が一番すごい。ミック・ジャガーが中国人という点で無理。
2008-06-15
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』が全国順次ロードショーされます。地方の皆さんも観ることができます。公開規模がどんどん大きくなってくるなぁ。
周囲の人にも『ホット・ファズ』を勧めているけど、夏の映画となるとどうしてもみんなは『ポニョ』になってしまう。でもちょっと考えて欲しい。あなたがたはロリコンが作った作品が大手を振るっているような世の中でいいと思っているのか?もちろん僕はそんな世の中で大正解だと思っているが、あなたがたはそんな世界を望んでいないはずだ。だから『ポニョ』より『ホット・ファズ』だ!
ホット・ファズブログより「シンプソンズ・ファンクラブ」「ホット・ファズ」が共闘・・!。スパイダーマンのことが少し書いてあります。
シンプソンズ・ファンクラブ・ブログよりスパイダーマンの活動が書いてあります。ホーマーがバートではなくてスパイダーマンの首を絞めています(写真有り)。
オマケ: 緊急告知:「ホット・ファズ」トークショーイベントの第二回開催!
2008-06-14
神奈川県警相模原署は12日、横浜市南区南太田、会社員山際卓吾容疑者(32)を覚せい剤取締法違反(譲渡、所持)の疑いで逮捕した。
(中略)
山際容疑者は、ミクシィの紹介欄に「冷たいシャブシャブをSP酸っぱいポン酢でいただき…」などと書き込み、覚せい剤と注射器の購入者を募集。これを見た女子生徒が4月に購入した。
シャブ極道や~!日本で初めて性描写以外で成人指定をくらった『シャブ極道』という傑作映画がある。『シャブ極道』には劇中こんなシーンがあった。
シャブ好きのヤクザ同士が、しゃぶしゃぶを食べている時に、しゃぶしゃぶのしゃぶダレにシャブをぶちこんで「しゃぶしゃぶしゃぶや~!」
文章で書いてみるとまるで早口言葉みたいなシーンだ。 山際卓吾容疑者が『シャブ極道』を観ていたのかすごい気になる。
今調べたけど『シャブ極道』の脚本って『ミッドナイト・イーグル』『築地魚河岸三代目』の成島出だったのね。
次のシャブの隠語は「シャブリ」かな?
2008-06-13
『ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!』だったそうです…。流石ポリスメン・マイク・水野だ。淀川長治が最後に紹介した映画が『ラストマン・スタンディング』だったのもよく覚えている。死ぬ直前に観た映画まで他人に覚えられるなんて、この二人は日本人に親しまれた映画評論家としては紛れもなく頂点だ。
2008-06-12
6月7日は東宝(マジックアワー)、東映(神様のパズル)、松竹(築地魚河岸三代目)の3社3作品が対決している日だった。3作品とも6月7日が公開初日なのだ。
映画会社を意識することのない普通の人にだって、この対決の結果はもう見えていただろう。『マジックアワー』が勝って『神様のパズル』と『築地魚河岸三代目』がボロ負けするという結果だ。大体『マジックアワー』を無視して『神様のパズル』『築地魚河岸三代目』を選ぶバカなんてどこにいるんだよ?今ざっと各映画ブログ見渡したけど、そんなバカは破壊屋管理人だけだった(三谷幸喜が苦手なんです)。
三つ巴の結果は『マジックアワー』の圧勝に終わった。『築地魚河岸三代目』の興行収入は『マジックアワー』の一割程度で、『神様のパズル』は『築地魚河岸三代目』よりもさらに悪い状態だ。僕が観た劇場では『神様のパズル』も『築地魚河岸三代目』もガラガラだった。
『マジックアワー』の勝因はテレビでの宣伝が強力だったことだ。『マジックアワー』を製作したのはフジテレビだが、三谷幸喜と出演者たちはフジテレビ以外の他局でも構わずに様々なテレビ番組に出演して宣伝を行っていたらしい。やはりテレビで宣伝できる映画は強い!
と書いてて思ったがじゃあ『スシ王子』と『徳市の恋』が失敗したのは何故なのだろう(『私は貝になりたい』まで失敗したら2008年はジャニーズ斜陽の年になるかも)。
ところで最初に「3社3作品が対決」と書いたけど、本当はもう一本ある。工藤夕貴最新作の『春よこい』も全国公開の初日だったのだ!『春よこい』なんて誰も知らないよね(知ってたらゴメン)、ユーミンの歌とも関係ない映画だよ。マイナー公開ならともかく全国公開でここまで知名度が低い映画も珍しいんじゃないかな。
ちなみに『春よこい』は漁業を描いた作品でもある。『築地魚河岸三代目』は魚そのものを描いている。そして『神様のパズル』はスシ映画だ。そういえば今年は『スシ王子』があったし、『ポストマン』も漁のシーンがあったしなぁ。今年の日本映画は魚ネタが流行しているのか?でも魚を描いた作品はみんな失敗しているぞ。
2008-06-11
「幸せになれる石」「運が上昇するアクセサリ」といったインチキ通販の広告を読むのが大好きだ。読みながら「これを買う人って普段どういう思考で生活しているんだろう?」と思いをはせる。
最近読んだインチキ通販の広告にこんな文面があった。よくあるタイプの文面なんだが…
「超有名ロックバンドボーカルB・J氏に超有名ハリウッド俳優T・K氏も密かに訪れる」
B・Jはボン・ジョヴィだが、T・Kが誰だかわからない。色々なT俳優の名前を考えたがわからない。しばらくしてこの文章を書いた人がトム・クルーズ(Tom Cruise)のイニシャルを「T・K」だと勘違いしていることに気がついた。
2008-06-10
『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』が川崎チネチッタでも上映決定!
いやー良かった。周囲の人たちに「ホット・ファズ」を宣伝するときに一番困っていたのが「上映している映画館が僕も一度も行ったことがないマニアックな映画館」ということだった。でももう大丈夫!シネコンはやっぱり便りになるな!(だけどシネコンの隆盛が日本の映画興行にどういう影響を与えたかは、ホット・ファズの日本公開を実現させたわたなべりんたろう氏が映画秘宝に書いているので、そちらを参照)。
ちなみに川崎チネチッタの7月のコメディ映画は、評判がイマイチな『テネイシャスD 運命のピックをさがせ!』と河崎実監督の『ギララの逆襲 洞爺湖サミット危機一発』なので、確実に面白い映画を観たいのなら何のためらいもなく『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン!』を選んで大丈夫だ!
2008-06-09
公開状況に何だかんだ文句つけても観たい映画はたくさんある!5月の後半公開&6月の前半公開だけで観たい映画がこんなにたくさん。どうやって消化しよう。打ち切り時期を見極めて計画立てないとダメだな。すぐに打ち切られそうな『神様のパズル』とかは要注意。
『藝州かやぶき紀行』は青原さとしさんの監督作品です。
2008-06-02