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2009年03月の更新全て

釣りバカ日誌予告編集   

YOUTUBEで『釣りバカ日誌』の予告編を観るのにハマってしまった。予告編が派手になる12以降が面白いよ。最初は単なる「老人」だったスーさんが「老衰寸前の人」にまで変化していくのがホラー映画並みに怖い。



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2009-03-28

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TKO Colors   

ユニクロ公式サイトの大沢たかお写真が衝撃的だ。色の違う大沢たかおが楽しめる。しばらくは破壊屋のタイトル画像のネタに困らないな。


ユニクロのカラージーンズのCMも面白い。

色んなカラージーンズを穿いている人たちがエスカレーターで踊っていて

大沢たかおが登場すると………

さすがカラフルなCMだ!大沢たかおが黒くなっちゃった!色の違う大沢たかおが楽しめた。


そういえば松竹の釣りバカ日誌が最終章を迎えるとのこと。ラスト・ツリバカは2010年の正月公開。そして松竹の2010年と言えば『築地魚河岸三代目2』が公開される。これはもうラスト・ツリバカに『築地魚河岸三代目』のキャラたちがゲスト出演して、プログラムピクチャーの継承をするべきでしょう。合体!


元ネタブログ:号外日和 おしゃれ番長(ドン小西的な意味で)

2009-03-25

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全SMAP失明!   

『ブラインドネス』のキャッチコピーは「全世界失明!」だけど、それに対抗して「全SMAP失明!」と銘打ってシリーズにしちゃえば?

って去年書いたけど、まさか香取慎吾が『座頭市』を映画化するとは思わなかった。去年からずっと準備していたらしいね。SMAPの特番で『武士の一分』『山のあなた』『座頭市 THE LAST』の主人公たちを揃えたら宣伝になるんじゃない?

2009-03-18

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ドラゴンボール・エボリューション   ★

方々から「(破壊屋さんは)ドラゴンボールをけなしてください!」と言われていたので、「いや、僕はジェームズ・ウォン監督好きですよ。」とあらかじめ褒める伏線を貼っていたんだけど………。これはちょっと酷い出来だった。

3/14の『ドラゴンボール・エボリューション』鑑賞会。「今日の映画館は激混みのはずだ!当日に座席のまとめ買いなんて出来るはずない!」と思い、チケットは既に3日前に購入してあった。しかし映画館の客の入りは半分ほどで、ショックを受けた。若いカップルが何組かいたが、ホワイトデーのこの日に何故『ドラゴンボール・エボリューション』なのだろうか。これが浜崎あゆみ効果なのだろうか?深町秋生さんも指摘しているが、『ドラゴンボール・エボリューション』の宣伝は浜崎あゆみに頼っている。パンフレットでの扱いも大きかった。鳥山明は『ドラゴンボール・エボリューション』のイラストを描いて宣伝に協力するのが当然なのに、それをやらなかった(本人が嫌がったらしい)。その代わりに鳥山明が書いたのは浜崎あゆみだった。

ドラゴンボールよりも浜崎あゆみのほうが国民的存在なのだろうか。


以下、映画の全ストーリー解説。鑑賞会後の飲み会のネタも混じってます。みんなありがとうナマステ。でもみんなで酒飲んでるうちに映画の内容をどんどん忘れていくので大変だった。


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2009-03-16

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崖っぷち 未来への最終決戦   

エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦社長が小室哲哉の肩代わりで全額被害弁済!公判で情状証人!執行猶予判決への希望!レッドクリフよりもこっちのほうがずっと「(小室の)未来への最終決戦」だ。小室哲哉がレッドクリフのイメージソングでも作ったらすごい話題になるだろうな。

2009-03-13

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僕らのミライへ最終決戦   

大ヒットを飛ばしたものの宣伝費がかかりすぎて、まだエイベックスには儲けが出ていないと思われるレッド・クリフ。そのレッド・クリフのpart2のサブタイトルが『レッドクリフ partⅡ-未来への最終決戦-』になった。酷いサブタイトルだ。チェ二部作がサブタイトルをつけてヒットしたのを参考にしたのだろうか?でも『レッドクリフ partⅡ』公開にはエイベックスの未来がかかっているので、エイベックスの正直な本音が見えるサブタイトルでもある。

「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?」の2008年度版は、1位から21位までが日本映画が独占した。しかし2009年度は『ドラエぼん』『未来への最終決戦』『HACHI 約束の犬』と日本映画の独占体制を崩してくれそうな洋画が揃っている。どれも日本が関わっているのが悲しいが………。

2009-03-12

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つかもうぜ!別次元の新ドラゴンボール!オフ   

方々から「(破壊屋さんは)ドラゴンボールをけなしてください!」と言われているが、僕はジェームズ・ウォン監督が好きなんだよな………。


というわけで今週末のドラゴンボール・エボリューション(ドラエぼん)オフですが、「メールを送ったけど返信が無い」という人はいませんよね?じゃあチケット買ってこよう。観賞会オフって指定席の映画館だと座席買占めみたいなことをやるので、チケット買うときがかなり恥ずかしい。

2009-03-10

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ワインレッド 数奇な人生   

石原真理子と玉置浩二が再婚した。小説よりも奇なりな事実を小説にしたら、その小説よりも事実のほうが奇なりだったって感じだ。自分で書いててよくわからん。
今回は石原真理子監督・脚本・原作の『ふぞろいな秘密』より、マスメディアのシーンだけを抜き出してみました。石原真理子=石原マリ子で、玉置浩二=山置洋二ね。『ふぞろいな秘密』は玉置浩二が石原真理子をDVしているだけの映画なのでかなりつまらない。しかし「不安を煽るシーンは下から撮る」「暴力シーンではアップの映像とロングの映像を組み合わせる」といった基本をちゃんと守っているのは驚いた。石原真理子の監督としての才能は、北川悦吏子よりもずっと上だよ。『ふぞろいな秘密』の現場のスタッフが優秀だったのかもしれないけど。



映画の中では別れる二人だけど、本当のラストシーンは今僕たちがニュースで観ている。「衝撃のどんでん返し!」「ラスト絶対予測不可能!」といった言葉が相応しい。

2009-03-08

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トリプルX ネクスト・レベル   ★★★★

『トリプルX ネクスト・レベル』は2004年にアメリカで公開されて大不評を買った。興行的にも失敗だったので、日本での公開は見送りになった。アメリカの映画評論家・ネット評ではかなり叩かれた。しかし僕は『トリプルX ネクスト・レベル』が超絶的バカ映画の傑作だと思っている。
『トリプルX ネクスト・レベル』は黒人ラッパーたちを登場人物にしているため、黒人の描き方が酷いことになっている。「黒人男性=グランド・セフト・オート(車泥棒)で生活している犯罪者」というのがさも当たり前のような設定になっている。黒人の主人公と白人のオタクとの会話のやりとりが特に酷い。
しかしその一方でこの映画は白人のタカ派の政治家(田母神前空幕長みたいな感じ)を悪役に設定している。映画の背景になっているのは当時のアメリカの外交政策と軍事法案だ。そして白人のタカ派の政治家を倒すために黒人たちが決起するクライマックスは心が激しく動かされる。「理解と歩み寄り(の外交)」の演説と、黒人たちの進撃がカットバックで描かれるシーンなんかが象徴的だ。この感動は『おくりびと』の一億倍(当サイト比)はあるだろう。


以下、再掲。


「ジェームズ・ボンドのようなセレブスパイの時代は終わった!これからはチンピラスパイの時代だ!ボーダーやスケーターをスパイにしようぜ!」

↑のように間違ってはいないが、思いっきり間違っているコンセプトを元に作られたケッ作アクション映画『トリプルX』。その続編である『トリプルX ネクスト・レベル』は、アメリカ公開時に大不評を買った。
『トリプルX ネクスト・レベル』の原題は『xXx2 State of the Union』である。「State of the Union」とは「国家の現状」で、「State of the Union Address」で「一般教書演説」となる。
『トリプルX ネクスト・レベル』はどうして評判が最悪なのか?どうして「State of the Union」というタイトルなのか?っていうか『トリプルX』のラストシーンで正式なトリプルXになれたのに、ボラボラ島に遊びに行ってしまった主人公ザンダーはどうしているのか?それらは映画本編を観れば凄くよくわかった。以下ストーリーの解説。




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2009-03-07

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2008年の各メディアの映画ベスト10   

2008年日本公開作品で最高の映画とは?というわけで各メディアのベスト10を揃えてみたぞ。ぴあ以外は得票制のベストだ。

キネマ旬報邦画ベスト

一位 おくりびと
二位 ぐるりのこと。
三位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
四位 トウキョウソナタ
五位 歩いても 歩いても
六位 闇の子供たち
七位 母べえ
八位 クライマーズ・ハイ
九位 接吻
十位 アフタースクール

『おくりびと』強い。怪傑作『実録・連合赤軍』も高い評価。1位から8位のラインナップを見ると、2008年はベテラン監督たちが手堅く出来の良い映画を撮っていた年だったんだな。

キネマ旬報洋画ベスト

一位 ノーカントリー
二位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
三位 ダークナイト
四位 イントゥ・ザ・ワイルド
四位 ラスト、コーション
六位 イースタン・プロミス
七位 その土曜日、7時58分
八位 エグザイル/絆
九位 つぐない
十位 チェチェンへ アレクサンドラの旅

1位から3位をアメリカ映画が独占。この3作品は描いている内容も時代もバラバラだが、暗く重い現代アメリカを映し出しているという共通点がある。4位の『イントゥ・ザ・ワイルド』もアメリカ映画だ。『エグザイル/絆』はチャイルディッシュすぎてキネ旬では不利かと思ってたが健闘。 その一方で映画秘宝や僕が高く評価する『ミスト』は60位でかなり低い。

キネマ旬報読者邦画ベスト

一位 おくりびと
二位 ぐるりのこと。
三位 歩いても 歩いても
四位 トウキョウソナタ
五位 クライマーズ・ハイ
六位 闇の子供たち
七位 アフタースクール
八位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
九位 母べえ
十位 百万円と芋虫女

『おくりびと』が16500点越えで1位。ちなみに『ぐるりのこと。』の得点が10500点、『ノーカントリー』の得点は9000点なので『おくりびと』はかなりの高得点だ。

キネマ旬報読者洋画ベスト

一位 ノーカントリー
二位 ダークナイト
三位 ラスト、コーション
四位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
五位 イースタン・プロミス
六位 つぐない
七位 潜水服は蝶の夢を見る
八位 レッドクリフ Part1
九位 イントゥ・ザ・ワイルド
十位 その土曜日、7時58分

『レッドクリフ Part1』がランクインしている。秘宝読者よりもキネ旬読者のほうがジョン・ウー好きなのかも。

スクリーンベスト

一位 ノーカントリー
二位 ダークナイト
三位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
四位 JUNO
五位 潜水服は蝶の夢を見る
六位 ラスト、コーション
七位 ブロードウェイ・ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢
八位 イースタン・プロミス
九位 つぐない
十位 イントゥ・ザ・ワイルド

スクリーンとキネ旬は選評者たちのラインナップが似ているが、スクリーンのほうが女性が多い。そのため『JUNO』が高く評価されるのだろう。『JUNO』は30代の男性の心にグサッとくる映画でもあるので、平均年齢が高そうなキネ旬では評価があがらないのかも。僕は『イントゥ・ザ・ワイルド』が苦手で『JUNO』が好きなのでこの結果は嬉しい。『潜水服は蝶の夢を見る』が高順位なのも特徴的。

スクリーン読者ベスト

一位 ダークナイト
二位 レッドクリフ Part1
三位 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
四位 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
五位 ナルニア国物語 第2章:カスピアン王子の角笛
六位 つぐない
七位 魔法にかけられて
八位 ライラの冒険 黄金の羅針盤
九位 ウォンテッド
十位 ノーカントリー

サブタイトルがついている映画が多いベスト10だ。女性読者が圧倒的に多いスクリーンでも『ダークナイト』が1位なのが嬉しい。あとはヒット順だけど、『つぐない』が健闘している。

映画秘宝ベスト

一位 ダークナイト
二位 アイアンマン
三位 ミスト
四位 ランボー 最後の戦場
五位 イースタン・プロミス
六位 エグザイル/絆
七位 ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
八位 クローバーフィールド/HAKAISHA
九位 ノーカントリー
十位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

『ダークナイト』が圧倒的人気で1位を取った。驚いたのが『アイアンマン』の2位!いい年した大人がコツコツとアイアンマンをバージョンアップさせていく描写が受けたのだろう。『ダークナイト』が無かったら『アイアンマン』が1位というトンデモない結果になっていたのか。
『ランボー 最後の戦場』が高評価なのも面白い。2008年に僕は色んな人に会ったが「何で破壊屋は『ランボー 最後の戦場』の評価が低いの?」と結構言われた。
『ホット・ファズ』は2年連続ベスト10入りの快挙(一昨年も『ホット・ファズ』はベスト10に入っていた)。映画秘宝は投票範囲にルールが無いのでこういう事が起こる

映画秘宝ワースト

一位 少林少女
二位 20世紀少年
三位 ハプニング
四位 ICHI
四位 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
六位 ザ・マジックアワー
七位 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ
八位 崖の上のポニョ
九位 L change the WorLd
十位 スターシップ・トゥルーパーズ3

『少林少女』がダブルスコア(得票が2位の2倍)で圧勝。投票者の山本誠二氏の「少林少女には、現在の日本映画の悪しき状況が凝縮されていると思います。」というコメントが素晴らしい。
『ハプニング』と『インディ4』は面白いじゃんかー。

映画秘宝読者ベスト

一位 ダークナイト
二位 ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!
三位 ミスト
四位 アイアンマン
五位 ランボー 最後の戦場
六位 トロピック・サンダー 史上最低の作戦
七位 ノーカントリー
七位 28週後...
九位 片腕マシンガール
十位 ウォーリー

『ホット・ファズ』が2位。イギリスの田舎モノ監督が映画愛とハリウッドネタを炸裂させた映画を作り出した点が、秘宝読者の支持を集めたのだろう。
5~9位の映画は死体描写がガンガン出てくる。秘宝読者の趣味が反映されている。

映画秘宝読者ワースト

一位 少林少女
二位 崖の上のポニョ
三位 インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
四位 20世紀少年
五位 ICHI
六位 クローバーフィールド/HAKAISHAザ・マジックアワー
七位 L change the WorLd
七位 紀元前一万年
九位 D-WARS
十位 スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ

わはは!『ポニョ』が2位!老人の妄想を見せられたようなもんだからなぁ。
年末公開の上に劇場で観た人がほとんどいない『D-WARS』がランクインしているのは流石。僕が『D-WARS』を観に行った時は観客全員秘宝読者のような気がした。
ちなみに秘宝読者が選ぶベスト・アクターは、ヒースレジャーがトリプルスコアで1位。さよなら、ヒース。映画俳優は死んでも銀幕で生きる。でもジョーカーとして銀幕に生きることになったあなたは凄すぎる。

映画芸術ベスト

一位 ノン子36歳(家事手伝い)
二位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
三位 接吻
四位 トウキョウソナタ
五位 人のセックスを笑うな
五位 PASSION
七位 闇の子供たち
八位 カメレオン
九位 石内尋常高等小学校 花は散れども
十位 きみの友だち

映画芸術は集計方法が特殊で、「ベスト映画の得票-ワースト映画の得票」という計算をする。そのために嫌われる映画………2008年で言うと『おくりびと』『ぐるりのこと』『クライマーズ・ハイ』『歩いても 歩いても』『崖の上のポニョ』などがベスト10圏外になるのだ。
この方法には問題がある。実は2007年に「ワースト映画の得票を引くのはやめよう」というルールに変わったのだ。それが突然復活した。この作為とそれに対する批判については柳下氏のブログを読んでほしい。僕は映画芸術を応援したいが、この面白くもなんとも無い映芸ベスト10のラインナップには確かにガックリさせられる。
ちなみにワースト映画の得票を引かなければ『トウキョウソナタ』が1位のはずだった。

映画芸術ワースト

一位 おくりびと
二位 少林少女
三位 ザ・マジックアワー
四位 私は貝になりたい
五位 トウキョウソナタ
六位 アキレスと亀
七位 七夜待
八位 歩いても 歩いても
九位 クライマーズ・ハイ
十位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)

それに比べてワースト10は面白い。『おくりびと』がワースト1位だ。『おくりびと』がアカデミー外国語作品賞を受賞した後に、映画芸術の掲示板が荒らされた。僕も『おくりびと』は高く評価しているが、映芸はこれに負けず(懲りず)に批判精神を貫いてほしい。そして『少林少女』はここでも強い!三谷幸喜批判も相変わらずやってるなぁ。

ヨコハマ映画祭ベスト

一位 おくりびと
二位 ぐるりのこと。
三位 歩いても 歩いても
四位 闇の子供たち
五位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)
六位 接吻
七位 トウキョウソナタ
八位 クライマーズ・ハイ
九位 きみの友だち
十位 休暇

ヨコハマ映画祭も映画の専門家たちの投票による得点形式でベスト決めるので、信用されているベスト10だ。でもキネ旬と似ているラインナップになるのであんまり面白くないのも事実。

ぴあ映画満足度ランキング 邦画

一位 花より男子ファイナル
二位 ザ・マジックアワー
三位 ぼくたちと駐在さんの700日戦争
四位 アフタースクール
五位 おくりびと
六位 ぐるりのこと。
七位 私は貝になりたい
八位 ブタがいた教室
九位 母べえ
十位 ハンサム★スーツ

『花より男子ファイナル』が一位!。満足度をインタビューする公開初日に『花より男子ファイナル』を観に行くのは、高レベルのファンだけだ。そりゃ全員満足度100点にするだろうな。

ぴあ映画満足度ランキング 洋画

一位 俺たちフィギュアスケーター
二位 セックス・アンド・ザ・シティ
三位 ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!
四位 ヤング@ハート
五位 マルタのやさしい刺繍
六位 サーフズ・アップ
七位 ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢
八位 ザ・フー : アメイジングジャーニー
九位 奇跡のシンフォニー
十位 君のためなら千回でも

映画秘宝以上に俺たちシリーズを高く評価するメディアがあるとは………

IMDBランキング

一位 ダークナイト
二位 ウォーリー
三位 ノーカントリー
四位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
五位 イントゥ・ザ・ワイルド
六位 潜水服は蝶の夢を見る

IMDBのTOP250から、2008年日本公開の映画を抽出。ちなみに『ウォーリー』はアートムービー系を選ぶNYタイムズでもベスト1を獲得している。

Rotten Tomatoesのランキング

97% 4ヶ月、3週と2日
95% アウェイ・フロム・ハー/君を想う
94% ウォーリー
94% ダークナイト
94% チェチェンへ アレクサンドラの旅
94% ノーカントリー
94% ゴーン・ベイビー・ゴーン
93% JUNO
93% アイアンマン
93% 魔法にかけられて

Rotten Tomatoesから、2008年日本公開の映画を抽出。順位がハッキリとしていないのでパーセンテージで表現する(トマトメーターと呼ばれている)。実質1位の『4ヶ月、3週と2日』は海外での評価が非常に高い。僕も日本の各ベスト10に『4ヶ月、3週と2日』が全然あがってこないのは疑問に思っていた。チャウシェスク政権末期の雰囲気がかなり作用している映画で、そこらへんに対する認識が欧米と日本でかなりの差があるのかもしれない。
いい映画だけど『アウェイ・フロム・ハー/君を想う』が評価高いのは、僕もよくわからん。
破壊屋でも書いたけれど『ゴーン・ベイビー・ゴーン』は日本では劇場未公開に終わった。
『魔法にかけられて』の評価が高い!。自分も珍作に『魔法にかけられて』を入れるのをスッカリ忘れていた。
10本からは落ちるが日本映画の『トウキョウソナタ』が92%の評価で入っている。

で、結局2008年最高の映画って何?

『ノーカントリー』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』はどちらが高い評価なのか?というのは難しい問題だったが、各ランキングを見まわした感じだと、『ノーカントリー』のほうが上の評価だということがわかった。次の問題は『ノーカントリー』VS『ダークナイト』だ。この性格が違う二作品に甲乙つけるのは難しい。しかし作品の完成度を考えると『ノーカントリー』こそが2008年最高の洋画だといえよう。でも面白いのは『ダークナイト』なんだよなー。

僕は2008年の日本映画代表作に未見が結構あるので、最高の邦画なんてとてもじゃないけど判断できない。でも賞レースの結果だけなら、『おくりびと』か。アカデミー賞外国語作品部門を受賞したとはいえ、『おくりびと』がやたら持ち上げられる最近の報道はうんざりしている(石が落ちるシーンなどあざとすぎる描写が多い)。『おくりびと』が時代を撃ち抜くようなパワーを持った作品だとも思えない。しかし「死」に対して向き合う人の心を描いた点が海外でも国内でも高く評価されたわけであり、その点で2008年を代表する邦画として『おくりびと』を挙げてもいいんじゃないでしょうか。


空中キャンプ:2008年の映画をふりかえる/結果発表

2009-03-05

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メリケンおくりびと   

どーでもいい話(いつもそうだが)。

「『おくりびと』ハリウッドリメイクか?」「アメリカ人は『おくりびと』をどう受け取ったのか?」といった話題が登場してきて、『おくりびと』が社会現象になっている。その一方で『おくりびと』みたいな設定のアメリカ映画が公開されていたのに、何故か全く話題にならなかった。その映画は『ザ・クリーナー 消された殺人』で、監督は僕が敬愛するレニー・ハーリン。主人公は殺人や事故の現場を掃除する人という設定だ。『おくりびと』と全然違うか。
主人公は豪邸内の殺人現場の清掃を依頼された。いつもどおり完璧な仕事を終えて、ニュースを見てると………その豪邸の失踪事件が報道されていた。未発覚の殺人事件の現場を掃除しちゃったのだ!
出演者はサミュエル・L・ジャクソン、エド・ハリス、エヴァ・メンデス。なのに全米未公開。確かに出来は悪かった。観客を驚かせるためにありえないオチを模索した挙句に大失敗している。どうせ誰も観てない映画なので、いつかオチを書こう。


『ザ・クリーナー 消された殺人』がシネパトスで上映していたので、ついでに駄作との名高い『ヘルライド』を観た。凄まじく酷い出来だった。編集が下手すぎてストーリーが繋がらなくなるアメリカ映画を久しぶりに観たよ。ここ最近アメリカ映画の素晴らしさを訴えてきたが、そんな自分の主張が少しだけ揺らいだ。

2009-03-05

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ハルフウェイ   ★

『ハルフウェイ』というつまらない映画を観てきた。つまらないことはわかっていたのだが、『ハルフウェイ』にはTKOが出ている。TKOが出ている限り映画館に行くしかないのである。TKOがロン毛の教師役(『GOEMON』と一緒に撮影したのかな?)だったので、一緒に行った映画ブロガーたちと笑いをこらえるのが大変だった。

それはさておきこの映画のラストシーンには謎がある。『ハルフウェイ』のラストシーンは

[音楽室でヒロインと彼氏がお互いに好きだという気持ちを確認して、東京に行くことになったであろう彼氏対して、ヒロインが「東京に行って欲しくないです」と言ったところで、いきなりエンドクレジット]

というものだった。この終わり方はかなり酷くて、劇場内では失笑されていた。ところがこのラストシーンがパンフレットに書いてある記述と違うのだ。パンフレットには
「[放課後のグラウンドで彼氏がヒロインを抱きしめる]」
というような展開が書いてある。映画本編だとグラウンドではなくてテニスコートの審判台に変更されていて、[その後も物語は続いている]。「パンフレットにはラストシーンまで書かなかったのだろう」と思った。しかし驚いたのは家に帰ってネットに繋げた後だった。以下はネタバレ映画評論家の福本次郎氏が書く『ハルフウェイ』のラストシーンである。

[彼らの別れを劇的な演出で描くのではなく、無人の校庭でそっと抱きしめるという終わり方も余韻を残す。]さすがに女心を熟知した脚本家、物語のツボを心得ている。

ええええええええええ?それは違うだろ。福本次郎氏が書いた記述はパンフレットの記述に近い。考えられる理由は

だろう。福本次郎氏は『ハルフウェイ』の映像にも言及しておりそちらは別に間違っていない。ただ他にも『ハルフウェイ』の映画評には

シュウといるだけでドラマのヒロインになったようなヒロの姿

という映画本編にはまるで感じられないシーンを評した記述がある。それに 「物語のツボを心得ている。」 といった記述もおかしい。この映画はあえて物語を作りこまずにアドリブの会話を生かしている映画だし、物語的なツボを否定したからこそ、[途中(ハルフウェイ)]で終わらせたはず。恋愛依存的なまま終わるヒロインの映画を「通過儀礼」だと指摘しているのもおかしい。 福本次郎氏は一体何を観たのだろう?まあ「こんな映画を見ちゃいけない」の主催者である福本次郎氏が映画を見ていないというのは、至極当たり前のことなのかもしれない。

2009-03-02

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