順位 | 作品名 | 作品の説明 | 得票数 |
---|---|---|---|
1位 | ふぞろいな秘密 | 石原真理子のアレ | 67 |
1位 | 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~ | ドリカムの歌詞を映画化 | 67 |
3位 | 西遊記 | この夏の話題作(に負けた話題作) | 35 |
4位 | Dear Friends | 女子高生の難病モノでYoshi原作 | 33 |
5位 | ストリングス ~愛と絆の旅路~ | 海外のあやつり人形映画を輸入して声優にSMAPを起用 | 22 |
6位 | ラストラブ | 田村正和の難病モノでYoshi原作 | 21 |
7位 | 阿波DANCE | 主題歌がtrf | 19 |
8位 | えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!? | ←どうでもいいけど、スゲエタイトルだな | 17 |
9位 | 大帝の剣 | めちゃくちゃな映画 | 16 |
10位 | 出演:大沢たかお | 『眉山-びざん-』、『Life 天国で君に逢えたら』、『ミッドナイト・イーグル』 | 15 |
11位 | 蒼き狼 地果て海尽きるまで | 2007年最大の赤字作 | 14 |
11位 | スマイル 聖夜の奇跡 | 年末に公開されるフジテレビの話題作。内容がベタベタ。 | 14 |
13位 | ITバブルと寝た女たち | グラビアアイドルの三津谷葉子主演 | 13 |
14位 | DOA/デッド・オア・アライブ | Xboxの人気ゲームを映画化 | 9 |
15位 | 沈黙シリーズ最新作 | 『沈黙のステルス』、『沈黙の激突』、『沈黙の報復』 | 8 |
15位 | 0093 女王陛下の草刈正雄 | 草刈正雄の映画 | 8 |
17位 | オープン・ウォーター2 | 海面に漂っている映画 | 7 |
18位 | キャプテン | 『バッテリー』じゃないほうの少年野球映画 | 5 |
18位 | キャプテントキオ | 鬼太郎じゃないほうのウエンツ瑛士主演映画 | 5 |
20位 | そのときは彼によろしく | 「ソノカレ」現象を流行らせようとして失敗した | 2 |
21位 | リーピング | イナゴ少女の映画 | 1 |
21位 | サンシャイン2057 | 真田広之も出演しているイギリスのSF大作 | 1 |
「この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞」。破壊屋初の投票企画に参加してくれたみなさんは本当にありがとうございます。
投票期間中では『ふぞろいな秘密』と『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』の凄まじいデッドヒートが繰り広げられた。やや『ふぞろいな秘密』のほうが有利か?と思いきや、最終的に『未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~』が追いつき汚名を挽回。結果この2本が第一回「この映画は一体誰が観に行くんだ!?大賞」という不名誉な名誉を手にし、不毛な争いは終わった。
上位13位までが全て日本映画で(『ストリングス』はデンマーク映画だがここでは日本映画も同然)、『ふぞろいな秘密』と『ITバブルと寝た女たち』以外はシネコンで公開されている。観たくもない映画を押しつけられる。これが邦画バブルの真の姿かもしれない。
投票フォームの関係でノミネート制にしたけど、『HERO』『恋空』『象の背中』などが対象外になってしまった。今度この企画やるときは自由投票制にしよう。
恋人から暴力を受けていた女性が、自らの手でその事実を映画化。と書くと大変意義の有るような作品に思えるが、その女性が石原真理子だと聞くと意義が無くなるような気がするのは偏見ではないだろうか?
この映画の公開時は相当なマスコミ露出をしたにも関わらず、初日からシネパトスの席が埋まらなかったという状態。一般客よりもマスコミ関係者のほうが多いんじゃないか?
公開直前に石原真理子とプロデューサーの間で意見が割れ、怒ったプロデューサーが別の映画の舞台挨拶で悪口発言するという、沢尻エリカの不機嫌がかわいく見える騒動もあった。
マスコミ露出と実績の落差から言えば、本作こそが「誰が観に行くんだよ!」にふさわしい。公式サイトの予告編がYoutubeなのもポイントが高い。
原作 | 暴露本 |
監督 | 石原真理子 |
殴ってた男 | 玉置浩二 |
公式サイト | ふぞろいな秘密 |
得票数 | 67 | コメント | ふぞろいな秘密のコメント一覧 |
朝青龍問題や沢尻エリカ不機嫌問題とかを見ていると、「これって単にマスコミがギャーギャー騒いでるだけなんじゃないの?」と思ってしまうが、実際は僕らも一緒になってギャーギャー騒いでる。
ところがマジでマスコミだけがギャーギャー騒いでたのが『ふぞろいな秘密』!
投票結果のコメント一覧を読んでも、他の作品と違って鑑賞者が一人もいない!
女は長きに渡って日本の音楽界に君臨する歌姫だった。夫である男は映像作家だった。男は女のドキュメンタリーを撮っていた。女のバンドはトップを走り続けており、バンドには映画製作の話がやってくる。だがその時男の体は腫瘍に侵されていた。女は歌姫として全国ツアーを全力でこなしながら男を看病した。男の両親も彼を支えた。しかしツアーファイナルの後、男は死んだ。
バンドの映画は既に完成していた。その内容は愛と未来についての映画だった。しかし死んだ男が本当に撮りたかった女のドキュメンタリーは未完成のまま終わった………。
どう考えても映画『未来予想図』の内容よりも一億倍ドラマチックな人生を歩んでいる吉田美和。日本映画界は総力を結集してドリカムの軌跡を映画化すべきだと思うが、我々に与えられた映画は『未来予想図』である。
『未来予想図』の内容は「男に海外留学の話が来て女は国内で編集者目指して働く」という二人の人生を10年かけて描いているもので、ハリウッドだったら確実にボツのプロットだ。しかし邦画バブル恐るべし、この程度の内容でも映画が一本完成してしまった。日本映画界の企画力の低下がハリウッドよりもずっと深刻なことがよくわかる。
映画とは関係ないが、クランクアップ後の記者会見で松坂慶子が「観れば運が開ける開運ムービー」と言ったのも、今となってはアレである。
今回の投票の最有力候補であり、『未来予想図』のために投票を思いついたと言っても過言ではない。
原作 | 歌詞カード |
ヒロイン | 松下奈緒 |
相手役の男 | 知らん |
主題歌 | ドリームズ・カム・トゥルー『ア・イ・シ・テ・ルのサイン ~わたしたちの未来予想図~』(よくこんなタイトルつけられるな) |
公式サイト | 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~(オチ以外の全てがわかる予告編が凄い) |
得票数 | 67 | コメント | 未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~のコメント一覧 |
とにかくサブタイトルのキツさがポイントになった。カタカナ区切りなんて文章内でモールス信号を表現するときにしか使わんだろ。
日本映画の話題作はアジア各国に輸出するのが当たり前なのに、輸出の話が全くないのも空しい。
映画の興行成績は初登場4位でやや悪い成績。でも僕は「え!4位?そんなに大勢のヤツらが見に行ったのかよ!」と思ったぞ。
業界内の声だとヒットしなかった原因はやはり「主演男優の知名度がキツイ」が一般的らしい。
ハリウッド映画なんか観ていればよくわかるけど、ヒット狙いのロマンティックラブストーリーというのは、パブリックイメージが最高に良い男優・女優をキャスティングする。僕たちが「こんなカップルの恋愛が観たい!」と思えるような映画を作っているわけだ。
となると10年に及ぶ彼↓のラブストーリーを観たいと思う人が我が国にどれだけいるかは甚だ疑問。
今回のノミネート作品の中でもぶっちぎりのヒット作!興行収入は邦画トップクラスの40億だが、実はそれでも不入り。当初は「80億越え」が目標だったが結果はその半分。『ハリポタ』と『ポケモン』と『パイレーツ・オブ・カリビアン3』と同時の公開時期なのに、どこからその自信が来たのか?結果ポケモンにも負けるという有様。
原作 | ドラゴンボール |
主題歌 | MONKEY MAJIK 『ガンダーラ』 |
対象年齢 | 小学生以下 |
公式サイト | 西遊記 |
得票数 | 35 | コメント | 西遊記のコメント一覧 |
過剰な宣伝が問題になった作品。いやそんなに問題にはなっていないと思うが、これは問題にすべき問題だと思う。大企業がここまで強引な手法でブームを作りだしているのには、もっと疑問を持つべきだ。フジテレビの映画のチケットを買っても、映画に金を払っている気がしない。まるでフジテレビに金を払っているようだ。あとカンヌで暴れるのもやめてほしい。
『西遊記』と『HERO』で年内に200億円稼ぐというのがフジテレビの当初の狙いだったが、その狙いは外れ『西遊記』が40億で『HERO』が80億で、結局120億円辺りに落ち着きそうだ。あ、フジテレビさん!『スマイル 聖夜の奇跡』が80億行けば目標達成ですよ!
「え、結構観に行く人がいるんじゃないの?」と思うかもしれないが、Yoshiのことを素晴らしいと思っている人は少ない!とどうしても信じたいのでノミネートさせた。女優目当てとかで観に行くのは正しいけど、「原作がYoshiだから行くぞぅ!」とか言ってる人はそもそも破壊屋なんかに来ないよね?
Yoshiはひたすら「友情」を連発するけど、もしあなたの友人がYoshiの本を読んでいたら「もっとマトモな本を読んだら?」と忠告してあげるべきだ。Yoshiの本が大事そうに本棚に並んでいたりしたら縁を切ったほうがいいかもしれない。
どうでもいいが、僕の本棚には数年前に友人から借りたYoshiの本が4冊ほどある。しかも友人の本なので大事にとってあるんだけど。
原作 | Yoshi |
主題歌 | SOULHEAD『Dear Friends』 |
出演 | 北川景子、本仮屋ユイカ |
公式サイト | Dear Friends |
得票数 | 33 | コメント | Dear Friendsのコメント一覧 |
いやー良かった!yoshi嫌いが多くて!中高生に絶大な支持があるので不安だったけど、さすがにウチは大丈夫だったね。
yoshiのキャッチコピー「本を読まない人たちのミリオンセラー作家」からして、「それってファン=バカじゃないの?」と思ってしまう。実際僕の検索テクニックだけど、「頭悪い人が書いている日記読みたいなー」と思った時はyoshiファン探すと効率が良い。
こういうのが世間に出てきた時に「あれを読書だと思っちゃダメだよ、読んでるとバカになるよ」と子供達に教えてあげるのが社会の役目だよな。
最有力候補の一つ!
総監督:庵野秀明!草彅剛!中谷美紀!香取慎吾!とひたすら豪華キャストの名前が文字列として出てくる『ストリングス』の予告編。「名前で売る」という商法をここまで実践した映画の興行も珍しい。有名タレントを集めて宣伝する手法はL&Gのようでもある。吹替えなら豪華キャスト映画の難点である「スケジュールの調整」が簡単だろうな。
「ドールムービー!」という言葉で宣伝しているが、これもほとんど造語。ググっても他の「ドールムービー」という映画は出てこない。そういや数年前に台湾から『聖石傳説』を輸入したときは「ハイパー・マリオネット・ムービー」と銘打ってたなぁ。『チーム・アメリカ』みたいに普通に「パペット」じゃあダメなのか。毎回新しい言葉を作らないと「単なる人形劇じゃん」とツッコミが来るんだろうな。
でも『ストリングス』の人形ってまるで民芸品みたいで気持ち悪い。劇場の大画面で観たいとは普通思わないだろ。
監督 | 庵野秀明 |
出演 | ヒモで縛られたフィギュア |
公式サイト | ストリングス ~愛と絆の旅路~ |
得票数 | 22 | コメント | ストリングス ~愛と絆の旅路~のコメント一覧 |
ただでさえ存在を認識しにくい映画なのに、『マイティ・ハート ~愛と絆~』も公開されてますます存在が薄くなるんじゃないのか?
実を言うとこの映画、製作(と言ってるが実際は買付)しているのはジャニーズ事務所のSMAP専門子会社で、配給しているのはエイベックス。「製作する必要が無い海外アニメをジャニーズが輸入」⇒「声優にSMAP起用」⇒「エイベックスが話題作り」というビジネスモデルだったりするのだ。頼むから失敗してくれ。
ウィキペディアを始めとして色んな所で「田村正和の14年ぶりの映画出演作として、話題となっている。」という文章が書かれているけど、田村正和が14年ぶりに映画に出演することで、一体映画界にとってどんな意義があるというのだ?。田村正和と伊東美咲のラブストーリーを誰が観たいのだろうか?しかも難病モノだし。だったら伊東美咲が田村正和を呪い殺す映画にしたほうが面白くないか?
大人の恋愛映画ということを謳っているが、マトモな大人はyoshiの作品なんて触れない。もし大人同士のカップルが映画館で『ラストラブ』をチョイスする姿を見かけたら笑ってしまいそうだ。
田村正和=リチャード・ギア、伊東美咲=ウィノナ・ライダーだと思えば、『オータム・イン・ニューヨーク』によく似ている映画でもある。
原作 | yoshi |
出演 | 田村正和、伊東美咲、高島礼子 |
主題歌 | 絢香『Jewelry day』 |
公式サイト | ラストラブ |
得票数 | 21 | コメント | ラストラブのコメント一覧 |
『シコふんじゃった』『ウォーター・ボーイズ』『ロボコン』などの青春団結チャレンジ映画は、日本映画が得意とするプロットであり名作も多い。『阿波DANCE』もその1つになったかどうかは、僕が未見なので何とも言えん。
阿波踊り+ブレイクダンスという発想は良いと思うんだけど、結局映画も阿波踊りも全く浸透しなかったね。『眉山』も外れたし。でももしこの映画にフジテレビ&電通が関わっていたら、今年の夏はお台場で阿波踊りイベントが連発されて、目覚ましテレビでも連日取り上げていたかと思うとちょっと恐ろしい。
主題歌 | trf『survival dAnce'07』 |
出演 | 榮倉奈々、勝地涼 |
公式サイト | 阿波DANCE |
得票数 | 19 | コメント | 阿波DANCE のコメント一覧 |
今、一番予告編を観るのが辛い映画。たまごっちで映画を撮るというコンセプトはさておき、デザインセンスが酷い。こういうのじゃ子供の感性は育たないような気が………。あ、この映画のタイトルって『マッハ!!!!!!!』の次くらいにビックリマークが多いね。
原作 | おもちゃ |
出演 | まめっち、めめっち、くちぱっち(人気キャラ総出演らしい) |
公式サイト | えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!? |
得票数 | 17 | コメント | えいがでとーじょー!たまごっち ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?のコメント一覧 |
戦国ファンタジーの映画。この手の映画は一見無さそうで実は腐るほど有る。そして腐っている。予告編を観るだけで殺意が湧いてくるのでこれ以上の解説は勘弁してください。
監督 | 堤幸彦 |
出演 | 阿部寛、長谷川京子、宮藤官九郎 |
主題歌 | GLAY『鼓動』 |
公式サイト | 大帝の剣 |
得票数 | 16 | コメント | 大帝の剣のコメント一覧 |
何故か日本映画界を引っ張る男になった大沢たかお!今年も『眉山-びざん-』、『Life 天国で君に逢えたら』、『ミッドナイト・イーグル』と話題作ばかりに出演しているが、いつの間に日本はこうなってしまったんだろう?悪い夢でも見ているんじゃないか?
ところで僕は大沢たかおが好きでも嫌いでもない。だって大沢たかおを映画館で観たことがない。大沢たかおのフィルモ調べてもセカチューしか観てない!と思ったらセガールの『イントゥ・ザ・サン』は映画館で観てたわ。
得票数 | 15 | コメント | 出演:大沢たかおのコメント一覧 |
料理漫画(将太の寿司とか)でこんな展開がよくある。「悪いヤツが主人公に嫌がらせするために、金の力で市場の食材を全て確保してしまう!」。これを現実にやったのが『蒼き狼 地果て海尽きるまで』だ!(嘘)
角川春樹が総製作し、製作費は破格の30億!日本中の映画館を確保しその数は425!これは実写邦画史上最多スクリーン数である(その後『HERO』の475に抜かれるが)。モンゴルロケでエキストラのモンゴル人たちが暴動を起こしそうになったというネガティブな報道も、普通は否定したり隠すところを角川春樹は「俺は暴動なんて恐れない!」とカッコよく反撃した。
しかし興行は不振!14億という厳しい結果になり角川春樹は観客の見る目が悪いと嘆いたが、そう言われている観客の僕達は映画の出来を嘆いた。『男たちの大和』の黒字も全部吹っ飛んだに違いない。
モンゴルで最も偉大な男チンギス・ハーンをこんな風に扱ってしまってモンゴルの方達には本当に申し訳ないが、そっちも朝青龍を日本に送り出して相撲界を揺るがしたんだから今回はおあいこにしましょう。ダメ?
製作 | 角川春樹 |
監督 | 角川春樹の傀儡 |
チンギス・ハーンの生まれ変わり(自称) | 角川春樹 |
角川春樹に近いと理由でチンギス・ハーン役に選ばれた男 | 反町隆史 |
どう見ても60代のおばちゃんに見えない女 | 菊川怜 |
公式サイト | 蒼き狼 地果て海尽きるまで |
得票数 | 14 | コメント | 蒼き狼 地果て海尽きるまでのコメント一覧 |
まだ本格的な宣伝が始まっていないので知らない人も多いと思うが、年末に公開されるフジテレビの話題作(予定)である。プロデューサーは亀山千広で、陣内孝則が監督・脚本・原作。とはいえ陣内孝則の第一回監督作品『ロッカーズ』はほとんどの人が観に行ってないと思う。だが『スマイル 聖夜の奇跡』は、フジテレビが映画を作り、電通が宣伝をして、東宝が配給するという最凶のラインナップ。陣内孝則は亀山千広の弱みでも握ったのだろうか?
映画のストーリーは………都落ちしたプロのタップダンサーが(『フラガール』と同じじゃん)、弱小アイスホッケーチームを率いて(『マイティ・ダックス』じゃん)、クリスマスに試合をしたが試合には負けてしまう。しかし難病の美少女(またかよ!)の病気は治ったので、彼女が最高の笑顔を見せてくれる。という感じの内容で思わず推測のネタバレまで書いてしまった。パクったわけでもないのにここまでデ・ジャヴな映画も珍しい。っていうか全く同じストーリーが『サウスパーク』にあるぞ。陣内孝則のオリジナル要素は「タップダンス戦法でアイスホッケー」くらいなもん。
あと公式サイトのストーリーに「ハンバーガーショップでのデート」と書いてあって「何でわざわざそんな細かいところ書くの?」と思って調べてみたら、マクドナルドがスポンサーだった。
監督、脚本、原作 | 陣内孝則 |
出演 | 森山未來、加藤ローサ |
主題歌 | レミオロメン『Wonderland』 |
公式サイト | スマイル 聖夜の奇跡 |
得票数 | 14 | コメント | スマイル 聖夜の奇跡のコメント一覧 |
こういうドマイナーな映画を取り上げるのはこの企画のコンセプトとはちょっと違うんだけど、「バブルと寝た女たち」シリーズも第4弾なのでどこかで取り上げたかった。(『続・バブルと寝た女たち』『新・バブルと寝た女たち』がある)
この「バブルと寝た女たち」は何がスゴイって、一つの原作小説をここ10年で4回も映画化しているんということ。アニメの『ドラえもん』『サザエさん』並のネタの使いまわし。といっても実は単に「バブルと寝た女たち」というタイトルだけが一人歩きしているだけだが。
今回は「ITバブル」なんだけど、世間一般では「ITバブル=ホリエモンが絶頂だった頃」くらいの認識で、懐かしむ気持ちもサラサラない。「ITバブル」と言われても誰も興味を持たないだろう。三津谷葉子のための映画。
どうでもいいが、この映画は公式サイトを探すのに苦労した。ぐぐれども、ぐぐれども公式サイトが出てこない。やっと見つけたら画像が貼ってあるだけの公式サイトだった。ちなみにgoogleの検索結果トップに出てくるページには、ストーリーがラストシーンまで全て書いてある。
出演 | 三津谷葉子 |
次回作 | 若手芸人バブルと寝た女たち(嘘) |
公式サイト | ITバブルと寝た女たち |
得票数 | 13 | コメント | ITバブルと寝た女たちのコメント一覧 |
「何て素晴らしい映画が作られたんだ!ゲームは知らんけど公開初日に観に行こう!」と僕は思ったけど横浜では上映せず。しかたなく東京に行ったら席が半分も埋まっていなかった。ゲームファンは来ないのか。まあポリゴンの巨乳に惚れた人たちに、クセ顔の女優が出演する実写版『DOA/デッド・オア・アライブ』がウケるわけない。『ストリート・ファイター』の悪夢もあるしな。
アメリカでも興行は失敗だった。
出演 | かすみ、あやね、ティナ |
公式サイト | なかったよ! |
得票数 | 9 | コメント | DOA/デッド・オア・アライブのコメント一覧 |
ステルス激突!陰謀!追撃!奪還!というのは『ミッドナイト・イーグル』のキャッチコピーではなくて、沈黙シリーズのタイトルを並べただけ。
海外では未公開のスティーブン・セガール映画を、勝手に「沈黙シリーズ」と銘打って劇場公開するこのシリーズ。今年は「沈黙シリーズ15周年」を記念して「オヤジの映画祭」を開催し、『沈黙のステルス』『沈黙の激突』『沈黙の報復』を連チャンで公開。
東に悪があれば 行って殴り殺し、西に困った人もあれば 困らせている人を殴り殺し、南に死にそうな人あれば 行ってトドメを刺し、北に喧嘩や訴訟があれば 全員殴り殺す。そんな事を続けてはや15年。でもきっともう15年続くだろう。
『断崖』『聖戦』なんかも劇場で観てきた僕ですら、セガールの映画はもう観なくなかったなぁ。まだセガール映画を観続けている人たちは偉い。
出演 | スティーブン・セガール56歳 |
技 | セガール拳 |
公式サイト | オヤジの映画祭 |
得票数 | 8 | コメント | 沈黙シリーズ最新作のコメント一覧 |
これもドマイナー映画なんだけど、草刈正雄というコンセプトで映画を作るという意味不明さからノミネート。スパイ映画のパロディという狙いもあるんだろうけど、うーん何故草刈正雄。正直な話、この映画のタイトル聞くまで草刈正雄を知らなかった。
草刈正雄 | 草刈正雄 |
特殊効果 | 自力 |
公式サイト | 0093 女王陛下の草刈正雄 |
得票数 | 8 | コメント | 0093 女王陛下の草刈正雄のコメント一覧 |
実話の恐怖ということで、ブレアウィッチを本気で信じているような人たちへのアピールに成功した『オープン・ウォーター』。しかし続編映画ともなると同じ手は使えないので、あの予告編を作ったわけだ。
『1』がアメリカ映画だったのに、『2』がドイツ映画という珍しいパターンの作品。
シネパトスでやる続編映画ってコンセプト以外第一作から何も継承していないのが多いよねー(キャストやスタッフが逃げた)。『バタフライ・エフェクト2』とか『スターシップ・トゥルーパーズ2』とか。
公式サイト | オープン・ウォーター2 |
得票数 | 7 | コメント | オープン・ウォーター2のコメント一覧 |
あの名作漫画、名作アニメの映画版をこんなところで取り上げることになるとは!しかも監督は男:室賀厚!これは必見映画のほうじゃないのか?と言いつつ確かに僕も観に行かなかった作品。ノミネート作品の募集した時も『キャプテン』を推す意見が多かった。
同じ年に同じ少年野球映画の『バッテリー』があることが不幸だが(わざとぶつけた可能性もあるが)、何故ここまでスルーされたのだろう?今の時代に『キャプテン』のような価値観はそぐわないのかもしれない。
監督 | 室賀厚 |
原作 | ちばあきお |
主題歌 | Lead『空の彼方へ』 |
公式サイト | キャプテン |
得票数 | 5 | コメント | キャプテンのコメント一覧 |
この作品の企画は結構面白そうなんで掲示板でも話題にしていたんだけど、結局観に行かなかった。やっぱり映画の魅力って宣伝の物量なんだろうな。
監督 | ウエンツ瑛士、泉谷しげる |
主題歌 | HiGE『ドーナツに死す』 |
公式サイト | キャプテントキオ |
得票数 | 5 | コメント | キャプテントキオのコメント一覧 |
誰もノミネートに入れてこないのですっかり忘れていた………。これも不入り映画。「原作→映画→テレビドラマ」のぼろ儲けコースも失敗。ここ数年続いた長澤まさみ大売り出しもこれで一段落。次は多部未華子と思いきや新垣結衣が一気に3連チャンで来る。みんな落ち着けよ、まず女優にはちゃんとした企画を与えろよ。
主題歌 | 柴咲コウ『Prism』 |
出演 | 長澤まさみ、山田孝之 |
流行らそうとして失敗した愛称 | ソノカレ |
公式サイト | そのときは彼によろしく |
得票数 | 2 |
「イナゴ少女現れる」
このキャッチコピーを武器に、美少女とイナゴで構成されたCMを深夜に連発した『リーピング』。本当はヒラリー・スワンクを主演に迎えた聖書を題材にしたミステリー映画なんだが、聖書という題材はどうしても日本人に馴染みにくい。例えば日本人に「あなたは聖書を信じますか?それともローティーンの美少女を信じますか?」という質問したら後者のほうが多いだろう(多分)。だからイナゴ少女を前面に出した宣伝は間違っていないはずなんだが………。
元ネタ | 旧約聖書 |
出演 | ヒラリー・スワンク、イナゴ少女 |
製作会社 | ダーク・キャッスル |
公式サイト | リーピング |
得票数 | 1 |
うちの掲示板でもずっと話題になっていて、僕の巡回先もみんな観に行っていて、もちろん僕も劇場で観ている映画なのでここで取り上げたくはないんだけど、メジャーの外国映画から選ぶとしたらやはり『サンシャイン2057』だ。
主演のキリアン・マーフィーは注目株の役者とはいえ、日本ではファンも少ない。そもそも今の日本人は『宇宙戦争』『トゥモロー・ワールド』といったSF映画を理解するのが苦手。真田広之をメインにした予告編でも客を引き付けることは出来ず、映画はヒットしなかった。
しかし最大の敗因はやはり本作のタイトルとプロットがNHK最大の不祥事『クライシス2050』にソックリだという点か。
監督は『トレイン・スポテッィング』のダニー・ボイル。渋谷でトレスポのTシャツ着るのがファッションだったあの時代も過去の話。
監督 | ダニー・ボイル |
出演 | キリアン・マーフィー、ミシェル・ヨー、真田広之 |
公式サイト | サンシャイン2057 |
得票数 | 1 |
ワースト映画は観る価値がある!僕はそう信じている。「この映画は一体誰が観に行くんだ!?」を観るのは、ワーストよりも価値が無い行為かもしれない。というわけで各賞を作ったので、受賞条件に当てはまる人の心へ授与しました。今した。
受賞条件:ベスト10に、マスコミ試写や配給会社のDVDで観た映画が5本以上ある人。
受賞条件:ベスト10に、一般試写会や貰ったタダ券で観た映画が3本以上ある人。
受賞条件:ベスト10に、一般公開で観た映画が5本以上あり、かつ普段よく映画館へ行く人。
受賞条件:ベスト10に、一般公開で観た映画が3本以上あり、かつ普段映画をあまり観ない人。