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バトルフィールド3のストーリーに感動した

バトルフィールド3

ゲームの演出に映画の影響が見られたのも昔の話で、ここ数年は映画の演出にゲームの影響がかなり大きくなっていて、FPS(一人称視点シューティング)っぽい演出の銃撃戦もよく見られる。

バトルフィールド3

『キックアス』のクライマックスはそのまんまFPSだ。

去年は3つのFPSが話題になった。

  • 北朝鮮が日本と韓国を降伏させアメリカに侵略するHOMEFRONT
  • アメリカとロシアの全面戦争が始まるコール オブ デューティ モダン・ウォーフェア3(以下MW3)
  • ↑に似ているバトルフィールド3(以下BF3)

全部プレイしてみたけど、俺が一番好きなのは一番地味なバトルフィールド3だ(マルチ、シングル共に)。

これがバトルフィールド3のプレイ画面。点の攻撃してくるスナイパーにブラックバーン軍曹が面の攻撃で反撃する。

HOMEFRONTの脚本にはジョン・ミリアス(地獄の黙示録)、MW3の脚本にはポール・ハギス(クラッシュ)と大物を起用しているのに対してBF3の脚本家は無名っぽい。でも大風呂敷すぎてごちゃごちゃしているHOMEFRONTやMW3に比べて地味なBF3の脚本はかなり気に入った。以下全部ネタバレ


【アメリカ側】主人公であるブラックバーン軍曹は何故かFBIとNSAから容疑者扱いで取り調べを受けている。ブラックバーン軍曹には取り調べを受ける心当たりがあるらしく、「俺じゃなくてソロモンが真犯人だ!」と言い張っているが、FBIもNSAも信じていないしプレイヤーもワケわからない。そして彼の回想が始まる。このゲームはブラックバーン軍曹の回想形式という形を取っている。

【アメリカ側】プレイヤーはブラックバーン軍曹を操作することになる。ブラックバーン軍曹はイラクで中東のテロ組織PLO(アルカイダがモデル)と戦うが、イラクで大地震が発生。仲間たちと共に崩壊したイラクから無事脱出する。その後ブラックバーン軍曹たちはテロ組織のアジトとされる銀行を襲撃する。制圧した金庫室の中で見つけたのは…核爆弾の空ケース二つとニューヨークの地下鉄の時刻表だった

【アメリカ側】ブラックバーン軍曹がこの話を取り調べ官に話しても彼らは信じない。むしろロシアの特殊部隊スペツナズと接点のあるブラックバーン軍曹を疑っている。プレイヤーはここで「ブラックバーン軍曹ってロシアとつながりがあるの?」と驚かされる。

【ロシア側】ここでプレイヤーはロシアのスペツナズ隊員:デュマを操作することになる。スペツナズはどうやらパリで核爆弾の爆発を止めたいらしい。デュマ(プレイヤー)はテロ組織やパリ警察を敵に回しながら核爆弾を追う。ようやく核爆弾のケースを見つけたのだが、中を開けると空だった。「おとりに引っ掛かった!」と気がついたときパリがまばゆい閃光に包まれて…。

【アメリカ側】ブラックバーン軍曹は取り調べ室でパリで核爆発が起きて死者8万人が出たことを知らされる。彼は「デュマが失敗したのか!」と愕然する。だがデュマが死亡した今、捜査官たちはブラックバーン軍曹を核テロリストだと疑っている。

【アメリカ側】ブラックバーン軍曹は再び過去のイラクの話をする。イラクにいたブラックバーン軍曹はテロ組織のボスとその腹心であるソロモンと呼ばれる男を追っていた。だが瀕死の重症を負ったボスは「ソロモンに騙された」とうわごとを言いながら死ぬ。またブラックバーン軍曹はテロ組織に核爆弾を売ったロシアの武器商人の情報を入手する。

【アメリカ側】アメリカはロシアの武器商人を追うことにした。そのときブラックバーン軍曹は謎の部隊から襲撃を受けて反撃する。彼らの死体を調べると…ロシア軍だった。そして現場にはロシア軍との交戦を許可する命令が下された。ブラックバーン軍曹の戦友は「戦争を防ぐために戦争を始めるのか!」と皮肉を叫ぶ。
しかしロシア軍の猛攻の前にブラックバーン軍曹の戦友たちは死んでいく。

【ロシア側】デュマは自国の核爆弾を流通させた武器商人を追っていたが、背後からはアメリカ軍(ブラックバーン軍曹たち)が迫ってきていた。デュマは何とか武器商人のアジトを壊滅させたのだが…

【アメリカ側】戦友を失いながらも、ブラックバーン軍曹は武器商人のアジトにたどり着く。そこは既に壊滅していた。その時、デュマという男がブラックバーン軍曹に話しかける。デュマは核爆弾がソロモンの手に渡ったことを説明した。デュマはとにかく核爆弾を止めることをブラックバーン軍曹に提案する。デュマは言う、「パリとニューヨークを救うのは俺達しかいない」
だがそこにブラックバーン軍曹の上官が乗り込んでくる。核爆発を止めるためには、デュマを生かさなくてはならない。そのためにブラックバーン軍曹(プレイヤー)は上官を撃ち殺すのだ!

上官殺し。それがブラックバーン軍曹が取調を受けている理由だった。さらに核爆弾テロを企ているソロモンが、実はアメリカの諜報員だったことが判明。もう誰もブラックバーン軍曹の言うことを信じない。その時ニューヨークの地下鉄が暴走したという情報が入る。

核爆弾がそこにあると確信したブラックバーン軍曹は脱走して地下鉄に飛び移る。そしてソロモンを取り押さえて核爆弾の起爆装置を外した!

【ロシア側】デュマは死んでいなかった。デュマは放射能に蝕まれた体を抱えながら、ニューヨークを救ったブラックバーン軍曹の経緯を手記に記すのだった………。


という実に映画的なストーリー。ブラックバーン軍曹とデュマが国家を越えて繋がりを持つクライマックスには感動した。おいしいところを全部アメリカが持って行き、おいしくないところは全部ロシアとフランスが担当しているのが気になるけど。

MW3とBF3はよく比較されるけど、どっちかというとMW3のほうが評価高い。でも世界大戦が起きてしっちゃかめっちゃかになるMW3よりも一兵士の視点を大事にしているBF3のほうが俺は好きだ。

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おとうさんのスーパーファミコン

世間ではニンテンドー3DSが発売されたけど、我が家では20年間現役だったスーパーファミコンがついにご臨終となった。先月のことだ。スーファミを使っていたのは父親で、将棋ゲームの森田将棋のためだった。この森田将棋シリーズは1991年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝している。でも父親はコンピュータ相手にも余裕で勝てて「一番強いコンピュータのレベルを相手にして飛車角落ちでも勝てる」と言っていた。

スーファミはメンテナンスなんて一切無しで20年以上も動き続けてくれたが、いよいよ壊れてしまった。だから俺はプレステ2を父親の部屋にセッティングして適当な将棋ソフトを中古で購入した。ところがプレステ2で将棋を指した父親が嘆いた。

「コンピュータに勝てない」

コンピュータのレベルを調べてみると、そのゲームで一番弱いレベルだった。

うちの家族はとても驚いた。スーファミよりも遥かに進化したプレステ2の頭脳に驚いたわけではない。父親は15年くらいスーファミの将棋をやり続けていた。うちの家族にとってスーファミで将棋する父親の姿が日常の風景だった。そんな父親がプレステ2の最弱レベルにも勝てないことに驚いたのだ。あんた強かったんじゃないのか。

父親が言うにはスーファミの将棋ゲームはコンピュータの指し方がパターン化されていたので勝てたらしい。15年間勝ち続けた父親は将棋をやっていたというよりも、必ず解けるパズルゲームをやっていたのだろう。将棋や囲碁やチェスは勝ち続けても強くならない。負けないと成長しない。だから最弱レベルのコンピュータに負け続けていた父親は3週間ほどであっという間に強くなり、今はコンピュータのレベルを上げて遊んでいる。15年間の勝利よりも3週間の敗北のほうが将棋的には意味のある時間だったのだ。

でもゲームは楽しければいいと思う。俺もPCゲームのポピュラスやエイジ・オブ・エンパイアシリーズを長年親しんでいるけど、ずっとシングルプレイなのでオンライン対戦で腕を磨いている達人たちには瞬殺されるだろう。だけど強くなることが目的じゃないのでこれだけで十分に楽しい。

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