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土曜日, 5月 26th, 2012放射能とレディ・ガガ 東日本大震災コメディ映画『青いソラ白い雲』
日曜日, 5月 20th, 2012遂に東日本大震災を題材にしたコメディ映画が生まれた。早っ!といっても直接的にネタにしたわけでもないし、被災地を題材にしたわけでもない。ネタになっているのは震災後の滑稽な東京の姿だ。
今から映画の序盤のストーリーを解説します、序盤の展開のみネタバレとなっています。
- 映画のストーリー(震災前)
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物語のヒロインは、ちょっとしたセレブ人生を歩んでいる女子高生リエだ。リエのお父さんは旅行会社を経営している結構な金持ちなので、リエは苦労知らず。さらにリエは美貌と美脚の持ち主なので、女子高生たちに大人気の読者モデルとしても活躍している。
2011年3月10日、リエは友人たちと集まって談笑する。リエは間近に迫った卒業式には出ないでロサンジェルスへ留学してしまう。卒業式に出ない理由はロサンジェルスでレディ・ガガのライブを観るためだ。リエの友人で歌手デビューが決まっているアズサは
「レディ・ガガなんてマドンナのパクリ」
と一刀両断するけど。リエの元カレもやってきた。元カレはイケメンだけど、あまりにも頼りがいの無いナヨナヨした男なのでリエにフラれたのだ。そのとき地震が起きる(3月10日の前震)。元カレはニュージーランドのクライストチャーチ地震を引き合いに出して
「海外は危険、ロサンジェルスに行かないで安全な日本にいて」
とリエに頼むが、リエは
「ニュージーランドに近いのはロサンジェルスよりも日本よ」
と呆れる。こうしてリエはロサンジェルスへ旅立った。次の日、東日本に大地震が発生した。東北地方は津波に襲われ、原発はメルトダウンした。
- 映画のストーリー(震災後)
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2011年3月22日、リエは日本がどうなったのだろうと確認するためにガイガーカウンター持参で東京の自宅に戻ってきた。
リエが自宅前にいると、例の元カレがやってきた。元カレは被災地で震災ボランティアと活躍していて見違えるように男らしくなっていた。元カレは飼い主が津波で死亡した被災犬をリエに預けると、救援物資を抱えてまた被災地へ戻って行った。
震災の影響で旅行業界は大打撃を受けてリエの父さんの会社は倒産した。それどころか顧客に代金を返済しなかったため、お父さんは詐欺罪で逮捕された。自宅もヤクザに差し押さられてしまった。リエのクレジットカードは使えなくなったし、どこに行くにもタクシーを使うリエの現金はあっという間に無くなった。困り果てたリエだが
「こんな時だからこそ日本人同士助けあおう!」
という人にロサンジェルスに帰るための航空券も盗まれたために人生終了。しかたなくリエは公園で野宿する。お巡りさんが
「こんなところで寝ると危ないよ」
と諭してくると、寝ぼけたリエは
「危ない?ここは何ミリシーベルトですか?」
と聞き返す。 - 映画のストーリー(本筋)
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食べ物も住む処も無くなったリエは被災犬と一緒に東京を歩く、その時リエの耳にレディ・ガガのボーン・ディス・ウェイをパクったとしか思えない日本語の歌が聞こえてきた。歌声のほうを見てみると、まったく客を集めていない路上アーティストがレディ・ガガのように熱唱しながら自主制作CDを売っていた。よく見てみると路上アーティストはアズサだった。震災のせいで歌手デビューの話が消えたアズサは、自分が嫌いなレディ・ガガをパクリながら流しで活動していたのだった。
リエはアズサに生活を助けてもらうようにお願いするが、セレブ人生を歩んできたため生活力が欠落しているリエと、たくましく現実を生きるアズサとの同居生活がうまくいくはずもなく…。
- 不思議の国のリエ
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ここまでが序盤の展開だ。このあとはプチセレブ人生から転落したリエが庶民として生きて行くカルチャーギャップコメディとなる。カリスマ読者モデルだったリエがスーパー(のチラシの)モデルまで落ちぶれるとか。演技陣ではリエ役の森星(もりひかり)とアズサ役の村田唯の二人が抜群に良い。
でもこの映画は単なるカルチャーギャップじゃあない、リエが生きて行くのは震災後の東京だ。この映画が描くカルチャーギャップには東日本大震災と原発事故で価値観が変わってしまった日本人も含まれる。震災後の日本に住む俺が、震災後の人々を描いたこの映画を観てカルチャーギャップを感じるのだから不思議なもんだ。
監督の金子修介は本作を<「不思議の国のアリス」パターン>って表現しているけど、確かにそうだ。プチセレブだったリエが震災後の東京で奮闘する姿は、異世界を冒険するアリスに重なる。
リエが出会う人々は震災後で意識が変わった人々なのだ。例えば放射能を恐れるあまりデマメールを転送する人、放射能に襲われる日本から逃げ出さない外国人(ゴジラ好きというのが皮肉)、リエの犬が被災犬というだけでやたら感動するウザい人、っていうかそのウザい人ってこの映画の本来のメインターゲットじゃねえか!
- 警告
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ネタバレが増えていきます。
- メルトダウン
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この映画で特に優れていると思ったシーンは、リエの状況をメルトダウンを使って説明しているところだ。リエが周囲の人たちが嘘ついていることに気が付くシーンがあるんだけど、その時ラジオからは政府と東京電力が炉心溶融を認めるというニュースが流れてくる。
東京電力がメルトダウンをしぶしぶ認め始めたのは5月になってから。リンク先は燃料の大量溶融、東電認める 福島第一1号機という2011年5月13日の記事だけど、2号機と3号機についてはまだ大量溶融を認めていなかった。
多くの日本人は3月の時点で「いやもう溶けているだろ!」とツッコミ入れていて、本当のことを言わない政府と東電にうんざりしていたはずだ。俺は4月の時点で東電の嘘を笑うエントリを書いて、10年以上やっている破壊屋史上最高アクセス記録となった。そんな俺でも5月の大量溶融の報道は「え?そこまで酷い状況なの?」と衝撃を受けた。
嘘つかれていることにリエが衝撃を受けるシーンに、原発事故隠しという日本人がもっとも強い衝撃を受けた嘘を重ねていて面白い。
- 東京電力と自主規制
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そしてこのメルトダウンのシーンは、監督本人が「自主規制した」と言っているところでもある。さっきの「政府と東京電力が嘘ついていた」というシーンは伏線になっていて、クライマックスでリエが
「皆、ウソばっかり。政府と同じじゃない」
と周囲を糾弾するシーンに繋がる。しかしここは当然伏線を回収するシーンなので
「皆、ウソばっかり。政府と東京電力と同じじゃない」
というセリフになるべきだ。でも監督が削ってしまったのだ。監督本人がこのシーンの自主規制について語っているが、確かに自主規制した監督の気持ちはわかる。商業映画で嘘つきの代表例として固有の社名を出すのは難しい。でも削らないで欲しかったかな。
- 犬と難病と妊娠と
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俺がこの映画に大きく感動した理由がもう一つある。『青いソラ白い雲』を構成する要素は犬・難病・妊娠だ。これらは数年日本映画界で安易に使われてきた要素で、犬や難病キャラが出てくるだけで「あ、またか」とうんざりさせられる。またこういう要素を使う映画は駄作ばっかりだった。
でも金子修介監督はこれらの要素を逆手に取った。ヒロインは被災犬を押し付けられた人だし、妊娠ネタは「放射能だらけなのに妊婦がマスクしていないなんて!」と焦りだすキャラを登場させてギャグにしてしまう。難病で死ぬシーンもギャグっぽく撮っている。今までの日本映画が感動させようとして失敗してきた事に、逆のアプローチで取り組んでいるのだ。
- 放射能コメディ
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『青いソラ白い雲』は2012年現時点で商業作品が震災や放射能をどこまでコメディとして扱えるか踏み込んでいる。震災後の状況を誰もコメディとして捉えることができなくて、唯一やってくれているのはネット上の不謹慎ギャグという状況が俺には不満だった。だからこそ『青いソラ白い雲』は2012年の俺の暫定ベスト1映画だ。
だけどこの低予算映画『青いソラ白い雲』はまったく話題にならなかった。監督のインタビューやブログを読んでいると宣伝から放射能コメディの要素が消されたのがよくわかる。ライターのとみさわ昭仁さんと飲み会に行ったときに、とみさわさんが
「この映画が大ヒットしていたら抗議する輩が出てきたと思う」
と言っていたけど、きっとその通りだろう。でも『青いソラ白い雲』が踏み込んで描いたギャグの数々は、今後の日本の映画やテレビ番組作りにきっと良い影響を与えるはずだ。世間的な評価はマイナーな佳作コメディだろうけど本作は2012年を象徴する映画だ。これは『青いソラ白い雲』の最大級のネタバレなので、未見の人は可能な限りクリックしないで欲しいけど、今この時代にこういうキャラクターを登場させただけでもこの映画は素晴らしい。
- 青いソラ白い雲
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放射能コメディというのもこの映画の一つの要素に過ぎなくて、この映画はラストで震災後の日本をどうやって生きればいいのかまで踏み込んでくる。タイトルの本当の意味がわかったとき、感動というよりも清々しい気分になった。
- オマケ
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ちなみに金子修介監督は「犬と少女というテーマで映画を作ってくれ」という依頼を映画会社から受けていた。映画のテーマとしてはかなり安易なもので、同じテーマを扱った大橋のぞみとソフトバンクの犬が共演する映画『大好きなクツをはいたら』は完成することなく大橋のぞみごと消えた。
hakaiya Twitter May 19th
土曜日, 5月 19th, 2012hakaiya Twitter May 12th
土曜日, 5月 12th, 2012機動警察パトレイバー:Lの悲劇
日曜日, 5月 6th, 2012機動警察パトレイバーのアニメ版は全部で70エピソードあるんだけど、パトレイバーファンに「一番好きなエピソードは?」って聞くと様々な答えが返ってくると思う。
俺が一番好きなのはミステリー系のエピソード『Lの悲劇』で、内容はこんな感じだ。
- 銃による悲劇の始まり
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ある夏の日、銃を持った犯人たちによる立てこもり事件が起きた。パトレイバー第二小隊の太田は犯人に対してブチ切れてしまい、リボルバーカノン(レイバー用の超大型拳銃)をぶっ放してしまう。犯人たちは無事だったが、立てこもり現場はどえらいことに。
第二小隊の後藤隊長は呆れ果てて言う
「お前たちは地方公務員だぞ、自閉症児や不良少年が主人公のロボットアニメじゃないんだぞ」
銃で大失態を犯しても全く反省の無い第二小隊のメンバーは、富士の裾野にあるレイバー隊員養成学校(通商:レイバーの穴、タイガーマスクのパロディ)での再訓練を命じられる。 -
ズドーン! - 心霊現象
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富士の養成学校には後藤隊長と南雲隊長の他に、養成学校の佐久間教官と雑用係のゲンさんの合計4人がいた。
第二小隊が風呂に入ると風呂の色が真っ赤な血の色に染まる事件が起きる。血の色の正体はレイバー訓練用のペイント弾塗料だった。後藤隊長と南雲隊長は何か心当たりがあるのか深刻な顔をする。
それから養成学校で次々に心霊現象が起きた。極めつけは少女の幽霊が「お願い…撃たないで…」と太田に懇願してくることだった。
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少女の幽霊、怖い - 謎の美少女
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主人公コンビの野明と遊馬は、養成学校近くの駄菓子屋へ行く。そこには遊馬の馴染みのじいさんはいなくて、代わりに幽霊にそっくりな少女が店番をしていた。
遊馬は馴染みのじいさんを見つけた。最初は仲良く喋っていた二人だが、遊馬が養成学校にいると知るとじいさんは突然態度を変える。遊馬はじいさんに拷問をかけて養成学校で起きた悲劇について聞きだした。
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駄菓子屋の少女 - 養成学校での悲劇
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養成学校では悲しい暴発事件が起きていたのだ。しばらく前にレイバー同士の模擬戦闘訓練があり、警察官の家族が招待客として来ていた。しかしレイバーのペイント弾が暴発し、招待客だった少女に直撃して彼女は死亡した。この事件は公にならなかった。第二小隊のメンバーは警察の隠ぺい体質と、後藤隊長と南雲隊長の態度に失望する。
ペイント弾が直撃し招待客の少女が死亡する - 暴発事件の再現
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第二小隊のメンバーによるレイバー同士の模擬戦闘訓練が始まる。そのときレイバーが勝手に動いて少女が死亡した時と同じような動作をした。レイバーは第二小隊のメンバーに向かって引き金を引く!暴発事件の惨劇が再び起きると思いきや不発だった。しかし佐久間教官は事件が再現された事におびえる。これも心霊現象なのか?
おびえる佐久間教官 - 心霊現象ではなかった
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第二小隊のメンバーは心霊現象かどうかを調べるために優秀なプログラマーのシゲさんを東京から呼びよせる。シゲさんは「レイバーの動きが事件を再現するようにプログラミングされていた、こんなことが出来るのは俺くらいなもん」と調査結果を報告する。
そして遊馬は雑用係のゲンさんが一度も姿を見せてないことに気がついた…。
- 警告
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以下ネタバレです!OVAを観たほうがずっと面白いです!
- 思いつめた少女の犯行
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遊馬は事故で死んだ少女の写真を入手して、彼女が駄菓子屋の少女とソックリなことに気がついた。遊馬はじいさんを再び拷問にかけて真実を聞きだす、駄菓子屋の少女は事故で死んだ少女の妹だったのだ。
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これは一度目の拷問シーン -
駄菓子屋の少女は姉が死んだ事件を恨み養成学校に心霊現象の嫌がらせをしていたのだ。
シゲさんは「あんなプログラミングが少女に出来るわけない!」と反論するが、遊馬は雑用係のゲンさんが嫌がらせの協力をしていた事実まで暴いていた。ゲンさんの部屋を調べてみると、数々の心霊現象の小道具やプログラミング系の本が置いてあった。
駄菓子屋の少女はそこまで思いつめていたのだ、第二小隊のメンバーは銃が起こす悲劇の大きさを痛感し反省する。そしてこのまま少女とゲンさんは逮捕されてしまうのか?
- 警告
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以下ネタバレのネタバレです!OVAを観たほうがずっと面白いです!
- 意外な真相
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第二小隊のメンバーで一番頭のいい香貫花が
「誰も逮捕されないわよ!事件が出来過ぎているわ、推理小説でよくある手口よ」
と言う。香貫花が言うには養成学校の暴発事件なんてウソぱっちだし、ゲンさんなんて男は存在しない、心霊現象の犯人は第二小隊のメンバー以外全員で、プログラミングはシゲさん本人がやったはず、過去の写真の少女と駄菓子屋の少女は同一人物で誰も死んでないと言う。全ては第二小隊のメンバーに銃の取り扱いを反省してもらいたいが故の大がかりなイタズラだったのだ!何てこった!
犯人のみなさん仕掛け人と思われる後藤隊長は「それは香貫花の推理で、証拠がない」と反論するが、そこで香貫花は意外な証拠を出してくるのだった!
ストーリー解説はここまで。このストーリー解説はちょっとはしょっていて、本当は少女の兄(これも架空)が出てきたりする。タイトルの元ネタはエラリー・クイーンか『Wの悲劇』のどれかわからないけど、Lはレイバーの略だと思う。
というわけで『Lの悲劇』はミステリーの大技である全員犯人ネタだった。通常の全員犯人ネタと違うのは、犯人側にレギュラーキャラの南雲隊長(劇場版パトレイバー2のヒロイン)というマジメキャラを使っていて、意外性を引き立てている点だ。
また兵藤まこが声優をする少女の使い方がとても巧みで、脚本もさることながら彼女のキャラクター演技がトリックの組み立てに一役買っている。香貫花が証拠を出してきたあとの大オチも見事だ。ちなみにLの悲劇はパトレイバーの旧OVAシリーズ(アーリーデイズ)に入っている。脚本は伊藤和典だ。
俺にとってSFアニメってガンダムでもエヴァでもなくてパトレイバーなんだよなぁ。今回Bootleg Basic執筆用にパトレイバー全70エピソードを見返したけど、エピソードによっては出来不出来が大きいけれど、今でも色あせない傑作エピソードも多いことに驚いた。基本的にはレイバーが出てこないエピソードに傑作が多い。あとパロディネタがめっちゃ多いのも特徴だ。ちなみにゆうきまさみの漫画版も傑作です。
押井守が脚本を書いたエピソードだと、延々と出前を注文するシーンが続く『特車二課壊滅す!』や、ゲームのウィザードリィをベースにしたドタバタコメディ『地下迷宮物件&ダンジョン再び』が有名。
伊藤和典が脚本を書いたエピソードだと、ウルトラマンとパトレイバーを融合させた『CLATよ永遠に&星から来た女』、東京湾の怪獣とオキシジェン・デストロイヤー(ただのドライアイス)で対決する『4億5千万年の罠』、東京でクーデターが起きる『二課の一番長い日』が有名かな。
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